54 / 241
二章
54.はむはむ療法
しおりを挟むそこからは怒涛というか、俺がただぼーっとしていただけだったのかもしれないが。
アンドレアは呆然とする俺をぎゅうっと抱き上げて外に出て、それに続くように母が構成員達に拘束されて出てきた。
俺もアンドレアにぎゅーで拘束されていることに変わりはないけれど、それでも母を支える荒々しい拘束よりは比べ物にならないくらいマシだ。
母はアンドレアの腕の中にちょこんと収まる俺を憎々し気に睨み付けて、最後まで恨みの言葉を叫び続けた。
『全部お前のせいよ!』『お前さえ産まなければ!』と散々な言い様だ。一言めを投げられた時は動揺で動けなくなったけれど、流石に何度もその手のセリフを突き付けられると、母がいなくなる頃には大分慣れた。
父が忙しなく動くのを視界の端で捉えて、一体どれくらいの時間が経っただろう。
今度は、母が他に何か仕掛けていないか別館を調べるらしい。父が構成員たちに指示する様子をじーっと眺めながら、なんとなくふと声を上げた。
「……おにいさま、ロキは?」
ずっと無言を貫いていた俺が突然呟いたものだから余程驚いたらしい。
アンドレアは一度ビクッと身体を揺らして、まるで俺の顔色を窺うかのような表情でそっと見下ろしてきた。
あのアンドレアが俺の機嫌を取るみたいな顔をするなんて意外だ。一応俺を騙して嘲ったことをそれなりに申し訳なく思ってくれているのかな。
……いや、アンドレアはきっと罪悪感を抱いているに違いないって、ただ俺が都合よく勝手に思い込んでいるだけかも。
「……奴は、戻った。ルカが本館を出た反応に気が付いた時に、邸から出した」
そっか、と小さく頷く。どうやら厄介事の予感を感じ取って、父にバレる前にロキを逃がしたらしい。
流石アンドレアだ。実際、今ベルナルディ家は大変な状況になっているのだから。
「……ルカ」
控えめな呼び掛け。数秒遅れてそろりと顔を上げると、そこにあったのは無表情じゃなく、見ているこっちの胸が張り裂けそうになる苦しそうな表情だった。
アンドレアは俺をぎゅうっと更に強く抱き締めて、まるで絶対に逃がさないとでもいうように深く抱え込んだ。
その温もりが何故かすごく心地良くて、ふと瞳を閉じる。その瞬間、目元に溜まっていた何かがぽろりと零れ落ちた。
そこでようやく、俺は自分が泣いていたのだということを思い出す。しかもその涙は、今の今までまだ止まっていなかったみたいだ。
「ルカ、すまない。俺は……どうやら、言葉が足りなかったらしい」
ぽろぽろ。ぽろぽろ。大粒の涙は勢いを収める気配もなく、底なんてないんじゃないかとばかりに溢れ続ける。
アンドレアはそれをひたすらに拭って、泣き過ぎて真っ赤になった俺のほっぺをむにゅっと包み込んで、むぐむぐと嗚咽を堪える唇に指を添えた。
「あの女のことも、ベルナルディ家として決着を付けなければならないが……その後で構わないから、俺の話を聞いてくれないか」
その声は無機質なんかじゃなくて、痛いくらいの後悔と切望が滲んでいるような気がした。
もう騙されない。全部聞かないフリをしてやる!って思っていたのに。その捨て犬みたいな表情で縋るような声を発されると、どうにも心が痛んでしまったから。
「……わかり、ました」
こくりと頷くと、アンドレアはほっとしたように息を吐いた。
***
その後本館に戻って構成員の報告を聞いた。
それによると、どうやら母は俺の誕生日パーティー以来、本館の端っこに半ば軟禁されるようにして過ごしていたらしい。口実としては謹慎、みたいな感じで。
とは言え母がベルナルディ家の夫人であることに変わりはないから、監視はそれなりのもので、流石に囚人にするようなものではなかったのだとか。
だから、母が本気で出ようと思えば、出られないこともなかった。その結果が今回の事件に繋がったと。
そしてその後の診察で、母はほとんど錯乱状態に陥り、正気を保っていなかったということが分かった。
派手好きで貴族らしさを誰より尊ぶ母だから、そりゃあ邸の隅に閉じ込められるなんて屈辱的な生活、すぐに気を病んでも仕方なかっただろう。
俺への殺害未遂、謹慎中の脱走、正気とは言えない健康状態。
色々なことが口実として見事に積み重なって、父は正当な判断として母を牢に移した。結果的に、母の堕落を望んでいた父の思い通りになったということだ。
……過程は違えど、原作のザマァエンドとほぼ同じ結末がやってきたということ。
「──……」
「ご主人様、ご主人様……元気出して?ほら、ご主人様の大好きなジャックがいるよぉ」
「……」
「んんー……ご主人様っ、ほら!ご主人様の大好きなガウもいるよぉ?もふもふだよぉ、はむはむ出来るよぉ?」
アンドレアと父が後処理を終えるまで、俺は父の執務室で側近二人と共に待つことになった。刻一刻と俺のザマァエンドも近付いているのだと考えるととても憂鬱になる。
ずーん……と暗いオーラを纏う俺を背後から抱きかかえたジャックが、何やらニコニコと笑いながら何かを話している。
けれど正直、色んな感情やら何やらで気持ちがグダグダすぎて、きちんと聞いてあげることが出来ない。はむはむがなんだって?
「主様!はむはむ出来ます。はむはむ致しますか?」
ぴょこんっ!と突如視界に現れたモフ耳にぎょっと目を見開く。
至近距離でガウと視線が合って、そこでようやく我に返った。ぱちくりっと数秒無言で瞬いて、やがてやっぱり口を閉ざしたままそっと手を伸ばす。
もふ、とケモ耳に柔く触れると、それと同時にピクッと耳が動いてハッとした。
「……もふ、もふ……がうの、もふみみ……」
散々泣き喚いたことで声は掠れて、瞳もちょっぴり痛い。
身体も何だか熱くて重い。けれど、俺は必死に手を伸ばして、動かして、ガウの耳をもふもふっと触りまくった。当然、はむっと唇で食むことも忘れない。
「はむ、はむ……」
あぁ、ぽかぽかだ。もふもふだ。最高だ。
背中は背後から俺を抱き締めるジャックのおかげで暖かいし、手前もガウの頭を隙間なくピトッとくっつくように抱え込んでいるから寒くない。
「ガルルルルッ……!」
「がう、ありがと。もふもふ、はむはむ、ありがとな」
「ガルルッ……っは!はい!こちらこそ、お役に立てて嬉しいです!」
ケモ耳を食んでいた唇を一旦離して、ぐるるっと獣みたいに喉を鳴らすガウをぎゅうっと抱き締める。
すりすり、ともふもふの耳に顔を埋めると、ガウはぶんぶんっと忙しなく尻尾を揺らし始めた。
べちんべちんっと床に叩き付けられる尻尾が痛そうだったから、半ば無意識に手を伸ばして、尻尾をもふっ!と捕まえてみた。
「ッ~~!?ぬ、主様!一体なにをッ!」
「……?あ、ごめん。もふもふが痛そうだったから、助けてあげようと思って」
鷲掴みした瞬間、ガウの尻尾が突然ビクビクッ!と毛を逆立ててピンッと垂直に立った。
そういえば獣人の尻尾は耳と同じくらい“弱い”って聞いた気がするな……。どう弱いのかはよく分からないけれど、ともあれ少し酷いことをしてしまったかもしれない。
ごめんなさい、と素直に頭を下げると、ガウは真っ赤な顔のまま誤魔化し笑いみたいに頬を緩めて「だ、大丈夫です!」と答えた。
「──……ご主人様、来たみたいだよ」
ガウをよしよしと慰めていると、ふいにジャックがぴくっと耳を動かして扉の方を向いた。
ぼそりと伝えられた言葉にハッとして姿勢を正す。微かな足音が大きくなっていくのと同時に、俺の心臓もバクバクと忙しなく音を立て始めた。
結末は何となく予想がついている。あとは俺がクールに話を聞いて、全てを受け入れるだけだ。
1,052
あなたにおすすめの小説
この世界は僕に甘すぎる 〜ちんまい僕(もふもふぬいぐるみ付き)が溺愛される物語〜
COCO
BL
「ミミルがいないの……?」
涙目でそうつぶやいた僕を見て、
騎士団も、魔法団も、王宮も──全員が本気を出した。
前世は政治家の家に生まれたけど、
愛されるどころか、身体目当ての大人ばかり。
最後はストーカーの担任に殺された。
でも今世では……
「ルカは、僕らの宝物だよ」
目を覚ました僕は、
最強の父と美しい母に全力で愛されていた。
全員190cm超えの“男しかいない世界”で、
小柄で可愛い僕(とウサギのぬいぐるみ)は、今日も溺愛されてます。
魔法全属性持ち? 知識チート? でも一番すごいのは──
「ルカ様、可愛すぎて息ができません……!!」
これは、世界一ちんまい天使が、世界一愛されるお話。
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
✻改稿版を他サイトにて投稿公開中です。
キュートなモブ令息に転生したボク。可愛さと前世の知識で悪役令息なお義兄さまを守りますっ!
をち。「もう我慢なんて」書籍発売中
BL
これは、あざと可愛い悪役令息の義弟VS.あざと主人公のおはなし。
ボクの名前は、クリストファー。
突然だけど、ボクには前世の記憶がある。
ジルベスターお義兄さまと初めて会ったとき、そのご尊顔を見て
「あああ!《《この人》》、知ってるう!悪役令息っ!」
と思い出したのだ。
あ、この人ゲームの悪役じゃん、って。
そう、俺が今いるこの世界は、ゲームの中の世界だったの!
そして、ボクは悪役令息ジルベスターの義弟に転生していたのだ!
しかも、モブ。
繰り返します。ボクはモブ!!「完全なるモブ」なのだ!
ゲームの中のボクには、モブすぎて名前もキャラデザもなかった。
どおりで今まで毎日自分の顔をみてもなんにも思い出さなかったわけだ!
ちなみに、ジルベスターお義兄さまは悪役ながら非常に人気があった。
その理由の第一は、ビジュアル!
夜空に輝く月みたいにキラキラした銀髪。夜の闇を思わせる深い紺碧の瞳。
涼やかに切れ上がった眦はサイコーにクール!!
イケメンではなく美形!ビューティフル!ワンダフォー!
ありとあらゆる美辞麗句を並び立てたくなるくらいに美しい姿かたちなのだ!
当然ながらボクもそのビジュアルにノックアウトされた。
ネップリももちろんコンプリートしたし、アクスタももちろん手に入れた!
そんなボクの推しジルベスターは、その無表情のせいで「人を馬鹿にしている」「心がない」「冷酷」といわれ、悪役令息と呼ばれていた。
でもボクにはわかっていた。全部誤解なんだって。
ジルベスターは優しい人なんだって。
あの無表情の下には確かに温かなものが隠れてるはずなの!
なのに誰もそれを理解しようとしなかった。
そして最後に断罪されてしまうのだ!あのピンク頭に惑わされたあんぽんたんたちのせいで!!
ジルベスターが断罪されたときには悔し涙にぬれた。
なんとかジルベスターを救おうとすべてのルートを試し、ゲームをやり込みまくった。
でも何をしてもジルベスターは断罪された。
ボクはこの世界で大声で叫ぶ。
ボクのお義兄様はカッコよくて優しい最高のお義兄様なんだからっ!
ゲームの世界ならいざしらず、このボクがついてるからには断罪なんてさせないっ!
最高に可愛いハイスぺモブ令息に転生したボクは、可愛さと前世の知識を武器にお義兄さまを守りますっ!
⭐︎⭐︎⭐︎
ご拝読頂きありがとうございます!
コメント、エール、いいねお待ちしております♡
「もう我慢なんてしません!家族からうとまれていた俺は、家を出て冒険者になります!」書籍発売中!
連載続いておりますので、そちらもぜひ♡
悪役令嬢の兄でしたが、追放後は参謀として騎士たちに囲まれています。- 第1巻 - 婚約破棄と一族追放
大の字だい
BL
王国にその名を轟かせる名門・ブラックウッド公爵家。
嫡男レイモンドは比類なき才知と冷徹な眼差しを持つ若き天才であった。
だが妹リディアナが王太子の許嫁でありながら、王太子が心奪われたのは庶民の少女リーシャ・グレイヴェル。
嫉妬と憎悪が社交界を揺るがす愚行へと繋がり、王宮での婚約破棄、王の御前での一族追放へと至る。
混乱の只中、妹を庇おうとするレイモンドの前に立ちはだかったのは、王国騎士団副団長にしてリーシャの異母兄、ヴィンセント・グレイヴェル。
琥珀の瞳に嗜虐を宿した彼は言う――
「この才を捨てるは惜しい。ゆえに、我が手で飼い馴らそう」
知略と支配欲を秘めた騎士と、没落した宰相家の天才青年。
耽美と背徳の物語が、冷たい鎖と熱い口づけの中で幕を開ける。
期待外れの後妻だったはずですが、なぜか溺愛されています
ぽんちゃん
BL
病弱な義弟がいじめられている現場を目撃したフラヴィオは、カッとなって手を出していた。
謹慎することになったが、なぜかそれから調子が悪くなり、ベッドの住人に……。
五年ほどで体調が回復したものの、その間にとんでもない噂を流されていた。
剣の腕を磨いていた異母弟ミゲルが、学園の剣術大会で優勝。
加えて筋肉隆々のマッチョになっていたことにより、フラヴィオはさらに屈強な大男だと勘違いされていたのだ。
そしてフラヴィオが殴った相手は、ミゲルが一度も勝てたことのない相手。
次期騎士団長として注目を浴びているため、そんな強者を倒したフラヴィオは、手に負えない野蛮な男だと思われていた。
一方、偽りの噂を耳にした強面公爵の母親。
妻に強さを求める息子にぴったりの相手だと、後妻にならないかと持ちかけていた。
我が子に爵位を継いで欲しいフラヴィオの義母は快諾し、冷遇確定の地へと前妻の子を送り出す。
こうして青春を謳歌することもできず、引きこもりになっていたフラヴィオは、国民から恐れられている戦場の鬼神の後妻として嫁ぐことになるのだが――。
同性婚が当たり前の世界。
女性も登場しますが、恋愛には発展しません。
【完結】悪役令息の伴侶(予定)に転生しました
* ゆるゆ
BL
攻略対象しか見えてない悪役令息の伴侶(予定)なんか、こっちからお断りだ! って思ったのに……! 前世の記憶がよみがえり、反省しました。
BLゲームの世界で、推しに逢うために頑張りはじめた、名前も顔も身長もないモブの快進撃が始まる──! といいな!(笑)
本編完結しました!
おまけのお話を時々更新しています。
きーちゃんと皆の動画をつくりました!
もしよかったら、お話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです。
インスタ @yuruyu0 絵もあがります
Youtube @BL小説動画
プロフのwebサイトから両方に飛べるので、もしよかったら!
本編以降のお話、恋愛ルートも、おまけのお話の更新も、アルファポリスさまだけですー!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
転生したら、主人公の宿敵(でも俺の推し)の側近でした
リリーブルー
BL
「しごとより、いのち」厚労省の過労死等防止対策のスローガンです。過労死をゼロにし、健康で充実して働き続けることのできる社会へ。この小説の主人公は、仕事依存で過労死し異世界転生します。
仕事依存だった主人公(20代社畜)は、過労で倒れた拍子に異世界へ転生。目を覚ますと、そこは剣と魔法の世界——。愛読していた小説のラスボス貴族、すなわち原作主人公の宿敵(ライバル)レオナルト公爵に仕える側近の美青年貴族・シリル(20代)になっていた!
原作小説では悪役のレオナルト公爵。でも主人公はレオナルトに感情移入して読んでおり彼が推しだった! なので嬉しい!
だが問題は、そのラスボス貴族・レオナルト公爵(30代)が、物語の中では原作主人公にとっての宿敵ゆえに、原作小説では彼の冷酷な策略によって国家間の戦争へと突き進み、最終的にレオナルトと側近のシリルは処刑される運命だったことだ。
「俺、このままだと死ぬやつじゃん……」
死を回避するために、主人公、すなわち転生先の新しいシリルは、レオナルト公爵の信頼を得て歴史を変えようと決意。しかし、レオナルトは原作とは違い、どこか寂しげで孤独を抱えている様子。さらに、主人公が意外な才覚を発揮するたびに、公爵の態度が甘くなり、なぜか距離が近くなっていく。主人公は気づく。レオナルト公爵が悪に染まる原因は、彼の孤独と裏切られ続けた過去にあるのではないかと。そして彼を救おうと奔走するが、それは同時に、公爵からの執着を招くことになり——!?
原作主人公ラセル王太子も出てきて話は複雑に!
見どころ
・転生
・主従
・推しである原作悪役に溺愛される
・前世の経験と知識を活かす
・政治的な駆け引きとバトル要素(少し)
・ダークヒーロー(攻め)の変化(冷酷な公爵が愛を知り、主人公に執着・溺愛する過程)
・黒猫もふもふ
番外編では。
・もふもふ獣人化
・切ない裏側
・少年時代
などなど
最初は、推しの信頼を得るために、ほのぼの日常スローライフ、かわいい黒猫が出てきます。中盤にバトルがあって、解決、という流れ。後日譚は、ほのぼのに戻るかも。本編は完結しましたが、後日譚や番外編、ifルートなど、続々更新中。
【完結】王宮勤めの騎士でしたが、オメガになったので退職させていただきます
大河
BL
第三王子直属の近衛騎士団に所属していたセリル・グランツは、とある戦いで毒を受け、その影響で第二性がベータからオメガに変質してしまった。
オメガは騎士団に所属してはならないという法に基づき、騎士団を辞めることを決意するセリル。上司である第三王子・レオンハルトにそのことを告げて騎士団を去るが、特に引き留められるようなことはなかった。
地方貴族である実家に戻ったセリルは、オメガになったことで見合い話を受けざるを得ない立場に。見合いに全く乗り気でないセリルの元に、意外な人物から婚約の申し入れが届く。それはかつての上司、レオンハルトからの婚約の申し入れだった──
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる