悪役令嬢攫われる!

只野ぱんだ

文字の大きさ
10 / 16

おとめげぇむ???

しおりを挟む
メイド改めララ曰くどうやらこの世界は『おとめげぇむ』という預言書があってどうやらその預言書ではわたくしことアレクサンドラは『悪役令嬢』の役割らしいんですの。

この『悪役令嬢』がその預言書内で1番不幸な目に遭ってしまうからそれを止める為に偽物のララとの出会いの前に隠そうとしたらしいのよね...

でも隠すというより誘拐よね...はっきり言うと...

まぁ真実を話してそのまま学園に行かない様にって言ってもわたくし信じはしなかったとは思うわ...うん...

で本来その預言書に書かれている『ヒロイン』はどうも目の前のメイドのララらしいのだけど、勉強のため学園に行きたくないし、そんな厄介な立場になりたくないからと庶民として自立しさっさと今の旦那様とやらの元でメイドとして仕事をしていたらしいわ...ララ曰く『かなりひねくれ者だけど金払いだけは良いですからね』らしいわ...

ただどうやらその『ヒロイン』ララが『ヒロイン』としての役割を降りたのに別の存在が『ヒロイン』に成り代わり自分とおんなじ顔と名前で登場したのを旦那様経由で知る事になって、更に悪い事に高位貴族の子息に手当たり次第色目を使うので『これはまずい!きっと何か魔物か何かがすり替わっている!』とララがその旦那様に相談して力を貸して貰ったらしいのね...

流石にその旦那様も実際のメイドのララを知っているし、どうやら男爵家を調べると何か悪魔召喚を行った形跡とかかなり危険な話が出て、その偽物のララがどうも召喚された淫魔であるとの情報もあって...そんなまずいものは倒す必要があるからとどうやら旦那様とやらが今行動しているみたいね。

「そんな事になってるなんて...」

「ですからもう少しだけここでじっとしていて下さいませ、ね?」

とメイドのララはニッコリ笑う。

そんな時だったわ!

周囲がガタガタと大きく揺れ出す!

「ええっ!地震ですの????」

「そんな...でももしかしたら、アレクサンドラ様!私に捕まってて下さいませ!」

メイドのララにぎゅっと捕まると急に床が崩れて2人で落ちていくわ!

「きゃああああ!」

「アレクサンドラ様!」

そのまま落ちて死んじゃうのかと思ったけど、そのまま木の床に2人で倒れ込む!
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

悪役令嬢の大きな勘違い

神々廻
恋愛
この手紙を読んでらっしゃるという事は私は処刑されたと言う事でしょう。 もし......処刑されて居ないのなら、今はまだ見ないで下さいまし 封筒にそう書かれていた手紙は先日、処刑された悪女が書いたものだった。 お気に入り、感想お願いします!

モブ令嬢アレハンドリナの謀略

青杜六九
恋愛
転生モブ令嬢アレハンドリナは、王子セレドニオの婚約者ビビアナと、彼女をひそかに思う侯爵令息ルカのじれじれな恋を観察するのが日課だった。いつまで経っても決定打にかける二人に業を煮やし、セレドニオが男色家だと噂を流すべく、幼馴染の美少年イルデフォンソをけしかけたのだが……。 令嬢らしからぬ主人公が、乙女ゲームの傍観者を気取っていたところ、なぜか巻き込まれていくお話です。主人公の独白が主です。「悪役令嬢ビビアナの恋」と同じキャラクターが出てきますが、読んでいなくても全く問題はありません。あらすじはアレですが、BL要素はありません。 アレハンドリナ編のヤンデレの病み具合は弱めです。 イルデフォンソ編は腹黒です。病んでます。 2018.3.26 一旦完結しました。 2019.8.15 その後の話を執筆中ですが、別タイトルとするため、こちらは完結処理しました。

逃げたい悪役令嬢と、逃がさない王子

ねむたん
恋愛
セレスティーナ・エヴァンジェリンは今日も王宮の廊下を静かに歩きながら、ちらりと視線を横に流した。白いドレスを揺らし、愛らしく微笑むアリシア・ローゼンベルクの姿を目にするたび、彼女の胸はわずかに弾む。 (その調子よ、アリシア。もっと頑張って! あなたがしっかり王子を誘惑してくれれば、私は自由になれるのだから!) 期待に満ちた瞳で、影からこっそり彼女の奮闘を見守る。今日こそレオナルトがアリシアの魅力に落ちるかもしれない——いや、落ちてほしい。

光の王太子殿下は愛したい

葵川真衣
恋愛
王太子アドレーには、婚約者がいる。公爵令嬢のクリスティンだ。 わがままな婚約者に、アドレーは元々関心をもっていなかった。 だが、彼女はあるときを境に変わる。 アドレーはそんなクリスティンに惹かれていくのだった。しかし彼女は変わりはじめたときから、よそよそしい。 どうやら、他の少女にアドレーが惹かれると思い込んでいるようである。 目移りなどしないのに。 果たしてアドレーは、乙女ゲームの悪役令嬢に転生している婚約者を、振り向かせることができるのか……!? ラブラブを望む王太子と、未来を恐れる悪役令嬢の攻防のラブ(?)コメディ。 ☆完結しました。ありがとうございました。番外編等、不定期更新です。

悪役令嬢のビフォーアフター

すけさん
恋愛
婚約者に断罪され修道院に行く途中に山賊に襲われた悪役令嬢だが、何故か死ぬことはなく、気がつくと断罪から3年前の自分に逆行していた。 腹黒ヒロインと戦う逆行の転生悪役令嬢カナ! とりあえずダイエットしなきゃ! そんな中、 あれ?婚約者も何か昔と態度が違う気がするんだけど・・・ そんな私に新たに出会いが!! 婚約者さん何気に嫉妬してない?

転生したら悪役令嬢になりかけてました!〜まだ5歳だからやり直せる!〜

具なっしー
恋愛
5歳のベアトリーチェは、苦いピーマンを食べて気絶した拍子に、 前世の記憶を取り戻す。 前世は日本の女子学生。 家でも学校でも「空気を読む」ことばかりで、誰にも本音を言えず、 息苦しい毎日を過ごしていた。 ただ、本を読んでいるときだけは心が自由になれた――。 転生したこの世界は、女性が希少で、男性しか魔法を使えない世界。 女性は「守られるだけの存在」とされ、社会の中で特別に甘やかされている。 だがそのせいで、女性たちはみな我儘で傲慢になり、 横暴さを誇るのが「普通」だった。 けれどベアトリーチェは違う。 前世で身につけた「空気を読む力」と、 本を愛する静かな心を持っていた。 そんな彼女には二人の婚約者がいる。 ――父違いの、血を分けた兄たち。 彼らは溺愛どころではなく、 「彼女のためなら国を滅ぼしても構わない」とまで思っている危険な兄たちだった。 ベアトリーチェは戸惑いながらも、 この異世界で「ただ愛されるだけの人生」を歩んでいくことになる。 ※表紙はAI画像です

【完結済】監視される悪役令嬢、自滅するヒロイン

curosu
恋愛
【書きたい場面だけシリーズ】 タイトル通り

行き場を失った恋の終わらせ方

当麻月菜
恋愛
「君との婚約を白紙に戻してほしい」  自分の全てだったアイザックから別れを切り出されたエステルは、どうしてもこの恋を終わらすことができなかった。  避け続ける彼を求めて、復縁を願って、あの日聞けなかった答えを得るために、エステルは王城の夜会に出席する。    しかしやっと再会できた、そこには見たくない現実が待っていて……  恋の終わりを見届ける貴族青年と、行き場を失った恋の中をさ迷う令嬢の終わりと始まりの物語。 ※他のサイトにも重複投稿しています。

処理中です...