目指せ!追放√

紅野 雪菜

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第一章 schola

aura

「カイルス様、凄いわ…」

「ねぇ~、あんな風に投げ飛ばされてみたーい♡」

「流石、バックス家の御人ごじんだ」

「あぁ」

「あちらのアウロラ様も素晴らしいわ!顎に掛けて綺麗なストレートと肘打ち!」

「意外と武闘派なのね、知らなかったわ!」

中庭に戻ると休憩している生徒達が完全に観戦客となって、勢いは無いがそこそこ盛り上がっていた。バックスは紳士的に後期生を軽々と倒して行くのと対象にアウロラは短剣すら持てない見た目に反して、躊躇の無い殴り倒しをしている。豪運のお陰で一撃も攻撃がアウロラに届いてないのが、一方的な暴力にすら思える。

「はーあ。アレぐらいキャーキャーワーワー言われるなんて、凄いものね。私なら2秒で決着付いてるわよ」

「2びょぅ、ですか?」

「そうよ!具体的に言うと目潰しね。瞬時に急所を突く!これが肝心なのよ~」

グ、グロい…

「それ、訓練でやったら駄目なんじゃ…(小声)」

流石、戦女神を祀るだけある。

「それにしても、あのふわふわ。意外とやるわね…人なんて殴れないみたいな顔してる癖に」

「はは…」

「…ねぇ?ユノ。アンタさっきアイツに蝶みたいななんかと弓矢見せてたわよね?今度、時間があったら見せないよ」

高圧的だけど真剣な口調で、でも少し小声で周りに聞こえない様、話し掛けて来る。だが此方を見るまでも無く、視線はカイルスとアウロラの方に固定された儘、真っ直ぐ向いていた。
用心深い性格だし恐らく、特待生の俺を見定めたいのだろう。
「果たして自分の脅威になり得るか?」と─

──ミネルヴァはアテナ神を信仰してるだけあって何よりも文武の信徒だ。成績は常に上位欄に載って居る程。それは彼女が信奉している女神の加護も少しは入っているが、およそ殆どが彼女ミネルヴァの弛み無い努力の賜物だ。
この学園に飛び級制度が有れば、もう卒業しているだろう。高飛車で傲慢でプライドが天を突き破る勢いの女だが、加減無い努力をして己の地位を物にする姿勢は凄いと思う。

勿論、これからの関係構築の為に俺は二つ返事で了承した。

作中では、突如として転入してきた主人公プロセルピナにこれまで積み上げて来た、あらゆる科目の成績と名声、聖女としての地位で横から一気に追い抜かされ、プライドがズタズタに引き裂かれ病んでしまうのだが、それを好機とみたユノがミネルヴァを唆して─

と云う感じで進行して行くが、これから4ヶ月間、主人公が転入して来ないから進みようが無いイベント……

早く来てくれ!主人公!お前が居ないと、この物語は始まらないぞ…!

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