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本編
(8)スルーしたかったけど無理だった
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すや…すや…
『巫女、新しく神の力を授かった巫女よ…』
ぐーぐー今、私は寝る事に忙しいの
『ねえ、巫女聞こえてるよね。ここは夢の中だよ、だから答えてよ』
夢の中ですか、そーですか
じゃあ答えるかって言うと……めんどいから、やっぱり寝ます!ご用件は起きた時にして下さいませ。
『本当、そんな事したら君のほうが大変なことになるよ。色んな人の前でこの子は聖女になったリイアちゃんでーすって公開処刑していいの?ねえ巫女』
なんて恐ろしい宣言が聞こえた
はい、はい答えるよ!
夢の中の相手を見ようとしたら姿が見えない…
まあ、正体は何となく分かってるが
「めんどくさい、分かりきってるからスルーしてたのに、どうせ私を巫女として神託した神様でしょ?」
『当りーさすが先輩が目をつけてこっちに持ってきた魂だね!』
当りって軽いな。
あと気になる単語が魂を持ってきた?
「それどういう事、詳しく聞かせて欲しいんだけど」
『それは、もちろん君が地球で亡くなったからさ、それを僕の先輩がここに持ってきたんだよ。』
「そっか、やっぱり地球で私は死んじゃったのかそこらへんの事、覚えてないんだけど神様は知ってる?」
『えっそうなの、前世の事、リイアはどんな感じで覚えてるの?』
「うーんと、地球の日本で生きてた性別は女性かな?その時の自分の名前とか思い出せないんだよね。ほんと、後は何となくしか分からない状態」
『そうか、もしかしたら界渡りの時か何かあったかもそこは僕も分からないなあ』
「えーっもういいや、その神様が言ってた先輩って会えないの?」
『今は、無理かな手が離せない仕事でこっちに来れないから』
「なんじゃそりゃってか、聞きたい事があるんだけど、私、すぐ死んじゃうキャラに生まれ変わったのよ。それも、神様が言ってた先輩の指示なの!?」
『先輩の指示じゃないよ僕が勝手にしたこと』
見えない神様のなんだか嬉しそうな雰囲気にイラッとする。
「なに勝手なことしてんのよ。私にも迷惑だしレーアにも迷惑よ!あのスペアシステム!ふざけんじゃないわよ」
『先輩がリイアは前世でゲーム好きだからって聞いていたから僕からの洒落た招待だよ』
コイツ今すぐ殴ってやりてえ……
「じゃあ、スペアシステムは無くしてよ。あんな死んだ相手からの能力を引き継ぐシステムなんて最低だよ。開発者は頭おかしいでしょ」
『それが面白い所なのに、リイアあとスペアの事、他の人に話したら駄目だよ。まあ喋っても回りにいる僕の配下の精霊たちが記憶を消すけどね。だからリイアが頑張って運命を変えたらいいんだよ。そうしたら、妹はリイアの代用品にはならいし、リイアも生き残って万々歳にね。今なら巫女になった記念に何かして欲しい事があればサービスするけど』
「よし、今すぐ姿を見せろ、そしてオマエを泣かす‼面出せやこのカス野郎」
『へっそんな無理だよ嫌だよ何か戻れない気がする
リイア、やっぱりさっきのサービスは取り消すね。じゃおやすみ』
「まってカスヤロー 一発殴らせてから消えろやあああ」
◇
「リイア…リイア…」
「リイア、起きたか、何やら魘されていたぞ」
「リイア、夢見が悪かったのすごい寝言だったわ」
悪夢から目覚めたら美形夫婦がいて
少しだけ癒されました。いつも、いつも、スミマセン。
けど悪いのは人の夢の中に出てきた神様が
悪いわ。こんど、あったら絶対殴る。
「母さま…嫌な夢を見てました」
「そうなの、じゃあリイアが安心して寝れるまで、そばにいるわ」
そう言って母様逹は私が寝るまで居てくれました。
勿論その後は悪夢は見ませんでした。
『巫女、新しく神の力を授かった巫女よ…』
ぐーぐー今、私は寝る事に忙しいの
『ねえ、巫女聞こえてるよね。ここは夢の中だよ、だから答えてよ』
夢の中ですか、そーですか
じゃあ答えるかって言うと……めんどいから、やっぱり寝ます!ご用件は起きた時にして下さいませ。
『本当、そんな事したら君のほうが大変なことになるよ。色んな人の前でこの子は聖女になったリイアちゃんでーすって公開処刑していいの?ねえ巫女』
なんて恐ろしい宣言が聞こえた
はい、はい答えるよ!
夢の中の相手を見ようとしたら姿が見えない…
まあ、正体は何となく分かってるが
「めんどくさい、分かりきってるからスルーしてたのに、どうせ私を巫女として神託した神様でしょ?」
『当りーさすが先輩が目をつけてこっちに持ってきた魂だね!』
当りって軽いな。
あと気になる単語が魂を持ってきた?
「それどういう事、詳しく聞かせて欲しいんだけど」
『それは、もちろん君が地球で亡くなったからさ、それを僕の先輩がここに持ってきたんだよ。』
「そっか、やっぱり地球で私は死んじゃったのかそこらへんの事、覚えてないんだけど神様は知ってる?」
『えっそうなの、前世の事、リイアはどんな感じで覚えてるの?』
「うーんと、地球の日本で生きてた性別は女性かな?その時の自分の名前とか思い出せないんだよね。ほんと、後は何となくしか分からない状態」
『そうか、もしかしたら界渡りの時か何かあったかもそこは僕も分からないなあ』
「えーっもういいや、その神様が言ってた先輩って会えないの?」
『今は、無理かな手が離せない仕事でこっちに来れないから』
「なんじゃそりゃってか、聞きたい事があるんだけど、私、すぐ死んじゃうキャラに生まれ変わったのよ。それも、神様が言ってた先輩の指示なの!?」
『先輩の指示じゃないよ僕が勝手にしたこと』
見えない神様のなんだか嬉しそうな雰囲気にイラッとする。
「なに勝手なことしてんのよ。私にも迷惑だしレーアにも迷惑よ!あのスペアシステム!ふざけんじゃないわよ」
『先輩がリイアは前世でゲーム好きだからって聞いていたから僕からの洒落た招待だよ』
コイツ今すぐ殴ってやりてえ……
「じゃあ、スペアシステムは無くしてよ。あんな死んだ相手からの能力を引き継ぐシステムなんて最低だよ。開発者は頭おかしいでしょ」
『それが面白い所なのに、リイアあとスペアの事、他の人に話したら駄目だよ。まあ喋っても回りにいる僕の配下の精霊たちが記憶を消すけどね。だからリイアが頑張って運命を変えたらいいんだよ。そうしたら、妹はリイアの代用品にはならいし、リイアも生き残って万々歳にね。今なら巫女になった記念に何かして欲しい事があればサービスするけど』
「よし、今すぐ姿を見せろ、そしてオマエを泣かす‼面出せやこのカス野郎」
『へっそんな無理だよ嫌だよ何か戻れない気がする
リイア、やっぱりさっきのサービスは取り消すね。じゃおやすみ』
「まってカスヤロー 一発殴らせてから消えろやあああ」
◇
「リイア…リイア…」
「リイア、起きたか、何やら魘されていたぞ」
「リイア、夢見が悪かったのすごい寝言だったわ」
悪夢から目覚めたら美形夫婦がいて
少しだけ癒されました。いつも、いつも、スミマセン。
けど悪いのは人の夢の中に出てきた神様が
悪いわ。こんど、あったら絶対殴る。
「母さま…嫌な夢を見てました」
「そうなの、じゃあリイアが安心して寝れるまで、そばにいるわ」
そう言って母様逹は私が寝るまで居てくれました。
勿論その後は悪夢は見ませんでした。
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