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1章 真珠の寝床編
5.上客
その後はマイクに言われた通り部屋から出ずに客を取るようになった。
マイクはあの日もの凄い金額を払ったらしく、店主が興奮気味に「あの客を逃しちゃ駄目だよ!いやぁ、マリンは本当プロ意識が高いね!待機も、部屋で良いよ!内線で事前に知らせるから、よろしくね!」と言っていた。
それから何日間か経ったが、まだマイクは来ていない。
何人か地味めのイケメン君達を風俗嬢らしくお相手した。
ちょっと金額がそんなに出せそうになかったり、恋人以外と性交渉したくなさそうな人には本番無しでフェラにパイズリにお触りで満足していただいた。
貧乏そうなイケメン達には、「頑張って働いて、もうちょっと払えるようになったらエッチしようね。」と言ってある。
その際はあんまりのめり込まない様に負の感情は拒絶してある。
私は今世ではアゲマンになるのだ。
え?サキュバスとして精気を取るためにそこはエッチしとけって?
いやいや、そこは風俗嬢お金をもらうプロとして私情は挟みません。
それに、ブランドイメージは大事だ。
何時でも誰でも抱ける女に、男は価値を置くだろうか?
いいや、置かない。断言できる。男はちょっと頑張れば抱けるかな?くらいの女にはガツガツくるのだ。
私的にイケメンの客で嬉しいが、やはり男にはちょっとくらいガツガツして欲しい。
私は自分を安く売らないのだ・・・・・全然エッチしたいけどね。
そんな私の戦略が受けたのか、単に容姿が美しいからかは分からないが巷で結構噂になっているらしい。
”不細工専門の女郎がいるらしい”と。
今日はそんな噂を聞いた、恐らく地位の高いお方の予約がこの後入っている。
店主から「くれぐれも!!丁重にお相手してくれ!!!頼むから、絶対に拒否しないでくれよ!」と言われている。
これは期待できる。マイク並のイケメンかもしれない。
今相手をしているこの地味イケメンの後、念入りに準備しておこう。
この人は前金で、そんなに多くなかった一見さんだ。
お風呂からのフェラの後、おっぱいを吸わせながら手で扱いているが・・・そろそろイキそうだ。
マリンは膝枕していた男をベッドに寝かせて、ギンギンになっているチンポに自身のマンコを擦り付けた。
「うっあぁ、マリンしゃん・・・!」
「ふふふっ、入れてあげれないけど、サービスです♪・・・ほら、よく見て?貴方がいっぱい乳首イジメるから、こんなにヌルヌルになっちゃった。」
男のチンポをマンコ肉で挟み、ぬるぬると自身の愛液を擦り付ける。
「また来るまで、待ってるからね。ほら、私のえっちな姿目に焼き付けて?次来るまでのオナニーは、私を思い出しながらしないとダメよ?」
男に自分の痴態を見せつけるように、ブルンブルンとおっぱいを揺らしながら腰を上下に動かす。
「あぁぁあ!はいっ!俺マリンしゃんで、これからオナニーします!・・・イく、イッちゃううぅ・・!!!」
ビューーーーーーーーッと勢いよく射精して、ガクガクと腰砕けになる男に耳元で呟いた。
「んっ、次はもっと気持ちいいことしましょうね?・・・お仕事頑張って♪」
そう言いつつ、男の中の依存心を拒絶した。
男を部屋で見送った後、私はルンルンで今一番お気に入りの清楚系下着を身に着け、脱ぎやすいミニワンピを着て待機していた。
(あぁ、早く来ないかなぁ~♪今日はエッチ出来てないから、期待してるぞぉ~♪)
公爵Side
「これはこれはワルシャワ公爵殿、ようこそおいで下さいました。裏口は分かりにくくなってますので心配でしたが、流石公爵。時間前に来られるとは。」
この店の店主が媚びへつらう様子を、にこやかに・・・しかし冷めた目で見つめる。
「いえいえ、こっちの都合で人目に付かぬよう考慮していただいたのです。これくらい普通ですよ。・・・で、噂の女郎は逃げたりしていませんか?」
「滅相もないです!今念入りに準備してることでしょう!・・・内線してきますので、少々お待ちください。」
店主が女郎に連絡している間に、控えていた従者が耳打ちする。
「旦那様、自分は部屋の前でお待ちしていましょうか?・・・万が一逃げ出そうとした時、引っ捕まえて部屋に戻せるように。」
「いや、お前はそこらの宿を取っていいと言っているだろう。・・・たとえ逃げられても、私は宿を取るよ。翌朝遊郭街の”裏口”で落ち合おうと再三言っているではないか。大丈夫だ、もうこの年なんだ。傷つきもしないさ。」
従者の心配からくるお節介を、優しく拒否する。
私、キース・ドゥ・ワルシャワはこの帝国の公爵家当主である。
歳は40で、所謂”オッサン”である。
そんな私がこの様に人目を忍んで遊郭に来ているには訳がある。
この、醜い容姿のせいだ。
銀色の長髪に、水色の切れ長の目。
それだけならばまだ見てられるが、輪郭はシャープで渋みがあり、獣も震える程の強く涼しい眼差し。
オールバックにして全面に出しているその顔は、お世辞にも人に好かれる要素がなかった。
しかもその体つきも筋肉で覆われ、一切の肉が付いておらず軟弱さが前面に出ていた。
公爵家の先祖はキースの様なブ男であったらしいが、それも時の流れとともに大分マシになってきた。
しかし、キースの様に突然変異の先祖返りでとんでもないブ男が生まれることがある。
その為キースは既婚の身でありながら、女の身体を知らぬオッサンになってしまった。
結婚した妻と、一度契りをかわそうとしたが全力で拒否された。
重婚でもして別の妻と子を生せと吐き捨てるように言われ、それ以来同じ部屋で二人きりで会うことは無くなった。
その妻が別の夫と子を生し、その子に公爵家を継がせようと目論んでいることが分かった。
さすがにそれは阻止しなければならない。
こんな不細工な私に長年仕えてきてくれた使用人達にも申し訳ない。
その為、まずはこんな私とでも身体を合わせられる女を探すことになった。
そんな時に、この真珠の寝床に”不細工専門の女郎”がいるという噂を耳にした為やってきたのだ。
噂は聞いているが、キースは内心期待など全くしていなかった。
「旦那様、もし、万が一成功したら、手筈通りこの”真実薬”を飲ませて、出自やら何やら全て洗い浚い情報を吐かせてください。その女郎のバックボーンに問題なければ、女郎に公爵家のお子を産ませましょう。」
従者が小さなカプセルをキースに手渡す。
この中の液体を飲ませると、相手に真実を話させることができる非常に価値のある薬だ。
「・・・はぁ、分かった。いう通りにする。だからお前はもう宿を探しに行きなさい。」
「旦那様・・・。分かりました、では私は念の為ここで待機しておりますので、旦那さまが内線してください。宿をとって大丈夫なのか、拒否されたのか。その内線を聞くまで、私はここにおりますので。」
頑なな従者にキースは折れ、了承した。
「あぁ、公爵殿!準備が整ったようです。女郎の部屋に案内しますので、着いてきてください。」
キースは店主の言葉に、重いため息を吐きながら憂鬱そうに着いて行った。
マリンSide
店主から予約の客が到着したと聞いて、マリンは期待に胸を膨らませていた。
(むふふ~♪予約時間より前に来るなんて、しっかりしてるじゃない。それとも相手も楽しみにしてたのかしら?)
ポーーーンっと部屋のインターフォンがなったので、少し急ぎ足で入り口へ駆ける。
「はーい♪マリンです」
「マリン、こちらご予約のキース様だ。・・・キース様は前金でとんでもなく色を付けてお支払いしてもらってる。くれぐれも、粗相のないように頼むよ、マリン。」
「まぁ、そうなんですか?・・・ふふふっ、それじゃあいつもよりも張り切ってご奉仕しなきゃですね。キース様、私頑張りますので、今夜はどうぞよろしくお願いしますね?」
マリンは店主の後ろにいる、オールバックの美中年に声をかける。
「あ・・・あぁ、こちらこそ、よろしく頼むよ。・・・噂の女郎が、君の様な可憐なお嬢さんだったとは驚いた。・・・本当に、いいんだね?」
やはり中年でもハンサムな顔をしていたら迫害の対象にあっているようだ。
「勿論です!・・・さぁ、私の部屋に入ってゆっくりしましょう?・・・店長、明日のお昼までは私のお客様取らないでくださいね?」
マリンはそう言いながら、キースの腕を引っ張ってドアを閉めた。
マリンは自分の部屋に立っているキースを見つめる。
確かに年を召しているが・・・それも大人の色気に昇華されて、大変魅力的に見える美中年だ。
将来確実に老紳士になるであろう、年を重ねた色気をムンムンに出しているキースに、マリンは内心で(絶対、常連にする。これはいい精気を持ってる人だ!)と息巻いていた。
取り敢えず、立ったままこちらの様子を伺っているキースに抱き着いてみる。
むにゅんっ、とマリンご自慢のおっぱいがキースの鍛えられた胸板で形が変わる。
その突然の抱擁に、キースはギョッとした後・・・流石上流階級(多分)、そっと肩に両手を置き先程までの表情に戻っていた。
(ふむ・・・なかなか落としがいがあるな。)マリンはキースのお尻の上らへんで手を組み、上目遣いで尋ねた。
「キース様は、よくこういうお店にいらっしゃってるんですか?・・・私、まだまだ新人なのでキース様を呆れさせてしまうかもしれません・・・頑張りますので、ちょっとの失敗は目をつぶってくださいね?」
「・・・私はこういった店に来ることは今日が初めてでね、通常がどうか分からないから気にしなくてもいいよ。お嬢さんの好きなようにもてなしてくれ。」
やーん!さっきも思ったけど素敵なオジサマから「お嬢さん」って呼ばれるの良い!・・・でも距離を近づけるには名前で呼ばれた方が良いわよね~。・・・しかし、これはもしかすると初めてでは?
内心でしめしめ、と思いつつマリンはグイグイいく。
「嬉しい!私、キース様のプロ童貞を貰えるんですね?・・・キース様の良い思い出に残るように、私頑張りますね?・・・キース様、よろしかったら私のことは”マリン”と呼んでください。・・・お嬢さんも嬉しいけど、えっちの時は名前で呼ばれたいです。」
人差し指をしゃぶりながら、物欲しそうな目で訴える。
キースはこんな若くて美しい女性に抱き着かれたのも、上目遣いで迫られたことも、・・・ましてやえっち等と卑猥な言葉も言われたことがなく、いくら日頃から冷静沈着なキースでも生唾を飲み込んでしまった。
その様子を見てマリンは(なんだ、ちゃんと反応するじゃない。よしよし、アクセル全開でいきましょうね~)と攻めの一手を仕掛ける。
「キース様、キスはしても良いですか?・・・もしかして、キース様は心に決めた方・・・奥様としかしたくないですか?」
「いや・・・確かに私は既婚の身だが、妻とは契ったこともキスしたこともない・・・ただの他人だ。気にしないでくれ。それよりも・・・君は、本当に態度に出さないな。そのプロ意識に感服する。店主から言い含められて申し訳ないと思ってるが・・・そのまま頑張ってもらっても良いだろうか?この年まで女性を知らないんだ。君の様に触れてくれる女性に、相手をしてもらいたい。」
「そうだったのですね・・・。私、キース様を嫌だなんて微塵も思ってないので、態度に出ないだけですわ?・・・キース様のお年を召してにじみ出る色気に、私興奮していますもの。」
そう言いながらマリンはキースの顔に刻まれた皺を指でなぞり、顔を限界まで近づけキースと見つめ合う。
ゴクリっ、とどっちが音を出したか分からないが、聞こえた瞬間にマリンはキースの唇に自分のそれを重ねた。
ちゅっ、ちゅっと初めは軽い口付けを数回繰り返した。
一度離れてキースの顔を見つめると、とろけた表情をしていて先程よりも色気がムンムンと出ていた。
マリンは堪らなくなって、また口付ける。
ちゅっ、はむはむっ、ちゅっっちゅ
段々とキースもマリンの動きを真似してきて、お互いにキスを堪能し始める。
マリンはキースの両手を自身のお尻に持っていき、自身もキースのお尻付近に手をやって自分の身体をギューッとキースの方へ押し付けた。
ピクッとキースは反応したが、恐る恐るマリンのハリのあるお尻をむにゅりと揉んで、自身の身体へマリンを押し付ける。
これ以上無いほど密着した状態となり、興奮がさらに増す。
そこでマリンの方から舌でキースの唇をなぞり、中に入れてとノックする。
キースは素直に口を開けると、マリンはキースの舌と絡めたり吸ったりして深いキスを始めた。
ちゅっじゅるじゅるっ、レロレロ「ん、っふ」「はぁ、っちゅ」レロレロ、むちゅっ
漏れる熱い吐息も、互いの刺激になる。
マリンのその色気のある喘ぎ声と、むっちりとした体と、熱いディープキスに興奮したキースは自身を固くさせ、無意識にマリンに擦り付けるように腰を動かしていた。
マリンはその行為に更に興奮し、己ももっと固くするようにその動きに合わせて動いていた。
しばらくして、顔を離して新鮮な空気をお互いに吸う。
垂れたツバをマリンが下から舐めとる仕草に、キースは人生で一番興奮していた。
ふと我に返ったキースは、「ちょっと待っていてくれ」と言うとマリンの部屋の内線を取った。
「あぁ、お前か。・・・今から宿を取ってきなさい。明日、昼前に集合だ。」
従者に伝言するとすぐに内線を切り、女神の様な女性に向き合った。
マイクはあの日もの凄い金額を払ったらしく、店主が興奮気味に「あの客を逃しちゃ駄目だよ!いやぁ、マリンは本当プロ意識が高いね!待機も、部屋で良いよ!内線で事前に知らせるから、よろしくね!」と言っていた。
それから何日間か経ったが、まだマイクは来ていない。
何人か地味めのイケメン君達を風俗嬢らしくお相手した。
ちょっと金額がそんなに出せそうになかったり、恋人以外と性交渉したくなさそうな人には本番無しでフェラにパイズリにお触りで満足していただいた。
貧乏そうなイケメン達には、「頑張って働いて、もうちょっと払えるようになったらエッチしようね。」と言ってある。
その際はあんまりのめり込まない様に負の感情は拒絶してある。
私は今世ではアゲマンになるのだ。
え?サキュバスとして精気を取るためにそこはエッチしとけって?
いやいや、そこは風俗嬢お金をもらうプロとして私情は挟みません。
それに、ブランドイメージは大事だ。
何時でも誰でも抱ける女に、男は価値を置くだろうか?
いいや、置かない。断言できる。男はちょっと頑張れば抱けるかな?くらいの女にはガツガツくるのだ。
私的にイケメンの客で嬉しいが、やはり男にはちょっとくらいガツガツして欲しい。
私は自分を安く売らないのだ・・・・・全然エッチしたいけどね。
そんな私の戦略が受けたのか、単に容姿が美しいからかは分からないが巷で結構噂になっているらしい。
”不細工専門の女郎がいるらしい”と。
今日はそんな噂を聞いた、恐らく地位の高いお方の予約がこの後入っている。
店主から「くれぐれも!!丁重にお相手してくれ!!!頼むから、絶対に拒否しないでくれよ!」と言われている。
これは期待できる。マイク並のイケメンかもしれない。
今相手をしているこの地味イケメンの後、念入りに準備しておこう。
この人は前金で、そんなに多くなかった一見さんだ。
お風呂からのフェラの後、おっぱいを吸わせながら手で扱いているが・・・そろそろイキそうだ。
マリンは膝枕していた男をベッドに寝かせて、ギンギンになっているチンポに自身のマンコを擦り付けた。
「うっあぁ、マリンしゃん・・・!」
「ふふふっ、入れてあげれないけど、サービスです♪・・・ほら、よく見て?貴方がいっぱい乳首イジメるから、こんなにヌルヌルになっちゃった。」
男のチンポをマンコ肉で挟み、ぬるぬると自身の愛液を擦り付ける。
「また来るまで、待ってるからね。ほら、私のえっちな姿目に焼き付けて?次来るまでのオナニーは、私を思い出しながらしないとダメよ?」
男に自分の痴態を見せつけるように、ブルンブルンとおっぱいを揺らしながら腰を上下に動かす。
「あぁぁあ!はいっ!俺マリンしゃんで、これからオナニーします!・・・イく、イッちゃううぅ・・!!!」
ビューーーーーーーーッと勢いよく射精して、ガクガクと腰砕けになる男に耳元で呟いた。
「んっ、次はもっと気持ちいいことしましょうね?・・・お仕事頑張って♪」
そう言いつつ、男の中の依存心を拒絶した。
男を部屋で見送った後、私はルンルンで今一番お気に入りの清楚系下着を身に着け、脱ぎやすいミニワンピを着て待機していた。
(あぁ、早く来ないかなぁ~♪今日はエッチ出来てないから、期待してるぞぉ~♪)
公爵Side
「これはこれはワルシャワ公爵殿、ようこそおいで下さいました。裏口は分かりにくくなってますので心配でしたが、流石公爵。時間前に来られるとは。」
この店の店主が媚びへつらう様子を、にこやかに・・・しかし冷めた目で見つめる。
「いえいえ、こっちの都合で人目に付かぬよう考慮していただいたのです。これくらい普通ですよ。・・・で、噂の女郎は逃げたりしていませんか?」
「滅相もないです!今念入りに準備してることでしょう!・・・内線してきますので、少々お待ちください。」
店主が女郎に連絡している間に、控えていた従者が耳打ちする。
「旦那様、自分は部屋の前でお待ちしていましょうか?・・・万が一逃げ出そうとした時、引っ捕まえて部屋に戻せるように。」
「いや、お前はそこらの宿を取っていいと言っているだろう。・・・たとえ逃げられても、私は宿を取るよ。翌朝遊郭街の”裏口”で落ち合おうと再三言っているではないか。大丈夫だ、もうこの年なんだ。傷つきもしないさ。」
従者の心配からくるお節介を、優しく拒否する。
私、キース・ドゥ・ワルシャワはこの帝国の公爵家当主である。
歳は40で、所謂”オッサン”である。
そんな私がこの様に人目を忍んで遊郭に来ているには訳がある。
この、醜い容姿のせいだ。
銀色の長髪に、水色の切れ長の目。
それだけならばまだ見てられるが、輪郭はシャープで渋みがあり、獣も震える程の強く涼しい眼差し。
オールバックにして全面に出しているその顔は、お世辞にも人に好かれる要素がなかった。
しかもその体つきも筋肉で覆われ、一切の肉が付いておらず軟弱さが前面に出ていた。
公爵家の先祖はキースの様なブ男であったらしいが、それも時の流れとともに大分マシになってきた。
しかし、キースの様に突然変異の先祖返りでとんでもないブ男が生まれることがある。
その為キースは既婚の身でありながら、女の身体を知らぬオッサンになってしまった。
結婚した妻と、一度契りをかわそうとしたが全力で拒否された。
重婚でもして別の妻と子を生せと吐き捨てるように言われ、それ以来同じ部屋で二人きりで会うことは無くなった。
その妻が別の夫と子を生し、その子に公爵家を継がせようと目論んでいることが分かった。
さすがにそれは阻止しなければならない。
こんな不細工な私に長年仕えてきてくれた使用人達にも申し訳ない。
その為、まずはこんな私とでも身体を合わせられる女を探すことになった。
そんな時に、この真珠の寝床に”不細工専門の女郎”がいるという噂を耳にした為やってきたのだ。
噂は聞いているが、キースは内心期待など全くしていなかった。
「旦那様、もし、万が一成功したら、手筈通りこの”真実薬”を飲ませて、出自やら何やら全て洗い浚い情報を吐かせてください。その女郎のバックボーンに問題なければ、女郎に公爵家のお子を産ませましょう。」
従者が小さなカプセルをキースに手渡す。
この中の液体を飲ませると、相手に真実を話させることができる非常に価値のある薬だ。
「・・・はぁ、分かった。いう通りにする。だからお前はもう宿を探しに行きなさい。」
「旦那様・・・。分かりました、では私は念の為ここで待機しておりますので、旦那さまが内線してください。宿をとって大丈夫なのか、拒否されたのか。その内線を聞くまで、私はここにおりますので。」
頑なな従者にキースは折れ、了承した。
「あぁ、公爵殿!準備が整ったようです。女郎の部屋に案内しますので、着いてきてください。」
キースは店主の言葉に、重いため息を吐きながら憂鬱そうに着いて行った。
マリンSide
店主から予約の客が到着したと聞いて、マリンは期待に胸を膨らませていた。
(むふふ~♪予約時間より前に来るなんて、しっかりしてるじゃない。それとも相手も楽しみにしてたのかしら?)
ポーーーンっと部屋のインターフォンがなったので、少し急ぎ足で入り口へ駆ける。
「はーい♪マリンです」
「マリン、こちらご予約のキース様だ。・・・キース様は前金でとんでもなく色を付けてお支払いしてもらってる。くれぐれも、粗相のないように頼むよ、マリン。」
「まぁ、そうなんですか?・・・ふふふっ、それじゃあいつもよりも張り切ってご奉仕しなきゃですね。キース様、私頑張りますので、今夜はどうぞよろしくお願いしますね?」
マリンは店主の後ろにいる、オールバックの美中年に声をかける。
「あ・・・あぁ、こちらこそ、よろしく頼むよ。・・・噂の女郎が、君の様な可憐なお嬢さんだったとは驚いた。・・・本当に、いいんだね?」
やはり中年でもハンサムな顔をしていたら迫害の対象にあっているようだ。
「勿論です!・・・さぁ、私の部屋に入ってゆっくりしましょう?・・・店長、明日のお昼までは私のお客様取らないでくださいね?」
マリンはそう言いながら、キースの腕を引っ張ってドアを閉めた。
マリンは自分の部屋に立っているキースを見つめる。
確かに年を召しているが・・・それも大人の色気に昇華されて、大変魅力的に見える美中年だ。
将来確実に老紳士になるであろう、年を重ねた色気をムンムンに出しているキースに、マリンは内心で(絶対、常連にする。これはいい精気を持ってる人だ!)と息巻いていた。
取り敢えず、立ったままこちらの様子を伺っているキースに抱き着いてみる。
むにゅんっ、とマリンご自慢のおっぱいがキースの鍛えられた胸板で形が変わる。
その突然の抱擁に、キースはギョッとした後・・・流石上流階級(多分)、そっと肩に両手を置き先程までの表情に戻っていた。
(ふむ・・・なかなか落としがいがあるな。)マリンはキースのお尻の上らへんで手を組み、上目遣いで尋ねた。
「キース様は、よくこういうお店にいらっしゃってるんですか?・・・私、まだまだ新人なのでキース様を呆れさせてしまうかもしれません・・・頑張りますので、ちょっとの失敗は目をつぶってくださいね?」
「・・・私はこういった店に来ることは今日が初めてでね、通常がどうか分からないから気にしなくてもいいよ。お嬢さんの好きなようにもてなしてくれ。」
やーん!さっきも思ったけど素敵なオジサマから「お嬢さん」って呼ばれるの良い!・・・でも距離を近づけるには名前で呼ばれた方が良いわよね~。・・・しかし、これはもしかすると初めてでは?
内心でしめしめ、と思いつつマリンはグイグイいく。
「嬉しい!私、キース様のプロ童貞を貰えるんですね?・・・キース様の良い思い出に残るように、私頑張りますね?・・・キース様、よろしかったら私のことは”マリン”と呼んでください。・・・お嬢さんも嬉しいけど、えっちの時は名前で呼ばれたいです。」
人差し指をしゃぶりながら、物欲しそうな目で訴える。
キースはこんな若くて美しい女性に抱き着かれたのも、上目遣いで迫られたことも、・・・ましてやえっち等と卑猥な言葉も言われたことがなく、いくら日頃から冷静沈着なキースでも生唾を飲み込んでしまった。
その様子を見てマリンは(なんだ、ちゃんと反応するじゃない。よしよし、アクセル全開でいきましょうね~)と攻めの一手を仕掛ける。
「キース様、キスはしても良いですか?・・・もしかして、キース様は心に決めた方・・・奥様としかしたくないですか?」
「いや・・・確かに私は既婚の身だが、妻とは契ったこともキスしたこともない・・・ただの他人だ。気にしないでくれ。それよりも・・・君は、本当に態度に出さないな。そのプロ意識に感服する。店主から言い含められて申し訳ないと思ってるが・・・そのまま頑張ってもらっても良いだろうか?この年まで女性を知らないんだ。君の様に触れてくれる女性に、相手をしてもらいたい。」
「そうだったのですね・・・。私、キース様を嫌だなんて微塵も思ってないので、態度に出ないだけですわ?・・・キース様のお年を召してにじみ出る色気に、私興奮していますもの。」
そう言いながらマリンはキースの顔に刻まれた皺を指でなぞり、顔を限界まで近づけキースと見つめ合う。
ゴクリっ、とどっちが音を出したか分からないが、聞こえた瞬間にマリンはキースの唇に自分のそれを重ねた。
ちゅっ、ちゅっと初めは軽い口付けを数回繰り返した。
一度離れてキースの顔を見つめると、とろけた表情をしていて先程よりも色気がムンムンと出ていた。
マリンは堪らなくなって、また口付ける。
ちゅっ、はむはむっ、ちゅっっちゅ
段々とキースもマリンの動きを真似してきて、お互いにキスを堪能し始める。
マリンはキースの両手を自身のお尻に持っていき、自身もキースのお尻付近に手をやって自分の身体をギューッとキースの方へ押し付けた。
ピクッとキースは反応したが、恐る恐るマリンのハリのあるお尻をむにゅりと揉んで、自身の身体へマリンを押し付ける。
これ以上無いほど密着した状態となり、興奮がさらに増す。
そこでマリンの方から舌でキースの唇をなぞり、中に入れてとノックする。
キースは素直に口を開けると、マリンはキースの舌と絡めたり吸ったりして深いキスを始めた。
ちゅっじゅるじゅるっ、レロレロ「ん、っふ」「はぁ、っちゅ」レロレロ、むちゅっ
漏れる熱い吐息も、互いの刺激になる。
マリンのその色気のある喘ぎ声と、むっちりとした体と、熱いディープキスに興奮したキースは自身を固くさせ、無意識にマリンに擦り付けるように腰を動かしていた。
マリンはその行為に更に興奮し、己ももっと固くするようにその動きに合わせて動いていた。
しばらくして、顔を離して新鮮な空気をお互いに吸う。
垂れたツバをマリンが下から舐めとる仕草に、キースは人生で一番興奮していた。
ふと我に返ったキースは、「ちょっと待っていてくれ」と言うとマリンの部屋の内線を取った。
「あぁ、お前か。・・・今から宿を取ってきなさい。明日、昼前に集合だ。」
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