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有能な探索者
3話 はじめての村 2
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こちらに走ってきたのはミルによく似た狐獣耳人の少女であった。
「ミルぅ~無事だっだのね...本当に良がっだぁ」
スッゴい泣いている。
本当に心配してたんだとわかった。
お姉ちゃんに抱きつかれてミルも抱き返して泣き出してしまった。
俺はその瞬間を微笑ましく見ていた。
「お姉ちゃん紹介するね。この人が私を助けてくれた人族のケントさんです。」
そうミルが紹介してくれたが姉はと言うと、こちらを睨んでうかがっている。
「ケントさん...貴方は良い人族なのかもしれないけど人族を信用することはできないわ。」
睨みつけたままそう言われた。
「もう...お姉ちゃんケントさんに失礼でしょ。本当にいい人なんだから。」
「ごめんなさい..ケントさん...お姉ちゃんに悪気はないんだけどスキルの事があって人族を警戒する癖があるんだよね」
そんな話を聞いて、苦労してるんだなと思った。
「あ..言い忘れたけどお姉ちゃんの名前はエルメア・ゲインて言うの」
そう言われて俺は素直にかわいい名前だと思った。
「よろしく...エルちゃん」
そう言って手を差し出したが返って警戒された。それにミルも首を傾げて疑問に思っているようだった。
多分そういう文化がないんだと理解した。
むやみに手を差し出さないことを心に誓った。
エルは警戒しながらも妹を救った恩人なので家に招いてくれた。
俺たち3人はご両親に会うため2人の家へ向かった。
600mくらい歩いて二人の家に着いた。
扉を開けて中に入ると二人の両親と思われる人達が机に座って待っていた。
お父さんらしき人がミルに向かって抱きついた。
「大丈夫だったか?...怪我とかしてないよな」
そんなことを言いながら娘に抱きついている。
お母さんはというとお腹に赤ちゃんがいるのか大きなお腹をしているため椅子に座ったままだった。
ミルはお父さんを押しのけるとお母さんに抱きついて行った。
お母さんの腕の中でミルは泣いてしまった。
「ごめんね...ミル..私達がちゃんと見ていれば怖い思いをさせなかったのに..本当にごめんね」
涙ぐみながらミルに謝っているた。
一方その頃俺はというと空気になっていたがこの際どうでも良いことだ。
そう思っていたが、お父さんに声を掛けられた。
「君がミルを救ってくれたんだね。本当にありがとう...なんてお礼を言ったらいいか」
「君が来る前に村のギルドに行ってミルの救出願いを出してきたところなんだ。」
そうお父さんが言うとミルは驚いてた。
「お父さんお金はどうしたの。ここにはそんなお金ないのに赤ちゃんだって生まれてくるんだよ。」
「収入だってうまく野菜が育たなくて入ってこないのに」
「しょうがないよ...ミルの命には変えられないからね。」
そうお父さんは悲しそうに言った。
「ミルのお父さん...僕も一文無しですが何か出来ることがあればやりたいです。」
「貴方達を助けたいんです。働けるところを教えてください。」
そう俺は頼んでみるとお父さんもといガイルヴェル・ゲインさんは冒険者ギルドを紹介してくれた。
ガイルさんに連れられてギルドに着いた。
全体が木造建築で村のギルドなので小さいが装飾が綺麗に施されていた。
「ケントくん...さっき言っていたことだが俺たちの為に頑張らなくて良いからな...」
「自分の為に頑張ってくれ」
そう肩を軽く叩かれて言われた。
俺はそれを聞いて頑張ろうと胸に誓ってギルドの扉を開いた。
つづく
「ミルぅ~無事だっだのね...本当に良がっだぁ」
スッゴい泣いている。
本当に心配してたんだとわかった。
お姉ちゃんに抱きつかれてミルも抱き返して泣き出してしまった。
俺はその瞬間を微笑ましく見ていた。
「お姉ちゃん紹介するね。この人が私を助けてくれた人族のケントさんです。」
そうミルが紹介してくれたが姉はと言うと、こちらを睨んでうかがっている。
「ケントさん...貴方は良い人族なのかもしれないけど人族を信用することはできないわ。」
睨みつけたままそう言われた。
「もう...お姉ちゃんケントさんに失礼でしょ。本当にいい人なんだから。」
「ごめんなさい..ケントさん...お姉ちゃんに悪気はないんだけどスキルの事があって人族を警戒する癖があるんだよね」
そんな話を聞いて、苦労してるんだなと思った。
「あ..言い忘れたけどお姉ちゃんの名前はエルメア・ゲインて言うの」
そう言われて俺は素直にかわいい名前だと思った。
「よろしく...エルちゃん」
そう言って手を差し出したが返って警戒された。それにミルも首を傾げて疑問に思っているようだった。
多分そういう文化がないんだと理解した。
むやみに手を差し出さないことを心に誓った。
エルは警戒しながらも妹を救った恩人なので家に招いてくれた。
俺たち3人はご両親に会うため2人の家へ向かった。
600mくらい歩いて二人の家に着いた。
扉を開けて中に入ると二人の両親と思われる人達が机に座って待っていた。
お父さんらしき人がミルに向かって抱きついた。
「大丈夫だったか?...怪我とかしてないよな」
そんなことを言いながら娘に抱きついている。
お母さんはというとお腹に赤ちゃんがいるのか大きなお腹をしているため椅子に座ったままだった。
ミルはお父さんを押しのけるとお母さんに抱きついて行った。
お母さんの腕の中でミルは泣いてしまった。
「ごめんね...ミル..私達がちゃんと見ていれば怖い思いをさせなかったのに..本当にごめんね」
涙ぐみながらミルに謝っているた。
一方その頃俺はというと空気になっていたがこの際どうでも良いことだ。
そう思っていたが、お父さんに声を掛けられた。
「君がミルを救ってくれたんだね。本当にありがとう...なんてお礼を言ったらいいか」
「君が来る前に村のギルドに行ってミルの救出願いを出してきたところなんだ。」
そうお父さんが言うとミルは驚いてた。
「お父さんお金はどうしたの。ここにはそんなお金ないのに赤ちゃんだって生まれてくるんだよ。」
「収入だってうまく野菜が育たなくて入ってこないのに」
「しょうがないよ...ミルの命には変えられないからね。」
そうお父さんは悲しそうに言った。
「ミルのお父さん...僕も一文無しですが何か出来ることがあればやりたいです。」
「貴方達を助けたいんです。働けるところを教えてください。」
そう俺は頼んでみるとお父さんもといガイルヴェル・ゲインさんは冒険者ギルドを紹介してくれた。
ガイルさんに連れられてギルドに着いた。
全体が木造建築で村のギルドなので小さいが装飾が綺麗に施されていた。
「ケントくん...さっき言っていたことだが俺たちの為に頑張らなくて良いからな...」
「自分の為に頑張ってくれ」
そう肩を軽く叩かれて言われた。
俺はそれを聞いて頑張ろうと胸に誓ってギルドの扉を開いた。
つづく
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