最強のアラサー魔導師はかつての弟子達に迫られる~ただ冒険者を始めようとしただけなのに弟子達がそれを許してくれない~

おやっつ

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第1章:帝国での暮らしを始める

第19話:ミラの意外な気持ち

───あれから少し時が経ち

「本当に2人とも思い込みが激しいな………。」

「す、すみません……。」

あれから声を出すのですら苦しいっていうのに、2人を説得するのに10数分も喋り続けてしまった。
別にさっきの状況を見て誤解するのは仕方が無いとはいえ、せめてこっちの弁明を聞いて欲しいものである。

「まぁいいか。そういえば、ミラはなにか伝言を預かってたんだよな?一体誰からなんだ?」

「ギルドマスターから。でも元を辿れば帝王からだって。」

「帝王だって………!?」

帝王といえば、若い頃は世界中を旅しながら魔物と戦い、当時は世界最強とまで謳われた人だ。その成果が認められ、今は帝国の王、帝王になっていると聞く。

「なんで黒龍3体で帝王から………。」

いや、よく考えれば当たり前だ。黒龍はこれまで3度しか現れたことがないと言われていたのに、今回は1度に3体だ。そんなこと、国の危機以外の何物でもない。

「はぁ………。なんでこんなにずっと忙しいんだろうな………。」

「ギルドマスターは怪我が治って来れるようになったら来てって言ってた。」

ちなみに折りいった話になりそうだったので、サラとヒュイにはさっき部屋から出て行ってもらった。

「ギルドマスターはそう言っても、帝王も関係してるとなると、早めに行っといた方がいいよな……?」

「私もそんな感じする。」

「だよな………。」

歩ける程度になったらまたギルドに向かってみるか。

───数日後

コツ、コツ、コツ、といった音がなる靴を履いたのはいつぶりだろうか。

ミラから話を聞いてから数日が経ち、俺はミラと一緒にギルドに向かっていた。

それにしても俺やサラ、ヒュイと実力はそんなに離れていないとはいえ、まだ20歳にもなってないんだもんな。普通にすごすぎる。

あといくら成人してるとはいえ、こんなに年の差がある異性2人が歩いていると周りからも注目されるな。

※この世界での成人は15歳です。

「やっぱり別々で行かないか?俺らが2人でいると目立つっぽいし。」

「師匠は1人で歩いてても注目されるから関係ないでしょ。」ボソッ

「なんか言ったか?」

 「何でもない。」

「………?そうか。」

師匠は自覚ないだろうけど、師匠はイケメンで、服を着ていても筋肉が目立ち、ガタイがいい。だからこれまで気づいてないで街中で歩いてるといつも女性の目を惹き付けてる。

ヒュイもサラも大人っぽいし、師匠もそういう女性が好きなのかな………。

いや、今はそんなこと考えてちゃダメだ。ギルドマスターと会うんだからしっかりしないと!

そんなことを考えながら私と師匠は人の視線を集めながらギルドへと向かうのだった。



・・・・・・・・・あとがき・・・・・・・・・
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