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モブは端にいたいのです。
夜の訪問
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ある静かな夜、鳥の鳴き声だけがこだましている。
王城の立派な王太子の一室。
その寝室に三つのノックが響いた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
私は自分の寝室にいた。
ノックの音が三回。
恐らくこれは害意のあるものではない。
ノックをする理由がないからな。
そして、この城に今いていい人間でもない。
先ほどまで気配がしていなかったし、城の者は名乗るからな。
一応の警戒はしつつ、いつもベッドの下に隠してある短剣を後ろ手に持ちながらノックの鳴った扉へと近づいていく。
一歩一歩確実に、相手に気付かれぬように。
すると、驚くことに、近づいたのを気付かれたのか相手は躊躇いもなく声を出した。
「王太子殿下、この間はありがとうございました。内密にお話したいことがございまして...。
どうか、この扉を開けていただけませんでしょうか?
ちなみに、私は貴方の側近のミカ様が好きなので、そこは誤解なさらなくとも結構です。」
王城の立派な王太子の一室。
その寝室に三つのノックが響いた。
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私は自分の寝室にいた。
ノックの音が三回。
恐らくこれは害意のあるものではない。
ノックをする理由がないからな。
そして、この城に今いていい人間でもない。
先ほどまで気配がしていなかったし、城の者は名乗るからな。
一応の警戒はしつつ、いつもベッドの下に隠してある短剣を後ろ手に持ちながらノックの鳴った扉へと近づいていく。
一歩一歩確実に、相手に気付かれぬように。
すると、驚くことに、近づいたのを気付かれたのか相手は躊躇いもなく声を出した。
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