異世界に渡って妹を探します!

エールコート

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村と姉妹の救世主

6話 村の開拓 1

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「ムリムリ..ムリですよ~そんな高価な素材買い取れません。」

「なんで持ってるんですか?もしかして倒したんですか?」

絶対無理なんだろうな。

そんなに高価な物だったとは知らなかった。

「森を歩いてたら襲って来たので、倒しちゃいました。」

「倒しちゃいました、じゃないですよ どれだけランク高いと思ってるんですか?」

「個体差があっても討伐のクエストだったら確定でBランクなんですよ。」

分からないけど、この魔物は個体差があまり無いようだ。

もしかしたら最低数値の個体値でも確定で、Bランクなのかもしれないけど。

「熟練の探索者でも死ね可能性があるんですから。」

この世界ではすごい強い分類の魔物のだったらしい。

「これどうしたら良いですかね。」

聞いてみても受付嬢はどうしたらいいか分からないようだった。

ギィィ

ギルドの扉が開いて1人の男が入ってきた。

「その素材、私が買い取りましょう。」

そう言われたので声のする方を振りかえった。

そこには綺麗な装飾が施された服を着た男が立っていた。

その男の特徴は貴族風の服を着ていて、彫りの深いイケメンだった。

「あの、買い取って貰うのは嬉しいですけど、これ高いらしいですけど、大丈夫ですか?」

俺が気さくに話しかけると貴族風のイケメンは笑顔でこちらに近ずいて来た。

「エブァンさん、こんにちは..ガイルさんとの約束は終わられたんですか?」

受付嬢もといアリスさんの言葉で、何者かは分からないが、エブァンと言う名前だけは分かった。

「やぁ..元気かいアリスちゃん、いやーまだ用事は済んでないんだよね。」

「ガイルがギルドで待っててくれって言ってたから、多分君の事だね。」

エブァンさんは俺の事を見ながらそう言った。

「ケントさんに用事って...あぁーやっぱり!!、ガイルさんに魔物の名前を教えて貰ったて事は、ガイルさんが解体したんですね。」

「ガイルさんが剥ぎ取った素材は色んな解体士のを見てきましたが、解体士の中で1番綺麗ですよね。

「それに剥ぎ取りの腕も全然衰えていませんし。」

アリスさんが言うには、ガイルさんは今は農業を仕事にしているが、昔は魔物を狩る探索者が多く、活気があった時に解体士をやっていたんだそうだ。

だからあんなに綺麗に素早く解体するんだな。

俺は納得した。

「俺はあまり見たことが無いので分からなかったんですけど、血も付いてなくて綺麗ですよね」

ギィィ

俺がそんな事を言っているとギルドの扉が開いた。

「おい、アリスとケントにそんな事を言われたら照れるじゃねぇーか」

ガイルさんが照れながらギルドの扉を開けて、こちらに向かって来た。

「やっぱり..大商会 リグルス商会の商主様は見る目があるね。」

エブァンさんはリグルス商会の商主らしい。

「俺はまだ聞いてないが、ケントの素材を買い取ってくれるのか?」

「あぁ..さっきも君達には言ったが、リグルス商会が買い取らせて貰うよ。」

エヴァンさんは胸を叩いて言った。

「良かったなケント!ちょうどエヴァンがいてくれてラッキーだったな」 

エヴァンさんと言うリグルス商会の商主がいてくれて本当にラッキーだ。

待てよ..大商会の商主が直々に尋ねるなんガイルさんの底が知れない。

「買い取って頂いてありがとうございます。」

俺はエヴァンさんから契約書を貰い、なにを取引するのかを確認してもらって、サインを書いて渡した。

「これで契約は成立しました。」

「ですが、今は現金が無いので預庫を作りませんか?」

預庫は元いた世界で言うと銀行のようなものらしい。

そりゃお金があるんだし、銀行くらいあるだろーなぁ。

「預庫を作るにはどうしたらいいか分からないので、教えてもらっても良いですか?」

「それならおやすい御用ですよ。」

頼んでみると気前よく、登録方法やお金の出し入れを教えてくれた。

「先程も良い素材を売って頂いたのでこれくらい、サービスしますよ。」
 
これだけ親切にして貰ったので、サファイアドラゴンの素材は、この人に売る事に決めた。

「あの..もう1体別の魔物の素材があるんですけど、買い取ってくれますか?」

俺はそうかしこまって尋ねてみた。

「そんな急にかしこまらないでください。」

「出来る限り買い取らせて貰いますよ!」

俺は、この人に異空間収納スキルもといインベントリを、使えることを話そうと思う。

つづく






























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