760 / 3,215
「紅六花」ビル、再び Ⅴ
しおりを挟む
俺の話を聞いて、みんな笑っていた。
「柳さん、さぞショックだったでしょう?」
「それはもちろん、そうでしたけど」
「けど?」
「はい、やっぱり石神さんは石神さんでしたし」
みんなが爆笑した。
メロメロに惚れていることが分かるからだ。
「そうだよな。お前、俺の特製オムライスを食べたら、もうご機嫌だったもんな!」
「そうじゃないですよ! ショックだったけど、ヘンな雰囲気で別れたくなかったんです!」
「ほう?」
「ほうほう?」
「そうなんだ?」
柳がみんなにからかわれる。
「だからあの時!」
「へ?」
「エッチな石神さんなら、私の裸を見たらすぐにって!」
「あ? アァッー!」
俺は御堂の家に行った時に、柳が風呂に入って来て困った話をした。
みんな爆笑だった。
柳は酒を飲んでないのに真っ赤になる。
六花が響子を寝かし付けて降りて来た。
「楽しそうですね。何の話ですか?」
「ああ、みんなに俺の特製オムライスを作ってやろうかって話してたんだ。六花も食べるだろ?」
「はい!」
美しい笑顔が見れた。
亜紀ちゃんが手伝うと言った。
「柳、お前も来い! 居辛いだろう?」
「そ、そんなことないですけど!」
みんなが笑う。
六花は仲間と話し出した。
漏れ聞こえて、紫苑の話らしい。
「いいか、柳。俺の特製オムライスは二つのポイントだ」
「はい!」
「一つはケチャップに醤油と少量の味噌を混ぜる」
「はい!」
「もう一つはセロリだ。あの苦みが隠し味になる」
「なるほど!」
「うちではカレーやシチューにもセロリを使う。まあ分量は違うけどな。それにセロリの噛み応えの食感もいいからな。その目的でアスパラなんかを入れることもある」
小鉄が脇に来てメモを取っている。
「小鉄、セロリとアスパラはあるか?」
「はい!」
「じゃあ、一緒に作ろうか」
「ありがとうございます!」
亜紀ちゃんと小鉄に作らせながら、俺は柳に説明していく。
まだ50人程が残っていた。
最初の十人前を作って柳に運ばせ、俺も加わって一気に作った。
大好評だった。
「石神さん! これもメニューにいれていいですか?」
「いいけど、中華料理屋でいいのかよ?」
「大丈夫です! うちはカレーもありますし!」
「そうかよ」
俺は笑って、レシピをメモしてやった。
ついでにうちのカレーのレシピも教える。
「こっちは市販のルーじゃねぇから大変だぞ?」
「頑張ります!」
特製オムライスを食べ、多くの連中が帰って行った。
正月のような、潰れる奴はほとんどいなかった。
「おい、動ける奴は散歩でもどうだ?」
俺が誘うとタケとよしこ、キッチにミカの他数人が行くと言った。
亜紀ちゃんと柳も来る。
「小鉄、お前も来いよ!」
「はい!」
中で飲んでる奴らもいるので、空けても大丈夫だろう。
俺は「紫苑六花公園」へ向かった。
ゆっくりと30分以上かけて歩く。
タケがダイヤル暗証番号の鍵を開けた。
中へ入り、長いベンチにみんなで座った。
「いいなぁ、ここは!」
俺たちは無言で夜空を仰いだ。
「紫苑は喜んでくれるでしょうか」
六花が言った。
「それは分からん」
俺が言うと、全員の顔が暗くなった。
「分からないよ。あの世のことはな。でもな、俺たちは考えて祈り続けてやっていくしかねぇ。何もしないより、何かした方が良くはないか?」
「!」
「前によ、亜紀ちゃんが覚えた料理だって俺に喰わせてくれた。まあ、不味かったよなぁ!」
「タカさん、本当に激マズだって言いましたよね!」
「アハハハハハ!」
みんなも笑っている。
「だけどな。嬉しかったよ。俺のために一生懸命に考えて作ってくれたんだ。不味かったけどな」
「そこは心を汲んで、もうちょっといいように言ってくれても」
亜紀ちゃんが抗議する。
「美味いと言えば、もう努力しなくなるからな。褒められなかったから辞めるような根性なしでもないしなぁ」
「それはぁ」
「紫苑だって、もしも怒ったら夢にでも出てくれるんじゃねぇの? 会えて嬉しいじゃねぇか」
タケたちが、そりゃそうだと言って笑った。
六花も笑っていた。
「石碑はどこに置きますか?」
柳が言った。
もう、柳の中でもここが大事な場所になっているのだろう。
「そうだな、よしこ、どうする?」
「紫苑の花畑はどうでしょうか?」
「ああ! いいなぁ!」
「石神先生」
六花だ。
「なんだよ?」
「石碑の文章を考えてもらえませんか?」
「なんだよ、お前らで考えろよ」
「でも」
「お前らの話を聞いて、俺も感動したんだからな。大丈夫だよ」
「でも、みんな学が無くて」
「あ?」
「話すのはいいんですけど、文章って」
「誰かいねぇのかよ」
「いませんね」
全員が頷いていた。
俺は考えた。
「じゃあ、俺が草稿は作ってやろう。でもお前らで絶対に手直ししろよな!」
「はい!」
俺たちはまたゆっくりと帰り、解散とした。
楽しい夜だった。
《「紫苑六花公園」縁起 この公園は二人の少女の友情の思い出を記念して造られました。病弱な少女が、母親を喪い荒れていた少女と巡り合い、ここで互いを思い合い、友情を育んだ。病弱な少女・紫苑は看護師になりたいという未来の希望を語り、もう一人の少女・六花はその夢を応援しました。しかし紫苑の病気は重く、ついに自分の死期を知り、親友の六花に最後の思い出にとここへ連れて来てもらう。まもなく後、紫苑は短い生涯を終えました。六花は紫苑の夢を背負い、苦難を撥ね退けて看護師になりました。人間にとり、「思い出」は全てです。美しい思い出があれば、どんな困難にも不幸にも立ち向かい、乗り越えることが出来ます。紫苑と六花のような美しい思い出を、ここでまた誰かが紡いでくれれば。その祈りにより、この公園は造られました。》
「柳さん、さぞショックだったでしょう?」
「それはもちろん、そうでしたけど」
「けど?」
「はい、やっぱり石神さんは石神さんでしたし」
みんなが爆笑した。
メロメロに惚れていることが分かるからだ。
「そうだよな。お前、俺の特製オムライスを食べたら、もうご機嫌だったもんな!」
「そうじゃないですよ! ショックだったけど、ヘンな雰囲気で別れたくなかったんです!」
「ほう?」
「ほうほう?」
「そうなんだ?」
柳がみんなにからかわれる。
「だからあの時!」
「へ?」
「エッチな石神さんなら、私の裸を見たらすぐにって!」
「あ? アァッー!」
俺は御堂の家に行った時に、柳が風呂に入って来て困った話をした。
みんな爆笑だった。
柳は酒を飲んでないのに真っ赤になる。
六花が響子を寝かし付けて降りて来た。
「楽しそうですね。何の話ですか?」
「ああ、みんなに俺の特製オムライスを作ってやろうかって話してたんだ。六花も食べるだろ?」
「はい!」
美しい笑顔が見れた。
亜紀ちゃんが手伝うと言った。
「柳、お前も来い! 居辛いだろう?」
「そ、そんなことないですけど!」
みんなが笑う。
六花は仲間と話し出した。
漏れ聞こえて、紫苑の話らしい。
「いいか、柳。俺の特製オムライスは二つのポイントだ」
「はい!」
「一つはケチャップに醤油と少量の味噌を混ぜる」
「はい!」
「もう一つはセロリだ。あの苦みが隠し味になる」
「なるほど!」
「うちではカレーやシチューにもセロリを使う。まあ分量は違うけどな。それにセロリの噛み応えの食感もいいからな。その目的でアスパラなんかを入れることもある」
小鉄が脇に来てメモを取っている。
「小鉄、セロリとアスパラはあるか?」
「はい!」
「じゃあ、一緒に作ろうか」
「ありがとうございます!」
亜紀ちゃんと小鉄に作らせながら、俺は柳に説明していく。
まだ50人程が残っていた。
最初の十人前を作って柳に運ばせ、俺も加わって一気に作った。
大好評だった。
「石神さん! これもメニューにいれていいですか?」
「いいけど、中華料理屋でいいのかよ?」
「大丈夫です! うちはカレーもありますし!」
「そうかよ」
俺は笑って、レシピをメモしてやった。
ついでにうちのカレーのレシピも教える。
「こっちは市販のルーじゃねぇから大変だぞ?」
「頑張ります!」
特製オムライスを食べ、多くの連中が帰って行った。
正月のような、潰れる奴はほとんどいなかった。
「おい、動ける奴は散歩でもどうだ?」
俺が誘うとタケとよしこ、キッチにミカの他数人が行くと言った。
亜紀ちゃんと柳も来る。
「小鉄、お前も来いよ!」
「はい!」
中で飲んでる奴らもいるので、空けても大丈夫だろう。
俺は「紫苑六花公園」へ向かった。
ゆっくりと30分以上かけて歩く。
タケがダイヤル暗証番号の鍵を開けた。
中へ入り、長いベンチにみんなで座った。
「いいなぁ、ここは!」
俺たちは無言で夜空を仰いだ。
「紫苑は喜んでくれるでしょうか」
六花が言った。
「それは分からん」
俺が言うと、全員の顔が暗くなった。
「分からないよ。あの世のことはな。でもな、俺たちは考えて祈り続けてやっていくしかねぇ。何もしないより、何かした方が良くはないか?」
「!」
「前によ、亜紀ちゃんが覚えた料理だって俺に喰わせてくれた。まあ、不味かったよなぁ!」
「タカさん、本当に激マズだって言いましたよね!」
「アハハハハハ!」
みんなも笑っている。
「だけどな。嬉しかったよ。俺のために一生懸命に考えて作ってくれたんだ。不味かったけどな」
「そこは心を汲んで、もうちょっといいように言ってくれても」
亜紀ちゃんが抗議する。
「美味いと言えば、もう努力しなくなるからな。褒められなかったから辞めるような根性なしでもないしなぁ」
「それはぁ」
「紫苑だって、もしも怒ったら夢にでも出てくれるんじゃねぇの? 会えて嬉しいじゃねぇか」
タケたちが、そりゃそうだと言って笑った。
六花も笑っていた。
「石碑はどこに置きますか?」
柳が言った。
もう、柳の中でもここが大事な場所になっているのだろう。
「そうだな、よしこ、どうする?」
「紫苑の花畑はどうでしょうか?」
「ああ! いいなぁ!」
「石神先生」
六花だ。
「なんだよ?」
「石碑の文章を考えてもらえませんか?」
「なんだよ、お前らで考えろよ」
「でも」
「お前らの話を聞いて、俺も感動したんだからな。大丈夫だよ」
「でも、みんな学が無くて」
「あ?」
「話すのはいいんですけど、文章って」
「誰かいねぇのかよ」
「いませんね」
全員が頷いていた。
俺は考えた。
「じゃあ、俺が草稿は作ってやろう。でもお前らで絶対に手直ししろよな!」
「はい!」
俺たちはまたゆっくりと帰り、解散とした。
楽しい夜だった。
《「紫苑六花公園」縁起 この公園は二人の少女の友情の思い出を記念して造られました。病弱な少女が、母親を喪い荒れていた少女と巡り合い、ここで互いを思い合い、友情を育んだ。病弱な少女・紫苑は看護師になりたいという未来の希望を語り、もう一人の少女・六花はその夢を応援しました。しかし紫苑の病気は重く、ついに自分の死期を知り、親友の六花に最後の思い出にとここへ連れて来てもらう。まもなく後、紫苑は短い生涯を終えました。六花は紫苑の夢を背負い、苦難を撥ね退けて看護師になりました。人間にとり、「思い出」は全てです。美しい思い出があれば、どんな困難にも不幸にも立ち向かい、乗り越えることが出来ます。紫苑と六花のような美しい思い出を、ここでまた誰かが紡いでくれれば。その祈りにより、この公園は造られました。》
3
あなたにおすすめの小説
裏切りの代償
中岡 始
キャラ文芸
かつて夫と共に立ち上げたベンチャー企業「ネクサスラボ」。奏は結婚を機に経営の第一線を退き、専業主婦として家庭を支えてきた。しかし、平穏だった生活は夫・尚紀の裏切りによって一変する。彼の部下であり不倫相手の優美が、会社を混乱に陥れつつあったのだ。
尚紀の冷たい態度と優美の挑発に苦しむ中、奏は再び経営者としての力を取り戻す決意をする。裏切りの証拠を集め、かつての仲間や信頼できる協力者たちと連携しながら、会社を立て直すための計画を進める奏。だが、それは尚紀と優美の野望を徹底的に打ち砕く覚悟でもあった。
取締役会での対決、揺れる社内外の信頼、そして壊れた夫婦の絆の果てに待つのは――。
自分の誇りと未来を取り戻すため、すべてを賭けて挑む奏の闘い。復讐の果てに見える新たな希望と、繊細な人間ドラマが交錯する物語がここに。
初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結保証】
星森 永羽
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。
だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。
しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。
王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。
そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。
地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。
⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。
月弥総合病院
御月様(旧名 僕君☽☽︎)
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。
また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。
(小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!
とっていただく責任などありません
まめきち
恋愛
騎士団で働くヘイゼルは魔物の討伐の際に、
団長のセルフイスを庇い、魔法陣を踏んでしまう。
この魔法陣は男性が踏むと女性に転換するもので、女性のヘイゼルにはほとんど影響のない物だった。だか国からは保証金が出たので、騎士を辞め、念願の田舎暮らしをしようとしたが!?
ヘイゼルの事をずっと男性だと思っていたセルフイスは自分のせいでヘイゼルが職を失っただと思って来まい。
責任を取らなければとセルフイスから、
追いかけられる羽目に。
完結‼️翡翠の歌姫は 後宮で声を隠す〜特殊な眼を持つ歌姫が、2人の皇子と出会い、陰謀に巻き込まれながら王家の隠した真実に迫る
雪城 冴
キャラ文芸
1/23本編完結‼️
【中華サスペンス】
皇帝が隠した禁忌の秘密。
それを“思い出してはいけない少女”がいた――
【あらすじ】
特殊な眼を持つ少女・翠蓮(スイレン)は、不吉を呼ぶとして忌み嫌われ、育ての父を村人に殺されてしまう。
居場所を失った彼女は、宮廷直属の音楽団の選抜試験を受けることに。
しかし、早速差別の洗礼を受けてしまう。
そんな翠蓮を助けたのは、危険な香りをまとう皇子と、天女のように美しいもう一人の皇子だった。
それをきっかけに翠蓮は皇位争いに巻き込まれ、選抜試験も敵の妨害を受けてしまう。
彼女は無事合格できるのか。
◆二章◆
仲間と出会い、心を新たにするも次なる試練が待ち受ける。
それは、ライバル歌姫との二重唱と、メンバーからの嫌がらせだった。
なんとか迎えた本番。翠蓮は招かれた地方貴族から、忌み嫌われる眼の秘密に触れる。
◆三章◆
翠蓮の歌声と真心が貴妃の目にとまる。しかし後宮で"寵愛を受けている"と噂になり、皇后に目をつけられた。
皇后の息子から揺さぶりをかけられ、もう一人の皇子とは距離が急接近。
しかし、後宮特有の嫌がらせの中で翠蓮は、自分の存在が皇子に迷惑をかけていると知る。
わずかに芽生えていた恋心とも尊敬とも付かない気持ちは、押さえつけるしかなかった。
◆最終章◆
後宮で命を狙われ、生死をさまよう翠蓮は、忘れていた記憶を取り戻す。
かつて王家が封じた“力”とは?
翠蓮の正体とは?
身分違いの恋の行方は?
声を隠すか歌うのか。
運命に選ばれた少女が、最後に下す決断とは――
※架空の中華風ファンタジーです
※アルファポリス様で先行公開しており、書き溜まったらなろう、カクヨム様に移しています
※表紙絵はAI生成
あまりさんののっぴきならない事情
菱沼あゆ
キャラ文芸
強引に見合い結婚させられそうになって家出し、憧れのカフェでバイトを始めた、あまり。
充実した日々を送っていた彼女の前に、驚くような美形の客、犬塚海里《いぬづか かいり》が現れた。
「何故、こんなところに居る? 南条あまり」
「……嫌な人と結婚させられそうになって、家を出たからです」
「それ、俺だろ」
そーですね……。
カフェ店員となったお嬢様、あまりと常連客となった元見合い相手、海里の日常。
✿ 私は夫のことが好きなのに、彼は私なんかよりずっと若くてきれいでスタイルの良い女が好きらしい
設楽理沙
ライト文芸
累計ポイント110万ポイント超えました。皆さま、ありがとうございます。❀
結婚後、2か月足らずで夫の心変わりを知ることに。
結婚前から他の女性と付き合っていたんだって。
それならそうと、ちゃんと話してくれていれば、結婚なんて
しなかった。
呆れた私はすぐに家を出て自立の道を探すことにした。
それなのに、私と別れたくないなんて信じられない
世迷言を言ってくる夫。
だめだめ、信用できないからね~。
さようなら。
*******.✿..✿.*******
◇|日比野滉星《ひびのこうせい》32才 会社員
◇ 日比野ひまり 32才
◇ 石田唯 29才 滉星の同僚
◇新堂冬也 25才 ひまりの転職先の先輩(鉄道会社)
2025.4.11 完結 25649字
理想の『女の子』を演じ尽くしましたが、不倫した子は育てられないのでさようなら
赤羽夕夜
恋愛
親友と不倫した挙句に、黙って不倫相手の子供を生ませて育てさせようとした夫、サイレーンにほとほとあきれ果てたリリエル。
問い詰めるも、開き直り復縁を迫り、同情を誘おうとした夫には千年の恋も冷めてしまった。ショックを通りこして吹っ切れたリリエルはサイレーンと親友のユエルを追い出した。
もう男には懲り懲りだと夫に黙っていたホテル事業に没頭し、好きな物を我慢しない生活を送ろうと決めた。しかし、その矢先に距離を取っていた学生時代の友人たちが急にアピールし始めて……?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる