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第3章:始まるは学院対抗戦
第49話:合宿3日目①│挑戦は新しい扉であるが、それを開けるか決めるのは自分だけではない
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広大な土地、見渡すは綺麗な山、澄んだ空気、見上げる空には太陽………ではなく、巨大な火球(ファイヤーボール)が浮かんでいた。
「シューファ先生、もう勘弁してくださ~い!ってうわぁっ!」
ハルは真面目で、少し内気な正確だと思っていたが、蓋を開けてみれば大きな声も出せるしドジっ子のような1面もあった。
そして今は、攻撃する魔術よりも先に自分以外の2人を補助することもできるように守護結界の練習をしていた。そのために俺が魔術を撃ち、ひたすらそれをハルが守護結界でハルの後ろにある岩を守るという練習をしていた。
「せ、先生………もう無理…です………。」
「………そうか?」
───ドガアァァン!
そんなことを言うハルに、俺は容赦なくその後ろにある岩を打ち砕く。その岩を打ち砕かれる、それはハルにとって1番いけないこと………リオナとセイハを攻撃されるのと同じ意味を持つからだ。
岩を打ち砕かれたハルのすることはただ1つ。
「じゃあ、やることは分かってるな………?」
「………は、はいぃ。」
その全身の力が抜けたような返事をした………というか、大して余力も残っていないハルは打ち砕かれた岩を風魔法で山奥まで飛ばし、3つ奥の山から同じような大きさを浮かして持ってくる。
………私はそれを繰り返し繰り返し何回もこなし、沢山あったはずの魔力が先生の組んだ練習内容によって、底を尽こうとしていた。そして今の時間は………まだ練習を始めて6時間、正午すら過ぎていなかった。
「私、少しサラ先生の方で練習を………。」
「あっちに行きたいなら行ってもいいが………あまりおすすめはできないぞ。」
そう言う先生の呆れたような目の先には、サラ先生のもとで同じく守護結界の練習をしているリオナとサラがいた。あの2人は神級魔導師、全人類の中でも実力が高い人間、その名の通り神のような強さを持つ2人が………私とは比べ物にならないほど疲れた様子で必死に守護結界を貼っていた。
「先生、あれって………大丈夫なんですか?」
「“今”は大丈夫だ。ただまぁ、サラのあの威力だと………もしかすると死ぬかもしれないな。」
え、死ぬ?なんでこの先生はそんな当たり前かのように死ぬかもしれないと口にしているんだろうか。これは殺し合いではなく、練習なのに………。
「あっちに行ってもいいが………どうする?」
「先生のもとで練習したいと思います。」
「わかった。」
シューファ先生の練習をしていたら私はすぐに魔力が尽きてしまい、魔力が回復した時には既に想像ができないほどに体全体に疲労が回ってしまう。しかし………いつ死んでしまうかも分からないサラ先生の方に居るくらいなら、シューファ先生の方が“マシ”だ。そう、マシなだけであり、できることならどちらもしたくないというのが本音だ。
「でも私は強くならないといけない。あの2人の足を引っ張らないようにするために。」
「あぁ、いい意気込みだ。」
「うわ!?私、声に出てましたか?」
「普通に出していたぞ。」
ハルは2人との差を縮めるために、俺の魔術を何度も何度も正確に弾いていた。回数を重ねるごとに、最低限の大きさの守護結界にしたり、形を変えて強度を高めたりと、自分自身で見違える成長を遂げていた。
3日目にして、魔術が何かを理解し始めて自分の弱点を補い、成長をとめずに実力を上げていった。普通の人からは分からないほどの成長ではあるが、3日間で成長した伸び幅は常人離れしていた。
───数時間後
そして日が落ち、みんなで夕食を食べていた頃に生徒の3人は話があると言い始めていた。
その話を要約すると、3人でサラと戦いたい………決闘ではないため、模擬戦という形にはなるがそれでもサラに戦いを挑むのは勇気ある行動だ。
それに対しサラは………
「すみませんが、その戦いは断らせていただきます。」
ここにいる誰もが想像できかった返事を3人に返していた……………。
・・・・・・・・・あとがき・・・・・・・・・
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「シューファ先生、もう勘弁してくださ~い!ってうわぁっ!」
ハルは真面目で、少し内気な正確だと思っていたが、蓋を開けてみれば大きな声も出せるしドジっ子のような1面もあった。
そして今は、攻撃する魔術よりも先に自分以外の2人を補助することもできるように守護結界の練習をしていた。そのために俺が魔術を撃ち、ひたすらそれをハルが守護結界でハルの後ろにある岩を守るという練習をしていた。
「せ、先生………もう無理…です………。」
「………そうか?」
───ドガアァァン!
そんなことを言うハルに、俺は容赦なくその後ろにある岩を打ち砕く。その岩を打ち砕かれる、それはハルにとって1番いけないこと………リオナとセイハを攻撃されるのと同じ意味を持つからだ。
岩を打ち砕かれたハルのすることはただ1つ。
「じゃあ、やることは分かってるな………?」
「………は、はいぃ。」
その全身の力が抜けたような返事をした………というか、大して余力も残っていないハルは打ち砕かれた岩を風魔法で山奥まで飛ばし、3つ奥の山から同じような大きさを浮かして持ってくる。
………私はそれを繰り返し繰り返し何回もこなし、沢山あったはずの魔力が先生の組んだ練習内容によって、底を尽こうとしていた。そして今の時間は………まだ練習を始めて6時間、正午すら過ぎていなかった。
「私、少しサラ先生の方で練習を………。」
「あっちに行きたいなら行ってもいいが………あまりおすすめはできないぞ。」
そう言う先生の呆れたような目の先には、サラ先生のもとで同じく守護結界の練習をしているリオナとサラがいた。あの2人は神級魔導師、全人類の中でも実力が高い人間、その名の通り神のような強さを持つ2人が………私とは比べ物にならないほど疲れた様子で必死に守護結界を貼っていた。
「先生、あれって………大丈夫なんですか?」
「“今”は大丈夫だ。ただまぁ、サラのあの威力だと………もしかすると死ぬかもしれないな。」
え、死ぬ?なんでこの先生はそんな当たり前かのように死ぬかもしれないと口にしているんだろうか。これは殺し合いではなく、練習なのに………。
「あっちに行ってもいいが………どうする?」
「先生のもとで練習したいと思います。」
「わかった。」
シューファ先生の練習をしていたら私はすぐに魔力が尽きてしまい、魔力が回復した時には既に想像ができないほどに体全体に疲労が回ってしまう。しかし………いつ死んでしまうかも分からないサラ先生の方に居るくらいなら、シューファ先生の方が“マシ”だ。そう、マシなだけであり、できることならどちらもしたくないというのが本音だ。
「でも私は強くならないといけない。あの2人の足を引っ張らないようにするために。」
「あぁ、いい意気込みだ。」
「うわ!?私、声に出てましたか?」
「普通に出していたぞ。」
ハルは2人との差を縮めるために、俺の魔術を何度も何度も正確に弾いていた。回数を重ねるごとに、最低限の大きさの守護結界にしたり、形を変えて強度を高めたりと、自分自身で見違える成長を遂げていた。
3日目にして、魔術が何かを理解し始めて自分の弱点を補い、成長をとめずに実力を上げていった。普通の人からは分からないほどの成長ではあるが、3日間で成長した伸び幅は常人離れしていた。
───数時間後
そして日が落ち、みんなで夕食を食べていた頃に生徒の3人は話があると言い始めていた。
その話を要約すると、3人でサラと戦いたい………決闘ではないため、模擬戦という形にはなるがそれでもサラに戦いを挑むのは勇気ある行動だ。
それに対しサラは………
「すみませんが、その戦いは断らせていただきます。」
ここにいる誰もが想像できかった返事を3人に返していた……………。
・・・・・・・・・あとがき・・・・・・・・・
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