余命僅かの悪役令息に転生したけど、攻略対象者達が何やら離してくれない

上総啓

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攻略対象file4:最恐の暗殺者

96.せーじてきないと

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 それ以降、不思議なほどにローズからの動きは無かった。
 わざと庭園での散歩の頻度を増やしてみたり、ベランダで一人無防備に眠ってみたり。色々とあちら側の油断を誘うようなことをしてみたけれど、主にシモンを警戒しているのかローズは全く手を出してこなかった。

 おかげで全ての案が無駄に終わり、寒空の中決行した数々の計画の負担が積み重なったせいか軽い風邪すら患う始末。これもローズの策略ならとんでもない策士だ。いや、恐らく僕の自爆だろうけれど。

 焦るのは良くないと分かっていても、どうせ対峙する運命なら早い方がいいと思ってしまう。
 ローズが狙っているのは僕だけ。それなら、僕と命が繋がっているシモンを除いて他人を巻き込む必要は無い。
 寧ろ、下手に他人を巻き込めばローズが認識する暗殺対象を増やしてしまう可能性がある。
 それなら、初めからこの件は僕とシモンだけで対処した方がいい。

 僕を殺すことが本意じゃないなら、シモンが言っていた『事情』とやらを何とかするだけで解決する問題かもしれないのだ。
 だとすればこの件は大事にはならないし、したくもない。今回のようにシナリオの改変が起きるのは十分思い知った。これ以上は、物語をなるべく狂わせたくはない。

 悪役が窮地に陥るイベントは、物語の最後の最後だけでいいのだから。

 そんなこんなで迎えた舞踏会当日。僕は大公家の皆に選んでもらった服装に身を包みながら、シモンと最後になる秘密の会議を行っていた。


「暗殺者さん。なにもしてこなかった」

「予想以上に相手の警戒が強いようですね。依頼主が短気ならタイムリミットもあるでしょうし、もし緻密な計画を練って動くつもりなら、本命は今日の舞踏会である可能性が高いです」

「どうしよう。みんなを巻き込みたくない」

「大丈夫ですよ。流石の奴も無関係の人間まで巻き込むつもりは無いでしょう。仮に周囲まで巻き込むつもりなら、今頃とっくにフェリアル様に手を出している筈です」


 黒い髪飾りを僕の頭に付けながら、シモンは余裕を含んだ声で緩やかに語る。発言はかなり緊迫しているけれど、シモンは至って冷静な様子だから僕も焦らないようにしよう。

 緊張しているのはどうやら僕だけのようで、鏡に写る僕の表情を見たシモンが「こんな時にこそスマイルですよ、フェリアル様!」と笑顔を見せるので思わず口角が柔く上がる。強張っていた顔が瞬く間に緩み、シモンは満足げに頷いた。


「言ったでしょう?フェリアル様のことは何を賭してでも守り抜きます。だからフェリアル様はいつも通り楽しく過ごして、会場のケーキを好きなだけもぐもぐしていれば良いんですっ!」


 その言い方だと、まるで僕が食いしん坊みたいな感じで何だか複雑だ。

 けれどシモンの言葉は確かに胸に響いて、心の内を温かく火照らせるそれに力が抜ける。シモンがいれば大丈夫だ、そんな根拠のない自信が湧いて止まらなかった。


「…うん。ありがとうシモン」


 髪に添えられたシモンの手に自分の手を重ねる。それを少し下に持ってきて頬擦りすると、シモンはあんぐりと目も口も開いて硬直した。
 かと思うと、ぼぼっと顔を真っ赤に染めてあたふた慌て出す。


「なっ、なっ…!いつの間にそんな小悪魔みたいな所業を…!?天使レベルカンストしちゃったから今度は悪魔に手を出したんですか!?」


 もう二度と手を洗いません!!と大きく叫ぶシモン。しまった、また何かしでかしてしまったようだ。シモンが稀にみる錯乱を起こしている。

 落ち着いて、とあわあわ宥めて何とかシモンの錯乱を鎮火させる。我に返ると時間がかなり迫っていることに気が付き、シモンが着替えの速度をせっせと速めた。

 黒い丸襟ブラウスに黒いハーフパンツ、ほんのり青みがかった檳榔子黒のジャケット。
 所々に繊細な金の刺繍が施された正装に身を包んで鏡を覗くと、いつもとは雰囲気が全く違う自分の姿が写り込んで息を吞んだ。
 黒いチュールの髪飾りから覗くプラチナブロンドの髪。色合いのせいか普段より大人びて妖艶に見える。何だか思った以上に『大公家』の印象が強いように思えた。


「すごい。僕、かっこいい」

「最高にカッコいいですフェリアル様!今日は天使じゃなく小悪魔ですねっ!ちなみにそのけしからん網タイツは誰の性癖…こほんっ、アイデアですか??」

「うん…?これはパパがはいてほしいって」

「なるほど!流石変態家系ですね!強く握手を交わしたい所存です!」


 ナイス!とでも言うようにグーサインを向けてくるシモン。よく分からないけれど、何だか上機嫌な様子なので良しとした。シモンが嬉しいと僕も嬉しいから何でもいい。


「加えてガーターベルト付きの網タイツ、ですか…性癖てんこ盛りですね、最高です」

「これね、ふとももにぎゅってするの。だからちょっとだけ擽ったいの」


 ハーフパンツをほんの少しだけたくし上げてひそひそと話すと、シモンは突然安らかな表情でクハッと呻いて倒れ込んだ。
 多量の鼻血まで出しているせいか、何だか死体が転がっているようで少し怖い。

 しばらくつんつんとつつくと、やがて萎れた花が再び咲き誇るかのようにシモンが起き上がる。これもいつものことだ。
 立ち上がって「いこっか」と語りかけると、シモンはニコッと笑顔を浮かべて頷いた。


「それにしても…暗殺者より変態共の排除が先になりそうですね、これは」




 * * *




「どきどき」

「舞踏会は初めてですもんね、ドキドキしますよねぇ」


 ロビーで僕を待つライネスの元に向かう道中、ドキドキと早鐘を打つ鼓動を何とか抑えようと胸に手を当てる。

 ローズと対峙するという重大任務が控えているのは勿論だけれど、それとは別に舞踏会そのものへの緊張もかなり大きい。大規模な社交の場は大公妃の誕生日パーティー以来だし、その時も十分に社交を経験することが出来なかった。
 だから実質、今回の舞踏会がエーデルス家三男としての初めてのお披露目ということになる。舞踏会の本命は第二皇子のお披露目だからそれほど緊張しなくていいのは分かっているけれど、それでもドキドキは止まらない。


「元々、今回皇室がフェリアル様を招待したことには政治的な意図も含まれているでしょうし…警戒すべき事は中々多そうです」

「……せーじてきな、いと?」


 ぽつりとシモンが呟いた言葉にドキドキが止む。
 せーじてきないと…政治的な意図?それは一体何なのだろう。きょとんとする僕をシモンも似たような表情で見下ろし、かと思うとまさかと言わんばかりに目を見開いた。


「も…もしかしてフェリアル様、舞踏会に招待された理由が皇室からのただの好意だと思ってます…?」

「ちがうの…?」


 驚愕で震えている声に首を傾げる。シモンは更に瞳を真ん丸にして硬直した。

 今回の舞踏会に招待された理由…それは皇室からの手紙に書いてあった通り、第二皇子と同い年だからという単純なものであるはず。
 あれ…?でも、どうして第二皇子と同い年だからという理由で招待されたのだろう。あれかな、第二皇子のお友達作りのためかもしれない。


「僕を、第二殿下のおともだちにするため?」

「うーん…大体当たりですね。でも、フェリアル様に限ってはそうではありません」

「……?」


 政治的な意図、というからにはそういうことなのだろう。
 公爵家の令息である僕がお友達になれば、それは第二皇子の立場を固める…つまり皇室の立場を固めるものになる。

 そこまで思い至って、自分の考えの甘さを自覚した。
 僕は貴族なのだから、物事には大抵冷たい裏があるということを忘れてはいけなかったのに。特に、それが格上となる皇室からの接触となると尚更。
 反省しないと…と肩を落とす僕を見下ろし、まだ何か思うことがあるのか困り顔で微笑むシモン。政治的な意図、これだけじゃないのかなと瞬く僕に、シモンは予想外の意図を語った。


「フェリアル様は、第二皇子と年が同じ貴族の中でも突出して格の高い公爵家のご令息です。お友達に、という意図はもちろんあるでしょうが…それ以上に、恐らく皇室はフェリアル様を第二皇子の伴侶にと考えているのでしょう」

「……はんりょ?」

「えぇ。伴侶です」

「はんりょ……」


 思わず歩みが遅くなる。シモンもさり気なく僕の進みに歩みを合わせ、軽くフリーズする僕の理解をじっと待った。


「…はんりょ…ふうふ?僕、第二殿下と結婚するの…?」


 静かな空間に困惑の滲んだ声が響く。
 目を見開いたシモンが慌てた様子で何かを言おうと口を開いたのが見えた直後、ロビーの方から淡々とした足音が聞こえて来た。




「聞き捨てならないセリフが聞こえたけど、一体何の話をしていたのかな」




 聞き慣れた穏やかな声音。はっとして振り返ると、そこには僕と同じ漆黒を基調とした正装に身を包んだライネスが立っていた。

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