公開処女喪失させられた王女は魔力を奪われました

空田かや

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10 落ち葉のベッド

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日が完全に落ちる前に、スーリは森の中に、微力の魔術で何とか寝床を作ってくれた。

大きな木の下に、透明のシールドを張り、虫などが入らないようにする。

そして、魔術を使って落ち葉を集め、その中に敷き詰めた。

「落ち葉に虫が付いている!」と騒いだシャルリンテに舌打ちをしたスーリは、落ち葉から小さな虫を全て浮かせ外へと追い出す。

その落ち葉の上へ、持ってきた袋から布を出し、敷いてくれた。

「シールドの中は、寒くないはずです。掛け布団はないから…あなたの上着と私のマントで我慢してください」

その気持ちの良さそうな寝床の上に、身を投げ出して転がったシャルリンテのお腹は盛大に鳴る。

ぐ~!!

「……お腹が空いた」

「でしょうね…」

そう言うと、スーリは袋から焼き菓子や飴玉を出した。

それは、いつもシャルリンテの部屋に常備されていた菓子類だった。

「…とっさに掴んで持ってきたので、こんなものしかありません。明日は食料を調達しますから…今日は…これで…」

ひもじそうな顔で寝ているシャルリンテの口の中に、スーリは甘い焼き菓子をちぎって入れた。

いつもは感動もなく食べていた焼き菓子のおいしさに、涙が出そうになりながら一個をすぐに食べ終える。

「…スーリは食べないの?」

「あなたの分がなくなってしまうから…私はこれで…いいです」

そう言うと、スーリはシャルリンテの唇にキスをする。

突然色気を出したスーリは、魔術を使ったのか侍女のドレス姿ではなく、シャツ姿に替わっていた。

シャルリンテのドレスも、魔術で勝手に寝間着に替えている。

シールドの中には魔術で出した、うすぼんやりとした明かりが、いつの間にか灯っていた。

そして、まるで当然の事…というようにシャルリンテを組み敷き、営みを始め出したスーリにシャルリンテは声を上げた。

「何を…しているのよ…!」

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