5回目の転生でやっと村人に

死天使魅飛

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3章〜原初の魔国〜

〜ツキカゲVSルシエル〜

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 あの悪魔何をしているんだ?
 さっきから一歩も動いていない。
 何かをしているのか?
 まさか詠唱でもしている?
 まさか口をパクパクしてるだけじゃねえか。
 ん?口をパクパク?
 詠唱してる~
 やばい距離を取らないと、ここは適当に後ろにひとっ飛び。
 あの悪魔が唱えたのは集中爆撃魔法だった。
 少し後ろに飛んだだけの判断は間違ってなかった

「あなたのスキルは運を上げる系のスキルですね。それもかなり上位の。さしずめどんな選択もいい方向に行くようになる。みたいな能力でしょうか?」

 そう、言い放つと、悪魔は笑う
 うわ、読まれてる。
 絶対わかってて言ってるよ。 
 てか、こんなやつを召喚したとかどんなやつだよ。
 まぁこんなやつに負けるわけ無いんだけど。
 あれ?俺なんでこんなむきになってるんだろう?



 ん?動きが変わりましたね?
 さっきまでのスキルに頼った動きではなく、自分の身体能力で攻撃してきた。
 攻撃が当たりそうになると、スキルを発動させ、回避する。
 厄介な相手だ。
 ただでさえルシエルの生まれ変わりで魔力が高いのに、運を上げる系のスキル。
 まるでルシエルの私に勝ちたいと言う願いが聞こえる。
 面白い、死んでなお私を苦しめるか!
 スキル発動!【攻撃確定予知】
 これで、お前の攻撃は確定された。
 避けることは容易い。
 しかし、当てることは別だ。
 攻撃予測なので、防御までカバーしきれない。
 地道に当てて行くしか無い。
 そうだルシエルの処分をどうするかリテラ様に聞いておかなくては。

「マスター。マスター。魔霧の村に侵入者発見。現在撃退中です。処分をどうすればよろしいでしょうか。」
「ああ、ツキカゲか久しぶり。元気か?えーっと処分だが捕らえておいてくれ。尋問して、なぜ来たかを尋ねる。」
「わかりました。では、尋問をしておきます。」

 ふぅツキカゲはできる男?だね。
 何事にも冷静に対処する。
 やっぱり、悪魔は賢いから違うね。
 なんだ?この重い魔力はどんとん接近している?
 落下予想地点は………魔霧の村!?
 やばい急いで行かないと。えっととりあえず転移魔法で……

 
 
 なんですかね?このどす黒い重い魔力は?
 悪魔の魔力とも違う…
 悪の化身のようなこの魔力。
 ルシエル側の味方か?
 しかしこれほどの魔力、マスタークラス出ないと相手できないぞ。

 
 あー良かった。
 皇帝直々にお出ましだ。
 これで負けることは無くなった。
 けどどうしたのだろう?
 呼んでもないのに来るなんて?
 この辺に用事でもあったのだろうか?



 皇帝は今躊躇っている。
 この悪魔を殺すことは容易い。
 だが、この悪魔の主が問題なのだ。
 もしここでこの悪魔を殺して、こいつの主の怒りに触れて、見たりしたら…
 ここら一面は更地となり、運が良くても私以外死んでいるだろう。
 
「えっと、お取り込み中失礼します。天才部のリテラです。どす黒い魔力の先生知りませんか?」 

 そう言ってきたのは、子供。
 馬鹿なのだろうか?
 魔力に気づかず言っているのだろうか?
 しかし、「どす黒い魔力」と言っていた。
 魔力は感じるようだ。
 ならばこいつは?
 悪魔が礼をしている。
 まさか、こいつが?
 この悪魔を召喚したのか?
 そしてあの後ろに見える大樹。コレもあの子供が?
 
「まぁまぁみなさん一旦落ち着いて。わざわざ争わなくてもいいじゃないですか?ね?だから、一回、話し合いしてみましょう。」
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