21 / 43
転校生襲来編
21話 ブルーの育乳ブラですが脈ありでしょうか?
しおりを挟む
俺は、その言葉を聞いた瞬間、全神経を背中に集中させていた。目を閉じ、イメージする。
ワインレッド、つまり大人っぽい赤色に刺繍で縫われた薔薇の模様。前までは、この情報量だった。
妄想するには、十分すぎる情報量だ。
この下着が、彼女の胸を支え、たった今俺の背中に押しつけられていると考えるだけでも素晴らしい。
たがしかし!だがしかし!この追加情報。蒸れて少し濡れているだと?つまり、この今背中に感じているこの温度。この温度までもが、色気を帯びてくる。
最初は、暖かったが徐々に冷たくなっているこの温度変化さえも、この瞬間を楽しむスパイスとなる。今、俺の全て体の部位、器官さえも俺の背中に嫉妬を抱いていることだろう。
その刺激的過ぎる状況に俺は耐えきれず、気を失うのだった。
「ちょっと!蓮華!蓮華!」
目が覚めると、保健室の天井が目の前にあった。
ベットまで運んでもらったみたいだ。
「蓮華様!大丈夫ですか!」
ベットの横で向日葵が、俺の手を握ってこちらを見ている。心配そうにこちらを見ている。
「倒れたと聞いてから居ても立っても居られなくて、心配しましたわ」
「心配かけてごめんな、今は何時くらい?」
「今は昼休みですわ、お弁当を作ってきたので一緒に食べましょう」
「お?向日葵って料理できるんだ」
「はい!頑張ってチャレンジしてみました」
向日葵のお弁当か、どんな感じだろう楽しみだな。そんな期待に胸を膨らませていると、向日葵の膝から胸くらいまであるお重が彼女の隣から出てきた。見た感じ、三段か四段くらい重なっている。こんな立派なお重、正月でも見たことない。
向日葵は、お重の一つをひょいと持ち上げ蓋を開ける。
「蓮華様!どうぞ!」
そこには、黒こげになった何かがこれでもかと敷き詰められていた。茶色い弁当は、よく聞くが黒い弁当は初めてだ。
向日葵は、黒い物体を箸で持ち上げ、俺に向けて差し出した。
「はい、あーん」
ここまできたら男として食わないわけにはいかない。覚悟を決めてそれに食らいついた。
めっちゃくちゃ苦い。
まるで、炭を食べているみたいだ。
「美味しくありませんか?」
心配そうに見つめる向日葵。
「まぁそうだな、次は火加減を気にした方がいいと思う」
「すみません」
向日葵は、そそくさとお重を直そうとする。
俺は、向日葵こその手を止める。
「別に食べないわけじゃないぞ?」
「え?」
「向日葵が、俺の為に作ってくれたんだ、食べなきゃもったいない!」
「そんな無理なさらなくても」
「何言ってんだ!失敗なんて誰にでもあるさ、挑戦することに意味があるんだから、どれだけ失敗しても俺が食べてやるよ」
「……やっぱり蓮華様は、変わりませんね」
「そう?結構身長とか伸びたと思うんだけどなぁ?」
「そうですね、でも私が言っているのは心というか性格ということです」
「まぁ俺みたいなのは、そうそう変わらないしな」
「貴方だけは信じられます、貴方さえ居れば他に何も……」
「向日葵!」
「はい!?」
突然、大きな声を出したのでビクッとした向日葵。そんな向日葵の頭を撫でながら俺は言う。
「言ったろ?失敗なんて誰にでもある、挑戦することに意味があるって、一度の失敗でそう折れるな、挑戦することに意味があるだから」
「でも、それで裏切られたら……」
「そん時は俺がいる、俺はお前を裏切らない、だから少しだけ勇気を出して頑張れ」
「……やっぱり蓮華様は、ずるい人ですね、そんな事言われたら断れないじゃないですか」
「ふふっ、なんとでも言うがいい!まぁ最初は、桔梗とか紫陽花とかと話してみたらいいさ」
「分かりました、頑張ってみます」
そう言って立ち上がる向日葵。
俺に向かって、背を向け保健室の出口に向かう。
それを見た俺は、お重を一段とり向日葵の弁当を食べ始めた。
つーか保健室って飲食していいのかな? 考えても今更だしいっか。
すると、突然何かに襲われた。
目の前には、向日葵がベットに上がり俺に抱きついている。
え?どゆこと?
「私も負けてられませんからね」
「なんのことだ?」
これは、どういう状況なんだ?
向日葵の顔が、目の前から迫ってくる。
え?これってまさかその?
ちょっとちょっとまってまって!
向日葵の顔が、ほぼゼロ距離に迫った所でそっと呟いた。
(今日の下着は、バストアップ効果のあるブルーの育乳ブラですが、大きく見えますか?)
その向日葵の言葉に、俺はまた気を失うのだった。
ワインレッド、つまり大人っぽい赤色に刺繍で縫われた薔薇の模様。前までは、この情報量だった。
妄想するには、十分すぎる情報量だ。
この下着が、彼女の胸を支え、たった今俺の背中に押しつけられていると考えるだけでも素晴らしい。
たがしかし!だがしかし!この追加情報。蒸れて少し濡れているだと?つまり、この今背中に感じているこの温度。この温度までもが、色気を帯びてくる。
最初は、暖かったが徐々に冷たくなっているこの温度変化さえも、この瞬間を楽しむスパイスとなる。今、俺の全て体の部位、器官さえも俺の背中に嫉妬を抱いていることだろう。
その刺激的過ぎる状況に俺は耐えきれず、気を失うのだった。
「ちょっと!蓮華!蓮華!」
目が覚めると、保健室の天井が目の前にあった。
ベットまで運んでもらったみたいだ。
「蓮華様!大丈夫ですか!」
ベットの横で向日葵が、俺の手を握ってこちらを見ている。心配そうにこちらを見ている。
「倒れたと聞いてから居ても立っても居られなくて、心配しましたわ」
「心配かけてごめんな、今は何時くらい?」
「今は昼休みですわ、お弁当を作ってきたので一緒に食べましょう」
「お?向日葵って料理できるんだ」
「はい!頑張ってチャレンジしてみました」
向日葵のお弁当か、どんな感じだろう楽しみだな。そんな期待に胸を膨らませていると、向日葵の膝から胸くらいまであるお重が彼女の隣から出てきた。見た感じ、三段か四段くらい重なっている。こんな立派なお重、正月でも見たことない。
向日葵は、お重の一つをひょいと持ち上げ蓋を開ける。
「蓮華様!どうぞ!」
そこには、黒こげになった何かがこれでもかと敷き詰められていた。茶色い弁当は、よく聞くが黒い弁当は初めてだ。
向日葵は、黒い物体を箸で持ち上げ、俺に向けて差し出した。
「はい、あーん」
ここまできたら男として食わないわけにはいかない。覚悟を決めてそれに食らいついた。
めっちゃくちゃ苦い。
まるで、炭を食べているみたいだ。
「美味しくありませんか?」
心配そうに見つめる向日葵。
「まぁそうだな、次は火加減を気にした方がいいと思う」
「すみません」
向日葵は、そそくさとお重を直そうとする。
俺は、向日葵こその手を止める。
「別に食べないわけじゃないぞ?」
「え?」
「向日葵が、俺の為に作ってくれたんだ、食べなきゃもったいない!」
「そんな無理なさらなくても」
「何言ってんだ!失敗なんて誰にでもあるさ、挑戦することに意味があるんだから、どれだけ失敗しても俺が食べてやるよ」
「……やっぱり蓮華様は、変わりませんね」
「そう?結構身長とか伸びたと思うんだけどなぁ?」
「そうですね、でも私が言っているのは心というか性格ということです」
「まぁ俺みたいなのは、そうそう変わらないしな」
「貴方だけは信じられます、貴方さえ居れば他に何も……」
「向日葵!」
「はい!?」
突然、大きな声を出したのでビクッとした向日葵。そんな向日葵の頭を撫でながら俺は言う。
「言ったろ?失敗なんて誰にでもある、挑戦することに意味があるって、一度の失敗でそう折れるな、挑戦することに意味があるだから」
「でも、それで裏切られたら……」
「そん時は俺がいる、俺はお前を裏切らない、だから少しだけ勇気を出して頑張れ」
「……やっぱり蓮華様は、ずるい人ですね、そんな事言われたら断れないじゃないですか」
「ふふっ、なんとでも言うがいい!まぁ最初は、桔梗とか紫陽花とかと話してみたらいいさ」
「分かりました、頑張ってみます」
そう言って立ち上がる向日葵。
俺に向かって、背を向け保健室の出口に向かう。
それを見た俺は、お重を一段とり向日葵の弁当を食べ始めた。
つーか保健室って飲食していいのかな? 考えても今更だしいっか。
すると、突然何かに襲われた。
目の前には、向日葵がベットに上がり俺に抱きついている。
え?どゆこと?
「私も負けてられませんからね」
「なんのことだ?」
これは、どういう状況なんだ?
向日葵の顔が、目の前から迫ってくる。
え?これってまさかその?
ちょっとちょっとまってまって!
向日葵の顔が、ほぼゼロ距離に迫った所でそっと呟いた。
(今日の下着は、バストアップ効果のあるブルーの育乳ブラですが、大きく見えますか?)
その向日葵の言葉に、俺はまた気を失うのだった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
クラスのマドンナがなぜか俺のメイドになっていた件について
沢田美
恋愛
名家の御曹司として何不自由ない生活を送りながらも、内気で陰気な性格のせいで孤独に生きてきた裕貴真一郎(ゆうき しんいちろう)。
かつてのいじめが原因で、彼は1年間も学校から遠ざかっていた。
しかし、久しぶりに登校したその日――彼は運命の出会いを果たす。
現れたのは、まるで絵から飛び出してきたかのような美少女。
その瞳にはどこかミステリアスな輝きが宿り、真一郎の心をかき乱していく。
「今日から私、あなたのメイドになります!」
なんと彼女は、突然メイドとして彼の家で働くことに!?
謎めいた美少女と陰キャ御曹司の、予測不能な主従ラブコメが幕を開ける!
カクヨム、小説家になろうの方でも連載しています!
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
まずはお嫁さんからお願いします。
桜庭かなめ
恋愛
高校3年生の長瀬和真のクラスには、有栖川優奈という女子生徒がいる。優奈は成績優秀で容姿端麗、温厚な性格と誰にでも敬語で話すことから、学年や性別を問わず人気を集めている。和真は優奈とはこの2年間で挨拶や、バイト先のドーナッツ屋で接客する程度の関わりだった。
4月の終わり頃。バイト中に店舗の入口前の掃除をしているとき、和真は老齢の男性のスマホを見つける。その男性は優奈の祖父であり、日本有数の企業グループである有栖川グループの会長・有栖川総一郎だった。
総一郎は自分のスマホを見つけてくれた和真をとても気に入り、孫娘の優奈とクラスメイトであること、優奈も和真も18歳であることから優奈との結婚を申し出る。
いきなりの結婚打診に和真は困惑する。ただ、有栖川家の説得や、優奈が和真の印象が良く「結婚していい」「いつかは両親や祖父母のような好き合える夫婦になりたい」と思っていることを知り、和真は結婚を受け入れる。
デート、学校生活、新居での2人での新婚生活などを経て、和真と優奈の距離が近づいていく。交際なしで結婚した高校生の男女が、好き合える夫婦になるまでの温かくて甘いラブコメディ!
※特別編7が完結しました!(2026.1.29)
※小説家になろうとカクヨムでも公開しています。
※お気に入り登録、感想をお待ちしております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる