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奮闘する悪役令嬢
ちょっと?メルディア王子?
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ここはメルリア王国メルリア王立学園。
どこかで見たような告白のシーンが行われようとしている。
王子と特待生の女生徒が二人きりになった時分、世間では悪役令嬢と呼ばれるセリーヌ・アイカイアが草木に隠れてその告白シーンをはらはらしながら眺めていた。
なぜかと言うとセリーヌはその王子、メルディア王子の婚約者だからだ。
婚約者が道を踏み外して、もうこちらに戻れなくなってしまうことを未然に防ぐのが未来の妃の役目である。
色恋だとかそんなことは関係ない。
セリーヌは、側室は難しいかもしれないから、私だって、国を守ってくれるのならだけれど、妾に抱えるくらいのお手伝いはするつもりなのに、と側近の侍女にこぼしているらしい。
彼女こそが理想の王子妃である。
セリーヌには前世の記憶があった。
この世界のゲームを行った前世の記憶が。
だから、この話の結末は知っている。
けれどもここは現実だ。
生きているのは私なのだと。
奮起してメルディア王子をサポートしているのである。
そして、貴族だからこそ、国を守ろうとしている。
ちなみにいうと、恐らくメルディア王子も別にセリーヌのことが嫌いなわけではないだろう。
ただ、この王子はセリーヌのことが好きすぎて、いつも大人なセリーヌを焦らせようとたくらむことがよくある。
今回もそれの一種だろう。
それで、告白しようとしているわけだ。
しかも、平民の女性に。
お前王子だろ。と周りのみんなに思われていることは知らない。
それで、かわいそうなセリーヌは草木に隠れて親心で不安に思っているわけだ。
どんな愚かなことをしようとも、メルディア王子はセリーヌにとって幼いころからずっと一緒だった弟のような大切な存在だからだ。
いざとなったら止めるつもりだった。
もう取り返しのつかないことを発言してしまう前に。
それでも、本当の恋だと思っているセリーヌはメルディア王子に頑張ってほしくもあり、この形になってしまったのである。
ちなみに、場所をセッティングしたのもセリーヌである。
メルディア王子がセリーヌの嫉妬心を煽ろうとしたわけである。
見事に撃沈したようだが。
あぁ、いよいよ始まったようだ。
運命の時が。
メルディア王子はセリーヌが影に隠れているのを確認して告白を始める。
「ミリィ、大事な話があるんだが、いま、いいか?」
緊張した面持ちで彼は話しかける。
当たり前だ。そうはいっても告白である。
それにしても人を好きだと言って騙すだなんてひどいやつである。
セリーヌが知れば、結婚詐欺師だと言うだろう。
「えぇ、いいですよ。平民出で、勉強に困っていた私を助けてくれた王子のお話を遮ることはできませんしね。」
彼女は笑顔で答える。
でも、メルディア王子の真剣な表情を見て表情を引き締めた。
「ありがとう。」
しばらく下を向いていて、視線をさまよわせていたが、やがて決心がついたのか顔をあげた。
どこかで見たような告白のシーンが行われようとしている。
王子と特待生の女生徒が二人きりになった時分、世間では悪役令嬢と呼ばれるセリーヌ・アイカイアが草木に隠れてその告白シーンをはらはらしながら眺めていた。
なぜかと言うとセリーヌはその王子、メルディア王子の婚約者だからだ。
婚約者が道を踏み外して、もうこちらに戻れなくなってしまうことを未然に防ぐのが未来の妃の役目である。
色恋だとかそんなことは関係ない。
セリーヌは、側室は難しいかもしれないから、私だって、国を守ってくれるのならだけれど、妾に抱えるくらいのお手伝いはするつもりなのに、と側近の侍女にこぼしているらしい。
彼女こそが理想の王子妃である。
セリーヌには前世の記憶があった。
この世界のゲームを行った前世の記憶が。
だから、この話の結末は知っている。
けれどもここは現実だ。
生きているのは私なのだと。
奮起してメルディア王子をサポートしているのである。
そして、貴族だからこそ、国を守ろうとしている。
ちなみにいうと、恐らくメルディア王子も別にセリーヌのことが嫌いなわけではないだろう。
ただ、この王子はセリーヌのことが好きすぎて、いつも大人なセリーヌを焦らせようとたくらむことがよくある。
今回もそれの一種だろう。
それで、告白しようとしているわけだ。
しかも、平民の女性に。
お前王子だろ。と周りのみんなに思われていることは知らない。
それで、かわいそうなセリーヌは草木に隠れて親心で不安に思っているわけだ。
どんな愚かなことをしようとも、メルディア王子はセリーヌにとって幼いころからずっと一緒だった弟のような大切な存在だからだ。
いざとなったら止めるつもりだった。
もう取り返しのつかないことを発言してしまう前に。
それでも、本当の恋だと思っているセリーヌはメルディア王子に頑張ってほしくもあり、この形になってしまったのである。
ちなみに、場所をセッティングしたのもセリーヌである。
メルディア王子がセリーヌの嫉妬心を煽ろうとしたわけである。
見事に撃沈したようだが。
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メルディア王子はセリーヌが影に隠れているのを確認して告白を始める。
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それにしても人を好きだと言って騙すだなんてひどいやつである。
セリーヌが知れば、結婚詐欺師だと言うだろう。
「えぇ、いいですよ。平民出で、勉強に困っていた私を助けてくれた王子のお話を遮ることはできませんしね。」
彼女は笑顔で答える。
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しばらく下を向いていて、視線をさまよわせていたが、やがて決心がついたのか顔をあげた。
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