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第二十三章-運命を超える力-
第146話「予知夢」
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羅仙界の首都・霊京の西に位置する緑枝町で、ある兄妹が暮らしていた。
兄の名前は片桐春人。妹の名前は片桐千秋。
この二人に災いが降りかからんとしているのだった。
(今日の算術の授業はちょっと難しかったな。家で復習しとかないと)
千秋は塾から帰宅する。
この町は、どちらかというと田舎で、豊かとはいいがたい。そのため、千秋たちが着ている羅刹装束も質素なものである。
しかし、服装以上に千秋の姿を見て印象に残るのは顔だ。
千秋の顔は口元を残して大半が包帯で隠されている。理由は、顔にやけどを負っているから。
千秋は、幼い頃、何者かに顔を焼かれてしまったのだ。
その時を境に視力も失ってしまったのだが、それ以前は時折不思議な光景を見ることがあった。
場所は同じなのだが、いないはずの人の姿があったり、地形が微妙に変わっていたり。
初めのうちは訳が分からなかったが、次第にこれは未来の光景なのだと気付かされた。
いないはずの人は、翌日そこを通りかかる人物。地形は、数日後に雨が降って変わる。
自分でも気味の悪い能力だと思っていたので、見えなくなったのはそれほどの不幸ではなかったのかもしれない。
ただ、顔が焼けてしまっているというのは、子供の間では未来が見えること以上に気味悪がられた。
罵られたり、石を投げられたり、子供だからこその残酷な仕打ちを受けたものだ。
だが、それでも千秋は自分が不幸だとは思わなかった。
実の兄である春人。彼がいつも自分をかばってくれていたからだ。
春人は重度のシスコンで、『やけどさえなければ、千秋は如月怜唯に匹敵する美少女になっていた』と主張して周囲にあきれられている。
そんな愛しい兄が、帰ってきた千秋を迎えてくれる。
「おかえり、千秋。塾の勉強はうまくいってるか? また、誰かにいじめられたりしてないだろうな?」
春人は、美形ではないなりにそう悪くない容姿をしている。
そのことは人から聞いたのではない。
羅刹の基本能力の一つ・魄気。呼吸と共に吐き出している気体で、それが触れたものの形状や性質を把握できる。
これのおかげで、視力のない千秋でも生活に困ることはなかった。
「うん、大丈夫だよ。兄さんは心配性なんだから」
「妹の心配をしない兄なんている訳ないだろ」
そう言って春人は、千秋のやや長い茶髪をなでてくれる。
「すぐ夕飯作るから、待っててね」
千秋は台所に向かう。
二人に親はいないので食事は当番制だが、最近は千秋が作ることが多くなっている。自分を守ってくれている兄に少しでもおいしいものを食べてもらおうと料理の腕を磨いているのだ。
親は、喰人種に殺された。そのせいもあってか、春人は征伐士――現在は討伐士と名称が改められている――として喰人種と戦い、褒賞金を得ることで生活を成り立たせている。
「いじめられてないのはいいけど、言い寄ってくる男はいないか? オレに勝てる奴としか交際は許さないからな」
調理中の千秋に、春人が後ろから声をかけてくる。
「またそんなこと言って。そんな人いないよ。兄さんこそ、いい人がいるんじゃないの? わたしより料理上手じゃないと彼女として認めないよ?」
こうして軽口を叩き合う時間が何よりも愛おしい。
顔がほとんどない自分を異性として見てくれる男性がいるとは思えないのだが、兄は本気でその方面の心配をしてくれているのだ。
こんな日々がずっと続くものと信じていたのだが。
いつもと変わらない夜を経て迎えた翌日。
朝食を作っていた千秋に、春人が血相を変えて話しかけてきた。
「ごめん、千秋! 今度の旅行だけど、また別の機会にしてもいいか!?」
こつこつお金を貯めて、二人で楽しみにしていた温泉旅行。それを急遽中止にすると。
「……? どうして?」
「それは……」
言葉に詰まる春人を見て、なんとなく理由の一端に察しがついた。
「うん。分かった」
「いいのか……?」
春人も、こうあっさりと受け入れられると思っていなかったのか、少し驚いた様子だ。
「兄さんがわたしのためにならないことを言ったことなんてないもの。きっと、わたしは知らない方がいいことなんでしょ?」
千秋は春人に全幅の信頼を寄せている。疑う気持ちはない。
実は、兄の春人にも未来を見る能力がある。
眠っている間に限られるが、予知夢を見て、近くに迫っている危険を察知することができるのだ。
春人は、この能力を使っていつも千秋を助けてくれていた。
そのおかげで、顔を焼かれた一件を除いて特別な不運に見舞われたことはない。
今回も旅先でなにかが起こるところを夢で見てしまったのだろう。
「ありがとう……」
「お礼を言うのはわたしの方だよ。また安全な時に遊びにいこうね」
これで春人は安心してくれたようだったが、最初に話しかけてきた時、いつも以上に深刻な表情をしていたことを千秋は見逃していた。
さらに翌日。
「千秋! しばらく留守にするけどいいか!? 厄介な喰人種が出たらしくて……」
春人が、昨日にも増してあせった様子で声をかけてきた。
「うん。家のことは大丈夫だけど、無理はしないでね。喰人種を倒すことより、兄さんが無事で帰ってきてくれることの方がずっと大事だから……」
「分かった」
朝食も取らずに出ていく春人だが、千秋は妙な違和感を覚えた。
まだ誰とも会っていないのに、どこで厄介な喰人種の情報を得たのか。
(また、予知夢……? でも、ちゃんと予知できたなら、危険は回避できるんじゃ……)
春人の剣術の師匠から聞いた話だ。およそ予知能力というものは、発動する度に未来が変わる。予知するのは、あくまで能力が発動しなかった場合の未来でしかない。
ちょっとやそっと不幸な出来事が起こるのを見たところで、それを踏まえて行動を少し変えれば案外簡単に不幸は回避できるものだ。
それなのに、あれだけ不安そうにしていたのは、よほど凄惨な未来を見てしまったのではないか。
千秋も不安な気持ちに取りつかれそうになったが、兄を信じて待つことにした。
春人が自分を大切に思ってくれているということだけでなく、春人の強さも信じている。
(大丈夫だよね。兄さんが負けるはずないもの)
それから数日間は、本当に春人は帰ってこなかった。
喰人種の居場所をつかむのに時間がかかっているだけだろうと思った。
戦いの中で死んだなどとは思っていない。
死んだなら、そのことを誰かが知らせにくるはず。自分は、ただ待っていればいいのだ。
兄は無事に帰ってくる――その期待が裏切られることはなかった。
「ただいま」
傷だらけではあるが、春人は帰ってきてくれた。
「兄さん! おかえりなさい……!」
会えなかったのは数日程度のことだったし、帰ってくると信じていたのだが、それでも心のどこかに不安はあったらしい。
出迎えた時は、涙声になってしまった。
「きっちり喰人種は倒してきたぜ。明日は報酬でうまいもんでも食おうな」
春人は、やりきったという顔だ。
予知夢が関係しているのかは分からないが、当分安心していいのだろう。
「よかった……。傷を治すから横になって。兄さんの部屋でいいかな?」
「ああ」
春人の部屋で、つたないながら治癒術を使う。
春人自身の身体が丈夫だということもあって、傷はすぐに回復していった。
さすがに疲れはあったらしく、傷が治りきる頃には、春人は寝息を立てていた。
もう夜も遅いので、千秋も自室で寝ることにする。
(明日の朝は何を作ろうかな)
兄に何を食べてもらうか考えるだけで幸せを感じられる千秋。
やはり二人の仲を引き裂けるものなどないのだ。
兄の名前は片桐春人。妹の名前は片桐千秋。
この二人に災いが降りかからんとしているのだった。
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この町は、どちらかというと田舎で、豊かとはいいがたい。そのため、千秋たちが着ている羅刹装束も質素なものである。
しかし、服装以上に千秋の姿を見て印象に残るのは顔だ。
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千秋は、幼い頃、何者かに顔を焼かれてしまったのだ。
その時を境に視力も失ってしまったのだが、それ以前は時折不思議な光景を見ることがあった。
場所は同じなのだが、いないはずの人の姿があったり、地形が微妙に変わっていたり。
初めのうちは訳が分からなかったが、次第にこれは未来の光景なのだと気付かされた。
いないはずの人は、翌日そこを通りかかる人物。地形は、数日後に雨が降って変わる。
自分でも気味の悪い能力だと思っていたので、見えなくなったのはそれほどの不幸ではなかったのかもしれない。
ただ、顔が焼けてしまっているというのは、子供の間では未来が見えること以上に気味悪がられた。
罵られたり、石を投げられたり、子供だからこその残酷な仕打ちを受けたものだ。
だが、それでも千秋は自分が不幸だとは思わなかった。
実の兄である春人。彼がいつも自分をかばってくれていたからだ。
春人は重度のシスコンで、『やけどさえなければ、千秋は如月怜唯に匹敵する美少女になっていた』と主張して周囲にあきれられている。
そんな愛しい兄が、帰ってきた千秋を迎えてくれる。
「おかえり、千秋。塾の勉強はうまくいってるか? また、誰かにいじめられたりしてないだろうな?」
春人は、美形ではないなりにそう悪くない容姿をしている。
そのことは人から聞いたのではない。
羅刹の基本能力の一つ・魄気。呼吸と共に吐き出している気体で、それが触れたものの形状や性質を把握できる。
これのおかげで、視力のない千秋でも生活に困ることはなかった。
「うん、大丈夫だよ。兄さんは心配性なんだから」
「妹の心配をしない兄なんている訳ないだろ」
そう言って春人は、千秋のやや長い茶髪をなでてくれる。
「すぐ夕飯作るから、待っててね」
千秋は台所に向かう。
二人に親はいないので食事は当番制だが、最近は千秋が作ることが多くなっている。自分を守ってくれている兄に少しでもおいしいものを食べてもらおうと料理の腕を磨いているのだ。
親は、喰人種に殺された。そのせいもあってか、春人は征伐士――現在は討伐士と名称が改められている――として喰人種と戦い、褒賞金を得ることで生活を成り立たせている。
「いじめられてないのはいいけど、言い寄ってくる男はいないか? オレに勝てる奴としか交際は許さないからな」
調理中の千秋に、春人が後ろから声をかけてくる。
「またそんなこと言って。そんな人いないよ。兄さんこそ、いい人がいるんじゃないの? わたしより料理上手じゃないと彼女として認めないよ?」
こうして軽口を叩き合う時間が何よりも愛おしい。
顔がほとんどない自分を異性として見てくれる男性がいるとは思えないのだが、兄は本気でその方面の心配をしてくれているのだ。
こんな日々がずっと続くものと信じていたのだが。
いつもと変わらない夜を経て迎えた翌日。
朝食を作っていた千秋に、春人が血相を変えて話しかけてきた。
「ごめん、千秋! 今度の旅行だけど、また別の機会にしてもいいか!?」
こつこつお金を貯めて、二人で楽しみにしていた温泉旅行。それを急遽中止にすると。
「……? どうして?」
「それは……」
言葉に詰まる春人を見て、なんとなく理由の一端に察しがついた。
「うん。分かった」
「いいのか……?」
春人も、こうあっさりと受け入れられると思っていなかったのか、少し驚いた様子だ。
「兄さんがわたしのためにならないことを言ったことなんてないもの。きっと、わたしは知らない方がいいことなんでしょ?」
千秋は春人に全幅の信頼を寄せている。疑う気持ちはない。
実は、兄の春人にも未来を見る能力がある。
眠っている間に限られるが、予知夢を見て、近くに迫っている危険を察知することができるのだ。
春人は、この能力を使っていつも千秋を助けてくれていた。
そのおかげで、顔を焼かれた一件を除いて特別な不運に見舞われたことはない。
今回も旅先でなにかが起こるところを夢で見てしまったのだろう。
「ありがとう……」
「お礼を言うのはわたしの方だよ。また安全な時に遊びにいこうね」
これで春人は安心してくれたようだったが、最初に話しかけてきた時、いつも以上に深刻な表情をしていたことを千秋は見逃していた。
さらに翌日。
「千秋! しばらく留守にするけどいいか!? 厄介な喰人種が出たらしくて……」
春人が、昨日にも増してあせった様子で声をかけてきた。
「うん。家のことは大丈夫だけど、無理はしないでね。喰人種を倒すことより、兄さんが無事で帰ってきてくれることの方がずっと大事だから……」
「分かった」
朝食も取らずに出ていく春人だが、千秋は妙な違和感を覚えた。
まだ誰とも会っていないのに、どこで厄介な喰人種の情報を得たのか。
(また、予知夢……? でも、ちゃんと予知できたなら、危険は回避できるんじゃ……)
春人の剣術の師匠から聞いた話だ。およそ予知能力というものは、発動する度に未来が変わる。予知するのは、あくまで能力が発動しなかった場合の未来でしかない。
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それなのに、あれだけ不安そうにしていたのは、よほど凄惨な未来を見てしまったのではないか。
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春人が自分を大切に思ってくれているということだけでなく、春人の強さも信じている。
(大丈夫だよね。兄さんが負けるはずないもの)
それから数日間は、本当に春人は帰ってこなかった。
喰人種の居場所をつかむのに時間がかかっているだけだろうと思った。
戦いの中で死んだなどとは思っていない。
死んだなら、そのことを誰かが知らせにくるはず。自分は、ただ待っていればいいのだ。
兄は無事に帰ってくる――その期待が裏切られることはなかった。
「ただいま」
傷だらけではあるが、春人は帰ってきてくれた。
「兄さん! おかえりなさい……!」
会えなかったのは数日程度のことだったし、帰ってくると信じていたのだが、それでも心のどこかに不安はあったらしい。
出迎えた時は、涙声になってしまった。
「きっちり喰人種は倒してきたぜ。明日は報酬でうまいもんでも食おうな」
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予知夢が関係しているのかは分からないが、当分安心していいのだろう。
「よかった……。傷を治すから横になって。兄さんの部屋でいいかな?」
「ああ」
春人の部屋で、つたないながら治癒術を使う。
春人自身の身体が丈夫だということもあって、傷はすぐに回復していった。
さすがに疲れはあったらしく、傷が治りきる頃には、春人は寝息を立てていた。
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