6歳で死んでしまう少女は 精霊さんと共に生き延びる。

マキマキ

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呪いの主2-教師カイゼンー

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俺はサンブックリアの国の王太子だった。

俺は国王の父と意見が対立し、国から追い出された。

俺の親父は、諸外国の右に倣えと真似ばかりしている。

諸外国は、労働人口が増えてるから成り立っている制度だ。

その場は凌げるのが厄介で、長期的には効果が無かった。

国民はこの状況に一喜一憂している。


労働人口が年々減っている我が国には通用しないんだと説明しても聞く耳を持たなかった。

俺が追い出された後、5歳の弟が王太子となった。

暫くすると国は衰退して、潰れそうだった。俺は、友人のトワイライト帝国のアルベルト殿下に頼み込み助けてもらった。

アルベルト殿下は、将来彼が王となったら、独立させるという約束までしてくれていた。

「サプライズだよ。だって、盛り上がるだろ?」

って事だった。

それは、契約書や何も残ってない。

俺たちが死ねば、誰も知らないのだ。

俺たちは一時、水の精霊王の暴走で、
現地にそのまま駆けつけていれば死んでいただろう。

土の精霊王の玄さんというモグラが作るトンネルを通ることができて生きている。


俺たちは国を建て直すために、まずデータや統計を見て、

労働人口の減少が、経済停滞の大きな原因だと追求する。


ようは、年収300万の2人がお金を全て使ったとして、600万トワイライトが経済に貢献する。

しかし、1人に減ってしまえは300万だけである。

つまり、消費者の人数が減ると、経済が停滞するのだ。

つまり、賃上げをしないと経済が回らなくなるのだ。


中には、高齢者の数がいるだろうと言うが、
彼らは馬や馬車を買ったり、家を新築したりするだろうか?

彼らの消費は外食産業や介護産業などのサービス産業の利用が大きいのではないだろうか?

その業界は給与が低いケースが多いいのではないだろうか?

果たして、それで増えた高齢者の医療費を賄えるだろうか?

外国人労働者を雇えと言うが、彼らも最低賃金で働く者が多い。


先ずは、賃上げに繋がる最低賃金の見直しから始めた。

急な最賃の増加は、失業者を急激に増加させる。ソフトランニングで、年々上げることにした。

年30トワイライト上げていき30~40年後は2000トワイライト以上でないと社会保障は維持する事が難しいのではと思われる。


そして、人口増加の時代に作った法律や概念が我々をその場しのぎの対策に走らせたと理解する。

要は、企業を沢山作りましょう。
そうすれば、沢山の労働者が生まれて、経済も豊かになりますね。だから、援助しましょう。

と言う法律があちこちにあったのだ。
それは、労働者が増えるありきの法律なのだ。


人口が減り始めた今は、採算の悪い新しい企業をジャンジャン増やせば、労働人口はそちらに流れる。

さらに、ライバル企業が増えると、価格競争が激しくなる。

経費削減をして、商品の価格を下げる。

経費削減の為削られるのは、人件費だ。

派遣社員への切り替え、
最賃スレスレの雇用、
サービス残業、

結果、賃金が下がさがった。

消費量が減り、子供を産み育てるのには多額のお金が必要。

人口は更に減った。

その悪循環を繰り返していたのだ。


要は、人口に比べて、会社が多すぎて設備投資がかかり過ぎているのだ。

俺たちは後継者獲得に苦戦し、採算が合っていない小さな町工場の技術者を集約していった。要はM &Aだ。

しかし、怪しげな企業が現れて、買われる企業を騙し、高額な仲介料と不利な条件で買収を斡旋する会社が現れる。

そこで、税理士など専門家、経営者、事務員の教育を深く施す事により、怪しげな企業に引っ掛からなくなっていった。

人口増加時代を支えてくれた技術者達なんだ。出来ればそのままであって欲しかった。守ってあげたかった。

抵抗はやはり強かったが、専門家集団の教育が功を奏して、上手いことやってくれるようになった。

専門家の彼ら自身も、企業が減れば自分たちの仕事が少なくなる。

しかし、彼らは強かった。
今度は彼らは投資家に目をつけたようだ。

税金の申告は面倒だ。特に海外投資をすれば計算は面倒だ。

そこに目をつけて、相談料で稼いでいるようだ。

需要はどこかにあるのだ。



人口増加時代の政策はあの時代は必要だった。間違いではないのだ。

変革を迫られたそれだけなんだ。


俺は、若い頃言葉ズラの良いことばかり見ていた。ミクロな視点を見ては大きな夢を描いた。

「弱者を守る」「エコな国」「平和」

夢のような国を、どうやって実現するかマクロな視点から物事を考えてなかった。

批判は簡単だ。

報道や選挙の際にはよく考えるべきだ。
よく、平和、環境破壊、医療、少子化について言及している。

どうやって実現するのか?その財源は何処から調達するのか?国債でよいのか?税金で賄うべきなのか?何処か予算を削るべきか?
予算を削るとしても具体的には何処か。何円削るのか?

そうなれば

どうなるのか?

よく考えて情報を読まなくてはいけないと反省した。



俺は、弟のクラスの先生として勉強を教えている。

俺の親父は、国王から鍛冶屋になっていた。
様になってるから、誰もサンブックリアの元王なんて気が付かない。

頑固なもんで、いまだに
「あのバカ息子は!」と俺のことをののしってるようだ。

それを聞いて、弟のボルドは俺を探し回っているようだ。

その過程で、校長がアルベルト殿下だとしったようだ。

俺の存在に気がつく日も近いかもしれない。

俺とボルトは統計や世界の情報を一緒に見て回る。

最近はアルベルト殿下に楯突かなくなった。

可愛らしい、ちょっと残念な後輩たちは、
卵爆弾事件後も仲良くしてくれている。
この前は、
卵料理の卵焼きを作って、ちょっと難しかったけど、とてもおいしかったと、ボルドは嬉しそうに話していた。

卵のタマちゃんという謎の濃ゆい顔の生き物は、

弟の

「今日も兄を探せなかった」

という言葉を聞いては、

テトテトとこちらに来て

近くにいる俺の顔を見覗き込んでは、不思議そうにしている。


弟よ、あの生き物はなんだ?!

本当に呪いの卵なのか?

呪いの卵に顔なんてないのだが?

何を生み出したんだ?!


アルベルト殿下は

「面白い」

としか言わなかった。

なんなんだ!







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