最も上のもっと上

雛田

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 それから、時は流れて、イロハこと、いろはは、まだ、音楽活動ができないまま時が過ぎていた。
 そこに舞い込んだ、楽曲提供の話。今日は、その打ち合わせにやってきた。待ち合わせの場所に着き、部屋の中へ案内される。
「イロハです。楽曲提供してくださるということで、この度はよろしくお願いします」
 入った瞬間に、そう頭を下げて、上げた先。今、ここで、もう一つの大きな夢が叶っていく。そんな音がした。
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