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第一章 schola
arcanum
「はい、皆!今日は待ちに待った入学日で色々はしゃぎたいだろうけど、その前に僕らインペラトル・アエラ(三年生)が校内を案内するから大人しくね。先ずはこの学園の─」
げっ……と声を漏らしたのは言うまでもない。
メルクリウス・アポロ(17)
ユノ・ディアナの年が離れた幼馴染み…設定であるもう一人の攻略対象。
マジか、忘れてた。そういやそうだった
こんな面白可笑しい女装(笑)姿見られたら絶対変態趣味を持ってる奴と勘違いされる…
止めて!俺は女装趣味の変態ではないんですぅ
唯、ユノの後日譚追放√が見たくて女装してるだけなんです!
………いや、待てよ。ここはこれを逆手に取って協力を仰ぐか…?
「─で、あっちがユウェンス寮だ。その横に続く様に立ってるのがアロ寮とインペラトル寮
二人一部屋の同性同士で入る事になるけど、何かトラブルがあったり、反りが合わなかったら双方同意の元、転宿届を出せるから安心していい」
メルクリウスが指をさした方向に令矢が向くと、目の前に広がる学舎と見衰えしない豪勢な寄宿舎が其処に建っていた。
確か、ユノは特待生だからルームメイトは居なくて、実質一人部屋だった気がする
主人公も特待生で一人部屋なんだよなー
本来はちゃんとした組分けをするんだけど…
「どんどん行くぞ、付いて来い」
▼△▼△
はぁぁぁぁ………足が棒になると言うのはこう云う事か、と深く思う
バカ広い校内ツアーを終えた後、配布された部屋の鍵を受け取った訳だが。
情けなくも長時間の疲労により一人、道端にしゃがみ込んでいた。社会見学で、帰り道が分からず徒歩で家に帰った記憶が蘇る、蘇る…
上目で奥のインペラトル生達が何やら話し込んでいる様子を眺めていると、メルクリウスが話し終えて一人、何処かへ向かって行くのが見えた。
そうそう、メルクリウスが単独になる瞬間を見計らっていたんだ。
真っ先にメルクリウスことメルの元へ老骨に鞭を打つ気持ちで向かう
「メル!」
「……!?、ユノ?!!どうしたんだその格k─「いいから、ちょっと来い!」
振り返ったメルは頭から足先を上下に見合わせて喫驚とした表情をしていた。
そんなメルの口から出た言葉に耳をかさず、強引に手を引いて、早速与えられた自室へと引き摺り込んで逃げられない為に鍵掛ける
「ちょ、ちょっと!どうしたんだ!!」
「メル!!」
メルの両肩を掴み、すぅーと息を吸うとメルの唾を飲み込む音が聞こえた。
「お前にずっと、今日まで隠してた事が有るんだ…。でも、もう誤魔化さないぞ!
実は俺………女装が趣味なんだ!!!」
「なっ、…!?!なんだって??」
メルの表情は困惑に満ちていた。
当たり前だよな、今迄男として接して来ていた幼馴染みが急に女装してこんな事を言い出すんだからな
「戸惑う気持ちも分かる!でも一つ頼みを聞いてくれないか?幼馴染みとして」
「た、頼みだって?」
「俺が男である事は他言しないでくれ!」
・・・・
「は、、、うん……あの、な、先ず色々とあって、頭が追い付かないんだが…」
「頭が追い付かなくてもいい!これだけ約束してくれないか??」
「い、いい!いいけどな、なんで女装?」
「女の子の様に扱われるのが好きなんだ。」
「は、はぁ…?」
「女の子に成りたい願望すらある」
「ん、んん??じゃぁ、恋愛対象は…その、男なのか…??」
「勿論!」
こうでも言っとかないと、攻略対象達を引っ掛ける時色々と可笑しくなるからな。
俺自身決して、男が好きな訳では無い!
「その理屈で言うと、お前は俺の事をそう云う目で見てるって事で良いのか…?」
「いや、まだ分からない!兎に角、口外しないでくれると助かる。」
緊張の所為かメルの両肩を掴む手が強くなる
「嗚呼、ユノ。お前が女装趣味の男色家だったなんて…」
信じられない訃報を聞いたかの様にメルは俺から目を逸らして、片手で口を覆った。
「でも、俺はそう云う星の下に生まれてしまったんだよ…」
暫くの沈黙の後にメルの方から口を開いた。
「お前の気持ちは十分に分かったよ。あー、言わなきゃ良いんだろ?」
「ありがとう!じゃぁ、コレを飲んでくれ」
そう徐に取り出したのは一つの小瓶
中に入っているのはステュクスの水。唯の水では無い、この世界では何か約束事を取り付ける時に用いられる誓いの水で、契約書の様な物だ。
この水を飲み、誓った事に背けば、その者は一年間仮死状態に陥り、更にその後九年間この地から追放され、一年後やっとその罪を許され開放されると云う恐ろしい代物である
コレを持ち出す時は本気具合が見て取れるで有ろう水。
こんな事も有ろうかと、持って来て良かった~
備えあれば憂いなし?ってヤツ
「それは何だ?」
「ステュクスの水」
「…マジ?」
「マジだ。飲め」
「はぁ…わーかったよ、飲めば良いんだな?」
メルは頭痛が走ったかの様に手で頭を押さえて溜息を漏らしていた。
そんな表情をしていても、絵になる程の美形だなぁと染み染み思う。流石攻略対象なだけあるよね
やっぱ顔面偏差値が違うなー。イイナー
「さっさとしてくれ」
「はい、はい。俺はユノ・ディアナが男である事を誰にも話さない事を此処に誓う」
渋々と云う様子で、淡々と宣誓をして小瓶の栓をきゅぽんと抜いて、中身を一気に飲みほした。
「初めて誓いの水を飲んだが無味だな…」
メルは小瓶片手にくるくると回しながら、小瓶が光を反射する様子に目を映しながら呟いた。
「そりゃ、水だからな…」
明後日は愈々授業が始まる─
この物語を正常に動かして、絶対に追放√を掴んでやるんだ。
げっ……と声を漏らしたのは言うまでもない。
メルクリウス・アポロ(17)
ユノ・ディアナの年が離れた幼馴染み…設定であるもう一人の攻略対象。
マジか、忘れてた。そういやそうだった
こんな面白可笑しい女装(笑)姿見られたら絶対変態趣味を持ってる奴と勘違いされる…
止めて!俺は女装趣味の変態ではないんですぅ
唯、ユノの後日譚追放√が見たくて女装してるだけなんです!
………いや、待てよ。ここはこれを逆手に取って協力を仰ぐか…?
「─で、あっちがユウェンス寮だ。その横に続く様に立ってるのがアロ寮とインペラトル寮
二人一部屋の同性同士で入る事になるけど、何かトラブルがあったり、反りが合わなかったら双方同意の元、転宿届を出せるから安心していい」
メルクリウスが指をさした方向に令矢が向くと、目の前に広がる学舎と見衰えしない豪勢な寄宿舎が其処に建っていた。
確か、ユノは特待生だからルームメイトは居なくて、実質一人部屋だった気がする
主人公も特待生で一人部屋なんだよなー
本来はちゃんとした組分けをするんだけど…
「どんどん行くぞ、付いて来い」
▼△▼△
はぁぁぁぁ………足が棒になると言うのはこう云う事か、と深く思う
バカ広い校内ツアーを終えた後、配布された部屋の鍵を受け取った訳だが。
情けなくも長時間の疲労により一人、道端にしゃがみ込んでいた。社会見学で、帰り道が分からず徒歩で家に帰った記憶が蘇る、蘇る…
上目で奥のインペラトル生達が何やら話し込んでいる様子を眺めていると、メルクリウスが話し終えて一人、何処かへ向かって行くのが見えた。
そうそう、メルクリウスが単独になる瞬間を見計らっていたんだ。
真っ先にメルクリウスことメルの元へ老骨に鞭を打つ気持ちで向かう
「メル!」
「……!?、ユノ?!!どうしたんだその格k─「いいから、ちょっと来い!」
振り返ったメルは頭から足先を上下に見合わせて喫驚とした表情をしていた。
そんなメルの口から出た言葉に耳をかさず、強引に手を引いて、早速与えられた自室へと引き摺り込んで逃げられない為に鍵掛ける
「ちょ、ちょっと!どうしたんだ!!」
「メル!!」
メルの両肩を掴み、すぅーと息を吸うとメルの唾を飲み込む音が聞こえた。
「お前にずっと、今日まで隠してた事が有るんだ…。でも、もう誤魔化さないぞ!
実は俺………女装が趣味なんだ!!!」
「なっ、…!?!なんだって??」
メルの表情は困惑に満ちていた。
当たり前だよな、今迄男として接して来ていた幼馴染みが急に女装してこんな事を言い出すんだからな
「戸惑う気持ちも分かる!でも一つ頼みを聞いてくれないか?幼馴染みとして」
「た、頼みだって?」
「俺が男である事は他言しないでくれ!」
・・・・
「は、、、うん……あの、な、先ず色々とあって、頭が追い付かないんだが…」
「頭が追い付かなくてもいい!これだけ約束してくれないか??」
「い、いい!いいけどな、なんで女装?」
「女の子の様に扱われるのが好きなんだ。」
「は、はぁ…?」
「女の子に成りたい願望すらある」
「ん、んん??じゃぁ、恋愛対象は…その、男なのか…??」
「勿論!」
こうでも言っとかないと、攻略対象達を引っ掛ける時色々と可笑しくなるからな。
俺自身決して、男が好きな訳では無い!
「その理屈で言うと、お前は俺の事をそう云う目で見てるって事で良いのか…?」
「いや、まだ分からない!兎に角、口外しないでくれると助かる。」
緊張の所為かメルの両肩を掴む手が強くなる
「嗚呼、ユノ。お前が女装趣味の男色家だったなんて…」
信じられない訃報を聞いたかの様にメルは俺から目を逸らして、片手で口を覆った。
「でも、俺はそう云う星の下に生まれてしまったんだよ…」
暫くの沈黙の後にメルの方から口を開いた。
「お前の気持ちは十分に分かったよ。あー、言わなきゃ良いんだろ?」
「ありがとう!じゃぁ、コレを飲んでくれ」
そう徐に取り出したのは一つの小瓶
中に入っているのはステュクスの水。唯の水では無い、この世界では何か約束事を取り付ける時に用いられる誓いの水で、契約書の様な物だ。
この水を飲み、誓った事に背けば、その者は一年間仮死状態に陥り、更にその後九年間この地から追放され、一年後やっとその罪を許され開放されると云う恐ろしい代物である
コレを持ち出す時は本気具合が見て取れるで有ろう水。
こんな事も有ろうかと、持って来て良かった~
備えあれば憂いなし?ってヤツ
「それは何だ?」
「ステュクスの水」
「…マジ?」
「マジだ。飲め」
「はぁ…わーかったよ、飲めば良いんだな?」
メルは頭痛が走ったかの様に手で頭を押さえて溜息を漏らしていた。
そんな表情をしていても、絵になる程の美形だなぁと染み染み思う。流石攻略対象なだけあるよね
やっぱ顔面偏差値が違うなー。イイナー
「さっさとしてくれ」
「はい、はい。俺はユノ・ディアナが男である事を誰にも話さない事を此処に誓う」
渋々と云う様子で、淡々と宣誓をして小瓶の栓をきゅぽんと抜いて、中身を一気に飲みほした。
「初めて誓いの水を飲んだが無味だな…」
メルは小瓶片手にくるくると回しながら、小瓶が光を反射する様子に目を映しながら呟いた。
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