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彼女にとっての人生やり直し
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「もし今の記憶を持ったまま人生やり直せるしたらどうする?」
とりあえず彼女の言葉に面白がるような雰囲気があることで、深刻な悩みがあるとかじゃないんだなと当たりを付け安堵する。
まー、オンノベによくあるテーマだしな。……最近なんか更新あったっけ?
「条件を細かく聞きたいが……、とりあえず肉体が若返る方? それとも時間自体が戻る方?」
だからこれくらいは聞ける。最近は読んだオンノベの数も増えてきたし。
今までの自分の人生を遡ってやり直せるという意味なら、細かな失敗や後悔は多々あるが、今目の前に彼女がいることに比べたら些細な事なので、あまり考えたくない。
……言わないけど。
「どっちでもいいけど」
「うーん」
それはそれとして、話を広げるために考える。
「現状で知識チートとかは出来ないだろうから、案外記憶のある意味ってないかもしれないなぁ」
自分が凡人であることは理解している以上小さい頃のあれこれをそこまで覚えていないから宝くじの当たり番号を買うとか上がる株を買うとかそもそも子供に株とか出来ないだろうし、逆に未来の技術を先に発表してどうこうも細かい部分が怪しい。学力チートで小学校で神童と呼ばれようとも、それってむしろ努力サボりそうだから二十歳過ぎればただの人……というか現状以下になるのは目に見えてるし、肉体が若返るの方なら戸籍とかをどうするかを棚上げしても習ったのと細かいとこ変わってるらしいからそれすら出来るかどうか怪しい。特に歴史。
かといって平凡に過ごすには小さい子供のふりが上手く出来るとは限らないから違和感持たれるかもしれないし、出来たとしても恥ずかしい。
あれ? オンノベにあるほど利点感じないな。転生してないからか?
ただ……。
「けど多分カルシウムを取って歯磨きを真面目にはすると思う」
先人のいうことはすべて正しいとは言わないが、これに関しては間違ってない。てか永久歯生えるのもうちょっと遅くてもいいと思わないか?
「……歯医者、行った方がいいよ」
その言葉とドリンクバーで暖かい物ばかり飲んでるせいで現状に気づいたであろう彼女が言う。だが甘いな、虫歯には熱い物も浸みる。
「帰省したときまとめていく」
それくらいまでは持つはず。長期休みなんて地元のガキ共も行くだろうから混んでるだろうが、この辺りの歯医者なんてよく分からないし。
「で、そっちは?」
言いながら、まだダイエットシュガーになっている彼女の紅茶にちらりと視線を向ける。
「そーゆーのなら小さい頃から運動を頑張るわね」
……やっぱりダイエット中らしい。時間を戻してまで……というか今でも別に太ってない気がするが。
けど運動だけならプロでも目指さない限り今からでも出来ると思うが。
あれか、オンノベ読みながらだと走れない。絶対出来ないとは言わないが安全にしたいなら準備がいるから思い立ったらすぐは難しいだろーな。
それでもオンノベを読まない彼女は、既に彼女ではないような気がする。
とりあえず彼女の言葉に面白がるような雰囲気があることで、深刻な悩みがあるとかじゃないんだなと当たりを付け安堵する。
まー、オンノベによくあるテーマだしな。……最近なんか更新あったっけ?
「条件を細かく聞きたいが……、とりあえず肉体が若返る方? それとも時間自体が戻る方?」
だからこれくらいは聞ける。最近は読んだオンノベの数も増えてきたし。
今までの自分の人生を遡ってやり直せるという意味なら、細かな失敗や後悔は多々あるが、今目の前に彼女がいることに比べたら些細な事なので、あまり考えたくない。
……言わないけど。
「どっちでもいいけど」
「うーん」
それはそれとして、話を広げるために考える。
「現状で知識チートとかは出来ないだろうから、案外記憶のある意味ってないかもしれないなぁ」
自分が凡人であることは理解している以上小さい頃のあれこれをそこまで覚えていないから宝くじの当たり番号を買うとか上がる株を買うとかそもそも子供に株とか出来ないだろうし、逆に未来の技術を先に発表してどうこうも細かい部分が怪しい。学力チートで小学校で神童と呼ばれようとも、それってむしろ努力サボりそうだから二十歳過ぎればただの人……というか現状以下になるのは目に見えてるし、肉体が若返るの方なら戸籍とかをどうするかを棚上げしても習ったのと細かいとこ変わってるらしいからそれすら出来るかどうか怪しい。特に歴史。
かといって平凡に過ごすには小さい子供のふりが上手く出来るとは限らないから違和感持たれるかもしれないし、出来たとしても恥ずかしい。
あれ? オンノベにあるほど利点感じないな。転生してないからか?
ただ……。
「けど多分カルシウムを取って歯磨きを真面目にはすると思う」
先人のいうことはすべて正しいとは言わないが、これに関しては間違ってない。てか永久歯生えるのもうちょっと遅くてもいいと思わないか?
「……歯医者、行った方がいいよ」
その言葉とドリンクバーで暖かい物ばかり飲んでるせいで現状に気づいたであろう彼女が言う。だが甘いな、虫歯には熱い物も浸みる。
「帰省したときまとめていく」
それくらいまでは持つはず。長期休みなんて地元のガキ共も行くだろうから混んでるだろうが、この辺りの歯医者なんてよく分からないし。
「で、そっちは?」
言いながら、まだダイエットシュガーになっている彼女の紅茶にちらりと視線を向ける。
「そーゆーのなら小さい頃から運動を頑張るわね」
……やっぱりダイエット中らしい。時間を戻してまで……というか今でも別に太ってない気がするが。
けど運動だけならプロでも目指さない限り今からでも出来ると思うが。
あれか、オンノベ読みながらだと走れない。絶対出来ないとは言わないが安全にしたいなら準備がいるから思い立ったらすぐは難しいだろーな。
それでもオンノベを読まない彼女は、既に彼女ではないような気がする。
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