1 / 16
第一章
序節 異世界召喚はビキニと共に(前編)
しおりを挟む
桜舞い散る日曜日。日差しも暖かく小鳥の囀ずりに導かれて外へ出ると少し湿ったそよ風が花の香りを運んでくる。
商業ビルの立ち並ぶ町並みも、脇道それて出てみれば。色とりどりの花々が咲き乱れる公園で無邪気に遊ぶ子供の姿に頬が緩むのを押さえきれない。
大地芽吹く希望の花開く季節。
ここは暗黒魔界都市『盾浜』。
血と餓えと欲望に支配された楽園。第二次大戦後、血の滲む努力のはてに手にいれた平和を全て捨て去った町。日本国内にありながら、日本の法が適用されない唯一の土地。
「うおぉ……今日からついに高校生活か。緊張するな」
桜並木を横目に少年口から漏れるため息。新生活への期待と不安に胸がはち切れそうになる。
(天気は良好、こんなに麗らかな日だ。なんか黒髪ロングで少し天然の入ったかわゆい女の子と出会いとかあるかもだな)
具体的には鞄の中に常備しているラノベのヒロインみたいな。
「ふ~わじま君」
俺を呼ぶ声。新学期早々にして、イベントは始まった。
「ここであったが百年目ぇ! 今日こそてめえの息の根止めたラァァァァァァア!」
主に血なまぐさい方の。
「いや、本当やめてくれよたこすけ。今のこのご時世に金属バットにムサイ学ラン、がっちがちのリーゼントで絡んでこないでくれよ。貴重な青春の一ページをこんな前時代的なのりで潰したくねーんだよ俺は」
春は花やかな青春ではなく泥臭い濁った青春を運んできたようだ。
この町に生まれ育てばこんな諍い日常生活の一幕だが、いかんせん多感を極める高校生だ。
もっと絢爛華麗なキャッキャウフフを求めているのだ。
「あ~ん?知ったことかよ。この『撲殺王』瓦礫原様に傷つけた罪を!今こそ!償えや!」
「ほんと人のはなし聞かないなここの不良は!」
悲痛な叫びもむなしく、言い終わると同時に金属バットが頭上より降ってきた。
「ぐう……覚えとけ……よ……うっ」
捨てぜりふと共に崩れ落ちるリーゼント。金属バットは道路向かいのビルの四階にささったままである。
「ほんといい加減にしてくれ!痛いし疲れるから!そういうノリは俺はもう卒業したの!」
息も絶え絶えに叫ぶ。所々土汚れがおろしたての学ランに彩りを点けている。
「平穏な学園生活、かわいいツンデレ同級生、やれやれしながら一緒に行う謎部活動、そういうのが欲しいの!俺は!」
「…………」
しかし返答はない。意識を刈り取られたようだ。
「はぁ……なんでこの町はこんな物騒な連中ばっかなんだよ。確かに俺も少し前までは荒れてたさ」
そう、それこそ手がつけられないくらいに暴れまわってた時代があった。理由があったというわけではない。幼い頃から喧嘩が日常にあったから。
しかし今の俺は生まれ変わったのだ。あやめちゃん(バッグ内のラノベのヒロイン)に出会い、俺は真っ当な人間になることを目指せるようになったのだ。
回想に耽りながらも通学路に復帰する。盾浜における普段の光景である。
明日発売の新刊に思いを馳せる少年は通学の中、横目にまたしても不易なイベントを発見してしまった。
「ねーちゃん見ねー顔だなぁちょいと茶ぁでもしばかねぇかぁ?」
五六人で女性を囲っているのが見えた。これも盾浜の日常の一幕にすぎない。
「…………」
こんなところでからまれているということは、安全区住まいのお嬢様か外様の観光だろう。
自業自得。わざわざ助けるほど俺は正義漢じゃない。なのでさっさと学校へ行ってしまうか。
そう思い、興味のなくなったように視線を前にずらしたその時だった。
囲いの合間から見えた姿に、初めてその目を疑った。
「ほう、俗とはどこの世界でも群れたがるものなのだな。弱者をいたぶることでしかその惨めな自尊心を慰めることができないのか?」
尊大な言葉が辺りに響く。声に迷いはなく、強い意思のこもった張りのあるその声……
その透き通るように澄んだ声色はまだ幼く、その見た目と相まって余計に若く写ってしまう。
「おいおいおい。姫騎士コスの中坊とかマジかよ!?今日は年に二回のお祭りの日でもねーぞ?」
白くたなびくスカートは膝丈で、そこに赤地のラインと金の装飾。全身は身体のラインを強調するような白銀のメイルが最低限度の面積で包んでいる。
俗に言うファンタジー世界に出てくるような、あらゆる実用性を度外視したユニフォームである。
「やべぇ、夢にまで見たリアル姫騎士美少女コス……実際見てみるとめっちゃイテェな」
夏冬の祭典でもなくイベントが開催されてるでもなく日常にふと現れられるとここまで浮き立つものなのかと戦慄する。かわいさ云々よりも関わりたくないという思いの方が前に出てくるのだから。
「いや心外だなぁ、見ない顔だからここらの作法を教えてやろうとしただけだぜ?」
「ま、お礼は体で払ってもらうけどなぁ!ギャハハハハ!
「…………」
実に清々しいまでにステレオタイプな小悪党だ。さっきの瓦礫原といい、春は不良デビュー者おおいようだ。
少女は何も喋らずにいる。その姿から立ち居振る舞い、その身に纏う空気からずれていた。
『この街の人間と』ではなく『この世界の人間と』決定的にずれていたのである。
それに気づいた瞬間である。
「よかろう。ならばそちらの礼儀に乗っ取り、体で払わせていただくとす……」
「てめーら何してんだごらぁ!」
少女の言葉は半ばで止まった。腰に携えた細剣に手をかけた瞬間に。
「なんだぁてめぇ、このご時世に正義の味方ごっこかぁ?」
「こっちの台詞じゃボケナス!どこの世紀末だよてめーら!少女拉致監禁とか夕刊の見出しでも狙ってんのかよ!?」
相手連中と啖呵を切りながらも少女を背中に隠すように動く少年。
未だ呆気に取られ状況を飲み込めないでいる少女が何か言おうとする。
しかし後ろ手にダメだとジェスチャー。理解してくれてることを切に願う。
「あ~も~めんどくせぇ!てめえら死にたい奴からかかってこいやぁ!」
「上等じゃごらぁ!ちょっと裏来いやぁ!」
そういうとうじゃうじゃと路地裏へと消えていく一団。その全てが移動するのを確認したところで。
「ほら、今のうちだ嬢ちゃん、こっちきな!」
「な、何をす……!?」
困惑する少女の手を握って走る。幸いにもここは盾浜、暴力と知能が反比例する街。奴等はあと二三分は律儀に待ってくれていることであろう。
(さてと、危ないとこだったぜ……)
手をとり走る最中のこと。
先の少女の目、完全に人を殺す覚悟の目であった。格好もコスプレに見えるが材質は完全に金属。作りもしっかりしており、下げる細剣も重みからして張りぼてではない。
(平和ボケした外様の人間かと思ったが、なんだこいつは……)
「おい貴様、その手をはなせ!」
と、一通り奴等を巻き、ひとけの少ないオフィスビルの裏道についた辺りで少女が手を振りほどいた。もう状況の整理はついてるようだ。
「おっとわりぃな嬢ちゃん。だがさっきのはあんまり誉められねーぞ?」
「その事については謝罪しよう。無為な諍いで治安を荒げてしまった、すまない」
「いや、それはいいんだけどよ。そうじゃねーだろ?」
話ながらも少年はふと思った。
「あんたが誰かなんて知らねーし、知りたいとも思わねーけどよ。ガキが何しにこんな底辺の街へ来てんだ?」
こういったゴタゴタが嫌いで、高校に上がったら平穏無事に過ごそうと思っていたにも関わらず、なぜここで『踏み込んで』しまったのだろうか?
「んなマジな殺気だしてっと、ここの人間なら容赦なく殺しにかかるぞ?」
そうだ、この少女は何も偽りがなかったからだ。
「ご指摘痛み入る。どうもこちらの世界の矜持と言うものが把握つかなんでな。こちらの作法で接してしまう」
そう。その格好も然るべき環境のもとで仕立てたもので、その思考も常識も価値観に至るまでもがあるべき環境で培ってきたものなのだ。
で、あればそうこれは……
「自己紹介が遅れたな」
少女は私は名乗る。
「私はビキニ。ビキニ・ザルツバーク・ローゼスペイン。こことは異なる理の世界から故あってやって来た者だ」
俺が夢にまで見た、ラノベ作品の展開だからだ!
商業ビルの立ち並ぶ町並みも、脇道それて出てみれば。色とりどりの花々が咲き乱れる公園で無邪気に遊ぶ子供の姿に頬が緩むのを押さえきれない。
大地芽吹く希望の花開く季節。
ここは暗黒魔界都市『盾浜』。
血と餓えと欲望に支配された楽園。第二次大戦後、血の滲む努力のはてに手にいれた平和を全て捨て去った町。日本国内にありながら、日本の法が適用されない唯一の土地。
「うおぉ……今日からついに高校生活か。緊張するな」
桜並木を横目に少年口から漏れるため息。新生活への期待と不安に胸がはち切れそうになる。
(天気は良好、こんなに麗らかな日だ。なんか黒髪ロングで少し天然の入ったかわゆい女の子と出会いとかあるかもだな)
具体的には鞄の中に常備しているラノベのヒロインみたいな。
「ふ~わじま君」
俺を呼ぶ声。新学期早々にして、イベントは始まった。
「ここであったが百年目ぇ! 今日こそてめえの息の根止めたラァァァァァァア!」
主に血なまぐさい方の。
「いや、本当やめてくれよたこすけ。今のこのご時世に金属バットにムサイ学ラン、がっちがちのリーゼントで絡んでこないでくれよ。貴重な青春の一ページをこんな前時代的なのりで潰したくねーんだよ俺は」
春は花やかな青春ではなく泥臭い濁った青春を運んできたようだ。
この町に生まれ育てばこんな諍い日常生活の一幕だが、いかんせん多感を極める高校生だ。
もっと絢爛華麗なキャッキャウフフを求めているのだ。
「あ~ん?知ったことかよ。この『撲殺王』瓦礫原様に傷つけた罪を!今こそ!償えや!」
「ほんと人のはなし聞かないなここの不良は!」
悲痛な叫びもむなしく、言い終わると同時に金属バットが頭上より降ってきた。
「ぐう……覚えとけ……よ……うっ」
捨てぜりふと共に崩れ落ちるリーゼント。金属バットは道路向かいのビルの四階にささったままである。
「ほんといい加減にしてくれ!痛いし疲れるから!そういうノリは俺はもう卒業したの!」
息も絶え絶えに叫ぶ。所々土汚れがおろしたての学ランに彩りを点けている。
「平穏な学園生活、かわいいツンデレ同級生、やれやれしながら一緒に行う謎部活動、そういうのが欲しいの!俺は!」
「…………」
しかし返答はない。意識を刈り取られたようだ。
「はぁ……なんでこの町はこんな物騒な連中ばっかなんだよ。確かに俺も少し前までは荒れてたさ」
そう、それこそ手がつけられないくらいに暴れまわってた時代があった。理由があったというわけではない。幼い頃から喧嘩が日常にあったから。
しかし今の俺は生まれ変わったのだ。あやめちゃん(バッグ内のラノベのヒロイン)に出会い、俺は真っ当な人間になることを目指せるようになったのだ。
回想に耽りながらも通学路に復帰する。盾浜における普段の光景である。
明日発売の新刊に思いを馳せる少年は通学の中、横目にまたしても不易なイベントを発見してしまった。
「ねーちゃん見ねー顔だなぁちょいと茶ぁでもしばかねぇかぁ?」
五六人で女性を囲っているのが見えた。これも盾浜の日常の一幕にすぎない。
「…………」
こんなところでからまれているということは、安全区住まいのお嬢様か外様の観光だろう。
自業自得。わざわざ助けるほど俺は正義漢じゃない。なのでさっさと学校へ行ってしまうか。
そう思い、興味のなくなったように視線を前にずらしたその時だった。
囲いの合間から見えた姿に、初めてその目を疑った。
「ほう、俗とはどこの世界でも群れたがるものなのだな。弱者をいたぶることでしかその惨めな自尊心を慰めることができないのか?」
尊大な言葉が辺りに響く。声に迷いはなく、強い意思のこもった張りのあるその声……
その透き通るように澄んだ声色はまだ幼く、その見た目と相まって余計に若く写ってしまう。
「おいおいおい。姫騎士コスの中坊とかマジかよ!?今日は年に二回のお祭りの日でもねーぞ?」
白くたなびくスカートは膝丈で、そこに赤地のラインと金の装飾。全身は身体のラインを強調するような白銀のメイルが最低限度の面積で包んでいる。
俗に言うファンタジー世界に出てくるような、あらゆる実用性を度外視したユニフォームである。
「やべぇ、夢にまで見たリアル姫騎士美少女コス……実際見てみるとめっちゃイテェな」
夏冬の祭典でもなくイベントが開催されてるでもなく日常にふと現れられるとここまで浮き立つものなのかと戦慄する。かわいさ云々よりも関わりたくないという思いの方が前に出てくるのだから。
「いや心外だなぁ、見ない顔だからここらの作法を教えてやろうとしただけだぜ?」
「ま、お礼は体で払ってもらうけどなぁ!ギャハハハハ!
「…………」
実に清々しいまでにステレオタイプな小悪党だ。さっきの瓦礫原といい、春は不良デビュー者おおいようだ。
少女は何も喋らずにいる。その姿から立ち居振る舞い、その身に纏う空気からずれていた。
『この街の人間と』ではなく『この世界の人間と』決定的にずれていたのである。
それに気づいた瞬間である。
「よかろう。ならばそちらの礼儀に乗っ取り、体で払わせていただくとす……」
「てめーら何してんだごらぁ!」
少女の言葉は半ばで止まった。腰に携えた細剣に手をかけた瞬間に。
「なんだぁてめぇ、このご時世に正義の味方ごっこかぁ?」
「こっちの台詞じゃボケナス!どこの世紀末だよてめーら!少女拉致監禁とか夕刊の見出しでも狙ってんのかよ!?」
相手連中と啖呵を切りながらも少女を背中に隠すように動く少年。
未だ呆気に取られ状況を飲み込めないでいる少女が何か言おうとする。
しかし後ろ手にダメだとジェスチャー。理解してくれてることを切に願う。
「あ~も~めんどくせぇ!てめえら死にたい奴からかかってこいやぁ!」
「上等じゃごらぁ!ちょっと裏来いやぁ!」
そういうとうじゃうじゃと路地裏へと消えていく一団。その全てが移動するのを確認したところで。
「ほら、今のうちだ嬢ちゃん、こっちきな!」
「な、何をす……!?」
困惑する少女の手を握って走る。幸いにもここは盾浜、暴力と知能が反比例する街。奴等はあと二三分は律儀に待ってくれていることであろう。
(さてと、危ないとこだったぜ……)
手をとり走る最中のこと。
先の少女の目、完全に人を殺す覚悟の目であった。格好もコスプレに見えるが材質は完全に金属。作りもしっかりしており、下げる細剣も重みからして張りぼてではない。
(平和ボケした外様の人間かと思ったが、なんだこいつは……)
「おい貴様、その手をはなせ!」
と、一通り奴等を巻き、ひとけの少ないオフィスビルの裏道についた辺りで少女が手を振りほどいた。もう状況の整理はついてるようだ。
「おっとわりぃな嬢ちゃん。だがさっきのはあんまり誉められねーぞ?」
「その事については謝罪しよう。無為な諍いで治安を荒げてしまった、すまない」
「いや、それはいいんだけどよ。そうじゃねーだろ?」
話ながらも少年はふと思った。
「あんたが誰かなんて知らねーし、知りたいとも思わねーけどよ。ガキが何しにこんな底辺の街へ来てんだ?」
こういったゴタゴタが嫌いで、高校に上がったら平穏無事に過ごそうと思っていたにも関わらず、なぜここで『踏み込んで』しまったのだろうか?
「んなマジな殺気だしてっと、ここの人間なら容赦なく殺しにかかるぞ?」
そうだ、この少女は何も偽りがなかったからだ。
「ご指摘痛み入る。どうもこちらの世界の矜持と言うものが把握つかなんでな。こちらの作法で接してしまう」
そう。その格好も然るべき環境のもとで仕立てたもので、その思考も常識も価値観に至るまでもがあるべき環境で培ってきたものなのだ。
で、あればそうこれは……
「自己紹介が遅れたな」
少女は私は名乗る。
「私はビキニ。ビキニ・ザルツバーク・ローゼスペイン。こことは異なる理の世界から故あってやって来た者だ」
俺が夢にまで見た、ラノベ作品の展開だからだ!
0
あなたにおすすめの小説
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
「がっかりです」——その一言で終わる夫婦が、王宮にはある
柴田はつみ
恋愛
妃の席を踏みにじったのは令嬢——けれど妃の心を折ったのは、夫のたった一言だった
王太子妃リディアの唯一の安らぎは、王太子アーヴィンと交わす午後の茶会。だが新しく王宮に出入りする伯爵令嬢ミレーユは、妃の席に先に座り、殿下を私的に呼び、距離感のない振る舞いを重ねる。
リディアは王宮の礼節としてその場で正す——正しいはずだった。けれど夫は「リディア、そこまで言わなくても……」と、妃を止めた。
「わかりました。あなたには、がっかりです」
微笑んで去ったその日から、夫婦の茶会は終わる。沈黙の王宮で、言葉を失った王太子は、初めて“追う”ことを選ぶが——遅すぎた。
転生したら世界一の御曹司だった〜巨乳エルフメイド10人と美少女騎士に溺愛されています〜
まさき
青春
異世界転生した最強の金持ち嫡男、
専属エルフメイドと美少女騎士に囲まれて至福のハーレム生活
現代日本で「地味だが実は超大富豪」という特殊な人生を送っていた青年は、ある日事故で命を落とす。
しかし目を覚ますと、そこは魔法と様々な種族が存在する異世界だった。
彼は大陸一の富を誇る名門貴族――
ヴァン・バレンティン家の嫡男カイルとして転生していたのだ。
カイルに与えられたのは
・世界一とも言える圧倒的な財力
・財力に比例して増大する規格外の魔力
そして何より彼を驚かせたのは――
彼に仕える十人の専属メイド全員が、巨乳美少女だったことである。
献身的なエルフのメイド長リリア。
護衛騎士でありながら隙あらば誘惑してくる女騎士シルヴィア。
さらに個性豊かな巨乳メイドたち。
カイルは持ち前の財力で彼女たちの願いを叶え、最高級の装備や生活を与えていく。
すると彼女たちの忠誠心と愛情はどんどん加速していき――
「カイル様……今日は私が、お世話をさせてください」
領地を狙う貴族を金と魔力で圧倒し、
時にはメイドたちの愛が暴走して甘すぎる時間に巻き込まれながらも、
最強の御曹司カイルは
世界一幸せなハーレムを築いていく。
最後までお読みいただきありがとうございました。よろしければ応援をお願いいたします。
初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結】
星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。
だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。
しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。
王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。
そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。
地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。
⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
婚約破棄の代償
nanahi
恋愛
「あの子を放って置けないんだ。ごめん。婚約はなかったことにしてほしい」
ある日突然、侯爵令嬢エバンジェリンは婚約者アダムスに一方的に婚約破棄される。破局に追い込んだのは婚約者の幼馴染メアリという平民の儚げな娘だった。
エバンジェリンを差し置いてアダムスとメアリはひと時の幸せに酔うが、婚約破棄の代償は想像以上に大きかった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる