余命僅かの悪役令息に転生したけど、攻略対象者達が何やら離してくれない

上総啓

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攻略対象file5:狡猾な魔塔主

138.次期魔塔主の謀

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「飴もった。クッキーもった。シモンいる。準備かんりょー」


 ぐっ、と握った拳を空高く上げる。えいえいおーして気合を入れて、晴天の下に踏み出した。

 昨夜はいつもより遅く眠ったから、まだ少し眠気が残る。しょぼしょぼする目を軽く擦りながら邸を出て、外で少し先に立っていたシモンに「…ん」と手を差し出した。
 すぐにぎゅっと繋がれる手をにぎにぎしたり意味もなくゆらゆら揺れたりして、何とか眠気を誤魔化してみる。


「フェリアル様、眠いなら抱っこしましょうか?」

「んーん…だいじょぶ。立てる」

「ぐっ…そ、そうですか。無理そうだったら遠慮なく伝えてくださいね」


 こくっとしっかり頷く。「そろそろ時間ですが…」とシモンが懐中時計を確認した直後、不意にその表情が警戒を纏って強張った。
 ひょいっと突然抱き上げられる。驚いて硬直した途端、距離が近くなったシモンの低い声がすぐ近くから聞こえた。


「その現れ方は悪趣味が過ぎるのでは?」

「いやぁ、すまない。ちょっとした揶揄いのつもりでね」


 背後に突如現れた気配の正体。ぎゅっとシモンにしがみついたまま振り返ると、そこにはどこか胡散臭い感情を滲ませた縹色の瞳があった。それはにこっと弧を描いて、たちまち鎖で囚われたみたいに視線が逸らせなくなる。

 丸くした目でじっと見つめていると、彼は華やかな装飾が施されたペリースを翻すように風に乗せて礼をした。


「また会えて嬉しいよ、美しい人。僕のことは覚えてくれているかな?」


 いつの間に近付いたのか、瞬きした直後には目の前に彼がいた。
 ハッとしたシモンが下がる間もなく、僕の手を取った彼が甲の部分にチュッと淡い口付けを落とす。数秒遅れて、ぼんっと噴火するみたいに顔が熱くなった。


「わ、わ…へ…」

「ふふ、可愛らしい。成長しても無垢なところは変わらないんだね、安心したよ」


 安心した、のところで微かに嫌な感情を彼から感じたような…気のせいだろうか。甘い笑顔が深まって、どこか薄らとしたものに見えた気がしたけれど、きっと見間違いだ。
 次の瞬間には、その笑顔は確かに優しい色だけを満遍なく滲ませていたから。

 呆然としていたのを振り払って、一度シモンの腕の中から抜け出して自分の足で立つ。すらりとした高身長の彼の正面に立ち、ぺこりとお辞儀をした。


「おはよ、ございます。今日は、よろしくおねがいします」

「おや。ご丁寧にありがとうね。こちらこそ今日はよろしく、美しい人」


 にっこりとした笑顔で差し出された手に恐る恐る自分の手を乗せる。完全に包み込まれる小さな手にがっかりしながらも、こくりと頷きを返した。


「あと…その…よびかた、いや。フェリ…か、フェリアル、でいいよ?」

「本当に?それじゃあフェリと呼ばせて貰うね。僕のことはルドルフ…言いにくかったら適当に呼び方を作ってくれて構わないよ」


 ルドルフ。ルドルフ・ノード。
 六人いる攻略対象者のうちの六人目、最後の一人。

 甘い美貌とキザな口調が特徴的で、ゲーム内では一番の遊び人として知られる攻略対象者。
 但し身内以外を滅多に信用しない性格で、第一印象とは裏腹に攻略がかなり難しい人物だった。ようやく心を開いたかと思えば演技だったり、嫌われたかと思えば好感度が上がっていたり。一言で言うなら、典型的な天邪鬼だ。

 嘘と本音の境界線が上手く誤魔化されていて、中々核心の部分に近付けない。それは恐らく、唯一心から信頼していた師匠が暗殺されてしまったという過去を持つからだ。
 その師匠こそ、歴代最強と名高い今代の魔塔主様。つまり…既に亡くなっているはずの彼の師匠、彼のゲーム上での人格形成に大きな影響を与えた『師匠の死』は、現実では起こっていないのである。


「さっ、フェリ。僕の名を呼んでみて?」


 にこにこと満面の笑みを崩さないルドルフ。
 せっかくだし、ルドルフが僕を愛称で呼んでいるように僕も彼を愛称で呼んでみようかな、なんて。ふとした思いつきで考え、割とすぐに浮かんだそれを口にしてみた。


「ルル」

「……る、るる?」

「うん。ルドルフ、るる。お名前、ルルね」


 我ながら天才的なネーミングセンス。どどどやぁ、と胸を張ると、一瞬ルルの笑顔がぴくっと引き攣ったような気がした。
 ルル、とってもかっこいい名前。きっと気に入ってくれたはずだ。

 わくわくと反応を待っていると、ルルはやがてにこっと眩しい笑顔を浮かべて頷いた。


「うん!とっても良い呼び名だね。気に入ったよ、ありがとうフェリ」

「えへへ」


 ほっぺをふくふく両手で包んで微笑むと、ルルが不意にピタッと笑顔のまま硬直した。背後から聞こえた膝から崩れる音については誰のものか言うまでもない。恐らくいつもの発作である。


「……え?なに…今の破壊力…」


 笑顔のままボソボソと呟くルルにきょとんと瞬く。どうしたのと問うと「何でもないよ。少し衝撃的なものを目の当たりにしてしまっただけ」とにっこり返された。
 衝撃的なもの?なにそれ僕もみたい!ときょろきょろしてみるけれど、それらしきものは見つからない。しょんぼりしていると、不意に背後から瀕死の声が聞こえてきた。


「心の穢れた者にしか見えない…浄化の光ですよ…残念ながらフェリアル様には見えません…」


 教えてくれたのは嬉しいけれど、シモンの鼻からどばばーと溢れる鼻血が気になり過ぎて全く内容が頭に入ってこなかった。

 声も掠れているし途切れ途切れだしでとっても心配だ。ハンカチで鼻血をふきふきしてあげながら「大丈夫?」と問い掛けると「大丈夫です、いつもの発作です」と清々しいまでの笑顔が返された。
 やっぱりいつもの発作かぁ、それならいいかぁとうんうん納得する。


「ハンカチ、まっかっか。すてないと」

「あ、俺が処分しておきます」

「ほんと?ありがと」


 おねがいしますとシモンに手渡して、あれなんだか既視感が…と一瞬フリーズした。いや、気のせいか。


「フェリ、そろそろ行こうか。師匠も貴方と会えるのをずっと楽しみにしていたんだよ」

「……!魔塔主さま、僕のこと覚えてた?」

「もちろん!フェリは師匠の…僕達の恩人だから当然だよ」


 真っ赤なハンカチにじーっと向けていた視線を動かす。いつの間にか復活していたルルの言葉に驚いて問いを返すと、嬉しい言葉が返ってきてほかほかと胸があったかくなった。
 もう随分昔のことなのに、二人は僕のことを覚えていてくれたんだ。僕は日常の中で薄ら忘れかけていたから、なんだか少し申し訳ない。

 頬を染めて微笑む僕を、ルルが嘲笑混じりに見下ろしていたことは知らずに。


「……転移を使うから、フェリは僕が抱っこするね。酔いを和らげる魔法をかけてあげるから」


 そう語るルルが僕を抱き上げる。シモンみたいな子供を抱える体勢じゃなくて、お姫様にするみたいな抱っこに少し恥ずかしくなって俯いた。
 流石ゲーム内屈指の遊び人。こういう時のふとした仕草にそれが表れている。

 シモンのぎゅーじゃないのが少し落ち着かなくて、半ば無意識に縋るような視線をシモンに向けてしまう。それに機敏に気が付いたシモンは、険しい表情でルルに低い声を上げた。


「すみません、フェリアル様は俺が抱えるので…」

「貴方は酔い止めの魔術使えないでしょ?転移は子供の体には辛いし、僕が酔い止めの為にずっと触れていた方が確実に良いと思うよ?」


 ルルの一蹴にシモンが返答を詰まらせる。それにあたふたと間に入って「僕は大丈夫」とシモンに笑みを見せた。
 慣れない人に抱っこされるのが恥ずかしいだけで、別に嫌というわけじゃない。だから、シモンじゃなくても大丈夫。


「ルルと、ぎゅーする」

「うん。そうした方が良い」


 満足気に頷くルル。ほんのり赤い頬を隠すためにルルの肩に顔を埋めると、頭上から二人の会話が聞こえてきた。


「貴方は勝手に付いてきてね。まぁ、途中で体が千切れても助けてやれないけど」

「……やっぱり何か企んでますね。今回の面会、本当にただの面会ですか?」

「うーん…さぁね?」


 あれ?とふいに瞬く。ちらりと見上げた先にあるルルの口は確かに動いているのに、なぜだかシモンとの会話の声が聞こえない。口の動きだけが見えて、音は一切聞こえないみたいな。


「……?」


 僕の後頭部を支えるように添えられているルルの大きな手。そこから一瞬あたたかい何かが流れてきたような錯覚の後。

 突然、朝からあった眠気が急激に深くなった。


 やっぱり昨日の夜、夜更かししすぎたかなぁ…なんてのんびり思考しながら意識が遠くなっていく中も、やっぱり二人の声が聞こえることはなかった。

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