【完結】姫ポジ男子は王子様に敵わない

じょうがさき

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第18話 ※

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 体育祭の練習も終わり、疲れたのもあって早めに夕飯を食べてお風呂も済ませた。
 朔は部活対抗リレーのことで集まりがありバタバタしていて、2人でゆっくり出来たのは点呼が終わった後だった。


「ん、……朔、ちょ、ちょっと……んんっ」

 元々口数の少ない朔が、更に口数を減らしている気がする。代わりに何度も唇が重ねられて、身体がぎゅうっと抱き寄せられる。

「んん、くるし……いぃ……んっ」

 食べられてしまうかのような勢いで舌が吸われて、力が抜けた身体をベッドの上に仰向けに倒される。
 何も言わずにシャツの中に手が滑り込んできて、するするとズボンと下着もおろされてしまった。

「ん、なに、……どうしたの、朔?」

 ほぼ毎日イチャイチャしているけど、さすがに様子がおかしい。
 胸元にちゅうっと吸いつく朔の頭を撫でながら視線を向けると、ぴたっと動きを止めて項垂れるようにのしかかってきた。

「……バイトする」
「えっ、ええ、急になんで?」
「お金持ちになる……」

 脈絡のない、朔の言葉に不思議に思っていたけど、『お金』というワードではっと思い出す。

「もしかして、借り物競走のこと……?」
「お金持ちになれば、先生に勝てる?」

 正直すっかり忘れていた。

「え、あれは……たまたま近くに先生がいただけだよ?」
「……うん」
「だから、お金持ってそうとかも適当に言ったし」
「……でも、奏に選ばれたかった」

 朔のちょっと拗ねたような声に、ズキンと胸が痛む。先生が言っていた通り、本当に悲しんでいるとは思わなかった。

「え~ごめん、朔……あっ」

 仕方ないと切り替えたのか朔はすっと上体を起こすと、僕の両脚を開いて、少し熱を持った自身をパクッと咥えた。

「あ、うっ、それ、しなくていいよぉ……」
「……やだ」
「んんっ、や、あっ」

 先端がくるくると舌先でくすぐられて、ちゅうっと吸いつかれる。
 ぞくぞくと身体が震えて、内腿がぴくっと痙攣する。

「や、やだっ、これ、んっ……すぐ、出ちゃう」

 朔の大きい口が、竿もほとんど飲み込んでしまう。熱い口内で刺激される快感に、身を捩って逃げようとするも、お尻を掴まれて更に奥まで飲み込まれる。

「あっ、あ、朔……っ」

 自身が包まれて吸われる感覚に、すぐに達してしまいそうだった。朔の頭を押して離そうとするも、全然動かない。

「でちゃ、うっ、あ゛、あっ」

 ドクン、と朔の口の中で果ててしまい、朔の喉からゴクンと飲み込む音がした。

「やだ、なんで飲んで、……あっ、ううっ」

 休む間もなく、にゅるっとジェルをまとった指が後孔に入り込んでくる。
 お腹側にぐりぐりと指を突き立てられたまま、達したばかりの自身が再び口内に包まれる。

「やっ、あっ、~~~っ」

 朔の頭を押しのけようにも、ぐしゃっと髪の毛を乱すだけで力が入らなくなってしまう。
 がっちりと腰を抱え込まれて、びくんと跳ねた動きさえ封じられてしまった。

「で、る……また、出ちゃ、う……っ」

 ぐりぐりと中が抉られるように押されて、膝がさっきから勝手に揺れている。
 敏感な自身の先端に舌が這う感覚がして、ゾクゾクと腰から痺れるような快感に襲われる。

「ひっ、イ、ッちゃ、う゛ぅ……っ」

 ビクン、と身体が震えて自身が脈打つ感覚がした。ぎゅうっと締めつけてしまったことで更に圧迫される中も気持ち良すぎて、頭の中がチカチカする。
 呼吸を忘れて仰け反った喉からは変な音がした。

「は……ううっ……」

 ちゅぽっと口を離され、ようやく自身が解放されると、全身の力が一気に抜けるような脱力感に襲われた。

「や、……朔、待って、やぁ……」

 ぐったりと力の抜けた僕の後孔には、まだ朔の指が入ったままで執拗に擦られている。

「ひ、ぁ……イ、ッちゃ、う……っ」

 自分の身体なのか疑いたくなるくらいガクガクと痙攣する脚を掴まれると、更に責められて熱が込み上がってくる。

「あ、あっ……イ……ッ、へぁ……?」 

 爪先がぴんと張って身体がぶるっと震え、達しかけた瞬間に指が抜かれた。
 ぐるぐると身体に熱が巡るようなもどかしさに、思わず変な声が出てしまった。

「……ん、……朔?」
「奏は……俺のだよ」

 焦らされた場所に、朔の熱が当てがわれる。充分な程ほぐされたそこは一気に奥まで昂りを飲み込んだ。

「は……っん……あ」

 ずんっとお腹の奥まで届く熱の衝撃に、一瞬声が出なくなりながらも、覆い被さって何度も唇を重ねてくる朔を薄目で見つめた。

 め、めちゃくちゃ根に持ってる……。

 普段涼しい顔してる朔が、少し息を荒げながら顔を上気させ、眉間に皺を寄せる。
 その表情を見て、更にぞくぞくとたまらない感情が込み上げてくる。

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