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佐野さんとの再会 Ⅶ
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俺の話が終わると、みんなニコニコしていた。
「トラがさ、警視総監表彰を受けて、金一封ももらったんだ」
「そうなんですか!」
「でもよ、それを俺に寄越しやがって」
「え?」
「今までのカツ丼代だってなぁ! そうだよな、トラ!」
「だって、本当に沢山奢って貰っちゃったしー。俺、金が無かったから返せなかったしー。いい機会でしたよ」
「ばか!」
みんなが笑った。
「断ったら、現金書留で送って来やがってよ」
「だって!」
「しかもよ、現金書留の封筒代と送料は引かれてたよな」
「だから俺、金が無かったんですよ!」
みんなが爆笑した。
「5万円だったな」
「そうでしたかね」
「しょうがねぇんで取っておいた」
「そうなんですか!」
亜紀ちゃんが嬉しそうに言った。
「トラが卒業して、みんなで祝いを贈った。その費用に充てたんだ」
「え、そうだったんですか!」
「署長や全署員がカンパしてな。赤いトレンチコートだよな?」
「はい」
亜紀ちゃんが言った。
「タカさん! 見たことないですよ!」
「何で見せなきゃいけないんだよ!」
「何言ってんですかぁ!」
「それはお前だぁ!」
亜紀ちゃんが俺の背中をポカポカする。
「うぜぇ!」
「だってぇ! 見せて下さいよー!」
「やだ!」
「このやろう!」
「てめぇ!」
他の子どもたちが見たいと言った。
千鶴と御坂も頼んで来た。
「しょうがねぇな」
俺は衣裳部屋から、トレンチコートを持って降りた。
綺麗にプレスされたもので、衣装ケースに入っている。
「幻想空間」でそれを開いて拡げた。
「いいじゃないですかぁ!」
「うるせぇ!」
みんながまじまじとトレンチコートを見る。
バーバリーのインポート物だ。
この色は特注だろう。
「トラはコートを持って無かったからな」
「そうでしたね」
「真冬でも制服か、特攻服だよな」
「はい。寒かったです」
「ワハハハハハハハハ!」
俺はこれを見て、貧乏な俺にコートを贈ってくれたことをすぐに分かった。
しかも、「赤虎」にちなんで、わざわざ赤い色にしてくれたことも。
有難くて涙が出た。
「タカさん、どうしてこれを着ないんですか?」
「そうですよ、石神さんに絶対に似合いますよ!」
亜紀ちゃんと柳が言った。
「大事な物だからだよ」
「それは分かりますけど。でも時々は」
「大事な時に着るんだ。そう決めてる」
「そうですかー」
俺以外には分からないだろう。
実は最初は何度か袖を通したこともある。
本当に嬉しく、ありがたく使わせてもらっていたのだ。
しかし、あることを知ってから、俺はその人間に会う時にこのコートを着ようと決めた。
俺の「赤虎」を最も愛してくれた人間。
その人間のためだけに、この赤いコートを着るのだ。
それまでは、大事にとっておくと決めた。
双子がトレンチコートを見て、ニコニコしていた。
「タカさん、いつか必ず着て見せてね」
「タカさん、楽しみにしてるね」
「おう!」
二人には何かが分かったのかもしれない。
俺はこのトレンチコートの他に、赤いコートは持っていない。
このトレンチコートだけなのだ。
佐野さんを中心に楽しく話し、宴を解散した。
酒が弱くなったと言っていた佐野さんだったが、楽しい雰囲気だったせいか、それほど酔ってはいなかった。
その佐野さんが、もう少し話がしたいと言った。
俺ももちろんそうしたかった。
子どもたちを寝かせ、佐野さんと二人で飲んだ。
「トラ、お前が元気で、お前が昔のままだったことが俺は嬉しいよ」
「ありがとうございます。俺も佐野さんに会えて嬉しいです」
「俺は変わったけどな」
「年取りましたよね?」
「ばかやろう」
佐野さんが笑った。
「さっき話した、俺の警察官時代の記録な。毎日お前のことを思い出して楽しいんだ」
「そうですか」
「本当に、俺の人生で一番楽しかった時間だ。お前のお陰だよ」
「何言ってんですか。俺のことを散々殴ってたじゃないですか!」
「それも楽しかったな」
「まったくもう!」
二人で笑った。
「実はな、お前のことを探そうとも思っていたんだ」
「はぁ。ああ、佐野さんは刑事でしたもんね。探すのはお得意だ」
「そうだ。だけどな、和久井署長からお前のためにワルたちが集められたって話を聞いたからな」
「はい」
「お前が本当に特別な人間なんだって分かった。お前は俺なんかが心配しなくても、絶対に無事でもっと大きな人間になって行くんだって思ったよ」
「そんなことは。俺は昔と変わらずバカでどうしようもないですよ」
佐野さんが薄く笑った。
「「虎」の軍を創り上げた男がかよ?」
「それは成り行きですよ」
本当に俺は大した人間ではない。
「トラ、俺に手伝えることは無いか?」
佐野さんが俺をまっすぐに見詰めていた。
「もちろんありますよ」
「なんだ! 何でもするぞ!」
「佐野さん、いつまでも元気でいて下さい」
「!」
「それが俺の一番の望みです」
「トラ……」
佐野さんが涙を流した。
「そして、時々、こうやって一緒に酒を付き合って下さい」
「ああ」
「今度、和久井署長も一緒に」
「そうだな。社長も喜ぶよ」
「はい」
佐野さんがまた俺を見ていた。
「でもな、俺はやっぱりお前のために何かしたいんだよ」
「ええ、それは本当に有難いんですけど」
「俺は刑事だった。だから潰しが利かないんだ。それは分かってる」
「でも優秀な刑事だったじゃないですか」
「そんなこともねぇけどよ。でも刑事だったら何とかとは思うが、他のことじゃな」
「今は警備会社で部長さんなんですよね?」
「まあ、やってることはそんなに難しくはねぇんだ。人員の割り当てなんかの仕事だよ。あとはそれぞれの苦情や愚痴を聞いたりな。クレームの処理なんかもあるか」
「佐野さんだから上手くやってるんでしょ?」
「なんだよ、そんなに持ち上げるな。俺は平凡だよ」
佐野さんがちょっと照れた笑いをする。
自分ではそう言っているが、俺は優秀な上司なんだと思った。
何と言っても、あの佐野さんだ。
仕事に真面目に取り組んでいるに違いない。
そして周りの人間も大事にしているのだろう。
暁警備の社長が知らせてくれたのも、そういう佐野さんだったからだ。
「でもな、俺はトラのために何かしたいんだ」
「そう言われてもですね」
「なあ、トラ。何か出来ないか?」
「……」
俺は戸惑っていた。
佐野さんの気持ちは分かる。
ありがたいとも思う。
しかし、佐野さんを巻き込むということは、「業」との戦いなのだ。
俺の大事な佐野さんを危険な目に遭わせることはしたくない。
俺の逡巡を佐野さんも分かったのだろう。
佐野さんが言った。
「俺のことを心配してくれているんだろう?」
「え?」
「お前はそういう奴だ。てめぇじゃ他人のためにどんな鉄火場でも飛び込んで行くくせによ。自分がお前のために危ないことをしようとすると、絶対に許さねぇ。そうだよな?」
「佐野さん……」
佐野さんが堪らない目で俺を見ていた。
「トラ、俺は覚悟は出来てる。もうこの年だ、この命をお前のために使いたいんだよ」
「佐野さんはまだまだ若いですよ」
「うるせぇ。いいから俺を使え!」
「佐野さん!」
佐野さんが笑っていた。
「おい、俺は使いたくねぇか?」
「佐野さんを危険な目に遭わせたくないんですよ」
「じゃあ、俺は勝手にやるぞ?」
「何言ってんですか!」
「俺は「業」に勝手に挑戦すっぞ!」
「佐野さん!」
参った。
佐野さんは本気だ。
「分かりましたよ! まったく佐野さんは無茶苦茶だ」
「トラに言われたくはねぇよ!」
「もう!」
「ワハハハハハハハハ!」
俺は漸く決意した。
「明日、早乙女に会わせます」
「早乙女?」
「はい。公安の人間です。今「アドヴェロス」という対妖魔の組織を率いている奴です」
「おお! 聞いたことがあるぜ! 御堂総理から表彰された奴だよな!」
「はい、御存知でしたか」
「あいつはいい! 自分の手柄なんぞ何も欲しがらねぇ。最高だ!」
「ええ、人物は保証しますよ。俺なんかよりよっぽど優しいいい奴です」
「そうか!」
俺はとにかく明日早乙女と話してみてからだと言った。
佐野さんは喜んでいた。
「トラ、あの時お前のために何もしてやれなかった、済まなかった」
「何言ってんですか」
「やっとお前のために何か出来る」
「佐野さんは俺のためにいろいろしてくれたじゃないですか」
「ありがとう、トラ。俺はやっと……」
佐野さんはそう言って俺の手を握った。
硬く、温かく、そして優しい手だった。
「トラがさ、警視総監表彰を受けて、金一封ももらったんだ」
「そうなんですか!」
「でもよ、それを俺に寄越しやがって」
「え?」
「今までのカツ丼代だってなぁ! そうだよな、トラ!」
「だって、本当に沢山奢って貰っちゃったしー。俺、金が無かったから返せなかったしー。いい機会でしたよ」
「ばか!」
みんなが笑った。
「断ったら、現金書留で送って来やがってよ」
「だって!」
「しかもよ、現金書留の封筒代と送料は引かれてたよな」
「だから俺、金が無かったんですよ!」
みんなが爆笑した。
「5万円だったな」
「そうでしたかね」
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「トラが卒業して、みんなで祝いを贈った。その費用に充てたんだ」
「え、そうだったんですか!」
「署長や全署員がカンパしてな。赤いトレンチコートだよな?」
「はい」
亜紀ちゃんが言った。
「タカさん! 見たことないですよ!」
「何で見せなきゃいけないんだよ!」
「何言ってんですかぁ!」
「それはお前だぁ!」
亜紀ちゃんが俺の背中をポカポカする。
「うぜぇ!」
「だってぇ! 見せて下さいよー!」
「やだ!」
「このやろう!」
「てめぇ!」
他の子どもたちが見たいと言った。
千鶴と御坂も頼んで来た。
「しょうがねぇな」
俺は衣裳部屋から、トレンチコートを持って降りた。
綺麗にプレスされたもので、衣装ケースに入っている。
「幻想空間」でそれを開いて拡げた。
「いいじゃないですかぁ!」
「うるせぇ!」
みんながまじまじとトレンチコートを見る。
バーバリーのインポート物だ。
この色は特注だろう。
「トラはコートを持って無かったからな」
「そうでしたね」
「真冬でも制服か、特攻服だよな」
「はい。寒かったです」
「ワハハハハハハハハ!」
俺はこれを見て、貧乏な俺にコートを贈ってくれたことをすぐに分かった。
しかも、「赤虎」にちなんで、わざわざ赤い色にしてくれたことも。
有難くて涙が出た。
「タカさん、どうしてこれを着ないんですか?」
「そうですよ、石神さんに絶対に似合いますよ!」
亜紀ちゃんと柳が言った。
「大事な物だからだよ」
「それは分かりますけど。でも時々は」
「大事な時に着るんだ。そう決めてる」
「そうですかー」
俺以外には分からないだろう。
実は最初は何度か袖を通したこともある。
本当に嬉しく、ありがたく使わせてもらっていたのだ。
しかし、あることを知ってから、俺はその人間に会う時にこのコートを着ようと決めた。
俺の「赤虎」を最も愛してくれた人間。
その人間のためだけに、この赤いコートを着るのだ。
それまでは、大事にとっておくと決めた。
双子がトレンチコートを見て、ニコニコしていた。
「タカさん、いつか必ず着て見せてね」
「タカさん、楽しみにしてるね」
「おう!」
二人には何かが分かったのかもしれない。
俺はこのトレンチコートの他に、赤いコートは持っていない。
このトレンチコートだけなのだ。
佐野さんを中心に楽しく話し、宴を解散した。
酒が弱くなったと言っていた佐野さんだったが、楽しい雰囲気だったせいか、それほど酔ってはいなかった。
その佐野さんが、もう少し話がしたいと言った。
俺ももちろんそうしたかった。
子どもたちを寝かせ、佐野さんと二人で飲んだ。
「トラ、お前が元気で、お前が昔のままだったことが俺は嬉しいよ」
「ありがとうございます。俺も佐野さんに会えて嬉しいです」
「俺は変わったけどな」
「年取りましたよね?」
「ばかやろう」
佐野さんが笑った。
「さっき話した、俺の警察官時代の記録な。毎日お前のことを思い出して楽しいんだ」
「そうですか」
「本当に、俺の人生で一番楽しかった時間だ。お前のお陰だよ」
「何言ってんですか。俺のことを散々殴ってたじゃないですか!」
「それも楽しかったな」
「まったくもう!」
二人で笑った。
「実はな、お前のことを探そうとも思っていたんだ」
「はぁ。ああ、佐野さんは刑事でしたもんね。探すのはお得意だ」
「そうだ。だけどな、和久井署長からお前のためにワルたちが集められたって話を聞いたからな」
「はい」
「お前が本当に特別な人間なんだって分かった。お前は俺なんかが心配しなくても、絶対に無事でもっと大きな人間になって行くんだって思ったよ」
「そんなことは。俺は昔と変わらずバカでどうしようもないですよ」
佐野さんが薄く笑った。
「「虎」の軍を創り上げた男がかよ?」
「それは成り行きですよ」
本当に俺は大した人間ではない。
「トラ、俺に手伝えることは無いか?」
佐野さんが俺をまっすぐに見詰めていた。
「もちろんありますよ」
「なんだ! 何でもするぞ!」
「佐野さん、いつまでも元気でいて下さい」
「!」
「それが俺の一番の望みです」
「トラ……」
佐野さんが涙を流した。
「そして、時々、こうやって一緒に酒を付き合って下さい」
「ああ」
「今度、和久井署長も一緒に」
「そうだな。社長も喜ぶよ」
「はい」
佐野さんがまた俺を見ていた。
「でもな、俺はやっぱりお前のために何かしたいんだよ」
「ええ、それは本当に有難いんですけど」
「俺は刑事だった。だから潰しが利かないんだ。それは分かってる」
「でも優秀な刑事だったじゃないですか」
「そんなこともねぇけどよ。でも刑事だったら何とかとは思うが、他のことじゃな」
「今は警備会社で部長さんなんですよね?」
「まあ、やってることはそんなに難しくはねぇんだ。人員の割り当てなんかの仕事だよ。あとはそれぞれの苦情や愚痴を聞いたりな。クレームの処理なんかもあるか」
「佐野さんだから上手くやってるんでしょ?」
「なんだよ、そんなに持ち上げるな。俺は平凡だよ」
佐野さんがちょっと照れた笑いをする。
自分ではそう言っているが、俺は優秀な上司なんだと思った。
何と言っても、あの佐野さんだ。
仕事に真面目に取り組んでいるに違いない。
そして周りの人間も大事にしているのだろう。
暁警備の社長が知らせてくれたのも、そういう佐野さんだったからだ。
「でもな、俺はトラのために何かしたいんだ」
「そう言われてもですね」
「なあ、トラ。何か出来ないか?」
「……」
俺は戸惑っていた。
佐野さんの気持ちは分かる。
ありがたいとも思う。
しかし、佐野さんを巻き込むということは、「業」との戦いなのだ。
俺の大事な佐野さんを危険な目に遭わせることはしたくない。
俺の逡巡を佐野さんも分かったのだろう。
佐野さんが言った。
「俺のことを心配してくれているんだろう?」
「え?」
「お前はそういう奴だ。てめぇじゃ他人のためにどんな鉄火場でも飛び込んで行くくせによ。自分がお前のために危ないことをしようとすると、絶対に許さねぇ。そうだよな?」
「佐野さん……」
佐野さんが堪らない目で俺を見ていた。
「トラ、俺は覚悟は出来てる。もうこの年だ、この命をお前のために使いたいんだよ」
「佐野さんはまだまだ若いですよ」
「うるせぇ。いいから俺を使え!」
「佐野さん!」
佐野さんが笑っていた。
「おい、俺は使いたくねぇか?」
「佐野さんを危険な目に遭わせたくないんですよ」
「じゃあ、俺は勝手にやるぞ?」
「何言ってんですか!」
「俺は「業」に勝手に挑戦すっぞ!」
「佐野さん!」
参った。
佐野さんは本気だ。
「分かりましたよ! まったく佐野さんは無茶苦茶だ」
「トラに言われたくはねぇよ!」
「もう!」
「ワハハハハハハハハ!」
俺は漸く決意した。
「明日、早乙女に会わせます」
「早乙女?」
「はい。公安の人間です。今「アドヴェロス」という対妖魔の組織を率いている奴です」
「おお! 聞いたことがあるぜ! 御堂総理から表彰された奴だよな!」
「はい、御存知でしたか」
「あいつはいい! 自分の手柄なんぞ何も欲しがらねぇ。最高だ!」
「ええ、人物は保証しますよ。俺なんかよりよっぽど優しいいい奴です」
「そうか!」
俺はとにかく明日早乙女と話してみてからだと言った。
佐野さんは喜んでいた。
「トラ、あの時お前のために何もしてやれなかった、済まなかった」
「何言ってんですか」
「やっとお前のために何か出来る」
「佐野さんは俺のためにいろいろしてくれたじゃないですか」
「ありがとう、トラ。俺はやっと……」
佐野さんはそう言って俺の手を握った。
硬く、温かく、そして優しい手だった。
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