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ドラマ『虎は孤高に』
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12月第三週の金曜日。
俺は7時に家に帰った。
ロボと一緒に亜紀ちゃんが玄関に駆け降りて来る。
しばらく前から、金曜日の帰宅には亜紀ちゃんが来ている。
「タカさん! 早く食事とお風呂を!」
「お、おお」
手を引かれて階段を上がる。
笑ってしまう。
「早くして下さい!」
「分かったよ!」
すぐに俺に残った一杯だけのカレーを出され、キノコのスープをドンと置かれる。
「おい、今日のカレーは一段と美味いな!」
双子が喜ぶ。
「もう一杯あればなぁ」
みんなが笑う。
「タカさん、それは後でまた!」
改めて話すことじゃねぇんだが。
亜紀ちゃんにせっつかれて風呂に入る。
亜紀ちゃんも当然のように一緒に入って来る。
「まだ余裕はあるじゃんかよ」
「ゆっくりお風呂に入ったら、もう一杯一杯ですよ!」
「おまえなー」
そう言っている間に亜紀ちゃんが俺の背中を流し、オチンチンのチェックをする。
「体調は万全ですね!」
「おう!」
二人で湯船に入る。
「今日はどんなお話ですかね?」
亜紀ちゃんが嬉しそうに笑う。
「そろそろ中学編だよなぁ」
「先週の貢さんとの出会いは最高でしたぁ!」
「ああ、貢さん役の人、良かったよなぁ」
「なんとなく、貢さんに似てましたよね?」
「そうだな。まあ、もうちょっと下品だったけどな」
「「アハハハハハハ!」」
「でも、俺がオチンチンを振り回すのって、よく入れたよなぁ」
「だって、タカさんからオチンチンは外せないじゃないですか」
「そうだな!」
二人で楽しく笑った。
俺たちが買い取ったヤマトテレビで始めた『虎は孤高に』のドラマの話だ。
経営陣を一新し、他のテレビ局などからも役員をヘッドハントした。
当然御堂帝国の一環であり、大分喪った信用を取り戻している。
『ロボちゃんの街歩き・ばーん』が夏ごろに始まり、超大人気番組となった。
日曜日の18時30分からの30分番組だったが、ネットの力もあり、毎回30%の視聴率を誇り、50%を超えることもあった。
このテレビ離れの時代の中で、驚異的な視聴率だった。
内容はシュールだ。
白い大きな可愛いネコの「ロボちゃん」が、近所をトコトコ散歩するだけの番組だ。
首に付けたカメラ映像と、離れての全身映像。
ネコ視点の映像がこれまでになく、スズメと交わったり散歩中の犬と喧嘩したりする。
人気の原因は、「ナゾ生物」との交戦で、見事なCG画像と絶賛されている。
「ナゾ生物」が何なのか、どうして毎回来るのかは説明されていない。
それへの憶測が人気の元になっていた。
そして最後にはどこかの埠頭での「ばーん」。
飼い主らしい「今日はちっちゃくなー」という声が聞こえるが、ロボちゃんは毎回無視して特大の「ばーん」をする。
その美しく幻想的な映像で終わる。
もう一つの話題は、人気漫画『異世界丹沢ゴーゴー』と『サーモン係長』のアニメ化だ。
日曜日の18時に『異世界丹沢ゴーゴー』が放映され、これも超人気番組となった。
『サーモン係長』は子どもには理解しにくい内容なので、水曜日の深夜枠だったが、こちらも話題になり、深夜枠には異例の高視聴率となっている。
アニメはワンクールが定番になってきているが、俺の指示で原作が終わるまで続けることになっている。
そして最大の話題が、南虎原作のベストセラー小説『虎は孤高に』の実写ドラマだった。
9月に放映が始まるや、毎週40%以上の高視聴率を稼いでいる。
「トラ」少年が大人気になり、原作がまた爆発的に売れ始めた。
南虎は既に第二部を執筆しており、年内にその第一部が発刊される。
同時にネットでも掲載しており、そちらの読者数も膨大な数に及んでいた。
第一回の放映から亜紀ちゃんが泣く程興奮し、家族全員で地下の大画面で観るのが恒例となった。
幼稚園時代のクリ泥棒の話や、小学2年生で死に掛けた大病の話。
原作にはない、「同田貫」をへし折る悪戯なども加わっている。
亜紀ちゃんが南に渡した資料から、南の要請で加わったエピソードもある。
「トラ」少年が綺麗な顔立ちなので、女性ファンも多い。
「石上高虎」という名前になっている。
少年時代のクライマックスが、ヒロイン南との出会いだ。
一緒に過ごす子どもだけの貧しいクリスマスの回は、視聴率が70%を超えた。
また、ミユキとのエピソードも同じ視聴率で、「トラ」少年の純情と優しさが話題となった。
時折出る暴力に関しては、『解説・『虎は孤高に』」という特番で説明された。
御堂総理のブレーンで官房長官である大渕教授が出演し、他者を守るために戦う「トラ」少年を絶賛し、今の日本にこういう人間が必要なのだと熱弁した。
「暴力に屈しない人間になるためには、暴力の洗礼を受ける経験が必要なのです」
まったくその通りだと思った。
午後8時50分。
全員が飲み物とつまみを揃えて地下室に集合する。
亜紀ちゃんはもちろんだが、他の子どもたちもワクワクしている。
皇紀が亜紀ちゃんに言われ、録画は大丈夫か確認されている。
どうせブルーレイとかがうちに来るのだが。
今週は、俺が入学式で音楽の先生に呼ばれるシーンから始まった。
小学生時代にお世話になった本多先生から頼まれたと話される。
そして上級生から呼び出しを喰らってのトイレの大乱闘事件。
たちまち中学を支配する「トラ」少年。
女性ファンがまた増えて、山内との確執。
俺の中学時代の始まりだった。
放映が終わり、亜紀ちゃんが吼える。
「ウォォォォー! 今週も良かったぁー!」
みんなで笑う。
飲み物を持って、リヴィングに上がった。
そのまま飲み会になる。
双子が主につまみを作ってくれる。
亜紀ちゃんが大興奮で使い物にならないからだ。
その時、電話が鳴った。
俺が亜紀ちゃんから逃げるために電話を取った。
「石神くん!」
「南か!」
驚いた。
「遅い時間にごめんね」
「大丈夫だよ。家族全員でドラマを観た所なんだ」
「うん、今週も良かったよね。ところでね、出版社を通して連絡が来たんだけど、ミユキからだったんだ」
「え、ミユキ!」
「そうなの。あの子もあのドラマをずっと観ていたらしくて。それで自分のエピソードがあったでしょ? びっくりして出版社に問い合わせて来たみたいなの」
「そうなのか!」
「テレビ局にも電話したらしいんだけど、全然教えてもらえなかったって」
「まあ、そうだろうな」
ヤマトテレビは特に俺の情報に関しては神経質なほどにガードしている。
以前の失敗があるためだ。
「だから出版社を通して。私の本名も伝えて、怪しい人物じゃないって断った上でね」
「そうかぁ」
「ほら、ミユキも結構名の知られた人間でしょ? だから出版社の人も急いで私に連絡してきたの」
「ああ」
「直接ミユキとも話したんだ。石神くんに会いたいって」
「まあ、そうだな。俺も懐かしいんだが」
「ねぇ、時間は取れないかな?」
「うーん」
会いたい気持ちはもちろんある。
しかし、会ってどうするのか。
お互いに嬉しいに決まっている。
だけど、それだけだ。
むしろ、俺の大切な人間ということで、ミユキを事件に巻き込む恐れがある。
「とにかく、一度連絡してあげてくれないかな」
「分かった。考えておくよ」
「うん、お願い」
俺は考えていた。
「あれ、タカさん、どなたからでした?」
亜紀ちゃんに聞かれた。
「ああ、南だよ。ドラマの話とかな」
「そうですか!」
大興奮の亜紀ちゃんは深く突っ込んでこなかった。
唐揚げをばくばく食べている。
本当に懐かしい人間だ。
ミユキに会いたい。
俺の中で、それは強烈に熱くなって行った。
俺は7時に家に帰った。
ロボと一緒に亜紀ちゃんが玄関に駆け降りて来る。
しばらく前から、金曜日の帰宅には亜紀ちゃんが来ている。
「タカさん! 早く食事とお風呂を!」
「お、おお」
手を引かれて階段を上がる。
笑ってしまう。
「早くして下さい!」
「分かったよ!」
すぐに俺に残った一杯だけのカレーを出され、キノコのスープをドンと置かれる。
「おい、今日のカレーは一段と美味いな!」
双子が喜ぶ。
「もう一杯あればなぁ」
みんなが笑う。
「タカさん、それは後でまた!」
改めて話すことじゃねぇんだが。
亜紀ちゃんにせっつかれて風呂に入る。
亜紀ちゃんも当然のように一緒に入って来る。
「まだ余裕はあるじゃんかよ」
「ゆっくりお風呂に入ったら、もう一杯一杯ですよ!」
「おまえなー」
そう言っている間に亜紀ちゃんが俺の背中を流し、オチンチンのチェックをする。
「体調は万全ですね!」
「おう!」
二人で湯船に入る。
「今日はどんなお話ですかね?」
亜紀ちゃんが嬉しそうに笑う。
「そろそろ中学編だよなぁ」
「先週の貢さんとの出会いは最高でしたぁ!」
「ああ、貢さん役の人、良かったよなぁ」
「なんとなく、貢さんに似てましたよね?」
「そうだな。まあ、もうちょっと下品だったけどな」
「「アハハハハハハ!」」
「でも、俺がオチンチンを振り回すのって、よく入れたよなぁ」
「だって、タカさんからオチンチンは外せないじゃないですか」
「そうだな!」
二人で楽しく笑った。
俺たちが買い取ったヤマトテレビで始めた『虎は孤高に』のドラマの話だ。
経営陣を一新し、他のテレビ局などからも役員をヘッドハントした。
当然御堂帝国の一環であり、大分喪った信用を取り戻している。
『ロボちゃんの街歩き・ばーん』が夏ごろに始まり、超大人気番組となった。
日曜日の18時30分からの30分番組だったが、ネットの力もあり、毎回30%の視聴率を誇り、50%を超えることもあった。
このテレビ離れの時代の中で、驚異的な視聴率だった。
内容はシュールだ。
白い大きな可愛いネコの「ロボちゃん」が、近所をトコトコ散歩するだけの番組だ。
首に付けたカメラ映像と、離れての全身映像。
ネコ視点の映像がこれまでになく、スズメと交わったり散歩中の犬と喧嘩したりする。
人気の原因は、「ナゾ生物」との交戦で、見事なCG画像と絶賛されている。
「ナゾ生物」が何なのか、どうして毎回来るのかは説明されていない。
それへの憶測が人気の元になっていた。
そして最後にはどこかの埠頭での「ばーん」。
飼い主らしい「今日はちっちゃくなー」という声が聞こえるが、ロボちゃんは毎回無視して特大の「ばーん」をする。
その美しく幻想的な映像で終わる。
もう一つの話題は、人気漫画『異世界丹沢ゴーゴー』と『サーモン係長』のアニメ化だ。
日曜日の18時に『異世界丹沢ゴーゴー』が放映され、これも超人気番組となった。
『サーモン係長』は子どもには理解しにくい内容なので、水曜日の深夜枠だったが、こちらも話題になり、深夜枠には異例の高視聴率となっている。
アニメはワンクールが定番になってきているが、俺の指示で原作が終わるまで続けることになっている。
そして最大の話題が、南虎原作のベストセラー小説『虎は孤高に』の実写ドラマだった。
9月に放映が始まるや、毎週40%以上の高視聴率を稼いでいる。
「トラ」少年が大人気になり、原作がまた爆発的に売れ始めた。
南虎は既に第二部を執筆しており、年内にその第一部が発刊される。
同時にネットでも掲載しており、そちらの読者数も膨大な数に及んでいた。
第一回の放映から亜紀ちゃんが泣く程興奮し、家族全員で地下の大画面で観るのが恒例となった。
幼稚園時代のクリ泥棒の話や、小学2年生で死に掛けた大病の話。
原作にはない、「同田貫」をへし折る悪戯なども加わっている。
亜紀ちゃんが南に渡した資料から、南の要請で加わったエピソードもある。
「トラ」少年が綺麗な顔立ちなので、女性ファンも多い。
「石上高虎」という名前になっている。
少年時代のクライマックスが、ヒロイン南との出会いだ。
一緒に過ごす子どもだけの貧しいクリスマスの回は、視聴率が70%を超えた。
また、ミユキとのエピソードも同じ視聴率で、「トラ」少年の純情と優しさが話題となった。
時折出る暴力に関しては、『解説・『虎は孤高に』」という特番で説明された。
御堂総理のブレーンで官房長官である大渕教授が出演し、他者を守るために戦う「トラ」少年を絶賛し、今の日本にこういう人間が必要なのだと熱弁した。
「暴力に屈しない人間になるためには、暴力の洗礼を受ける経験が必要なのです」
まったくその通りだと思った。
午後8時50分。
全員が飲み物とつまみを揃えて地下室に集合する。
亜紀ちゃんはもちろんだが、他の子どもたちもワクワクしている。
皇紀が亜紀ちゃんに言われ、録画は大丈夫か確認されている。
どうせブルーレイとかがうちに来るのだが。
今週は、俺が入学式で音楽の先生に呼ばれるシーンから始まった。
小学生時代にお世話になった本多先生から頼まれたと話される。
そして上級生から呼び出しを喰らってのトイレの大乱闘事件。
たちまち中学を支配する「トラ」少年。
女性ファンがまた増えて、山内との確執。
俺の中学時代の始まりだった。
放映が終わり、亜紀ちゃんが吼える。
「ウォォォォー! 今週も良かったぁー!」
みんなで笑う。
飲み物を持って、リヴィングに上がった。
そのまま飲み会になる。
双子が主につまみを作ってくれる。
亜紀ちゃんが大興奮で使い物にならないからだ。
その時、電話が鳴った。
俺が亜紀ちゃんから逃げるために電話を取った。
「石神くん!」
「南か!」
驚いた。
「遅い時間にごめんね」
「大丈夫だよ。家族全員でドラマを観た所なんだ」
「うん、今週も良かったよね。ところでね、出版社を通して連絡が来たんだけど、ミユキからだったんだ」
「え、ミユキ!」
「そうなの。あの子もあのドラマをずっと観ていたらしくて。それで自分のエピソードがあったでしょ? びっくりして出版社に問い合わせて来たみたいなの」
「そうなのか!」
「テレビ局にも電話したらしいんだけど、全然教えてもらえなかったって」
「まあ、そうだろうな」
ヤマトテレビは特に俺の情報に関しては神経質なほどにガードしている。
以前の失敗があるためだ。
「だから出版社を通して。私の本名も伝えて、怪しい人物じゃないって断った上でね」
「そうかぁ」
「ほら、ミユキも結構名の知られた人間でしょ? だから出版社の人も急いで私に連絡してきたの」
「ああ」
「直接ミユキとも話したんだ。石神くんに会いたいって」
「まあ、そうだな。俺も懐かしいんだが」
「ねぇ、時間は取れないかな?」
「うーん」
会いたい気持ちはもちろんある。
しかし、会ってどうするのか。
お互いに嬉しいに決まっている。
だけど、それだけだ。
むしろ、俺の大切な人間ということで、ミユキを事件に巻き込む恐れがある。
「とにかく、一度連絡してあげてくれないかな」
「分かった。考えておくよ」
「うん、お願い」
俺は考えていた。
「あれ、タカさん、どなたからでした?」
亜紀ちゃんに聞かれた。
「ああ、南だよ。ドラマの話とかな」
「そうですか!」
大興奮の亜紀ちゃんは深く突っ込んでこなかった。
唐揚げをばくばく食べている。
本当に懐かしい人間だ。
ミユキに会いたい。
俺の中で、それは強烈に熱くなって行った。
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