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非行少女に武装解除を
[執筆途中]ちずな、心の絆、命綱、一途なその先に…
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絵理奈がゲームセンターで暴れている頃。
ちずなと茜が邂逅していたのはあまりに必然かもしれない。
「あっ…」
(絵理奈の友達のちずな?さんだ)
「…ああん?」
(確かこいつは絵理奈の幼馴染だったか?)
互いに絵理奈を挟んでの接点である。
(もしかして、この人なら絵理奈の居場所が…)
(もしかして、こいつなら絵理奈の居場所が…)
「あの」
「おい」
同時だった。そして、面倒になったちずなは茜の胸ぐらを掴もうとする。
茜はそれに反応し、腕絡めに持ち込む。
(ちっ、話が違うぜ。強ええ)
ちずなは腕の痛みをものともせずに大内刈りを仕掛ける。
倒れる茜はちずなの腕を離さない。
―ドンッ!
硬い廊下の床に受け身のないままに茜が打ち付けられる!頭だけは上げている。
勢いのままにちずなの腕も折れている、いや、勢い良く外れただけか?関節付近にヒビは入っていると思われる。
衝撃で動けない茜、痛みで動けないちずな。
戦いの最中に時が止まったような瞬間が訪れた。
(全身が震えている、呼吸が……、まずは息を整える、ブリージングで痛みを消して冷静に)
茜はシステマ特有の呼吸法で身体を、意識を、思考を強引に回復させる。
(畜生、普通そこは離すだろ!受け身にしろ、ビビったにしろ。痛え、痛え、痛え……。奴はヤバい、早く立ち上がれ。奴より一秒でも、間違いなく踏み潰してくる、この腕を、間違いなく、奴はイってる。頭がじゃない、なんの格闘技か知らないが、教科書通りになぞろうとしてやがる。呼吸を取り戻してやがる!)
「ぐああぁぁぁぁっしゃぁらああああぁっ!」
ちずなは痛めた腕まで使って跳ね起きる。一瞬遅れた茜はすぐに転がって距離を取りながら起き上がる。
「痛ぅ…、てめぇ、一枝をやりがったな!」
確信、である。躊躇いのないあの動きは、一枝の傷と一致する。何より茜の出現のタイミングが良すぎる。
「ちずなさん、でしたね。絵里奈を返して下さい」
「はあ?意味わからねえんだ、よっ!」
ちずなは素早く小手を狙う。片手での取捨選択とはいえ、防具が無ければ十分に効果的な攻撃だ。
(流れに逆らわず、絡めて相手の武器を奪う!)
(んなにっ、何度もっ、取らせるかよっ!)
即座に木刀を離すとそのまま踏み込んでボディブロー、茜の顔が苦痛に歪む。
「別に剣道してるんじゃ、ねえぜ!」
そのままローキックから木刀を蹴り上げて掴むと突きを茜の鳩尾に叩き込む。
「げはっ」
咄嗟に後ろに飛ぶも茜はそのまま倒れた。
(腹部、強く打たれて内臓が暴れている、胃液が戻ってくる。脹脛は痛みは鋭い、でも動きに支障はない。鳩尾、横隔膜がおかしい。冷静に、呼吸を整える。痛みは呼吸で抑えられる。内臓も横隔膜も呼吸でコントロール)
ちずなは追い打ちを掛けに踏み込む。
茜は起き上がるのを諦め、転がりながら避ける、合わせてちずなの足を掴み倒しに掛かる。
剣道家、ボクサー、共に下半身への対応に慣れは少ない。ましてや、タックルの類の回避にはそれなりの技術、つまり、経験と練習が要る。
しかし、そこはちずなである。倒されると同時に茜の鎖骨を蹴りながら後転して距離を取った。
(クソッ、こっちはもうボロボロだぜ。)
(もう、これ以上は体力が保たない。)
((次の一撃で決める!!))
ちずなと茜が邂逅していたのはあまりに必然かもしれない。
「あっ…」
(絵理奈の友達のちずな?さんだ)
「…ああん?」
(確かこいつは絵理奈の幼馴染だったか?)
互いに絵理奈を挟んでの接点である。
(もしかして、この人なら絵理奈の居場所が…)
(もしかして、こいつなら絵理奈の居場所が…)
「あの」
「おい」
同時だった。そして、面倒になったちずなは茜の胸ぐらを掴もうとする。
茜はそれに反応し、腕絡めに持ち込む。
(ちっ、話が違うぜ。強ええ)
ちずなは腕の痛みをものともせずに大内刈りを仕掛ける。
倒れる茜はちずなの腕を離さない。
―ドンッ!
硬い廊下の床に受け身のないままに茜が打ち付けられる!頭だけは上げている。
勢いのままにちずなの腕も折れている、いや、勢い良く外れただけか?関節付近にヒビは入っていると思われる。
衝撃で動けない茜、痛みで動けないちずな。
戦いの最中に時が止まったような瞬間が訪れた。
(全身が震えている、呼吸が……、まずは息を整える、ブリージングで痛みを消して冷静に)
茜はシステマ特有の呼吸法で身体を、意識を、思考を強引に回復させる。
(畜生、普通そこは離すだろ!受け身にしろ、ビビったにしろ。痛え、痛え、痛え……。奴はヤバい、早く立ち上がれ。奴より一秒でも、間違いなく踏み潰してくる、この腕を、間違いなく、奴はイってる。頭がじゃない、なんの格闘技か知らないが、教科書通りになぞろうとしてやがる。呼吸を取り戻してやがる!)
「ぐああぁぁぁぁっしゃぁらああああぁっ!」
ちずなは痛めた腕まで使って跳ね起きる。一瞬遅れた茜はすぐに転がって距離を取りながら起き上がる。
「痛ぅ…、てめぇ、一枝をやりがったな!」
確信、である。躊躇いのないあの動きは、一枝の傷と一致する。何より茜の出現のタイミングが良すぎる。
「ちずなさん、でしたね。絵里奈を返して下さい」
「はあ?意味わからねえんだ、よっ!」
ちずなは素早く小手を狙う。片手での取捨選択とはいえ、防具が無ければ十分に効果的な攻撃だ。
(流れに逆らわず、絡めて相手の武器を奪う!)
(んなにっ、何度もっ、取らせるかよっ!)
即座に木刀を離すとそのまま踏み込んでボディブロー、茜の顔が苦痛に歪む。
「別に剣道してるんじゃ、ねえぜ!」
そのままローキックから木刀を蹴り上げて掴むと突きを茜の鳩尾に叩き込む。
「げはっ」
咄嗟に後ろに飛ぶも茜はそのまま倒れた。
(腹部、強く打たれて内臓が暴れている、胃液が戻ってくる。脹脛は痛みは鋭い、でも動きに支障はない。鳩尾、横隔膜がおかしい。冷静に、呼吸を整える。痛みは呼吸で抑えられる。内臓も横隔膜も呼吸でコントロール)
ちずなは追い打ちを掛けに踏み込む。
茜は起き上がるのを諦め、転がりながら避ける、合わせてちずなの足を掴み倒しに掛かる。
剣道家、ボクサー、共に下半身への対応に慣れは少ない。ましてや、タックルの類の回避にはそれなりの技術、つまり、経験と練習が要る。
しかし、そこはちずなである。倒されると同時に茜の鎖骨を蹴りながら後転して距離を取った。
(クソッ、こっちはもうボロボロだぜ。)
(もう、これ以上は体力が保たない。)
((次の一撃で決める!!))
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