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みんなで真冬の別荘 Ⅲ
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六花、亜紀ちゃん、皇紀、双子、柳が一つの台で楽しそうに肉を争っている。
俺と響子、栞、麗星、虎蘭、風花で一つの台。
鷹、桜花たち、士王、吹雪、天狼、奈々、チビたちで一つの台。
野薔薇と野菊が来たので、俺たちの台に入れた。
「鷹が楽しそうね」
「そうだな」
鷹が嬉しそうに食材を焼き、士王たちに食べさせている。
桜花たちとも楽しそうに話し、士王たちも喜んでいる。
その中で、士王、吹雪、天狼には自分たちでも焼かせて、世話をしながら食べさせていた。
士王たちは大喜びで自分で焼いたものをニコニコして食べている。
奈々も自分で焼きたがるので、鷹が丁寧に付き添って上手く焼かせた。
鷹の愛情が伝わって来る。
俺の子どもたちは鷹の子どもでもあるのだ。
だから鷹に子どもたちを任せた。
桜花たちも子どもたちの世話をしながら自分たちも楽しんで食べている。
幼い夜羽たちは、桜花たちが慣れているので安全に食べさせてくれる。
みんな牡蠣を美味そうに食べている。
もう少し普通に用意しようと思った。
あいつらには好きな物を食べてもらいたい。
亜紀ちゃんたちは久し振りに皇紀がいるので大興奮だ。
皇紀も笑顔で肉を奪い合っている。
風花が優しい笑顔でそれを見ていた。
俺は野薔薇と野菊を中心に焼いて食べさせた。
二人がニコニコして俺に礼を言いながら食べていく。
恐らく俺たちのような「食事」は必要ないのだろうが、タヌ吉と同様に人間の行動の後ろに流れる愛情が好ましく感ずるのだろう。
チビたちが満腹し、鷹もやっと桜花たちとゆっくり食べ始めた。
士王と吹雪、天狼、奈々がこっちに来て甘え始める。
四人は一番年長の士王が中心となって動くようになった。
それに、士王が生まれ持った性質なのだろう。
自然に中心となって何かをやる。
吹雪は士王ちゃん、天狼ちゃん、奈々ちゃんと呼び、天狼は士王さん、吹雪さん、奈々と呼ぶ。
士王は全員吹雪、天狼、奈々と呼ぶ。
どれが良いということではなく、自然に生まれ育った感覚なのだ。
士王は早速虎蘭にまとわりつき、虎蘭に何かを焼いてもらって喜んでいる。
もちろん合間に虎蘭パイに触る。
しかし何かを感じているのか、野薔薇と野菊のパイには手を出さない。
吹雪は風花に呼ばれて一緒にニコニコして食べている。
「天狼、奈々、来い」
俺が二人を呼ぶと目を輝かせて俺の所へ来た。
響子が二人を抱き締めて笑顔になる。
「おい、何が食べたい?」
「お父様がお好きなものを」
「おう!」
俺は伊勢海老を半分にしたものを焼き、焼き上がる寸前にタレを塗って焙った。
天狼たちの一口大に切って器に入れてやる。
「美味しいです!」
「うん!」
「そうか」
麗星が頭を下げていた。
「野薔薇、野菊、遠慮してんじゃねぇ。お前らもこれでいいか? 俺が好きなものなんだ」
「「はい!」」
嬉しそうに笑う二人にも作った。
二人にはライムをかけてやった。
いつの間にかタヌ吉が庭を回って来た。
「あなたさまぁー!」
「おう、お前も来たか!」
まあ、これで俺の妻と子どもたちの全員集合だ。
麗星が緊張し、虎蘭は最初は驚いていたがじきに馴染んだ。
全員で写真を撮り、タヌ吉と野薔薇、野菊は帰って行った。
みんなで風呂に入った。
俺は響子、虎蘭、士王、吹雪、天狼、奈々、それに夜羽、千歌、銀世と一緒に入った。
士王が大興奮で虎蘭に抱き着き、俺が引っぱたいて大人しくさせた。
先に響子とチビたちを出して栞、六花、鷹、麗星と合流する。
「士王が大変でよ」
「あなたの血だからね」
「栞のオッパイのせいだろう」
「なんでよ!」
あまりにも魅力的だからだ。
この世でオッパイが一番の価値と思い込んでも仕方がねぇ。
六花が寂しそうに言った。
「今回は士王ちゃんに触られてません」
「普段滅多にないパイがあるからなぁ」
「もう飽きられたのでしょうか」
「いや、もう自分のもんだと思ってんじゃねぇの?」
「そうですか!」
なんか喜んでいた。
麗星が嬉しそうに言った。
「私は3回触られました」
「やっぱなー」
「一度は夜羽の授乳中に」
「もろパイか!」
「はい」
栞がしきりに謝っていた。
皇紀、風花、ルーとハー、金華、銀華で一緒に入った、
双子が金華たちの全身を洗って楽しんでいた。
亜紀ちゃんと柳が桜花たちと一緒に入り、先に出た人間で肴を作って行く。
雪野ナスと雪野ポテト。
マグロ、タイ、寒ブリのお造り、
マッシュルームのアヒージョ。
アスパラ、チンゲン菜、カブとハムの香草炒め。
大根と豆腐の鍋(鷹監修)。
双子が大量の唐揚げ。
バーベキューで散々食べたので、あっさり目だ。
亜紀ちゃんたちも上がって来て、素晴らしい風呂だったと桜花たちが感動していた。
「ここでは24時間いつでも入れるからな」
「そうなのですか!」
三人が喜んでいた。
酒は「菊理媛」を出し、クリュッグのクロ・ダンボネも開けた。
虎蘭のために、千疋屋のフレッシュジュースを用意する。
士王たちは先に寝かせ、大部屋に布団を敷いてやると大興奮していた。
まあ、いつ寝るやら分からんが、弟妹たちがいるので大人しくしていろと言った。
虎蘭を先頭に、屋上へ移動する。
「虎蘭、ドアを開けろよ」
「はい」
開けて一歩踏み出して虎蘭が硬直していた。
みんな後ろで笑っている。
「! 高虎さん、ここは……」
「ああ、いいだろう? さあ、先に進めよ。みんなつかえてる」
「すみません!」
俺は虎蘭の手を引いて一緒に座った。
響子が俺の隣に来る。
右側に栞、鷹、亜紀ちゃん、柳。
左側に麗星、六花、皇紀、風花。
向かいに桜花、椿姫、睡蓮。
しばらく「幻想空間」の雰囲気を味わった。
そして他愛無い話をしながら酒を味わった。
「高虎さん、ここは本当に素敵ですね」
「まあ、石神家にはねぇだろう」
「うーん、でも自然は綺麗ですよ?」
「まあな」
「麗星、五平所も来れればよかったのにな」
道間家では新たに防衛システム完備の「道間城」を作っている。
五平所はそこに詰めて作業の指揮を執っているのだ。
これまでの道間家も霊的結界は良いのだが、物理的な面で弱かった。
一応防衛システムも入れたのだが、どうしても既存の敷地の関係で弱い。
だから俺が「ヘッジホッグ」を備えた本格的なものを建設し、それを「道間城」と命名した。
アラスカや蓮花研究所と同様の堅固な要塞だ。
「はい、今は《道間城》の建設でどうしても。でもあれは最近親しい女性が出来たようで。きっと楽しんでいます」
「マジか!」
「はい、あなた様のお陰でEDが治りましたもので」
「ワハハハハハハハハハハ!」
まあ、どうでもいいが。
亜紀ちゃんが言った。
「タカさん、私たちも《轟霊号》に乗りたいですよ!」
「まあいいけどよ。そうしたら、最初の作戦行動で行くか?」
「行きます!」
亜紀ちゃん、柳、双子が手を挙げ、皇紀と風花まで手を挙げた。
「なんだ、風花も行きたいのか?」
「はい! 私、船に乗ったことが無いんで!」
「そういうんじゃねぇんだけどなぁ。全然船って感じはねぇぞ?」
「いいんです!」
「じゃあいいけどさ。まあ、流石に作戦行動は同行させられねぇけど、出発から幾らかは許可しようか。茜たち、「トラキリー」の初任務になる予定だ」
「ありがとうございます!」
風花と皇紀が喜んでいた。
まあ、最初は洋上での実戦訓練なので、その最中はいいだろう。
風花にもいい刺激になるかもしれない。
「タカさん、もう「トラキリー」の編成は終わったんですか?」
亜紀ちゃんが聞いて来た。
「まあ大体はな」
「川尻さんとか!」
「そうだ、それと……」
俺は「トラキリー」の話をした。
俺と響子、栞、麗星、虎蘭、風花で一つの台。
鷹、桜花たち、士王、吹雪、天狼、奈々、チビたちで一つの台。
野薔薇と野菊が来たので、俺たちの台に入れた。
「鷹が楽しそうね」
「そうだな」
鷹が嬉しそうに食材を焼き、士王たちに食べさせている。
桜花たちとも楽しそうに話し、士王たちも喜んでいる。
その中で、士王、吹雪、天狼には自分たちでも焼かせて、世話をしながら食べさせていた。
士王たちは大喜びで自分で焼いたものをニコニコして食べている。
奈々も自分で焼きたがるので、鷹が丁寧に付き添って上手く焼かせた。
鷹の愛情が伝わって来る。
俺の子どもたちは鷹の子どもでもあるのだ。
だから鷹に子どもたちを任せた。
桜花たちも子どもたちの世話をしながら自分たちも楽しんで食べている。
幼い夜羽たちは、桜花たちが慣れているので安全に食べさせてくれる。
みんな牡蠣を美味そうに食べている。
もう少し普通に用意しようと思った。
あいつらには好きな物を食べてもらいたい。
亜紀ちゃんたちは久し振りに皇紀がいるので大興奮だ。
皇紀も笑顔で肉を奪い合っている。
風花が優しい笑顔でそれを見ていた。
俺は野薔薇と野菊を中心に焼いて食べさせた。
二人がニコニコして俺に礼を言いながら食べていく。
恐らく俺たちのような「食事」は必要ないのだろうが、タヌ吉と同様に人間の行動の後ろに流れる愛情が好ましく感ずるのだろう。
チビたちが満腹し、鷹もやっと桜花たちとゆっくり食べ始めた。
士王と吹雪、天狼、奈々がこっちに来て甘え始める。
四人は一番年長の士王が中心となって動くようになった。
それに、士王が生まれ持った性質なのだろう。
自然に中心となって何かをやる。
吹雪は士王ちゃん、天狼ちゃん、奈々ちゃんと呼び、天狼は士王さん、吹雪さん、奈々と呼ぶ。
士王は全員吹雪、天狼、奈々と呼ぶ。
どれが良いということではなく、自然に生まれ育った感覚なのだ。
士王は早速虎蘭にまとわりつき、虎蘭に何かを焼いてもらって喜んでいる。
もちろん合間に虎蘭パイに触る。
しかし何かを感じているのか、野薔薇と野菊のパイには手を出さない。
吹雪は風花に呼ばれて一緒にニコニコして食べている。
「天狼、奈々、来い」
俺が二人を呼ぶと目を輝かせて俺の所へ来た。
響子が二人を抱き締めて笑顔になる。
「おい、何が食べたい?」
「お父様がお好きなものを」
「おう!」
俺は伊勢海老を半分にしたものを焼き、焼き上がる寸前にタレを塗って焙った。
天狼たちの一口大に切って器に入れてやる。
「美味しいです!」
「うん!」
「そうか」
麗星が頭を下げていた。
「野薔薇、野菊、遠慮してんじゃねぇ。お前らもこれでいいか? 俺が好きなものなんだ」
「「はい!」」
嬉しそうに笑う二人にも作った。
二人にはライムをかけてやった。
いつの間にかタヌ吉が庭を回って来た。
「あなたさまぁー!」
「おう、お前も来たか!」
まあ、これで俺の妻と子どもたちの全員集合だ。
麗星が緊張し、虎蘭は最初は驚いていたがじきに馴染んだ。
全員で写真を撮り、タヌ吉と野薔薇、野菊は帰って行った。
みんなで風呂に入った。
俺は響子、虎蘭、士王、吹雪、天狼、奈々、それに夜羽、千歌、銀世と一緒に入った。
士王が大興奮で虎蘭に抱き着き、俺が引っぱたいて大人しくさせた。
先に響子とチビたちを出して栞、六花、鷹、麗星と合流する。
「士王が大変でよ」
「あなたの血だからね」
「栞のオッパイのせいだろう」
「なんでよ!」
あまりにも魅力的だからだ。
この世でオッパイが一番の価値と思い込んでも仕方がねぇ。
六花が寂しそうに言った。
「今回は士王ちゃんに触られてません」
「普段滅多にないパイがあるからなぁ」
「もう飽きられたのでしょうか」
「いや、もう自分のもんだと思ってんじゃねぇの?」
「そうですか!」
なんか喜んでいた。
麗星が嬉しそうに言った。
「私は3回触られました」
「やっぱなー」
「一度は夜羽の授乳中に」
「もろパイか!」
「はい」
栞がしきりに謝っていた。
皇紀、風花、ルーとハー、金華、銀華で一緒に入った、
双子が金華たちの全身を洗って楽しんでいた。
亜紀ちゃんと柳が桜花たちと一緒に入り、先に出た人間で肴を作って行く。
雪野ナスと雪野ポテト。
マグロ、タイ、寒ブリのお造り、
マッシュルームのアヒージョ。
アスパラ、チンゲン菜、カブとハムの香草炒め。
大根と豆腐の鍋(鷹監修)。
双子が大量の唐揚げ。
バーベキューで散々食べたので、あっさり目だ。
亜紀ちゃんたちも上がって来て、素晴らしい風呂だったと桜花たちが感動していた。
「ここでは24時間いつでも入れるからな」
「そうなのですか!」
三人が喜んでいた。
酒は「菊理媛」を出し、クリュッグのクロ・ダンボネも開けた。
虎蘭のために、千疋屋のフレッシュジュースを用意する。
士王たちは先に寝かせ、大部屋に布団を敷いてやると大興奮していた。
まあ、いつ寝るやら分からんが、弟妹たちがいるので大人しくしていろと言った。
虎蘭を先頭に、屋上へ移動する。
「虎蘭、ドアを開けろよ」
「はい」
開けて一歩踏み出して虎蘭が硬直していた。
みんな後ろで笑っている。
「! 高虎さん、ここは……」
「ああ、いいだろう? さあ、先に進めよ。みんなつかえてる」
「すみません!」
俺は虎蘭の手を引いて一緒に座った。
響子が俺の隣に来る。
右側に栞、鷹、亜紀ちゃん、柳。
左側に麗星、六花、皇紀、風花。
向かいに桜花、椿姫、睡蓮。
しばらく「幻想空間」の雰囲気を味わった。
そして他愛無い話をしながら酒を味わった。
「高虎さん、ここは本当に素敵ですね」
「まあ、石神家にはねぇだろう」
「うーん、でも自然は綺麗ですよ?」
「まあな」
「麗星、五平所も来れればよかったのにな」
道間家では新たに防衛システム完備の「道間城」を作っている。
五平所はそこに詰めて作業の指揮を執っているのだ。
これまでの道間家も霊的結界は良いのだが、物理的な面で弱かった。
一応防衛システムも入れたのだが、どうしても既存の敷地の関係で弱い。
だから俺が「ヘッジホッグ」を備えた本格的なものを建設し、それを「道間城」と命名した。
アラスカや蓮花研究所と同様の堅固な要塞だ。
「はい、今は《道間城》の建設でどうしても。でもあれは最近親しい女性が出来たようで。きっと楽しんでいます」
「マジか!」
「はい、あなた様のお陰でEDが治りましたもので」
「ワハハハハハハハハハハ!」
まあ、どうでもいいが。
亜紀ちゃんが言った。
「タカさん、私たちも《轟霊号》に乗りたいですよ!」
「まあいいけどよ。そうしたら、最初の作戦行動で行くか?」
「行きます!」
亜紀ちゃん、柳、双子が手を挙げ、皇紀と風花まで手を挙げた。
「なんだ、風花も行きたいのか?」
「はい! 私、船に乗ったことが無いんで!」
「そういうんじゃねぇんだけどなぁ。全然船って感じはねぇぞ?」
「いいんです!」
「じゃあいいけどさ。まあ、流石に作戦行動は同行させられねぇけど、出発から幾らかは許可しようか。茜たち、「トラキリー」の初任務になる予定だ」
「ありがとうございます!」
風花と皇紀が喜んでいた。
まあ、最初は洋上での実戦訓練なので、その最中はいいだろう。
風花にもいい刺激になるかもしれない。
「タカさん、もう「トラキリー」の編成は終わったんですか?」
亜紀ちゃんが聞いて来た。
「まあ大体はな」
「川尻さんとか!」
「そうだ、それと……」
俺は「トラキリー」の話をした。
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