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8■きらめく初夏☆物憂い木漏れ日 SIDE:歩(了)
12.腹が減っては戦はできぬ
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いつも通りに食堂へ行って席に着いたけど、空也はまだ来ていなかった。
「生徒会の仕事が忙しいみたいだよ。もう来るって言ってたけど」
「ふーん。腹減ったぁ」
「ダメ、あゆ、ちゃんと待とうよ」
「ちぇー」
のんがご飯に伸ばしたオレの手を止めた。
バカ空也ー。知らない!
「悪い…遅れた」
少しして、扉から入ってきた空也はげっそりと疲れた表情だった。
「なんでも効率よくこなす空也が疲れてるなんて珍しいね」
さすが、ずっと一緒にいる珠希はすぐに空也の様子がいつもと違うことに気がつく。
「…疲れてる? そんなことはない」
オレが生徒会室から出て行った後、何かあったのかな。
でもオレは、さっきの空也の態度を思い出して、やっぱりムカつくのでちらっと空也を見ただけで何も言わなかった。
それすらも空也は気がついていない感じで、オレの横に座った。
だって、空也がでていけって言ったんだもん。忙しいなら手伝ってって言えばいいのに、オレを邪魔もの扱いしたんだもん。
知らないよー空也なんて、って思ったけど、やっぱりちょっと気になって、ちらちらと空也の様子を伺った。
空也はスープだけで済ませていた。いつも小食ながら、ちゃんと食べてるのに。
気になるけど、何も言わない空也がなんか腹が立ったし、どうしたの?って聞けない意地悪な自分にも腹が立ったので、とにかくオレはしっかりとご飯を食べることにした。
だってな、腹がへったらなんとやら、備えあれば「うれしいな」とかなんとか。
いつでも腹は満たしておかなきゃ。
なんとなく、各々がいつもと違うような様子だったけど、特に誰も何も言わなかったので、オレは目の前にあるものを全て平らげ、さらにご飯はおかわりまでした。
「生徒会の仕事が忙しいみたいだよ。もう来るって言ってたけど」
「ふーん。腹減ったぁ」
「ダメ、あゆ、ちゃんと待とうよ」
「ちぇー」
のんがご飯に伸ばしたオレの手を止めた。
バカ空也ー。知らない!
「悪い…遅れた」
少しして、扉から入ってきた空也はげっそりと疲れた表情だった。
「なんでも効率よくこなす空也が疲れてるなんて珍しいね」
さすが、ずっと一緒にいる珠希はすぐに空也の様子がいつもと違うことに気がつく。
「…疲れてる? そんなことはない」
オレが生徒会室から出て行った後、何かあったのかな。
でもオレは、さっきの空也の態度を思い出して、やっぱりムカつくのでちらっと空也を見ただけで何も言わなかった。
それすらも空也は気がついていない感じで、オレの横に座った。
だって、空也がでていけって言ったんだもん。忙しいなら手伝ってって言えばいいのに、オレを邪魔もの扱いしたんだもん。
知らないよー空也なんて、って思ったけど、やっぱりちょっと気になって、ちらちらと空也の様子を伺った。
空也はスープだけで済ませていた。いつも小食ながら、ちゃんと食べてるのに。
気になるけど、何も言わない空也がなんか腹が立ったし、どうしたの?って聞けない意地悪な自分にも腹が立ったので、とにかくオレはしっかりとご飯を食べることにした。
だってな、腹がへったらなんとやら、備えあれば「うれしいな」とかなんとか。
いつでも腹は満たしておかなきゃ。
なんとなく、各々がいつもと違うような様子だったけど、特に誰も何も言わなかったので、オレは目の前にあるものを全て平らげ、さらにご飯はおかわりまでした。
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