さっちゃんのもちつき

さくらあおい

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さっちゃんのもちつき

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「やったー!晴れたよ!!」
今日は、12月30日。
さっちゃんは、朝からご機嫌です。
今日は、さっちゃんが楽しみにしていたもちつきをする日です。
さっちゃんは、大急ぎで朝ごはんを食べ終わると、急いで服を着替えます。お母さんが、服が汚れないように、さっちゃんにエプロンを着せてくれました。
さっちゃんは、元気よく外に出ていきました。
外では、さっちゃんのお父さんが、おもちの材料のもち米を蒸し器で蒸しています。
蒸し器の下では、竹が勢いよく燃えています。
時々、燃えている竹から、ぱんっ!!  と、ものすごい音がなり、そのたびに、さっちゃんはびっくりして、そばにいるおじいちゃんにしがみつきました。
「大丈夫だよ、さっちゃん。」
おじいちゃんは、さっちゃんを優しくなだめました。さっちゃんは、どきどきしながらも、火をじっと見ていました。
もち米が蒸し終わると、お父さんがもち米をもちつき機に入れました。
「さっちゃんがボタンを押す!」
さっちゃんは、もちつき機のボタンを押しました。すると、もちつき機が音をたてて動き出しました。
おじいちゃんが、もちつき機にふたをしました。さっちゃんは、ゴウンゴウンと音をたてて動いているもちつき機をじっと見ています。
しばらくして、おじいちゃんがもちつき機のふたをあけました。すると、大きなおもちの横に、小さなおもちがこぶのように付いていました。
「おじいちゃん、おもち、たんこぶができてるよ!!」
すると、おじいちゃんは、水でぬらしたしゃもじを持ってきました。そして、そのしゃもじで、小さなおもちを大きなおもちにぎゅーっと押さえつけました。すると、小さなおもちがさらに小さくなっていき、最後には何もなくなっていました。
「おじいちゃん、すごーい!!」
しばらくもちつき機でおもちをつくと、お父さんがやってきました。
「そろそろいいかな?」
お父さんとおじいちゃんが、もちつき機の中のおもちを机の上にのせました。そのおもちを、おばあちゃんが手際よく小さくちぎっていき、お母さんとおじいちゃんがそれを上手に丸めていきます。
さっちゃんも、一緒におもちを丸めます。しかし、中々上手に丸めることができません。
おばあちゃんが、さっちゃんに言いました。
「たくさん作っていけば、だんだん上手になるよ。」
そこでさっちゃんは、何個も何個もおもちを丸めていきました。すると、少しずつ少しずつ上手になっていきました。
「すごい!おばあちゃんが言った通りだ!」
さっちゃんは嬉しくなって、その後も、たくさんたくさんおもちを丸めていきました。そして、最後に丸めたおもちは、一番上手に丸めることができました。
「お母さん、最後に作ったおもち、食べてもいい?」
「えぇ、いいわよ。」
さっちゃんは、最後に丸めたおもちを食べました。自分で丸めたつきたてのおもちは、やわらかくてあったかくて、とても美味しいおもちでした。
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