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1-2 手違いと選択
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始まりの町イニーツの中央広場にあるベンチで、俺は頭を抱えていた。
「どうする?どうしたらいい?!戦闘はダメ、あの最強生物(ブルースライム)に手も足もでない。生産もダメ、金槌を振れないんじゃ鍛冶なんてできやしない……うがああぁぁぁぁぁ!」
急に大声を上げたせいで周囲は珍獣を見るような目で俺を見る。
にっちもさっちもいかない状況であれこれと考えていると、視界の片隅でメールアイコンがピコンと光る。
「……メール?誰から?」
リアルの俺は大学の3回生で専攻は工学部機械学科。友達は学科内にそれなりの数がいるが、残念ながらVRMMORPGに興味がある奴はいなかった。そのためゲネシスは俺一人でプレイしており、メールをやりとりするような奴は誰もいない。
「差出人は……スズシロ?間違いメール……じゃないな」
『ロウ様へ 突然のメールで申し訳ございません。ロウ様のスキル設定についてお詫びとご相談がございますので、以下の場所までご足労ください。 ゲネシス運営員 スズシロより』
「運営からだと?!……マジか」
俺はメールに添付されていたマップ情報を頼りに、イニーツの町の城壁近くの一軒家の前にいた。
左右を見ても特に変わった様子もなく、明らかに町を作るためのただのオブジェクトの家にしか見えない。
「とりあえず入ってみるか」
木製の簡素なドアを2回ノックして、ドアノブを捻る。何事もなくドアは開いたため俺はそのまま中に入った。
部屋の中は何もオブジェクトは置かれておらず、木製のフローリングと石壁しかなく、後は2階に続く階段があるだけだ。
「そのまま2階に上がってきてくれ」
階段の奥から声がする。声からすると男性のようだ。俺は男性の指示に従い2階に向かう。
2階も1階と同様のつくりではあるが、木製のテーブルと椅子が2脚用意されている。1脚は俺が使用する分であり、もう一つには先ほどの声の主が座っている。
声の主は長身ではあるが全体的に痩せており、色白のアバターから何となく病的な雰囲気をかもし出している。黒髪、黒目で見慣れた顔からすると俺と同様にスキャンした身体データを登録してアバターを作成しているのかもしれない。
「急な呼び出しで申し訳ないね。そこの椅子にかけてくれ」
俺は椅子に座ると目の前の男性アバターの名前を確認した。
「あなたが、メールをくれたスズシロさん……ですね?」
「いかにも。ゲネシスの運営チームの一員であり、いわゆるGM(ゲームマスター)と呼ばれるものの一人だ」
スズシロさんは人差し指を空中で動かすとテーブルの上に急須と湯のみが出てきた。慣れた手つきで湯のみにお茶をそそぎ、ずぞぞっとお茶を啜っている。ちなみに俺の分のお茶はない。
「このたびは君が所有しているスキルについてメールのとおり、お詫びと相談があったため、ご足労を願った。既に君自身も理解していると思うだろうが」
「……亡者の拳、ですか?」
「そう。亡者の拳だ。そのスキルは本来ならアバター作成時のランダムスキルに選ばれるはずのないスキルだった。理由についてはただの人的要因によるプログラムミスだ。ようするにランダムスキルから排除し忘れた、というだけのことだ」
「一応、排除される理由を聞いても?」
「簡単なことだ。αテストにおいて運営チームと雇われプレイヤーの何名かで亡者の拳を初期スキルにして試してみたが誰もそのスキルで攻略を進めることができなかった。だからβテストではランダムスキルから排除されていたのだが、肝心の本番でミスが発覚したため、こうしてお詫びにきたという訳だ」
自分だけ飲んでいるお茶に加えて、厚顔不遜の物言いのせいで全然お詫びという感じがしないけど。
「つまり、俺の亡者の拳のスキルは排除される、ということですか?」
「それが『お詫びと相談』の相談部分だ。君には2つの選択肢がある。一つは亡者の拳を他のメインスキルに交換すること。ちなみに交換するスキルはお詫びの意味も兼ねてランダムスキルから好きなスキルを選択させてあげよう。もう一つは亡者の拳のスキルでこのゲネシスを挑戦することだ」
ランダムスキルから好きなスキルを、だと?!それなら動画サイトであがっていた片手剣派生スキルの刀や小剣派生スキルの忍刀とかも選べるのだろうか?何となくだが、洋風のスキルより和風のスキルのほうが俺は好みではある。
「前のほうは理解できましたけど、後ろのほうはどういう意味ですか?亡者の拳では攻略できないのでは?」
「そんなものは所詮、ありきたりで常識を最善と履き違えている凡人どもが出した結果だ。それもたかだか運営側とαテスター合わせて5名の、だぞ?俺が作ったこのゲネシスにそんなバグのようなものが出来ようはずがない。自由な発想とそれを実行するだけの行動力さえあれば、どんな凡人であろうともこのゲネシスで『詰み』という単語が出てくる訳がない。しかし、このスキルでスタートすることが高い難易度であることは理解している。ゆえにプレイヤー・ロウよ。君に選択する権利を与えよう。メインスキルを変更するか否か。さぁ、どうする?」
どうしよう、完全に『詰み』だと思っていました。てゆうか、俺が作った?もしかしてスズシロさんはただの運営の一人ではなく、お偉いさんなのだろうか?考えることが多いので頭の中は絶賛混乱中だ。せっかくGMの一人が目の前にいるのだから聞きたいことを聞いてしまおう。
「質問をよろしいでしょうか?」
「許可しよう」
「ゲネシスに素手や素足を使ったスキルはあるんですか?」
「今はない。あれば亡者の拳は呪い足りえないからな。ただし、近いものならある」
「それはなんでしょう?」
「それを言っては答えではないか。自分の頭で考えたまえ」
「では、亡者の拳を選んだ場合のメリットは?」
「ふむ。ひとえに浪漫だな。縛りプレイという言葉があるが亡者の拳は完全に縛りプレイに該当する。他者と違うものを持つ、というのは誰もが憧れるものではないかな?一応だが亡者の拳がレベルアップした際にはステータス上昇の補正が入るぞ。元々は後半に用意したイベントスキルで一定条件をクリアしたらすぐに解ける呪いの設定だ。それを縛りプレイとして楽しみたいというプレイヤーのご褒美としてレベルアップ時にステータスへのボーナスを付けてみた」
「その補正はどれくらいのものなんでしょう?」
「それは君自身が確かめたまえ」
スズシロさんがニヤリ、と笑みを浮かべる。おそらくだがスズシロさんには亡者の拳でゲネシスを攻略する方法を知っているのだろう、しかし、それは他の運営には周知されておらず、スズシロさんから見れば他の運営ですら俺たちプレイヤーと大差ないのかもしれない。
「最後の質問です。俺以外に亡者の拳のスキルを持っている人はどれくらいいますか?」
「君を含めて6名が亡者の拳のスキルを持っていたが、内3名は既に他のメインスキルへ交換済みだ、後の2人は君と同様に現在交渉中だ」
「わかりました。スズシロさん、俺は……」
俺のこの選択はスズシロさんの笑みを更に深くするものだった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ちなみに、後日、ゲネシスの公式HPを確認していると『製作総監督 鈴白 直哉』の名前を見つけた。偉そう、ではなく、偉い人だった。
「どうする?どうしたらいい?!戦闘はダメ、あの最強生物(ブルースライム)に手も足もでない。生産もダメ、金槌を振れないんじゃ鍛冶なんてできやしない……うがああぁぁぁぁぁ!」
急に大声を上げたせいで周囲は珍獣を見るような目で俺を見る。
にっちもさっちもいかない状況であれこれと考えていると、視界の片隅でメールアイコンがピコンと光る。
「……メール?誰から?」
リアルの俺は大学の3回生で専攻は工学部機械学科。友達は学科内にそれなりの数がいるが、残念ながらVRMMORPGに興味がある奴はいなかった。そのためゲネシスは俺一人でプレイしており、メールをやりとりするような奴は誰もいない。
「差出人は……スズシロ?間違いメール……じゃないな」
『ロウ様へ 突然のメールで申し訳ございません。ロウ様のスキル設定についてお詫びとご相談がございますので、以下の場所までご足労ください。 ゲネシス運営員 スズシロより』
「運営からだと?!……マジか」
俺はメールに添付されていたマップ情報を頼りに、イニーツの町の城壁近くの一軒家の前にいた。
左右を見ても特に変わった様子もなく、明らかに町を作るためのただのオブジェクトの家にしか見えない。
「とりあえず入ってみるか」
木製の簡素なドアを2回ノックして、ドアノブを捻る。何事もなくドアは開いたため俺はそのまま中に入った。
部屋の中は何もオブジェクトは置かれておらず、木製のフローリングと石壁しかなく、後は2階に続く階段があるだけだ。
「そのまま2階に上がってきてくれ」
階段の奥から声がする。声からすると男性のようだ。俺は男性の指示に従い2階に向かう。
2階も1階と同様のつくりではあるが、木製のテーブルと椅子が2脚用意されている。1脚は俺が使用する分であり、もう一つには先ほどの声の主が座っている。
声の主は長身ではあるが全体的に痩せており、色白のアバターから何となく病的な雰囲気をかもし出している。黒髪、黒目で見慣れた顔からすると俺と同様にスキャンした身体データを登録してアバターを作成しているのかもしれない。
「急な呼び出しで申し訳ないね。そこの椅子にかけてくれ」
俺は椅子に座ると目の前の男性アバターの名前を確認した。
「あなたが、メールをくれたスズシロさん……ですね?」
「いかにも。ゲネシスの運営チームの一員であり、いわゆるGM(ゲームマスター)と呼ばれるものの一人だ」
スズシロさんは人差し指を空中で動かすとテーブルの上に急須と湯のみが出てきた。慣れた手つきで湯のみにお茶をそそぎ、ずぞぞっとお茶を啜っている。ちなみに俺の分のお茶はない。
「このたびは君が所有しているスキルについてメールのとおり、お詫びと相談があったため、ご足労を願った。既に君自身も理解していると思うだろうが」
「……亡者の拳、ですか?」
「そう。亡者の拳だ。そのスキルは本来ならアバター作成時のランダムスキルに選ばれるはずのないスキルだった。理由についてはただの人的要因によるプログラムミスだ。ようするにランダムスキルから排除し忘れた、というだけのことだ」
「一応、排除される理由を聞いても?」
「簡単なことだ。αテストにおいて運営チームと雇われプレイヤーの何名かで亡者の拳を初期スキルにして試してみたが誰もそのスキルで攻略を進めることができなかった。だからβテストではランダムスキルから排除されていたのだが、肝心の本番でミスが発覚したため、こうしてお詫びにきたという訳だ」
自分だけ飲んでいるお茶に加えて、厚顔不遜の物言いのせいで全然お詫びという感じがしないけど。
「つまり、俺の亡者の拳のスキルは排除される、ということですか?」
「それが『お詫びと相談』の相談部分だ。君には2つの選択肢がある。一つは亡者の拳を他のメインスキルに交換すること。ちなみに交換するスキルはお詫びの意味も兼ねてランダムスキルから好きなスキルを選択させてあげよう。もう一つは亡者の拳のスキルでこのゲネシスを挑戦することだ」
ランダムスキルから好きなスキルを、だと?!それなら動画サイトであがっていた片手剣派生スキルの刀や小剣派生スキルの忍刀とかも選べるのだろうか?何となくだが、洋風のスキルより和風のスキルのほうが俺は好みではある。
「前のほうは理解できましたけど、後ろのほうはどういう意味ですか?亡者の拳では攻略できないのでは?」
「そんなものは所詮、ありきたりで常識を最善と履き違えている凡人どもが出した結果だ。それもたかだか運営側とαテスター合わせて5名の、だぞ?俺が作ったこのゲネシスにそんなバグのようなものが出来ようはずがない。自由な発想とそれを実行するだけの行動力さえあれば、どんな凡人であろうともこのゲネシスで『詰み』という単語が出てくる訳がない。しかし、このスキルでスタートすることが高い難易度であることは理解している。ゆえにプレイヤー・ロウよ。君に選択する権利を与えよう。メインスキルを変更するか否か。さぁ、どうする?」
どうしよう、完全に『詰み』だと思っていました。てゆうか、俺が作った?もしかしてスズシロさんはただの運営の一人ではなく、お偉いさんなのだろうか?考えることが多いので頭の中は絶賛混乱中だ。せっかくGMの一人が目の前にいるのだから聞きたいことを聞いてしまおう。
「質問をよろしいでしょうか?」
「許可しよう」
「ゲネシスに素手や素足を使ったスキルはあるんですか?」
「今はない。あれば亡者の拳は呪い足りえないからな。ただし、近いものならある」
「それはなんでしょう?」
「それを言っては答えではないか。自分の頭で考えたまえ」
「では、亡者の拳を選んだ場合のメリットは?」
「ふむ。ひとえに浪漫だな。縛りプレイという言葉があるが亡者の拳は完全に縛りプレイに該当する。他者と違うものを持つ、というのは誰もが憧れるものではないかな?一応だが亡者の拳がレベルアップした際にはステータス上昇の補正が入るぞ。元々は後半に用意したイベントスキルで一定条件をクリアしたらすぐに解ける呪いの設定だ。それを縛りプレイとして楽しみたいというプレイヤーのご褒美としてレベルアップ時にステータスへのボーナスを付けてみた」
「その補正はどれくらいのものなんでしょう?」
「それは君自身が確かめたまえ」
スズシロさんがニヤリ、と笑みを浮かべる。おそらくだがスズシロさんには亡者の拳でゲネシスを攻略する方法を知っているのだろう、しかし、それは他の運営には周知されておらず、スズシロさんから見れば他の運営ですら俺たちプレイヤーと大差ないのかもしれない。
「最後の質問です。俺以外に亡者の拳のスキルを持っている人はどれくらいいますか?」
「君を含めて6名が亡者の拳のスキルを持っていたが、内3名は既に他のメインスキルへ交換済みだ、後の2人は君と同様に現在交渉中だ」
「わかりました。スズシロさん、俺は……」
俺のこの選択はスズシロさんの笑みを更に深くするものだった。
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ちなみに、後日、ゲネシスの公式HPを確認していると『製作総監督 鈴白 直哉』の名前を見つけた。偉そう、ではなく、偉い人だった。
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