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本当、権力って最高だよね!!、、、、って話になっちゃった
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「と、言う事で俺明日ちょっとお見合いを潰して来る」
「「話が突破し過ぎてる/ますわ」」
「流石、朔羅友人の為に頑張るのは優しいな」
「でしょ~、フユさん」
家に帰り殆どの準備が整ったので夜ご飯を食べながら3人にも色々内容を含めて報告した。
「大丈夫ですよ?そんな事して、、、、将来の人事とかに怒られそうですけど」
「大丈夫だよ、日和さん。ウチの人事、俺に甘いから、、、、それにおじいちゃんがオッケー出してくれたし」
「まぁ、朔君の同級生で友人で朔君が助けを求めお願いしてきたなら、朔君のおじいちゃんは簡単に引き受けそう」
「俺の所の祖父母も難しい問題ほどやらせるタイプの人だから似たようなものだろ」
「全国の祖父母ってそう言うものなんでしょうな」
写真で一回見た事あるフユさんの父方の祖父母さん達と俺の祖父母を思い浮かべながら話す。
「そう言えば、夏人お兄様、仕事先でお見合い勧められたんですわよね?」
「ウグッ、、良く知ってるね、日和」
「、、、、へぇ、お見合い」
「違う!違うからね!朔君!ちゃんと断ったから!」
「、、、、外科部長の娘さんとお見合いしないかって言われたんだけどちゃんと番、恋人が居るって言って断ったから」
「夏人は外見も良いし村瀬家の子供で医者でαなら申し分ないし、婿に来て欲しい人達は多いだろうな」
「有名企業や財閥、グループの子供ってだけで囃し立てたり媚び諂ったり、自分の子供を勧めたりする人多いですものね」
「うわぁ、、、、、、、、ぁ、でも、雅陽姉さんも高校時代知らない人に嫁に来ないとか、何回も誘われてたらしいし」
「、、、、あの人を嫁に???」
「冬人兄様、その反応は雅陽さんに失礼だからね!?」
「まぁその度に断るの疲れたからって、投げ飛ばしてたな」
「それでこそあの人だ」
「冬人お兄様、どっちの意味で言っているのかしらね」
「まっ、と言う事なので明日俺頑張ります!」
「無理はするなよ。張り切り過ぎて体調崩すのは本末転倒だからな」
「了解しました!」
俺は元気良くそう言う。
絶対に、成功させてやると意気込むと同時にちょっと楽しみだと感じる俺がいる。
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「、、、、、、、、じゃあこの作戦で行くからみんな分かった?」
「「「「「「「了解!」」」」」」」
「はい!」
次の日、俺達はお見合い会場である料亭の1室で作戦会議をしながら食事を済ませる。
「それにしても急遽、予約を入れれるとか、、、、朔君の家ってどうなってるの??」
「いや予約入れたの柊月の旦那」
「三都弥君だったかぁぁ」
「それで俺、純、五十鈴の3人が別の出入り口で待機、もし逃げようとした時に止める、、、で良いんだよな?」
「そう、三都弥達にはそうして貰う。俺、玲央、糸、修、柊月、司、島君の7人で強行突破する」
「それでなんだけど朔、1つ良い?」
「何?司」
「その、、、、俺のこの格好については、ツッコんでも良い?」
「ちゃんとした格好させれば雰囲気も感じ方も変わるでしょ、、、、それとも文句ある?」
「ないよ!寧ろ困惑だよ!このスーツ3桁はするじゃん!」
司にそうツッコまれてしまった。確かに100万円のスーツだけども、、、、千尋達に見せつけるならこの方が良いと思うんだけどなぁ。
「僕達もこのお金持ちムーブには慣れてるからしょうがないしょうがない」
「俺殆ど何も出来ないなぁ、逃げ出そうとしないと思うし千尋」
「分かる~。俺らもちゃんと色々言いたいけどなぁ~」
「大丈夫だって、五十鈴と純、そして三都弥の3人が居るってだけで安心感半端ないし!」
「そうそう、僕達に任せて、3人が言いたい分言って来るし!」
「いざとなったら、、、、千尋父をぶん殴ってでも止めてあげるから」
「、、、、修が物騒だな、、頼りになる」
「三都弥もやりそう、、、、島君、緊張してるみたいだけど大丈夫?」
「大丈夫です、紅野先輩、、、、ただもしかしたら両親に叱られれかもしれない、、、、でも、千尋先輩と司先輩の恋ちゃんと叶えたいから、、、、頑張ります!」
「、、、、どうしよう、朔今目の前に天使が居る。ウチの後輩可愛い!」
「安心しろ、その天使は俺達の天使で後輩でもあるから」
思わず俺は司にそうツッコんでしまった。ニヤニヤとかじゃなくてちゃんとした照れが入っているからなのかもしれない。
そして、お見合いが本格的に開催する時刻に迫ってきた。
「必要な物は全て揃えた。もしそれでもダメなら駆け落ちを手助けするから、そこは安心しろ」
「俺も両親に掛け合ってみます。兄もこのお見合いは嫌だと思いますし」
「遠くに逃げる場合は俺の家が所有する別荘をあげるから安心してくれ、司」
「お金持ちトリオ落ち着け、俺にいきなり無理難題を押し付けようとしないで」
「修~、玲央~、本気の金持ちって怖いんだな~」
「純のいつかはその仲間入りしそうじゃん、委員長結構なお嬢様らしいし」
「お金持ちムーブに染まる純とか想像出来ないわ笑」
「安心しろ、俺が1番出来ないから」
「本気の顔してる三都弥君と朔君カッコいい、、ね、糸君」
「まぁ朔がカッコいいのは元からだし、あの顔はカッコいいより可愛いの方が優勝してるかな。マジ天使」
「糸君の朔君限界オタクな所嫌いじゃないよ、僕」
そう会話をしてから俺達は千尋達が居るお見合いの部屋に静かに向かうのであった。
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「黒崎さん、今日は来て貰いありがとうございます。こちら息子の島陸翔です、今年大学4年生でがいます」
「こちらこそこの様な場を作っていただき感謝しております、こちらが私の息子の黒崎千尋です、今年で高校3年生でございます」
「綺麗な顔立ちしていますわね、陸翔には勿体無い」
「そんなそんな、陸翔君も整った顔をしていて頭もよろしい、千尋には本当に勿体無いですわ」
「、、、、初めまして」
「初めて、、まして」
次の日、お見合いが始まり初めてではない人とそんな会話をする。俺の後輩である島のお兄さんが相手だって知った時はビックリした。
島経由でお互いに会った事はあったのでまさかこんな形で再会するとは思いもしなかったな。
「そう言えば千尋君のクラスには番同士のカップルが数名居るそうですね」
「えぇ、年は離れていますが既に番が居る子も居るそうで、男の中では千尋だけが番が居ないので、少し気にかけていたんですよ。だからこの話を提案された時は喜びましたよ」
「そう言われると嬉しいです。陸翔も恋人の気配すらなく、来年からは我が社で働く予定なのに、と少し嘆いてしまっていて」
「陸翔君の様な好青年と夫婦になれらかもしれないなんて千尋は良かったな」
「え、ぁ、、、、はい」
「あらあら、千尋君緊張しているのかしら、大丈夫よ、陸翔なんて本当に緊張しているのだから」
「、、、、」
「千尋、緊張なんてしなくても良いからね、、、、大丈夫だから」
男性陣の会話の内容を聞いて少し気分が悪くなる。悪気はないんだろうが時代錯誤の良い所の会話をしているし、今時番が居るとか居ないとか調べるのは普通に気持ち悪いし、、、、
母さんも相手の母親も何も強く言わないのは言ってもダメだって分かってるから、、、、所詮は母さん達もΩなんだもんな。
って、、、、そんなの俺が言われたくない事を考えるなよ、、、、!
「じゃあ、此処はお若いお2人にして私達は席を外しますか」
「そうですね。私達が居れば緊張しますからな」
「ッ、」
両方の父親がそう言って立ち上がろうとしている。それを見て俺は嫌だ、とそう思った瞬間の事だった。
バァンッ
「そのお見合いちょっと待った~!!!!!!」
「「「「「「!!?!?」」」」」」
「!、司、それに朔!、みんな、、、、」
庭先の襖を勢い良く開けたのは司達だった。その光景を見て俺は目がウルッときてしまう。
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「そのお見合いちょっと待った~!!!!!!」
「「「「「「!!?!?」」」」」」
「!、司、それに朔!、みんな、、、、」
千尋達が居るはずの部屋の襖を勢い良く開けて司がそう叫ぶと部屋に居た全員がこちらに視線を向けた。その1つには千尋が勿論居た。
案の定千尋の父親が声を荒げた。
「なんなんだね!君達は!!?って君は息子と付き合ってた、、、、なんだね今更!息子は君と別れたはずだろう!」
「えぇ、別れましたよ。でも、それは彼の千尋の本心じゃない!」
「本心なんだ。βがΩを幸せになんか出来るはずがないだろう!さっさと帰りたまえ!」
千尋父が大きく声を荒げる。それを見て千尋の顔色が悪くなる。
此処は早く、俺が出た方が良いかな。
「ちょっと良いですか?、千尋のお父様」
「なんだね、君は」
「俺は千尋の友人で、貴方の言うΩの幸せである、αと番っている者です」
「おぉ、なら君もこの無礼者に言ってくれないか!Ωはαと番って幸せになるものだと!!」
「何故、そんなくだらない事を俺の大事な友人に言わないといけないのです??」
「は?、くだらない??何を!?」
「だって何処にΩはαと番わないと幸せになれない、なんて事があるんです??」
「なッ、現に君も!そして私と島さんの奥さんだってαと番ったから幸せだろう!!」
「で?それは俺達が選んだ道で、一人一人感性は違うし、それともなんですか?Ωは自分の幸せはαが居ないと成り立たないとか思ってるんですか?」
「当たり前だろう!αが居なければΩはフェロモンを撒き散らかして迷惑をかける!千尋にはそんな想いをして欲しくない!!」
「、、、、そんなに千尋の幸せを願ってるんだったら、もう少し千尋の気持ちを考えろよ。千尋は一度でもαと番たいって言ったか?一度でも番う事が幸せだって言ったか!?」
「!、だが、」
「言い訳なんて要らない。司、言いたい事どうぞ」
「お願いします、お義父様、千尋と付き合う事を千尋と一緒に幸せにする事を許して下さい!!Ωだからって言う理由で千尋を好きになったんじゃありません、千尋と言う1人の人間を好きになりました!お願いします!」
司はそう頭を下げてそう言った。男らしい、良いぞ司。
「!!、いくら頭を下げても許さんものは許さん!とっとと帰れ!!!」
「ハァ、、、、アンタの言い分ってさ、お金と地位がないとダメなんだろ?」
「当たり前だ!お金と地位がなければ幸せになんてなれん!!」
「だったら安心なさいよ。司は卒業後我が社の部長に添え、既に貯金1000万があります。それに、、、、司は“今”はαですよ」
「は?」
「え?、、、、ぁ、」
一歩司が前に歩くと辺り一面にαのフェロモンを撒く。それに気付いた千尋の顔が驚愕している。そりゃあそうだ、1時間前まで司はβだったんだからね。
「我が社とは貴様の家はなんだ!それにαと言う証拠はないだろう!!」
「ご安心を、ちゃんと診断書はございます。それに、我が社はそうですね、、、、俺の元の苗字が橋本で、御社と契約している会社の1つ、、、、と言えばお分かりで?」
「!!!まさか、橋本会長の」
「えぇ、孫ですよ。では、分かりますよね、今貴方の前に居るのは、αでお金もあり地位も確立してある。そうすればそちらに居る方と同等の価値がありますよね?」
「ウグッ、だが!」
「あの、1つ良いでしょうか」
「!、兄さん」
「俺は元々このお見合い断るつもりでした」
「なっ!陸翔お前何を言って!」
「父さん、俺には言ってませんでしたが、恋人が居ます。大学を卒業後結婚する予定でもあります。今まで言わなかったのは相手がβだからです」
「!、βだと!」
「本当は少し諦めていました。でも、今回彼にあんな事言われて目が覚めました。もし結婚を許して貰わなければ家を出て縁を切る覚悟です」
「ッ、陸翔、、お前、、、、」
「貴方、良いんじゃないかしら。私達はもう少しこの子の気持ちを尊重しましょう?」
「母さん、、、、、、、、ハァ、そうだな。いつまでも子供を縛るのはダメだな」
「陸翔、今度恋人さん連れてらっしゃい。あと、海翔、遅れても良いからちゃんと帰って来なさいね」
「ぁ、うん、分かった。母様」
「と言う事で、黒崎さん、今回私どもがお願いしたのにすみませんが、この話はなかった事に、、、、」
と、島家が頭を下げる。
ちゃんと話が分かる人で良かった、、、、かな。一安心をする俺と司。
「、、、、分かりました。、、、、確か君は司と言う名だったな」
「は、はい!」
「、、、、、、、、島さん達にこんな頼まれ方をされたらこちらも考えなければならないな」
「それって、父さんまさか」
「千尋の幸せを考える、なら君と一緒になるのが千尋の幸せなんだろう。息子をよろしく頼む、、、、私は酷い父親かもしれないが、」
「はい、千尋を必ず幸せにします。ありがとうございます、お義父様」
「、、、、千尋、今日は彼と一緒に居ても良いわよ。愛されてるわね」
「母さん、、、、まぁありがとう」
「お父さんも後で泣きたい時は言うのよ」
「別に泣かない」
と言う事で、結果的に成功した。そして今俺達はさっきまでいた別室に居る。千尋と一緒に、、、、少し気まずそうにしている2人。
「司、あの、、、、そのごめん。俺酷い事言った」
「別に傷ついてないっての。寧ろ嘘を付かせたのが悪い。だからそのさ、、、、もう一度俺と付き合ってくれませんか?」
「、、、、はい!」
そう言って力強く抱きしめ合う2人。それを見て安心するしちょっと泣きそうになるのは秘密な。
「よ、良かったぁ(泣)」
「よしよし、柊月、良かったな」
「つか、みんな来てたのかよ。恥ずかしい」
「そりゃあ大事な友達の危機ならな、駆けつけない奴は居ない」
「そうだぞ~!司が泣きついて来たから助けたんだし!」
「純!余計なこと言うなよ!!」
「ベーだ」
「でも俺達何も言えなかったし出来なかったけどな」
「そうそう、修はその場に居たけど俺なんて聞くだけだったし」
「いやいや、みんなが居たから俺あぁ言えただけだし」
「僕達も色々言いたかったけどなぁ~」
「まぁでも俺らがちゃんと言えないけどな」
「分かります。父様達が居るから、余計に何も言えなくて、、、、俺」
「つか、なんで司がαになってんの?」
「それは三都弥の家が協力してくれたんだよね~」
ちひろの質問に俺はそう返答して三都弥と目を合わせる。
まぁ普通に驚くよね~笑、まさかあるとは俺も思わなかったし。
「え?三都弥の家?」
「俺の会社の1つが研究しているうちの1つで、一時的にフェロモンを変化させたり、まぁ簡単に言えば一時的にβからαは変化される事が出来る香水だったり錠剤作ってさ」
「なので今現在の司はαです。元からαの細胞も多かったし」
「αオーラを纏っているので結構困惑しているからな、俺だって」
「俺のために、わざわざ?」
「当たり前だろ。俺はもし自分自身がαでも千尋を好きになってたし、、、、千尋がβでも好きになってた。だからさ、それをちゃんと証明したくて、」
「///////// 司のくせに、生意気」
「え~!?なんで!?」
「先輩達が幸せで良かった。では、俺家族の所行きますね。兄さんにちょっと恋人の話聞きに行くので」
「島君の目がいつになくやる気」
「分かる、兄弟に恋人が居るってなったら燃えるよな」
「僕も、、、、あぁなるかも」
「よし、じゃあ俺らも帰ろうぜ、復縁した2人を2人っきりにしないとだしね!」
「純の言う通りだな。どうする?純の家で宴会する?」
「なら、何か買って帰ろう。ピザとか寿司、あとはマックとか?」
「三都弥君、良いね。なら、あとはほっともっととか行きたーい」
「ぁ、俺マックのポテト食べたい。五十鈴はナゲット食べたいよな?」
「うん、美味しいよね、修」
「金あるしいっぱい買おうぜ~」
「玲央、無駄遣いはしないようにね、」
「と、言う事でまた今度!」
「ちょッ、お前ら待てって!俺達も連れて行けよ!」
「千尋、俺の家行こうね、、、、沢山イチャつこう?、それにそろそろヒートじゃん?」
「ッ/////////お前、なぁ」
そして俺達は計画の最終段階である復縁した2人を2人っきりにする事を成功させて純の家で宴会をしたのであった。
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「って事で無事復縁出来た訳~」
「そうか、良かったな、朔羅」
「あのあと、ラブラブな写真送られて来たしねー」
「朔羅今眠いだろう。ポワポワしているぞ」
家に帰りお風呂上がりフユさんに頭をドライヤーで乾かされながらそんな会話をする。
気が抜けたからか眠くなって来たのだ。
「うーん、眠いかなぁ、、、、ふぁぁぁ」
「友達の為に頑張るのも良いが、、変な事には巻き込まれないようにな。お前と赤ん坊に何かあったら気が気でない」
「分かってるよ、、、フユさん。フユさん達が居るから俺は安心出来るから」
「///// 本当に可愛いなぁ、朔羅は」チュッ
「ん~」
俺のおでこをキスしてドライヤーの電源を落とすフユさん。
「そろそろ、寝ようか朔羅」
「うん、、、、」
拝啓、天国のママ、パパ、咲夜兄さん、雅陽姉さん夫婦、雅之兄さん夫婦。
俺はΩだからαと番うとかそう言う変な縛りは、なくて良いと思う。βはβ同士とかも要らない。好きな人と幸せになるのが普通だし、、、、それがその人の為、なんてただの傲慢だと俺は思うのだった。
「「話が突破し過ぎてる/ますわ」」
「流石、朔羅友人の為に頑張るのは優しいな」
「でしょ~、フユさん」
家に帰り殆どの準備が整ったので夜ご飯を食べながら3人にも色々内容を含めて報告した。
「大丈夫ですよ?そんな事して、、、、将来の人事とかに怒られそうですけど」
「大丈夫だよ、日和さん。ウチの人事、俺に甘いから、、、、それにおじいちゃんがオッケー出してくれたし」
「まぁ、朔君の同級生で友人で朔君が助けを求めお願いしてきたなら、朔君のおじいちゃんは簡単に引き受けそう」
「俺の所の祖父母も難しい問題ほどやらせるタイプの人だから似たようなものだろ」
「全国の祖父母ってそう言うものなんでしょうな」
写真で一回見た事あるフユさんの父方の祖父母さん達と俺の祖父母を思い浮かべながら話す。
「そう言えば、夏人お兄様、仕事先でお見合い勧められたんですわよね?」
「ウグッ、、良く知ってるね、日和」
「、、、、へぇ、お見合い」
「違う!違うからね!朔君!ちゃんと断ったから!」
「、、、、外科部長の娘さんとお見合いしないかって言われたんだけどちゃんと番、恋人が居るって言って断ったから」
「夏人は外見も良いし村瀬家の子供で医者でαなら申し分ないし、婿に来て欲しい人達は多いだろうな」
「有名企業や財閥、グループの子供ってだけで囃し立てたり媚び諂ったり、自分の子供を勧めたりする人多いですものね」
「うわぁ、、、、、、、、ぁ、でも、雅陽姉さんも高校時代知らない人に嫁に来ないとか、何回も誘われてたらしいし」
「、、、、あの人を嫁に???」
「冬人兄様、その反応は雅陽さんに失礼だからね!?」
「まぁその度に断るの疲れたからって、投げ飛ばしてたな」
「それでこそあの人だ」
「冬人お兄様、どっちの意味で言っているのかしらね」
「まっ、と言う事なので明日俺頑張ります!」
「無理はするなよ。張り切り過ぎて体調崩すのは本末転倒だからな」
「了解しました!」
俺は元気良くそう言う。
絶対に、成功させてやると意気込むと同時にちょっと楽しみだと感じる俺がいる。
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「「「「「「「了解!」」」」」」」
「はい!」
次の日、俺達はお見合い会場である料亭の1室で作戦会議をしながら食事を済ませる。
「それにしても急遽、予約を入れれるとか、、、、朔君の家ってどうなってるの??」
「いや予約入れたの柊月の旦那」
「三都弥君だったかぁぁ」
「それで俺、純、五十鈴の3人が別の出入り口で待機、もし逃げようとした時に止める、、、で良いんだよな?」
「そう、三都弥達にはそうして貰う。俺、玲央、糸、修、柊月、司、島君の7人で強行突破する」
「それでなんだけど朔、1つ良い?」
「何?司」
「その、、、、俺のこの格好については、ツッコんでも良い?」
「ちゃんとした格好させれば雰囲気も感じ方も変わるでしょ、、、、それとも文句ある?」
「ないよ!寧ろ困惑だよ!このスーツ3桁はするじゃん!」
司にそうツッコまれてしまった。確かに100万円のスーツだけども、、、、千尋達に見せつけるならこの方が良いと思うんだけどなぁ。
「僕達もこのお金持ちムーブには慣れてるからしょうがないしょうがない」
「俺殆ど何も出来ないなぁ、逃げ出そうとしないと思うし千尋」
「分かる~。俺らもちゃんと色々言いたいけどなぁ~」
「大丈夫だって、五十鈴と純、そして三都弥の3人が居るってだけで安心感半端ないし!」
「そうそう、僕達に任せて、3人が言いたい分言って来るし!」
「いざとなったら、、、、千尋父をぶん殴ってでも止めてあげるから」
「、、、、修が物騒だな、、頼りになる」
「三都弥もやりそう、、、、島君、緊張してるみたいだけど大丈夫?」
「大丈夫です、紅野先輩、、、、ただもしかしたら両親に叱られれかもしれない、、、、でも、千尋先輩と司先輩の恋ちゃんと叶えたいから、、、、頑張ります!」
「、、、、どうしよう、朔今目の前に天使が居る。ウチの後輩可愛い!」
「安心しろ、その天使は俺達の天使で後輩でもあるから」
思わず俺は司にそうツッコんでしまった。ニヤニヤとかじゃなくてちゃんとした照れが入っているからなのかもしれない。
そして、お見合いが本格的に開催する時刻に迫ってきた。
「必要な物は全て揃えた。もしそれでもダメなら駆け落ちを手助けするから、そこは安心しろ」
「俺も両親に掛け合ってみます。兄もこのお見合いは嫌だと思いますし」
「遠くに逃げる場合は俺の家が所有する別荘をあげるから安心してくれ、司」
「お金持ちトリオ落ち着け、俺にいきなり無理難題を押し付けようとしないで」
「修~、玲央~、本気の金持ちって怖いんだな~」
「純のいつかはその仲間入りしそうじゃん、委員長結構なお嬢様らしいし」
「お金持ちムーブに染まる純とか想像出来ないわ笑」
「安心しろ、俺が1番出来ないから」
「本気の顔してる三都弥君と朔君カッコいい、、ね、糸君」
「まぁ朔がカッコいいのは元からだし、あの顔はカッコいいより可愛いの方が優勝してるかな。マジ天使」
「糸君の朔君限界オタクな所嫌いじゃないよ、僕」
そう会話をしてから俺達は千尋達が居るお見合いの部屋に静かに向かうのであった。
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「黒崎さん、今日は来て貰いありがとうございます。こちら息子の島陸翔です、今年大学4年生でがいます」
「こちらこそこの様な場を作っていただき感謝しております、こちらが私の息子の黒崎千尋です、今年で高校3年生でございます」
「綺麗な顔立ちしていますわね、陸翔には勿体無い」
「そんなそんな、陸翔君も整った顔をしていて頭もよろしい、千尋には本当に勿体無いですわ」
「、、、、初めまして」
「初めて、、まして」
次の日、お見合いが始まり初めてではない人とそんな会話をする。俺の後輩である島のお兄さんが相手だって知った時はビックリした。
島経由でお互いに会った事はあったのでまさかこんな形で再会するとは思いもしなかったな。
「そう言えば千尋君のクラスには番同士のカップルが数名居るそうですね」
「えぇ、年は離れていますが既に番が居る子も居るそうで、男の中では千尋だけが番が居ないので、少し気にかけていたんですよ。だからこの話を提案された時は喜びましたよ」
「そう言われると嬉しいです。陸翔も恋人の気配すらなく、来年からは我が社で働く予定なのに、と少し嘆いてしまっていて」
「陸翔君の様な好青年と夫婦になれらかもしれないなんて千尋は良かったな」
「え、ぁ、、、、はい」
「あらあら、千尋君緊張しているのかしら、大丈夫よ、陸翔なんて本当に緊張しているのだから」
「、、、、」
「千尋、緊張なんてしなくても良いからね、、、、大丈夫だから」
男性陣の会話の内容を聞いて少し気分が悪くなる。悪気はないんだろうが時代錯誤の良い所の会話をしているし、今時番が居るとか居ないとか調べるのは普通に気持ち悪いし、、、、
母さんも相手の母親も何も強く言わないのは言ってもダメだって分かってるから、、、、所詮は母さん達もΩなんだもんな。
って、、、、そんなの俺が言われたくない事を考えるなよ、、、、!
「じゃあ、此処はお若いお2人にして私達は席を外しますか」
「そうですね。私達が居れば緊張しますからな」
「ッ、」
両方の父親がそう言って立ち上がろうとしている。それを見て俺は嫌だ、とそう思った瞬間の事だった。
バァンッ
「そのお見合いちょっと待った~!!!!!!」
「「「「「「!!?!?」」」」」」
「!、司、それに朔!、みんな、、、、」
庭先の襖を勢い良く開けたのは司達だった。その光景を見て俺は目がウルッときてしまう。
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「そのお見合いちょっと待った~!!!!!!」
「「「「「「!!?!?」」」」」」
「!、司、それに朔!、みんな、、、、」
千尋達が居るはずの部屋の襖を勢い良く開けて司がそう叫ぶと部屋に居た全員がこちらに視線を向けた。その1つには千尋が勿論居た。
案の定千尋の父親が声を荒げた。
「なんなんだね!君達は!!?って君は息子と付き合ってた、、、、なんだね今更!息子は君と別れたはずだろう!」
「えぇ、別れましたよ。でも、それは彼の千尋の本心じゃない!」
「本心なんだ。βがΩを幸せになんか出来るはずがないだろう!さっさと帰りたまえ!」
千尋父が大きく声を荒げる。それを見て千尋の顔色が悪くなる。
此処は早く、俺が出た方が良いかな。
「ちょっと良いですか?、千尋のお父様」
「なんだね、君は」
「俺は千尋の友人で、貴方の言うΩの幸せである、αと番っている者です」
「おぉ、なら君もこの無礼者に言ってくれないか!Ωはαと番って幸せになるものだと!!」
「何故、そんなくだらない事を俺の大事な友人に言わないといけないのです??」
「は?、くだらない??何を!?」
「だって何処にΩはαと番わないと幸せになれない、なんて事があるんです??」
「なッ、現に君も!そして私と島さんの奥さんだってαと番ったから幸せだろう!!」
「で?それは俺達が選んだ道で、一人一人感性は違うし、それともなんですか?Ωは自分の幸せはαが居ないと成り立たないとか思ってるんですか?」
「当たり前だろう!αが居なければΩはフェロモンを撒き散らかして迷惑をかける!千尋にはそんな想いをして欲しくない!!」
「、、、、そんなに千尋の幸せを願ってるんだったら、もう少し千尋の気持ちを考えろよ。千尋は一度でもαと番たいって言ったか?一度でも番う事が幸せだって言ったか!?」
「!、だが、」
「言い訳なんて要らない。司、言いたい事どうぞ」
「お願いします、お義父様、千尋と付き合う事を千尋と一緒に幸せにする事を許して下さい!!Ωだからって言う理由で千尋を好きになったんじゃありません、千尋と言う1人の人間を好きになりました!お願いします!」
司はそう頭を下げてそう言った。男らしい、良いぞ司。
「!!、いくら頭を下げても許さんものは許さん!とっとと帰れ!!!」
「ハァ、、、、アンタの言い分ってさ、お金と地位がないとダメなんだろ?」
「当たり前だ!お金と地位がなければ幸せになんてなれん!!」
「だったら安心なさいよ。司は卒業後我が社の部長に添え、既に貯金1000万があります。それに、、、、司は“今”はαですよ」
「は?」
「え?、、、、ぁ、」
一歩司が前に歩くと辺り一面にαのフェロモンを撒く。それに気付いた千尋の顔が驚愕している。そりゃあそうだ、1時間前まで司はβだったんだからね。
「我が社とは貴様の家はなんだ!それにαと言う証拠はないだろう!!」
「ご安心を、ちゃんと診断書はございます。それに、我が社はそうですね、、、、俺の元の苗字が橋本で、御社と契約している会社の1つ、、、、と言えばお分かりで?」
「!!!まさか、橋本会長の」
「えぇ、孫ですよ。では、分かりますよね、今貴方の前に居るのは、αでお金もあり地位も確立してある。そうすればそちらに居る方と同等の価値がありますよね?」
「ウグッ、だが!」
「あの、1つ良いでしょうか」
「!、兄さん」
「俺は元々このお見合い断るつもりでした」
「なっ!陸翔お前何を言って!」
「父さん、俺には言ってませんでしたが、恋人が居ます。大学を卒業後結婚する予定でもあります。今まで言わなかったのは相手がβだからです」
「!、βだと!」
「本当は少し諦めていました。でも、今回彼にあんな事言われて目が覚めました。もし結婚を許して貰わなければ家を出て縁を切る覚悟です」
「ッ、陸翔、、お前、、、、」
「貴方、良いんじゃないかしら。私達はもう少しこの子の気持ちを尊重しましょう?」
「母さん、、、、、、、、ハァ、そうだな。いつまでも子供を縛るのはダメだな」
「陸翔、今度恋人さん連れてらっしゃい。あと、海翔、遅れても良いからちゃんと帰って来なさいね」
「ぁ、うん、分かった。母様」
「と言う事で、黒崎さん、今回私どもがお願いしたのにすみませんが、この話はなかった事に、、、、」
と、島家が頭を下げる。
ちゃんと話が分かる人で良かった、、、、かな。一安心をする俺と司。
「、、、、分かりました。、、、、確か君は司と言う名だったな」
「は、はい!」
「、、、、、、、、島さん達にこんな頼まれ方をされたらこちらも考えなければならないな」
「それって、父さんまさか」
「千尋の幸せを考える、なら君と一緒になるのが千尋の幸せなんだろう。息子をよろしく頼む、、、、私は酷い父親かもしれないが、」
「はい、千尋を必ず幸せにします。ありがとうございます、お義父様」
「、、、、千尋、今日は彼と一緒に居ても良いわよ。愛されてるわね」
「母さん、、、、まぁありがとう」
「お父さんも後で泣きたい時は言うのよ」
「別に泣かない」
と言う事で、結果的に成功した。そして今俺達はさっきまでいた別室に居る。千尋と一緒に、、、、少し気まずそうにしている2人。
「司、あの、、、、そのごめん。俺酷い事言った」
「別に傷ついてないっての。寧ろ嘘を付かせたのが悪い。だからそのさ、、、、もう一度俺と付き合ってくれませんか?」
「、、、、はい!」
そう言って力強く抱きしめ合う2人。それを見て安心するしちょっと泣きそうになるのは秘密な。
「よ、良かったぁ(泣)」
「よしよし、柊月、良かったな」
「つか、みんな来てたのかよ。恥ずかしい」
「そりゃあ大事な友達の危機ならな、駆けつけない奴は居ない」
「そうだぞ~!司が泣きついて来たから助けたんだし!」
「純!余計なこと言うなよ!!」
「ベーだ」
「でも俺達何も言えなかったし出来なかったけどな」
「そうそう、修はその場に居たけど俺なんて聞くだけだったし」
「いやいや、みんなが居たから俺あぁ言えただけだし」
「僕達も色々言いたかったけどなぁ~」
「まぁでも俺らがちゃんと言えないけどな」
「分かります。父様達が居るから、余計に何も言えなくて、、、、俺」
「つか、なんで司がαになってんの?」
「それは三都弥の家が協力してくれたんだよね~」
ちひろの質問に俺はそう返答して三都弥と目を合わせる。
まぁ普通に驚くよね~笑、まさかあるとは俺も思わなかったし。
「え?三都弥の家?」
「俺の会社の1つが研究しているうちの1つで、一時的にフェロモンを変化させたり、まぁ簡単に言えば一時的にβからαは変化される事が出来る香水だったり錠剤作ってさ」
「なので今現在の司はαです。元からαの細胞も多かったし」
「αオーラを纏っているので結構困惑しているからな、俺だって」
「俺のために、わざわざ?」
「当たり前だろ。俺はもし自分自身がαでも千尋を好きになってたし、、、、千尋がβでも好きになってた。だからさ、それをちゃんと証明したくて、」
「///////// 司のくせに、生意気」
「え~!?なんで!?」
「先輩達が幸せで良かった。では、俺家族の所行きますね。兄さんにちょっと恋人の話聞きに行くので」
「島君の目がいつになくやる気」
「分かる、兄弟に恋人が居るってなったら燃えるよな」
「僕も、、、、あぁなるかも」
「よし、じゃあ俺らも帰ろうぜ、復縁した2人を2人っきりにしないとだしね!」
「純の言う通りだな。どうする?純の家で宴会する?」
「なら、何か買って帰ろう。ピザとか寿司、あとはマックとか?」
「三都弥君、良いね。なら、あとはほっともっととか行きたーい」
「ぁ、俺マックのポテト食べたい。五十鈴はナゲット食べたいよな?」
「うん、美味しいよね、修」
「金あるしいっぱい買おうぜ~」
「玲央、無駄遣いはしないようにね、」
「と、言う事でまた今度!」
「ちょッ、お前ら待てって!俺達も連れて行けよ!」
「千尋、俺の家行こうね、、、、沢山イチャつこう?、それにそろそろヒートじゃん?」
「ッ/////////お前、なぁ」
そして俺達は計画の最終段階である復縁した2人を2人っきりにする事を成功させて純の家で宴会をしたのであった。
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「って事で無事復縁出来た訳~」
「そうか、良かったな、朔羅」
「あのあと、ラブラブな写真送られて来たしねー」
「朔羅今眠いだろう。ポワポワしているぞ」
家に帰りお風呂上がりフユさんに頭をドライヤーで乾かされながらそんな会話をする。
気が抜けたからか眠くなって来たのだ。
「うーん、眠いかなぁ、、、、ふぁぁぁ」
「友達の為に頑張るのも良いが、、変な事には巻き込まれないようにな。お前と赤ん坊に何かあったら気が気でない」
「分かってるよ、、、フユさん。フユさん達が居るから俺は安心出来るから」
「///// 本当に可愛いなぁ、朔羅は」チュッ
「ん~」
俺のおでこをキスしてドライヤーの電源を落とすフユさん。
「そろそろ、寝ようか朔羅」
「うん、、、、」
拝啓、天国のママ、パパ、咲夜兄さん、雅陽姉さん夫婦、雅之兄さん夫婦。
俺はΩだからαと番うとかそう言う変な縛りは、なくて良いと思う。βはβ同士とかも要らない。好きな人と幸せになるのが普通だし、、、、それがその人の為、なんてただの傲慢だと俺は思うのだった。
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