スペア~ふたつの月~ 本編前に死ぬモブキャラに生まれ変わった私は、かわいい妹の為に絶対死にません。

花かつお

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本編

(43)事件は、上でも起こってる。

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 ルリちゃんの移転魔法で、大神殿の屋上に来た私達は、上を見上げると、そこは、土と岩の塊の地面が広がっていた。


「土だ!土しか見えないぞ!何だ、あれ?」
「すご~い。お空が地面になったの?」
「吃驚した。何なの、あれ?大きすぎて、全然、空が見えないわ」

上を見ながら、はじめて見る光景に、一瞬、レーアが言った言葉に納得してしまうぐらいに、私達が見る範囲、全て、地面だった。
ってか、いったい?何なの、あれ?もしかして、隕石とか!?ひええええっ。
ヤバいじゃん。
けど、そうだったら、もうすでに地上に落ちてるわよね?それか、私達が知らない間に、隕石を魔法で食い止めてるの?

そう、次々に憶測していると、一緒に来てた。
モカさんが


「にゃあ!この土の上から、父にゃと母にゃの気配がしますにゃあ~ん」


上を見ながら、興奮したのか、しっぽをブンブン動かし、体もぴょんぴょんとジャンプして、小さな手を上に指すのだった。


(えっ?この土の上に、モカさんのご家族がいるの!?マジでーー!)





「おーい。ルリちゃん、そして、君達、勝手にここに来て、危なかったら、どうするんだい?」


謎の飛来物を、確認する為に、先に屋上にいた。賢者様に私達は、声をかけられた。

「危ない?むしろ、賢者お父さん達がいる方が安全な気がするわよ?そんな事より、こっちに来た理由は、さっき、リイアちゃんが、精霊を呼びだすごっこ遊びで、この獣族のモカさんを召喚しちゃったのよ!あと、空に浮かぶ土?からご家族の気配がするって、それを調べに来たのよ」

賢者様にあった瞬間に一気に、喋りだしたルリちゃんに

「何やら、知らない内に、吃驚な展開が起こってたんだね。リイアちゃんが、その子を呼出したって?いったい、どうやって?」

うっ!私のファンタジー☆メルヘンなごっこ遊びの事をばらされるなんて、めっちゃ恥ずかしい。今度から、レーアと遊ぶなら、普通のごっこ遊びにしよう。けど?普通って何?分からんですよ。1人自問自答していた。

「あの、『可愛い精霊ゲットだぜ!ご主人様と呼んでね』ごっこをしていて、その絨毯に魔法陣猫ホイホイを描いて、精霊を呼出す事を言ったら、こちらのモカさんを召喚したみたいなんです」

説明したら、ちょっと何言ってるのか?分からんみたいな表情の賢者様が私を見て、そして、召喚したモカさんを見た。

「君がモカさん?リイアちゃんの描いた魔法陣から召喚されたって、その容姿は、ジャコウ猫族だけど?……何か違う血も混じってる?」

さすが、賢者様、もう、モカさんが何の獣族か分かったみたいだ。そして、半分は違うと気づいたぞ!

「はじめまして、モカですにゃ、はい。その通り、ジャコウ猫族とネコヤナギの精霊の子ですにゃ♪」

「ああ、そうなんだね。だから、君の中から、精霊の気配がしたから、納得した。あと、もしかして、君は、タータニアの所のジャコウ猫族かな?」

「にゃにゃ!そうですにゃ、ぼくは、タータ様が作った村で、コピ農家をしてる一族ですにゃ」

「なるほど、モカさんが、こちらに来れたのは、あの浮島『タータニア』に、私が大昔に設置した魔法陣にモカさんが、気づかないうちに、乗ってしまい、たまたま、遊んでいたリイアちゃんに召喚されたようだね」


どうやら、すでに事件が解決に、進みそうだ。
賢者様が、モカさんが住んでいる場所を知ってるようだ。


ピーチッチッチッと鳥の声が聞こえてきたと思ったら、目の前で、すごいスピードで何かの固まりが飛んできた。

そこには、小さな小鳥が賢者様の前で羽ばたきながら、ピーピー言っていた。


「どれどれ、はあ、何やら、浮島でも事件が起こってるみたいだね。モカさんの件もあるし、行きますか、浮島『タータニア』へ」

 それを聞いた。ルリちゃんは

「賢者お父さん、わたしも、付いて行っていいよね!」

「そうだね、危険な場所では、無いし、それに、あの蜃気楼の森に行ってみようか」

えっ?
蜃気楼の森があるですって!!
ゲームで、攻略出来なかったから
どんなのか、見てみたい。私も行きたーい!!
さて、どうやって連れて行って貰えるか、私は、考え出すのだった。
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