138 / 155
妻と子供達-キリル-
しおりを挟む
俺は、お義父様の計らいで、
妻と子供達に会う為に、
マゼンダ伯爵家にやって来た。
妻とシリルは静かに俺の待つ応接間に入って来た。
ベリルはオドオドとして、俺と妻とシリルを交互に見る。
俺は、ゼリスに土下座した。
「すまなかった。俺は、お前達に俺の意見をずっと押し付けて、お前達を苦しませて来た事に気が付いた。
本当にごめん。
ゼリス。シリル。ベリル。
やり直したい。
帰って来て下さい。
シリル、ベリル
今まですまなかった。
今後は、お前達のやりたい事をやっていい。
俺は、お前達のやりたい事
今後は親として見守ろうと思う。」
すると、ゼリスは
「貴方。頭を挙げて下さい。
いつもの貴方らしくないわ。フフフ。
お父様から話は聞いているわ。」
すると、ゼリスはパンパンと手を叩く。
その途端、使用人達が何やら机の上に
食べ物を準備し始める。
そこには、沢山のカットしたフルーツや
チョコレート、クッキーの砕いた物などが置かれた。
そして、俺達の前にワッフルコーンに乗ったソフトクリームが置かれる。
俺は驚いてゼリスや息子達を見る。
ベリルは驚いているが、
ゼリスとシリルは
ふんわりと俺に向かって笑顔を見せる。
ゼリスは
「息子達だけでなく、貴方も私もやりたかった事、沢山やりましょう?ねっ?」
と俺に語りかける。
俺は唖然とするが、
なぜだろう、肩が震えた。
ああ、俺はまた泣いているのだ。
妻ゼリスは、こんな俺を受け入れてくれた。
俺自身、ずっと何年も背を向けてきた本当の俺。
こんなにも簡単に受け入れてくれた。
俺は、床に座ったまま涙が止まらなかった。
ゼリスは俺の背中をそっと撫でる。
ゼリスの言葉を聞いた瞬間。
俺は俺で居ていいそう思えたんだ。
何か、俺の体は軽くなった。そんな気がした。
シリルは
「母上、親父!早く食べないと、溶けちゃうよ。ベリル。お前何をトッピングする?」
俺たちは、何をトッピングするか話しながら、4人で楽しく会話しながら、オリジナルのソフトクリームを作った。
シリルは、柑橘系が好きなようだ。
ベリルは、チョコレートとバナナ。
妻ゼリスは苺とクッキークランチ。
俺は、全部載せだ。
ベリルは
「親父ズリーぞ!俺も俺も!」
と真似をする。
そんな、ベリルを見てみんなで笑う。
初めて食べたソフトクリームはとっても美味しかった。
食べ物が、こんなに美味しいと思ったのは初めてだった。
家族ってこんなに温かいものだったのだと初めて知った。
そして、安心できる、俺が俺でいられる居場所。
そう思えて、初めて俺は息子達が本当の自分で居られる、
家庭という居場所を守ろうと強く思った。
妻と子供達に会う為に、
マゼンダ伯爵家にやって来た。
妻とシリルは静かに俺の待つ応接間に入って来た。
ベリルはオドオドとして、俺と妻とシリルを交互に見る。
俺は、ゼリスに土下座した。
「すまなかった。俺は、お前達に俺の意見をずっと押し付けて、お前達を苦しませて来た事に気が付いた。
本当にごめん。
ゼリス。シリル。ベリル。
やり直したい。
帰って来て下さい。
シリル、ベリル
今まですまなかった。
今後は、お前達のやりたい事をやっていい。
俺は、お前達のやりたい事
今後は親として見守ろうと思う。」
すると、ゼリスは
「貴方。頭を挙げて下さい。
いつもの貴方らしくないわ。フフフ。
お父様から話は聞いているわ。」
すると、ゼリスはパンパンと手を叩く。
その途端、使用人達が何やら机の上に
食べ物を準備し始める。
そこには、沢山のカットしたフルーツや
チョコレート、クッキーの砕いた物などが置かれた。
そして、俺達の前にワッフルコーンに乗ったソフトクリームが置かれる。
俺は驚いてゼリスや息子達を見る。
ベリルは驚いているが、
ゼリスとシリルは
ふんわりと俺に向かって笑顔を見せる。
ゼリスは
「息子達だけでなく、貴方も私もやりたかった事、沢山やりましょう?ねっ?」
と俺に語りかける。
俺は唖然とするが、
なぜだろう、肩が震えた。
ああ、俺はまた泣いているのだ。
妻ゼリスは、こんな俺を受け入れてくれた。
俺自身、ずっと何年も背を向けてきた本当の俺。
こんなにも簡単に受け入れてくれた。
俺は、床に座ったまま涙が止まらなかった。
ゼリスは俺の背中をそっと撫でる。
ゼリスの言葉を聞いた瞬間。
俺は俺で居ていいそう思えたんだ。
何か、俺の体は軽くなった。そんな気がした。
シリルは
「母上、親父!早く食べないと、溶けちゃうよ。ベリル。お前何をトッピングする?」
俺たちは、何をトッピングするか話しながら、4人で楽しく会話しながら、オリジナルのソフトクリームを作った。
シリルは、柑橘系が好きなようだ。
ベリルは、チョコレートとバナナ。
妻ゼリスは苺とクッキークランチ。
俺は、全部載せだ。
ベリルは
「親父ズリーぞ!俺も俺も!」
と真似をする。
そんな、ベリルを見てみんなで笑う。
初めて食べたソフトクリームはとっても美味しかった。
食べ物が、こんなに美味しいと思ったのは初めてだった。
家族ってこんなに温かいものだったのだと初めて知った。
そして、安心できる、俺が俺でいられる居場所。
そう思えて、初めて俺は息子達が本当の自分で居られる、
家庭という居場所を守ろうと強く思った。
16
あなたにおすすめの小説
慟哭の螺旋(「悪役令嬢の慟哭」加筆修正版)
浜柔
ファンタジー
前世で遊んだ乙女ゲームと瓜二つの世界に転生していたエカテリーナ・ハイデルフトが前世の記憶を取り戻した時にはもう遅かった。
運命のまま彼女は命を落とす。
だが、それが終わりではない。彼女は怨霊と化した。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
魅了が解けた貴男から私へ
砂礫レキ
ファンタジー
貴族学園に通う一人の男爵令嬢が第一王子ダレルに魅了の術をかけた。
彼女に操られたダレルは婚約者のコルネリアを憎み罵り続ける。
そして卒業パーティーでとうとう婚約破棄を宣言した。
しかし魅了の術はその場に運良く居た宮廷魔術師に見破られる。
男爵令嬢は処刑されダレルは正気に戻った。
元凶は裁かれコルネリアへの愛を取り戻したダレル。
しかしそんな彼に半年後、今度はコルネリアが婚約破棄を告げた。
三話完結です。
悪役令嬢は永眠しました
詩海猫(8/29書籍発売)
ファンタジー
「お前のような女との婚約は破棄だっ、ロザリンダ・ラクシエル!だがお前のような女でも使い道はある、ジルデ公との縁談を調えてやった!感謝して公との間に沢山の子を産むがいい!」
長年の婚約者であった王太子のこの言葉に気を失った公爵令嬢・ロザリンダ。
だが、次に目覚めた時のロザリンダの魂は別人だった。
ロザリンダとして目覚めた木の葉サツキは、ロザリンダの意識がショックのあまり永遠の眠りについてしまったことを知り、「なぜロザリンダはこんなに努力してるのに周りはクズばっかりなの?まかせてロザリンダ!きっちりお返ししてあげるからね!」
*思いつきでプロットなしで書き始めましたが結末は決めています。暗い展開の話を書いているとメンタルにもろに影響して生活に支障が出ることに気付きました。定期的に強気主人公を暴れさせないと(?)書き続けるのは不可能なようなのでメンタル状態に合わせて書けるものから書いていくことにします、ご了承下さいm(_ _)m
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
悪役令嬢の慟哭
浜柔
ファンタジー
前世の記憶を取り戻した侯爵令嬢エカテリーナ・ハイデルフトは自分の住む世界が乙女ゲームそっくりの世界であり、自らはそのゲームで悪役の位置づけになっている事に気付くが、時既に遅く、死の運命には逆らえなかった。
だが、死して尚彷徨うエカテリーナの復讐はこれから始まる。
※ここまでのあらすじは序章の内容に当たります。
※乙女ゲームのバッドエンド後の話になりますので、ゲーム内容については殆ど作中に出てきません。
「悪役令嬢の追憶」及び「悪役令嬢の徘徊」を若干の手直しをして統合しています。
「追憶」「徘徊」「慟哭」はそれぞれ雰囲気が異なります。
遡ったのは君だけじゃない。離縁状を置いて出ていった妻ーー始まりは、そこからだった。
沼野 花
恋愛
夫と子供たちに、選ばれなかったイネス。
すべてを愛人に奪われ、彼女は限界を迎え、屋敷を去る。
だが、その先に待っていたのは、救いではなかった。
イネスを襲った、取り返しのつかない出来事。
変わり果てた現実を前に、
夫はようやく、自分が何を失ったのかを思い知る。
深い後悔と悲しみに苛まれながら、
失ったイネスの心を取り戻そうとする夫。
しかし、彼女の心はすでに、外の世界へと向かっていた。
贖罪を背負いながらもイネスを求め続ける夫。
そして、母の心を知っていく子供たち。
イネスが求める愛とは、
そして、幸せとは――。
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる