純粋な初恋(シリーズあり)

橋本衣

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こう言う所で変に息が合うのはちょっと嬉しい、、、、の巻。

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「ただいま~、、、、って、秋人あきとさん、楓斗ふうとさん、、そして氷織ひおり、何で居るんですか」

学校帰り、家に帰ると何と日和ひよりさんの他に何とそこには3人が居た。フユさんは会社の方に顔出してるから、居ないのは分かってたけど、まさか居るとは思わなかった。

「日和ちゃんが帰って来たって聞いたからさ、会いに来た~。朔ちゃんヤッホ~」

「急に大勢で来られてビックリしましたわよ。朔羅さくら、ショートケーキ作ったから食べなさい」

「ぁ、ありがとうございます、日和さん」

冬人ふゆとが居なかったのは好都合だったな、色々言われたりするのは面倒だし」

「秋人君そう言いながら、冬人君居なかったのは寂しがってたじゃん」

「意外と素直じゃないから、氷織は揶揄わないの笑」

俺はそう言いながら冷蔵庫から飲み物を取って椅子に座り、ショートケーキを切り分ける。日和さんが作ったのだろう、美味しそうで少しワクワクする。

「いただきまーす、、パクッ、、、、!美味しい」

「でしょ!このクリームは研究に研究を重ねたのよ、」

「日和が叔父さん達に色々言ったのは聞いてたけど、何で此処に住むかなぁ、ズルい~」

「あら、楓斗お兄様、わたくしはちゃんと物を用意して、居候させて貰って居ますもの」

「なら、俺も何か賄賂を渡せば、、、、」

「これ以上は我が家に村瀬むらせ養分は必要ありません、、、、パクッ」

「そう言う朔も村瀬なのを忘れるなよ、スッ、、、、ペロッ」

「わッ、秋人君、エロい」

「/////////」

俺の口元に付いていたクリームを手で取って舐める秋人さんについ照れてしまう俺。こう言うところでイケメンぶりを出されると耐性のない俺はマジで無理になっちゃう。

「そう言えば朔ちゃん、ちゃんと俺達の事考えてる?」

「え?、考える?」

「そう、俺達が朔ちゃんの事好きだって事、、、俺的には好きになって付き合ってくれるのが嬉しい選択だけど~」

「楓斗、お前は急かし過ぎだ。第一、冬人の事を考えろ、アイツは朔に自分以外を好きになって欲しくないぐらいに朔を溺愛してるんだから」

「それなのに、朔への愛が止まらない秋人君も凄いと思うけど。まぁ俺は朔以外を好きになるつもりはないから安心してね~」

「、、、、、、、、(何でこの人達、俺への恋心無くならないんだろ)」

「私が言うのもアレですけれど、貴方本当に大変ですわね。あの3人+夏人なつとお兄様に好かれてますから、、、、あと冬人お兄様」

「、、、、もうなんか笑いしか出ない」

俺はそう言う。と言っても俺は考えていなかった訳ではない。寧ろ考え過ぎていたぐらいだと思う。4人が俺の事を好きだって事は理解しているし、俺と付き合いたい、番いたいって事も分かる。俺も4人の事は好きだけど、その好きはLOVEじゃない方だから。
俺は4人と番わないと死ぬ未来で、だからと言ってこのまま番うのは違うと思う。お互いに同じ気持ちにならないまま、番うのは後味も悪いし、、、、俺と4人と、そしてフユさんにも失礼だと思う。4人は優しいし俺の気持ちを優先するから無理矢理番う訳はない。俺は死にたくないし、フユさん達を悲しませたくない。
でもそれを考えるたびに、4人を好きになるって、どう言うものなのかを考えてしまう。4人を好きにならないと俺はいくらlikeでもあぁ言う行為は出来ない。それにフユさんが自分以外の人間を好きになったら、悲しくなるかもしれない。それは前に言ってくれたから、良い。でも俺は、フユさん以外の人を好きになってもフユさんを超える人は現れないと思う。何故なら、、、、

ガチャッ
「ただいま~、、みんな居るじゃん、ぁ、ショートケーキ」

「私が作ったんですわよ!夏人お兄様!」

「お前ら帰れ、とっとと」

「ヤダ!冬人兄さん!俺は今日朔ちゃんの手料理を食べるまで帰らない!」

「わがままだよ、今年三十路な楓斗君。お邪魔してるね、冬人君」

「2人共帰って来たのか、良いタイミングだったな、」

「ハァァ、、、、、、、、ただいま、朔羅」 ナデナテ

「お帰りなさい、フユさん」

フユさんは俺の運命だから、愛してくれるから。大好きなんだよ、、、、



「朔ちゃんの料理ってなんか、母さんとは違う栄養を得られるからなんか好き」

「ぁー、分かる。母様の料理も勿論美味しいんだけど、好きな人の料理って特段美味しく感じる」

「元々料理が上手な上の好意を向けているんだ、どんな料理も美味しいんだよ」

「叔母様って料理上手でしたわよね。朔羅の料理も美味しいし、この3人に此処まで言わせるの凄いですわ」

「確かに、叔母様の料理って美味しかったわ。でも朔の料理の方が俺は好きだからね、」

「母さんの料理も朔羅の料理もどちらも美味い。強いて言うなら、和食は朔羅、洋食は母さんだな」

「/////なんか、こうやって褒められると恥ずかしさよりも、もっと美味しいの作らなきゃって思っちゃう俺が居るのが癪だわ」

なんか一斉に好きだよオーラを出されながら言われると恥ずかしさよりも、嬉しさが半端ないのはどうしよう。厄介な人に好かれる俺が悪いのか厄介な人が多い村瀬家が悪いのか、、、、どっちもどっちだと思う俺である。

「、、、、(とりあえず、今度真鯛の煮付け作るか)」

「ぁ、そう言えば母さんが「いつでも家に来て良いからね、朔羅君」って言っていたぞ」

「それで朔ちゃんのグッズとか雑誌買いまくってるんだよね笑」

「うわぁ、そうしてる姿が目に浮かぶ~。母様からしたら同じバース性で、義理の息子だから可愛がりたいんだろうけど」

「嬉しいです。俺もお義母さん、優しい方でとっても素敵でしたから」

「あの人がウザかったらすぐに言うんだぞ。気に入った物にはとことん甘いんだから」

「「「「「(自己紹介?)」」」」」

「自己紹介かよ笑」

「氷織お兄様の所って上がΩ、下がβの私と同じ構成ですわよね」

「そうだよ、日和。兄さんがΩで妹がβだから、日和の所は上がβ、真ん中がΩだっけ。子供全員がαって結構珍しい気がするわ」

「分かります。αだけって聞いた時耳疑いましたもん、俺」

「珍しいのは自覚してるけどな、俺達。父さんも驚いていたし」

「まぁαとかΩとかってその人の全てを表す訳ではないけどね」

「まぁでも番いとかって言う目に見える縛りって良いよね、とは思うよ。冬人兄さん思うでしょぉ~」

「あぁ、朔羅を目に見えて自分の物と言える幸福感はとても良い」

「///////// 馬鹿な事を言うなよ、アホフユ」





























「、、お待たせ、フユさん」

「待ってはないが、お疲れ様、朔羅」

そしてついに来た金曜日当日。少し疲れた気分でフユさんの車に乗り込む。今から行く所に少しの興味と楽しみを覚えながらフユさんの車が発進する。


「此処、最初のデートの時に来て婚姻届書いた、レストラン」

「あぁ、せっかくだからと思ってな。此処が俺達の関係が大きく変わった場所の1つでもある」

「、、、、確かにそうだな」

次々と料理が運ばれていく中で、ステーキを食べていると、

「朔羅、今日何の日は分かるか」

「、、、、俺とフユさんの初デートの日で、付き合った日、でしょ」

「正解だ。それと、俺と朔羅の真ん中バースデーの日だ」

「ぇ、、、、、、、、ぁ、マジだ。ぇ、めっちゃ奇跡じゃね?!」

「俺も気付いた時は驚いたさ、、でも奇跡じゃなくて運命かもしれないな。この日に俺達を付き合わせるって言うのは」

「ロマンチックな事言うなよ~笑、でも、確かに俺とフユさんがまさか付き合うなんて最初に会った時は思わなかったなぁ、俺は」

「俺もだ。でも、多分あの出会いが俺達が変わるきっかけになったのかもしれないな」

「、、、、確かにな、そう言われるとそうかもしれない」

俺はそう言いながらジュースを飲む。実際に俺はフユさんに会って変われた部分もある。良い出会いって事なのかな。
すると、フユさんが突然紙袋を取り出した。

「はい、プレゼント」

「!、、待って、俺も用意したから、!」

俺もそう言って懐から縦長のラッピングされた箱を取り出してフユさんに差し出す。俺もフユさんの紙袋を手に取る。

「朔羅から開けて良いぞ」

「分かった、、、、、、、、、、、、これって、ピアス?」

「あぁ、普段から身に付けられるアクセサリーを考えたらそれだと思ってな。俺も同じのを勝った、」

「、、、、、、、、ハァ、」

「どうした、気に入らなかったか?」

「違う、寧ろ嬉しいし俺の好きなデザイン。ただ、同じ事考えたんだなぁ、俺達、って、思ってさ、、、、/////」

「と言う事は、」

「開けて見て」

「分かった、、、、、、これは、ネックレス?」

「そう、、それなら普段使い出来るな~、って思ったしフユさんに似合うと思って、、、、俺も一応同じの買った」

「、、、、フハッ、俺達はどこまでも同じ事を考えているんだな笑」

「笑うなよ~!」

俺はそう言いながらもピアスを眺める。去年と同じ様にお揃いにした。お揃いにして嬉しいさと同時にこう言う日常で得られる小さな幸せって言うのもあるんだな、って思える。

「それと、楓斗の新作の小説と朔羅の好きな漫画の新刊だ、」

「!、これって、今日発売の奴!?買おうと思ったけど売り切れだったから嬉しい!」

「そうか、良かった」

俺はその2冊を嬉しくなって天に掲げる。昔から大好きな恋愛料理漫画と話が好きな楓斗さんの小説、マジ最高!
すると、何故かフユさんが当然、馬鹿な事を言い始めた。

「朔羅は俺とその小説と漫画、どっちの方が好きだ」

「、、、、は?」

「俺よりもその楓斗が書いた小説の方が好き、なんて言わないよな」

「また、なんか言って、、、俺がこの小説、漫画好きって言う気持ちが恋愛感情としてあると思ってんのか!?」

「読んでる時乙女みたいな顔をしているが」

「、、それは好きだからで、あぁもう、俺がフユさんを好きだって事は知ってるだろ、それは恋愛感情として、この小説や漫画を好きって言う気持ちはジャンル、種類が違うものなの、どっちが好きとか言われても違うジャンルの好きだから、どっちも一位なんだよ」

「、、そうなのか?」

「そうだよ。フユさんの好きは愛してるとか、キスとかそう言う事が出来たり言えたりする好きで、、、、、この本とか漫画とかの好きは面白いとか感動するって言う感じで作者の人に対しては憧れだからな!」
「まぁだから、その、、、、変に警戒心強めて周りの人やまだ見ぬ人達を一々疑わなくてもさ、、俺がフユさんが1番好きだって事は変わらん事実だろ、つか一位がそんな簡単に変わるかよ」

「!、、、、//////// 少し、心配がし過ぎた様だな」

「そうだっての!つか好き好き言い過ぎた、当分絶対に言わねーわ、こりゃあ/////////」

俺は自分の言った言葉に恥ずかしくなってその場で両手で顔を覆う。フユさんのたまに出るネガティブな所は最初はビックリしたけど、それを隠す様なポジティブな所、それは両方フユさんで、本音を俺に言える様になってくれたのは、俺の事をちゃんと信用してるんだな、って思える。
ただ、自分の言った言葉の全部が自分じゃないぐらいには羞恥心がヤバいので当分は素直にならないと決めた。





















「待って!、超待って!!」

「ダメだ、」

家に帰った瞬間、俺を抱き抱えるフユさん。俺はジタバタと抵抗するが、この男の力の前では抗えない。クソッ、せめてこの場に夏人さんか日和さんが居れば、、、、!

「あんな事言ったんだ、抱かれる覚悟があったんだろ?」

「なぁい!」

「諦めろ、今日は寝かせない」

「ピェ」

俺はベッドに寝転がされて、両手首を押さえ付けられる。俺は今更後悔をする、でも言わないとそれはそれで後悔するから、どっちみち後悔するのは決まっていたのかもしれない。

「顔赤いな、朔羅」 チュッ

「ンムッ、、、、(ヌルッ」

「んっ、、、、、、、、ふっ、トロけてるな、、可愛いぞ」

「///// 可愛く、ない」

「可愛いよ、朔羅」 ペロッ
















「んッ、、、ふぁッ、、、ひゃっ」

「可愛いぞ、、朔羅、」

「はぅッ、、、ぁあッ、、ぁッ」

「奥、、もっとしてやるよ、」

「ひあッ、、んッ、、、あぅッ、、、、もっとッ」

「ふッ、、素直な、朔羅は嫌いじゃないぞ」

「ぁッ、、、ひぅッ、、、んぅッ」

「声出せ、、、、俺だけが聞いてやる」
















拝啓、天国のママ、パパ、咲夜さきや兄さん、雅陽みやび姉さん夫婦、雅之まさゆき兄さん夫婦。今日の俺とフユさん騒動は面白い様で感動の様なお話だったかな。

「腰終わった、終わり過ぎた」

「何回言っているんだ。そう言えば日和バイトは見つかったか」

「冬人お兄様、最近の企業ってほんとに馬鹿ばっかだと思いませんか」

「見つかってないんだな笑、日和はもう少し選ぶ企業を選び過ぎなくても良いのに」

「そうですよ、俺なんて今腰が痛いから、動けねーし」

「お兄様、やり過ぎですわよ。朔羅これでも人気アイドルなのよ」

「俺は何も言えないなぁ、したいから、、、、ハハッ」

「俺に可愛い顔をして強請るんだ、、無理だと思うのが普通だ」

「オメーは鬼か」

「でも可愛い朔羅が悪いのも一理ありますわね」

「確かに、誰に対しても可愛いを振り撒くのはちょっとイラってくる」

「夏人さんと日和さんも酷い~」

「朔羅が可愛いのが悪いんだ。自覚をしなさい」

「めっちゃイラって来たわ、今」
































































































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