お前なんかに喰われてたまるかコノヤロー!

只野ぱんだ

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人身事故

下校

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ひなたに手を貸して貰って家路に着こうと玄関へ。

「メガネが無いと不便だ...」

下駄箱の自分の名前の所を目を凝らしながら探す。

「靴くらいは取ってあげるよ」

ひなたが私の下駄箱から靴を出してくれる...ありがてぇ...

「なんだかお年寄りになった気分だ...」

「はいはい、しえお婆ちゃん、お靴はここですよー上履き脱いだらしまいますからねー」

「へぇへぇありがとうごぜえますww」

「なんだかおばあちゃんと孫みたいww」

あははと2人で笑いながら靴を履く、ひなたは良い奴よ...本当に。

玄関を出て手を引かれながら学校を出ようとした時だ、ぼんやりだが目の前に背の高い黒い制服の男のシルエットが見える...

「近衛君だよ!しえちゃん!」

「市橋さん大丈夫?」

ああ、やっぱり近衛か。

「うん...痛みは多少はあるけど大丈夫だよ近衛君、さっきはありがとう」

人として礼を言うくらいはせねば...目が良く見えない所為であまり怖いとは思わんな...

「市橋さん、もしかしてメガネがない所為で見えないの?」

「近視に乱視のコンボでめちゃくちゃ悪いから帰るにも一苦労でね、家には中学時代のメガネがあるから出来上がるまではそれかけるしか無いけどまぁ大丈夫、今日はひなたと一緒に帰るし」

「...そっか、気をつけてね」

と近衛は声をかけてくれる...良い奴なんだろうけどねぇ。

近衛と別れて家路へと歩く...しかしひなたが黙ったまま...

「ひなた?何かあったのか?」

「ん?いや...なんかさっき近衛君さ、笑顔には笑顔なんだけど私の事睨んでたみたいだったから」

「え!」

「もしかしてさ...しえちゃんを送ってあげようと思ってたんじゃないかなぁ」

そう言うひなたの腕をぎゅっと掴む。

「私は近衛よりもひなたと帰りたかったからいいのだ!それに今回の件は近衛も原因だしな!」

「しえちゃん...」

そうだ...あんな怖い奴より心の友の方が私には大切なのだ...
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