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村と姉妹の救世主
6話 村の開拓 2
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「あの..実はインベントリて言うスキルを持ってるんです。」
俺はインベントリが使えることを言った。
「いんべんとり?それどう言ったスキルなんですか?」
大商会のお偉いさんでも、インベントリと言うスキルは知らないようだ。
生主神様から貰った物だから、このスキルを知らないのだろう。
「分かりやすく言うと異空間収納のスキルと言うことです。」
異空間収納?...とエブァンさんはブツブツと1人で考えているようだ。
答えが出たのか、顔を上げてこちらをキラキラとした目で見ている。
「いんべんとり?は分かりませんが、要するに、収納系スキルの上位スキルを持っているんだね!!」
商人にとって最も欲しがられているスキルらしいので、こんなにキラキラとした目で見てくるんだな。
「まぁそうですね。話を戻しますと、そこに魔物の素材が入ってるんですが、取り出して良いですか?」
俺はインベントリを開いて、サファイアドラゴンの脚を出した。
「ちょっと待ってくれ!! 脚でその大きさなのか?!」
「ギルドでそんな大きな物を取り出すのは待ってくれ」
焦った声でガイルさんが俺を止めた。
ここでは大きすぎて出すのを拒否されてしまった。
なのでギルドの裏庭に出て、取り出すことにした。
収納スキルの上位スキルと確信したエブァンさんは、とても興奮が収まらないようだ。
アリスさんは、もしもの為に魔物の名前が、載っている本を取りに倉庫へ駆けて行った。
裏庭でアリスさんの帰りを待っていると、
2分後、エブァンさんのテンションが安定し、アリスさんが資料を持ってきてくれた。
全員揃ったのでインベントリを開いてサファイアドラゴンを取り出した。
「えぇー!、私でも本で調べなくても分かります!!!ど.ど.ドラゴンじゃないですか!」
アリスさんはドラゴンが怖いのか少し後ずさりをしながらそんな事を言った。
男達2人は驚きすぎて声にならないようだ。
「おい待ってくれケント!こいつはどうやって倒した!?」
「それにこいつは成竜じゃねぇーか!?」
俺の肩を両手で掴み、色んなことを問いただしてきた。
「どう倒したも、剣で首をスパンと切り落としましたけど」
「やっぱりただもんじゃないと思っていたが人間は怖いな」
俺が真実を言うと信じたのか恐ろしいものを見たという感じで見てきた。
エブァンさんはまだ口を開けたままフリーズしている。
「一応 種類を調べて見ますね。多分ブルードラゴン系統だと思いますが。」
そう言ってアリスさんは本でドラゴンの詳細を調べ始めた。
俺にはチートスキルの鑑定のスキルが無いので、何かがあれば本で一々調べないと行けないので面倒臭いんだよね。
「あの..多分なんですけどこのドラゴン、サファイアドラゴンだと思うんですけど?」
俺は自分で調べたドラゴンの名前だけ言ってみた。
おかしい事を言ったのか3人ともキョトンとしていた。
「おい.. ケント..サファイアドラゴンなわけないだろ。」
「この辺にそんな上位種が生息してるわけがないだろ。」
ガイルさんはそんな事があるかよと笑っている。
いや、そう言われてもティナを追って来たから、俺にはどこから来たのか分からないんだよね。
そんな事を考えているとエブァンさんがフリーズ状態から解けたようだ。
「あ.あ.ああ合ってます。正真正銘の成竜のサファイアドラゴンです!!!」
アリスさんが、本を握りしめてアワアワしながら合っていることを証言してくれた。
「ケントくん..待ってくれ.これを買い取って欲しいのかい、そうなら私でも無理だね」
冷静になったエブァンさんから買い取ることが出来ないと言われてしまった。
色々と聞いてみたが、サファイアドラゴンの素材は高すぎて一体丸々だと、大商会でも買い取れないという事だった。
「このドラゴンどうしたら良いですかね?」
他に何か方法がないか聞いてみた。
すると王都であるオークションに出してみないかと提案してくれた。
そのオークションはエブァンさんが開催しているとの事で、願ってもない事だったので、そのままお願いする事にした。
オークションに出すと決まってこれからガイルさんが、ドラゴンを解体してくれることになった。
つづく
俺はインベントリが使えることを言った。
「いんべんとり?それどう言ったスキルなんですか?」
大商会のお偉いさんでも、インベントリと言うスキルは知らないようだ。
生主神様から貰った物だから、このスキルを知らないのだろう。
「分かりやすく言うと異空間収納のスキルと言うことです。」
異空間収納?...とエブァンさんはブツブツと1人で考えているようだ。
答えが出たのか、顔を上げてこちらをキラキラとした目で見ている。
「いんべんとり?は分かりませんが、要するに、収納系スキルの上位スキルを持っているんだね!!」
商人にとって最も欲しがられているスキルらしいので、こんなにキラキラとした目で見てくるんだな。
「まぁそうですね。話を戻しますと、そこに魔物の素材が入ってるんですが、取り出して良いですか?」
俺はインベントリを開いて、サファイアドラゴンの脚を出した。
「ちょっと待ってくれ!! 脚でその大きさなのか?!」
「ギルドでそんな大きな物を取り出すのは待ってくれ」
焦った声でガイルさんが俺を止めた。
ここでは大きすぎて出すのを拒否されてしまった。
なのでギルドの裏庭に出て、取り出すことにした。
収納スキルの上位スキルと確信したエブァンさんは、とても興奮が収まらないようだ。
アリスさんは、もしもの為に魔物の名前が、載っている本を取りに倉庫へ駆けて行った。
裏庭でアリスさんの帰りを待っていると、
2分後、エブァンさんのテンションが安定し、アリスさんが資料を持ってきてくれた。
全員揃ったのでインベントリを開いてサファイアドラゴンを取り出した。
「えぇー!、私でも本で調べなくても分かります!!!ど.ど.ドラゴンじゃないですか!」
アリスさんはドラゴンが怖いのか少し後ずさりをしながらそんな事を言った。
男達2人は驚きすぎて声にならないようだ。
「おい待ってくれケント!こいつはどうやって倒した!?」
「それにこいつは成竜じゃねぇーか!?」
俺の肩を両手で掴み、色んなことを問いただしてきた。
「どう倒したも、剣で首をスパンと切り落としましたけど」
「やっぱりただもんじゃないと思っていたが人間は怖いな」
俺が真実を言うと信じたのか恐ろしいものを見たという感じで見てきた。
エブァンさんはまだ口を開けたままフリーズしている。
「一応 種類を調べて見ますね。多分ブルードラゴン系統だと思いますが。」
そう言ってアリスさんは本でドラゴンの詳細を調べ始めた。
俺にはチートスキルの鑑定のスキルが無いので、何かがあれば本で一々調べないと行けないので面倒臭いんだよね。
「あの..多分なんですけどこのドラゴン、サファイアドラゴンだと思うんですけど?」
俺は自分で調べたドラゴンの名前だけ言ってみた。
おかしい事を言ったのか3人ともキョトンとしていた。
「おい.. ケント..サファイアドラゴンなわけないだろ。」
「この辺にそんな上位種が生息してるわけがないだろ。」
ガイルさんはそんな事があるかよと笑っている。
いや、そう言われてもティナを追って来たから、俺にはどこから来たのか分からないんだよね。
そんな事を考えているとエブァンさんがフリーズ状態から解けたようだ。
「あ.あ.ああ合ってます。正真正銘の成竜のサファイアドラゴンです!!!」
アリスさんが、本を握りしめてアワアワしながら合っていることを証言してくれた。
「ケントくん..待ってくれ.これを買い取って欲しいのかい、そうなら私でも無理だね」
冷静になったエブァンさんから買い取ることが出来ないと言われてしまった。
色々と聞いてみたが、サファイアドラゴンの素材は高すぎて一体丸々だと、大商会でも買い取れないという事だった。
「このドラゴンどうしたら良いですかね?」
他に何か方法がないか聞いてみた。
すると王都であるオークションに出してみないかと提案してくれた。
そのオークションはエブァンさんが開催しているとの事で、願ってもない事だったので、そのままお願いする事にした。
オークションに出すと決まってこれからガイルさんが、ドラゴンを解体してくれることになった。
つづく
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