白樫学園記

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8■きらめく初夏☆物憂い木漏れ日 SIDE:歩(了)

25.ライバル

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 今日は空也が急ぎの仕事があるというので、生徒会室で勉強をすることになった。
 春日さん…気まずいなぁって思っていたけど、当の本人はいつもと変わない笑顔を振り撒いていた。
「僕も国語は得意だよ。特に古典は。僕が教えようか? 」
 春日さんが空也の肩に手を置いて顔を近づけるのを見てオレはなんだかむっとした。
「でも悪いし、ねぇ? 空也」
 オレは空也に抱き着いて春日さんを空也から引き離した。
 空也に抱き着きながら春日さんの方を向いて舌をだしたが春日さんは更に楽しそうにわらった。
 空也は眉をつりあげ、オレを自分からひっぺがした。
「追試おわるまでいちやいちゃ禁止」
 きゃー!
「この貸しは体で返してもらうからな」
 ぴぎゃー!!
「ああ、じゃあ僕も古典教えてあげるから、3Pなんてどう? 」
 涼しい顔してとんでもないことを言う春日さんからすごい勢いで遠ざかって首をぶんぶん横にふった。
「燃えるのに、ねぇ?」
「オレに振るな。そして歩もそんな目をするな」
 空也は呆れながら机についた。
 空也って、やっぱり過去にはこの変態の春日さんと色んなことしたのかな…。
「してないからな! 」
 オレの視線を読み取って空也はオレに参考書を投げ付けた。
「お望みなら歩くんにも古典じゃなくて色んなこと教えてあげるよ」
「…古典だけでいいです」
 古典すらもこの人に教わるのは危険かと思ったが、教わってみるととても丁寧にわかりやすく説明してくれた。
 ほんとに悪い人ではないんだな…ただ、空也の言う通り、性癖がアレなだけで…。
 よく考えたらここの会長も猫かぶりだし、いいコンビじゃん。人は見た目で判断してはいけないってことのお手本だな。
 と、言うことは…珠希も何か…。ノン、だいじょぶかなぁ。

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