6歳で死んでしまう少女は 精霊さんと共に生き延びる。

マキマキ

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墓場

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ポルカは、

その場の雰囲気がおかしいという。


「なんだ。ここは?
禍々しすぎる。

また、なんかヤバい植物の魔物が生えて来そうだな。

浄化する植物があれば・・・・。!!!


マリーベル!木を植えるぞ!手伝え!」


えっ!急に、なんで?

「わしの持ってるこの種はな、浄化する効果があるんだ。禍々しいものも浄化してくれる。

世界の果てにしかない貴重な種だ!


緑の精霊王は代々この種を1つ何処かに植えるんだ。

ワシはな。今、植え忘れてたのを思い出した。」

・・・。えっ?植え忘れ?ポルカ。

植え忘れたら、ヤバイやつだったんじゃないのか?

それでいいのか?


「マリーベルここに植えちゃうぞ!魔力を流せ!大きな木が育つのをイメージするんだ!

うっかり植え忘れてたから、マリーベルの魔力を借りれば、何とか遅れを取り戻せそうだ。」


おい!やっぱりヤバかったんじゃないか。


ポルカは胡桃のような大きな種を土の中に植えた。


私が魔力を通すと、緑のキラキラが種を植えたところに現れる。

その途端 ポンっと 2葉の芽が生えたかと思うと、

ポルカは力一杯、目をつぶって、汗をかきながら、魔力を流す。

するとグングンと木は上に上に伸びていく。


なんか、某アニメのト●●みたいだ。

私もポルカと同じように力一杯魔力を注いだ。

目を開けると、大きな立派な木が立っていた。これまたラ●●●のようである。

すると、木に青白い光がさす。

月が木を照らしているのだ。

木はキラキラと光を放つ。

しばらくすると、木の周りには沢山の白い花が一斉に咲いているのに気がついた。

月の光に照らされて白い花が美しく輝いて見える。

そして、ザザッと風が吹いたかと思うと、

木の向こう側には、沢山の犬や猫、馬、鳥などの動物たちがいた。

遠くでよく見えないが、彼らは、こちらを見ると、

ゆっくりと月に向かって駆け出す。

再度、ザザッと風が吹くと

動物達は消え、

空には一斉に青白い流れ星がながれた。

何故だろう。

美しい光景だが、悲しかった。


ポルカは言う

「この木は世界樹の木なんだ。

浄化の他に

癒しの効果があるんだ。


禍々しさが消えたようだな。

ここに植えるべく、私は今まで種を植えなかったのだな。うんうん。


世界樹の周りには常に花が咲く。

四季折々の美しい花畑になるだろう。


これから、美しい自然に成長していくぞ!」


ポルカは、嬉しそうだ。


ポルカに聞くと、月に向かって去っていった動物達は気が付かなかったが、

もしかしたら、既に生きていない動物だったかもしれないという。


しばしば、禍々しい場所には、死を受け入れられないものが居るという。

世界樹の癒しで死を受け入れたのだろうと言っていた。

何故あんなにいたのかは分からなかったが、


後に新聞に載っていて分かった。

その後、ピンギュラの片付けや

報告書を作るために、あたり一体を騎士団が調査した。

その過程で、沢山の動物の骨や首輪などが見つかったそうだ。

動物の中には南国に住んでる筈の生き物もいたらしい。

その動物が、迷宮蔦状ピンギュラの種を飲み込んでいた可能性が高く、

動物の遺体の養分を元に、急激に成長させてしまった可能性が高いと書かれていた。


動物の遺体の真相は、貴重種のペット盗み、繁殖させて、闇のブローカーに売っていた組織が、繁殖に使えなかったり、売れ残った動物を殺して埋めた後であった事が判明した。

中には、一時的に王都で流行った、馬刺しの馬肉にされた馬もいたようだ。


関わった、盗賊、運営していた貴族の男爵が捕まった。

悪質であるのと、海外の貴族達のペットもいたようで、大問題となり、国際裁判にかけられ、他国で処刑されることが決まった。

残虐な処刑で有名な国だった。

陛下は通常なら、あまりの残虐さに、引き渡しを拒否し、自国で処刑するのだが、

今回は怒りをあらわにし、身から出たサビだと引き渡しに応じたそうだ。


私は、あの動物たちがそうだったのかと、悲しい気持ちになった。

皆は、ピンギュラ事件は動物達の呪いだと言う。


私は、最後の動物達の顔を思い出すと、呪いという類のものではないと思う。

彼らの去り際は、もの悲しそうだった。

飼い主の元に帰りたかった。見つけて欲しかったのではないかと思う。


現在、この世界ではペットに魔道チップを入れ管理している。

悲しいが、悪党から身を守る為には、そうせざる得なかったのだ。



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