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本編
(45)時短で行きます。浮島タータニアへ!
しおりを挟むさて前回、ラピュ〇、思い出したら無性にあのエンディングの歌を歌いたくなったリイアです。
何と!賢者様なら、あの魔法陣猫ホイホイを使わなくても、一度知ってる場所なら、移転魔法で、すぐッパと行けるそうです。早っ!!時短したい理由は
「できたら、夕飯までには帰りたいから、サクサク行こうか~」
賢者様曰く、夕飯頃には帰りたいそうです。
そうなると超スピードで解決しないとヤバいです。時間的にも色々と。
賢者様が、タータニアに行く私達に
例の目が潰れそうな、あのキラキラ眩しいイリュージョンの光に包まれたと思った瞬間ーー
「タータニアに着いたよ」
その言葉を聞いて、
閉じていた目を開くと、
そこはー葉っぱも真っ白な木が生えてる場所だった。
もしや、これが『白樹』、本当に真っ白だー!
周りの空気がアムカの神殿よりさらに爽やかな感じがする。
「にゃにゃ、真っ白な木がいっぱいにゃ、ここは、蜃気楼の森ですにゃ!戻ってきたですにゃ!!」
モカさんが、この場所を蜃気楼の森と断定しましたー!
じゃあ次は、早速、モカさんをお家に送ってあげよう!!
いくら何でも、ごっこ遊びで召喚したとはいえ、ご家族にとっては私、誘拐犯ですよね。
はい。なので、モカさんのご家族に会ったら、一番最初にする事は、謝罪であろう。はい。
そして、
前世日本人の私として、盛大なる謝り方したいと思ってる。
そう、ーー土下座を。
反省していたら、
そこまで、する必要は無いだろうと
言う人間もいるだろう、だが
それじゃ、私の気が済まないんだ!!
だから、私は、土下座したいと思います。はい。
まさか、リイアがそんな事を思ってるなど
誰も知らないままーー
モカの家族に会った時の
リイアの土下座に驚く事になるとは、
誰も予想できるはずも無かった。
◇
私が次はモカさんの家だーと1人意気込んでると、賢者様がモカさんに
「モカさんは、タータの家からアムカに来たんだよね。私もタータの所へ用事があるから、先にそっちから寄ってから、その後にモカさんのお家へ行く予定で良いかな?」
「そうでしたにゃ!タータ様の所へ、行かないと、今日は、タータ様の身の回りのお手伝い日だから、大変。急いだほうがいいにゃ!!」
それを聞いた賢者様の片眉がピクリと動き
顔を顰めていた。
「モカ君、お手伝い日って何かな?」
「にゃ、うちの一族がタータ様のお陰でここに居られるお礼に、タータ様の身の回りのお世話をしてますにゃん」
「………なるほど、それで、君らがお世話していると……相変わらず、怠け者のようだな、タータめ………」
何やら、不穏な感じになった賢者様と
モカさん達一族がお世話してるタータ様の所へ
向かう事になるのだった。
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