好きな子が毎日下着の状態を報告してくるのですが正直脈ありでしょうか?〜はいてないとは言われると思いませんでした〜

ざんまい

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転校生襲来編

21話 ブルーの育乳ブラですが脈ありでしょうか?

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 俺は、その言葉を聞いた瞬間、全神経を背中に集中させていた。目を閉じ、イメージする。
 ワインレッド、つまり大人っぽい赤色に刺繍で縫われた薔薇の模様。前までは、この情報量だった。
 妄想するには、十分すぎる情報量だ。
 この下着が、彼女の胸を支え、たった今俺の背中に押しつけられていると考えるだけでも素晴らしい。
 たがしかし!だがしかし!この追加情報。蒸れて少し濡れているだと?つまり、この今背中に感じているこの温度。この温度までもが、色気を帯びてくる。
 最初は、暖かったが徐々に冷たくなっているこの温度変化さえも、この瞬間を楽しむスパイスとなる。今、俺の全て体の部位、器官さえも俺の背中に嫉妬を抱いていることだろう。
 その刺激的過ぎる状況に俺は耐えきれず、気を失うのだった。

「ちょっと!蓮華!蓮華!」



 目が覚めると、保健室の天井が目の前にあった。
 ベットまで運んでもらったみたいだ。

「蓮華様!大丈夫ですか!」

 ベットの横で向日葵が、俺の手を握ってこちらを見ている。心配そうにこちらを見ている。

「倒れたと聞いてから居ても立っても居られなくて、心配しましたわ」

「心配かけてごめんな、今は何時くらい?」

「今は昼休みですわ、お弁当を作ってきたので一緒に食べましょう」

「お?向日葵って料理できるんだ」

「はい!頑張ってチャレンジしてみました」

 向日葵のお弁当か、どんな感じだろう楽しみだな。そんな期待に胸を膨らませていると、向日葵の膝から胸くらいまであるお重が彼女の隣から出てきた。見た感じ、三段か四段くらい重なっている。こんな立派なお重、正月でも見たことない。
 向日葵は、お重の一つをひょいと持ち上げ蓋を開ける。

「蓮華様!どうぞ!」

 そこには、黒こげになった何かがこれでもかと敷き詰められていた。茶色い弁当は、よく聞くが黒い弁当は初めてだ。
 向日葵は、黒い物体を箸で持ち上げ、俺に向けて差し出した。

「はい、あーん」

 ここまできたら男として食わないわけにはいかない。覚悟を決めてそれに食らいついた。
 めっちゃくちゃ苦い。
 まるで、炭を食べているみたいだ。

「美味しくありませんか?」

 心配そうに見つめる向日葵。

「まぁそうだな、次は火加減を気にした方がいいと思う」

「すみません」

 向日葵は、そそくさとお重を直そうとする。
 俺は、向日葵こその手を止める。

「別に食べないわけじゃないぞ?」

「え?」

「向日葵が、俺の為に作ってくれたんだ、食べなきゃもったいない!」

「そんな無理なさらなくても」

「何言ってんだ!失敗なんて誰にでもあるさ、挑戦することに意味があるんだから、どれだけ失敗しても俺が食べてやるよ」

「……やっぱり蓮華様は、変わりませんね」

「そう?結構身長とか伸びたと思うんだけどなぁ?」

「そうですね、でも私が言っているのは心というか性格ということです」

「まぁ俺みたいなのは、そうそう変わらないしな」

「貴方だけは信じられます、貴方さえ居れば他に何も……」

「向日葵!」

「はい!?」

 突然、大きな声を出したのでビクッとした向日葵。そんな向日葵の頭を撫でながら俺は言う。

「言ったろ?失敗なんて誰にでもある、挑戦することに意味があるって、一度の失敗でそう折れるな、挑戦することに意味があるだから」

「でも、それで裏切られたら……」

「そん時は俺がいる、俺はお前を裏切らない、だから少しだけ勇気を出して頑張れ」

「……やっぱり蓮華様は、ずるい人ですね、そんな事言われたら断れないじゃないですか」

「ふふっ、なんとでも言うがいい!まぁ最初は、桔梗とか紫陽花とかと話してみたらいいさ」

「分かりました、頑張ってみます」

 そう言って立ち上がる向日葵。
 俺に向かって、背を向け保健室の出口に向かう。
 それを見た俺は、お重を一段とり向日葵の弁当を食べ始めた。
 つーか保健室って飲食していいのかな? 考えても今更だしいっか。
 すると、突然何かに襲われた。
 目の前には、向日葵がベットに上がり俺に抱きついている。
 え?どゆこと?

「私も負けてられませんからね」

「なんのことだ?」

 これは、どういう状況なんだ?
 向日葵の顔が、目の前から迫ってくる。
 え?これってまさかその?
 ちょっとちょっとまってまって!
 向日葵の顔が、ほぼゼロ距離に迫った所でそっと呟いた。

(今日の下着は、バストアップ効果のあるブルーの育乳ブラですが、大きく見えますか?)

 その向日葵の言葉に、俺はまた気を失うのだった。
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