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第2.5章:いきなり始まるダンジョン生活
第38話:スライムがトラウマになる聖級魔導師
───9階層目
翌日、俺らはあれから6階層、7階層、8階層と順調に進めてきていた。やはり隠密魔術を使っているおかげか今でもミノタウロスのようなイレギュラーには出会っていない。
「ミラ、ここは水属性の階層みたいだ。」
「了解。」
5階層を終えて6階層目からは各層で魔物がなにか1つの属性を使ってくるようになった。6階層目では火、7階層目では雷、8階層目では土、ここ9階層目では水と言った感じだ。
正直、土属性が1番厄介だった。魔物自体はミノタウロスやフュシラほど強くはないが、土属性はことごとく道を塞いでくるからだ。
「水属性なら厄介事は起こらないし大丈夫だな………」
───1時間後
「………そう思っていた時期が俺にもありました……。」
なんとか9階層目をクリアしたが、9階層目で魔物と戦っていたら何回も何回も水を出してくるせいで、辺りが巨大な水溜まりのようになってしまい、体中がずぶ濡れになってしまった。
「面倒くさいな………。」
「任せて。風(ウィンド)。」
風(ウィンド)………風属性の初級魔法で乾かしているのか、発想が柔軟だな………。
「ありがとうな、ミラ。」
「うん。」
とりあえず次の10階層目で今日の目標は達成だ。
一体どんな魔物が待っているのだろう………って、
「またエクストラボス?」
階段を下った先にはデジャブを感じるような扉がそびえ立っていた。くそ、もうどんなのでもいいからかかってこいよ!
ここまできたらもうヤケクソだ………って、
「ただのスライムじゃないか?」
これがエクストラボス?さっきのフュシラの方が圧倒的に強いだろう。ダンジョンの作り方でも間違ったのか?
「まぁいいか、風刃(ウィンドカッター)。」
───シュッ
「あれ………スライムはどこに?………ってもうそんな端っこに移動したのか!?」
魔法を撃った瞬間スライムが消えたかと思ったら、この一瞬でボス部屋の端まで移動していたようだ。
もしかしなくとも、これは嫌な予感しかしない。
「本当の鬼ごっこ開始ってか?」
俺らの魔法VS移動速度が化け物のただのスライム
の本格的な追いかけっこ………という名の鬼ごっこが始まった。
───3時間後
「や、やっと当たった………ハァ、ハァ……。」
あれからなん時間が経った?俺もミラも体力も魔力も大量に消費してしまった。
「こいつ、命の危険を1番感じなかったくせに1番俺らを苦しめやがって………!!」
俺らは今、スライムに対してこれほどない怒りを抱いていた………安全圏の階段から。
「まぁ、なにはともあれ、目標は達成だ。」
明日は18階層まで進もう………今日は目標は10階層と言ったものの、1日5階層じゃ間に合わないからもっと進みたかったが、あのスライムにめちゃくちゃ時間がかかってしまった。
「スライム………トラウマになりそうだ………。」
今日の1日で、俺はスライムに対してトラウマを持った聖級魔導師となったのだった………。
翌日、俺らはあれから6階層、7階層、8階層と順調に進めてきていた。やはり隠密魔術を使っているおかげか今でもミノタウロスのようなイレギュラーには出会っていない。
「ミラ、ここは水属性の階層みたいだ。」
「了解。」
5階層を終えて6階層目からは各層で魔物がなにか1つの属性を使ってくるようになった。6階層目では火、7階層目では雷、8階層目では土、ここ9階層目では水と言った感じだ。
正直、土属性が1番厄介だった。魔物自体はミノタウロスやフュシラほど強くはないが、土属性はことごとく道を塞いでくるからだ。
「水属性なら厄介事は起こらないし大丈夫だな………」
───1時間後
「………そう思っていた時期が俺にもありました……。」
なんとか9階層目をクリアしたが、9階層目で魔物と戦っていたら何回も何回も水を出してくるせいで、辺りが巨大な水溜まりのようになってしまい、体中がずぶ濡れになってしまった。
「面倒くさいな………。」
「任せて。風(ウィンド)。」
風(ウィンド)………風属性の初級魔法で乾かしているのか、発想が柔軟だな………。
「ありがとうな、ミラ。」
「うん。」
とりあえず次の10階層目で今日の目標は達成だ。
一体どんな魔物が待っているのだろう………って、
「またエクストラボス?」
階段を下った先にはデジャブを感じるような扉がそびえ立っていた。くそ、もうどんなのでもいいからかかってこいよ!
ここまできたらもうヤケクソだ………って、
「ただのスライムじゃないか?」
これがエクストラボス?さっきのフュシラの方が圧倒的に強いだろう。ダンジョンの作り方でも間違ったのか?
「まぁいいか、風刃(ウィンドカッター)。」
───シュッ
「あれ………スライムはどこに?………ってもうそんな端っこに移動したのか!?」
魔法を撃った瞬間スライムが消えたかと思ったら、この一瞬でボス部屋の端まで移動していたようだ。
もしかしなくとも、これは嫌な予感しかしない。
「本当の鬼ごっこ開始ってか?」
俺らの魔法VS移動速度が化け物のただのスライム
の本格的な追いかけっこ………という名の鬼ごっこが始まった。
───3時間後
「や、やっと当たった………ハァ、ハァ……。」
あれからなん時間が経った?俺もミラも体力も魔力も大量に消費してしまった。
「こいつ、命の危険を1番感じなかったくせに1番俺らを苦しめやがって………!!」
俺らは今、スライムに対してこれほどない怒りを抱いていた………安全圏の階段から。
「まぁ、なにはともあれ、目標は達成だ。」
明日は18階層まで進もう………今日は目標は10階層と言ったものの、1日5階層じゃ間に合わないからもっと進みたかったが、あのスライムにめちゃくちゃ時間がかかってしまった。
「スライム………トラウマになりそうだ………。」
今日の1日で、俺はスライムに対してトラウマを持った聖級魔導師となったのだった………。
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