転生者は常識外れなのだが…

syu117

文字の大きさ
上 下
11 / 65
新しい世界へ

異世界へ

しおりを挟む
 「ここは?」
白を基調とした綺麗な部屋にいつのまにか来ていたのである。すると白い翼を持ち、如何にも天使の様な人が現れた。と言うより何でこんな所に俺はいるのだろう?さっきまで俺は、トラックにひかれていたはず…

「此処は神々の住まう神界です。後、何でここにいるのかは後で説明があるので聞いてみてください。」

「えっ、てか何で分かったんですか」

その答えは教えてくれなかったがおそらく人の心を読めるとか言う類の物で知ったか推測したのかだが、前者の方が夢があるから俺は好きだ。実のところ俺はライトノベルをよく読んでいる。だからファンタジーの知識はあるのだが、あまり自信が無い。何故なら最近読んでいないからだ。そんな思いを馳せていたら、老人が奥から何故だか申し訳なさそうに向かって来るのである。

「すまない!」

スライディング土下座をしてきた。何故なのかよくわからないのだが必死そうに見える

「実は君が亡くなったのは儂のミスで…だからね、えっと、君を今までの世界とは違う世界に転移させます。」

それから少しその世界に着いての話をされた。まぁ~ありきたりな世界観である。要するに魔王城に居る魔王さんをその配下を倒しながら退治するという王道な世界である。

「その世界には魔法が存在していている。そして、想像通り魔物も居る。まぁ~その上の魔人とか魔神が居るんだけどノォ~そこで少しなら能力を与えよう。じゃないと直ぐに死んでしまうからねどんな物がいいかの~」

「魔法を使ってみたいですね。そして言語って日本語何ですか?」

「日本語じゃ、魔法か、適性を全属性にして、アイテムBOXもあげよう。スキルとかの説明は辞書ガイド君
が教えてくれるじゃろうし。」

「あ、そうだ。少し気になったのですが魔人とか魔神って?」

「それは、お楽しみという事で、快適な生活が出来ることを願っておるぞ」

身体が足の方から青白い光のオーラを纏いだんだん見えなくなっていっている。そしてついには頭のてっぺんまでをも見えなくなってしまった頃、

「あ、にき、く、、な」

微かに神様が言っていた気がした。何となく挑戦状を受け取ったような気持ちで新たな世界への希望を膨らます。もし、ファンタジー小説のような世界観に留まらず見た目までそうなのであれば面白いのになと思った。もしそうならば少しなら知識が使えるのじゃないかと期待の念を抱く。
しおりを挟む

処理中です...