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五章
162.新聞を読んでみよう
執務室での会話を聞いてから、俺は新聞を読むようになった。
元々外の情報が知れる類のものは見ることを制限されていたけれど、なんとかおねだりにおねだりを重ねて、許可をもらうことができたのだ。
そもそもどうして情報の制限なんてされていたのか。
それはどうやら俺の暴走癖……詳しく言うなら、厄介事に巻き込まれる確率が他人より高いこと、首を突っ込むやんちゃ癖などなど、そういったことを考慮しての制限だったらしい。
俺に完全な非があることを突き付けられてしまえば反論はできない。けれど、流石に俺だってもう十二歳だ。そんな子供っぽい真似はもうしない。し、しないんだぞ、ほんとだぞ?うむ。
と、何はともあれついに勝ち取った新聞だ。ここ最近は原作の流れに置いていかれないよう、隅々までしっかりと呼んでいる。
そしてその過程で、俺は思い知ってしまった。この数年でどれだけの後れを取っていたのかということ。
現国王の支持率はここ数年で歴代最低と言われるまでに落ち込み、同時に王太子の支持率が鰻登りに向上した。反乱軍の件は表には出ないにしろ、国民の間でも噂程度の情報は広まっているらしい。
更には、二大ファミリーと王室を渦巻く泥沼恋愛劇とか。たしかに恋愛的なアレは渦巻いているけれど、泥沼になった覚えはないぞ。
そんなこんなで今日も今日とて殺伐とした、けれど代わり映えのしない新聞を読んでいた時だった。
ふと気になる見出しを発見したことで、クッキーを頬張る手を思わずピタッと止めてしまった。
──“二大ファミリーの後継者、気になる未来の花嫁を徹底推理!”
「むっ、なんじゃこりゃ」
大々的にドドーン!と書かれた見出しの下には、これまたおっきくロキとアンドレアの肖像画が描かれている。
内容を読む限り、どうやら二人の妻は一体誰になるのかという俗物的な予想記事らしい。新聞に載せる内容としては明らかにおバカすぎるけれど、確実に読み手が増えそうな内容ではある……。
それにしても、そうか。二人はもう周囲から結婚がどうの妻がどうのという話を聞かされる年齢にまでなったのか。
十八といえば花盛り真っ只中。一番そういう話が多くなりそうな歳だ。原作だと、この辺りの二人はとっくに愛を誓い合って、世間は二人の恋愛劇について騒ぎ立てている頃だけれど。
ストーリーが変われば新聞の内容だってそりゃあ変わるよな、と当たり前のことを考えながら、ちゃっかり記事を読み進めることに。
「ふむふむ。『花嫁は家柄の釣り合う貴族である可能性が高い』か。そりゃそーだぞ」
なに分かりきったことを言っとるんじゃこの浮かれたポヤポヤ記事は。
身分の差が激しいこの世界では、貴族は貴族と、平民は平民と結ばれるのが常だ。
当然、二大ファミリーとまで呼ばれる二つの家門の後継者ともなれば、余程の理由がない限り貴族未満の人と結ばれることはないだろう。当人が強く望んだ場合は別だろうけれど。
なんだかポンコツな記事だな……と呆れながらも、二人の婚約者候補として挙げられている名前を読んでみる。
隣国の姫、由緒ある侯爵家の令嬢、超人気で有名な高級男娼……ふむふむ、確かにそれっぽい名前ばっかりだ。俺は全然聞いたことがないけれど、簡単な紹介文を読む限り、かなり有名なご令嬢方とか、高級男娼や深窓のご令息などが候補に挙がっているらしい。
ふむふむ……とクッキー片手に読み進めること数分。やがて終盤に辿り着き油断していたところで、ふいにとんでもない文章が視界に飛び込んできた。
──両者、本命はベルナルディの秘宝か!?話題の“隠された天使”について探る!
「ぶふぉッ!」
あんまりびっくりしたものだから、思わずこくこくと飲み込んでいた紅茶を吹き出してしまった。
ものすごい熱量で書き連ねられた『ベルナルディの秘宝』についての情報は、どこのお宅の子よ、と自分でも呆れてしまうくらいの美化されっぷりだった。
──ベルナルディの秘宝、ルカ・ベルナルディ!
──独占スクープ!“傾国の美少年”は実の兄までも陥落していた!?
──泥沼の三角関係!天使を射止める悪魔はどちらか!?
──関係者Jに独占取材!「ほんと超かわいくてぇ。ほっぺもぷにゅぷにゅなのぉ」
──速報!話題の隠された天使はほっぺがぷにゅぷにゅ!
いくつかの記事を読み終えたところでリタイアした。だめだこりゃ、見てらんないぞ……。
この国の新聞社はどうなってるんだ?と呆れながら新聞をポーイと放り投げる。ちょうどクッキーも食べ終わったタイミングだったので、そのまま身体をソファに倒した。
「うぅむ……」
俺についての記事は置いといて……うーむ、そうか、二人ももうそういうことを考える年齢かぁ。
アンドレアの結婚相手とか、正直全く想像できない。生まれた時からアンドレアと結婚するのはロキだと信じて疑わなかったから、それ以外の選択肢がまるで思い浮かばないのだ。
なんとなく、ただの勘だけれど……アンドレアの結婚とかは、まだ先だと思う。近くで見ていて、アンドレアにそういう影がないのは確かだし、アンドレア自身、結婚というものに興味を持っていないように見えるから。
アンドレアの意思じゃなく、ベルナルディの後継者としての意思が問われるのなら……それは、話が別になってしまうかもしれないけれど。
そんなことを考えて、ふと思った。
「……ロキも、そういう話、あるのかな」
アンドレアと同い年、似た境遇、ほぼ同じ立場と言えるロキ。
ロキだって、後継者だの次代の子だの結婚だのと、アンドレアと同じくらい話が舞い込んでいるんじゃないか?なんて考えて、ちょっぴりシュンとなった。
「おれは……ちんちくりんだし、ぜんぜん相応しくない……」
──ロキのお嫁さんになるには相応しくない……
そう考えた直後、ハッと我に返った。俺ってば一体何を考えちゃっているんだ。
相応しくないって、そんなのまるで、まるで……本当はロキのお嫁さんになりたいんだって、そう思っているみたいじゃないか!べ、別にそんなんじゃないのにもごもご……。
自分で自分の思考が理解できなくてウワーッと悶えていると、ふいにすぐ横から伸びてきた指がほっぺをふくっと突っついた。
「んむぅっ!?なにやつッ……って、ジャック?」
「やぁ、ご主人様」
部屋には俺しかいなかったはずだが……とビクビクしながら振り向いた先には、俺が寝転ぶソファに頬杖をついたジャックがいた。
こんなに近付いていたってのに、これっぽっちも気付かなかったなんて。相変わらずジャックの気配を消して動くスキルはチート級だなぁ……と眉尻を下げた。
むぅっと膨らんだほっぺを更にふくふくつんつんむにゅむにゅと堪能されてしまう。むむぅ、やめんか。ほっぺ伸びちゃうぞ。お餅みたいにみょーんってなっちゃうぞ。
「ご主人様、どうしたのぉ?さっきからロキロキってぇ……もしかして、恋煩いってやつぅ?」
「ちっ、ちがうぞおバカっ!そ、それよりジャック、おまえはなんでここにいるんだっ」
ヘラヘラと遠慮のないセリフを叩きつけられて、思わずムキになりながらふんす!と話を逸らす。
こっ、ここ、恋煩いなんてそんなわけなかろうが。ふんすふんす。まったくジャックってばおバカさんだぞ。むぅ、むぅっ……。
真っ赤な顔を晒しつつ尋ねたそれに、今日は休暇をとっていたのはずのジャックがふにゃっと笑って答えた。
「お休みもらってたけどぉ、用事が案外早く終わっちゃったから帰ってきたんだぁ」
「よーじ……お姉さんの、だったか」
「うん。別にずーっと行ってなかったんだけどねぇ、たまには会いに行けってカルロがうるさくてぇ」
なんとなく重い話をこの体勢で聞くのはいかがなものかと思い、のそりと起き上がる。
今日は珍しくジャックが休暇をとった日。護衛はガウだけで、今は部屋の外でピシッと待機していることだろう。
ジャックの休暇理由はお姉さんのお墓参りらしく、それを聞いた瞬間にお休みを許可した。いや、どんな理由でも許可するつもりではいたけれど。
「カルロって、あのカルロだよな?元気か?」
「元気だよぉ。一時期めっちゃ死にかけたことあったらしいけど、今はもうピンピンしてるよぉ」
一時期死にかけたって、また無謀なことでもしちゃったのかなあの人……とちょっぴり呆れ顔を浮かべてしまった。ただでさえ幸薄そうな人だから、尚更気を付けてほしいぞ。
「むーん……そか。ジャックは、元気か?」
「うん?うんっ!いつもどーり超元気だよぉ。今日は久しぶりに遠出したから、ちょぉっとだけ疲れちゃったけどねぇ」
ふにゃふにゃと笑顔を見せるジャックから特に苦しそうな雰囲気は感じない。
けれど聞いている側の俺が、ちょっぴりだけ苦しくなっちゃったから……だから、ジャックの頭を抱え込むみたいにぎゅっと抱き締めた。
「そっか。おつかれさまだぞ、ジャック。お姉さん、きっとよろこんでるぞ」
一瞬ピタッと硬直したジャックだったが、すぐにか細い声で「……うん」と頷いて俺の胸元にスリスリ擦り寄ってきた。
相変わらず猫みたいなやつだな、と癒されながらよしよしと頭を撫でてやる。
しばらくよしよしなでなでと頭を撫で続けて、ふと思いついた。
なんとなくしんみりした空気になっちゃったし、そうでなくとも俺自身の心が最近ちょっぴり荒れているし……。
「よし、ジャック。遊ぶぞ。遊んで、モヤモヤ全部ふっとばすぞ」
「へ?」
きょとんと首を傾げるジャックにふふんと笑いかける。
ちょうど俺もロキのことやらで心がモヤモヤしていた頃だし、同じくお疲れ気味のジャックと一緒に気分転換がてら遊ぶってのは良い案だろう。
とは言え体力面でもお疲れだというジャックを連れ回して鬼ごっこ!とか鬼畜なことはできないから、部屋でできる遊びにしないとな。
「よっこらせ。ほらジャック、こっちおいで。遊ぶぞ」
「あ、う、うん。わかったぁ」
ぱちくり瞬くジャックの横を通りすぎて、んしょんしょとおっきな箱を取り出す。
中からお絵描きの道具やらぬいぐるみやら、果てにはブランケットや枕なんかを取り出し、ジャックに尋ねた。
「ジャック、なにする?おすすめはー、サメさんごっこか、ひなたぼっこだぞ」
「グハッ!!」
「じゃじゃっ、じゃっくぅ!?急にどーしたっ!」
俺がえへへと頬を緩ませながらぬいぐるみと枕を掲げた瞬間、なぜかジャックはハートを撃ち抜かれたみたいな衝撃を晒して倒れ込んでしまった。
慌ててとてとて駆け寄り、ジャックジャック、と身体をゆさゆさ揺らしてみる。
「どした、どしたんだ?」
「う、うぅ……ッ」
「なんだ?なにがどうしたって?」
ジャックの唇に耳を寄せる。ジャックは胸を片手でぐっと抑えながら、ぽつりと答えた。
「疲れが吹き飛んだぁ……めちゃくちゃ癒されたよぉ……」
「まだなんにもしてないのにっ!?」
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