純粋な初恋(シリーズあり)

橋本衣

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やっぱり、平穏には終わらないか、、、、いや、終わるはずがない。

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幸太こうた君ってそう言えば、くじ運とか悪かったね」

「そう言うな、さく、、、、」

宝探しゲームが始まって既に30分が経ち、俺と幸太君チームが獲得したお宝は、、、、

「だって、ことごとく幸太君が開けた全ての宝箱がハズレってある意味、才能と言うしか」

「俺運に嫌われてんのかなぁぁ、」

「大丈夫、俺4つもゲットしたんだから、!」

4つだけ。

幸太君は運が悪い方で、2択ゲームとかロシアンゲームとかでも必ずと言って良いほどハズレを引いたりするタイプ。
俺が開けたのだけお宝が入ってるって気付いた時の幸太君の表情は、、、、うん、言わないでおこう。

なぎよりも年下に励まされる、俺とか、なんか情けない、、」

「まぁまぁ、、、、て言うか、幸太君と凪と言えば、先月の番報告はほんとビックリした」

「あぁ、アレな。一応、伝えたかねーとって思ったし、ファンにみんなも驚いてたけど受け入れて嬉しかったわ」

「幸凪カップルやっと番になった~ってファンの人達が言ってたけどね」

あの2人いつから付き合ってたかは捏造はしてるけど、ちゃんとファンに報告してる所が好感度高いんだよなぁ。俺やマコさんには絶対に真似出来ない所業だよ。

そう思いながら山道を歩いていると、泥に足を取られて滑り落ちそうになったのを幸太君が腕を掴んで助けてくれた。

「大丈夫か!?朔!」

「うん、大丈夫。ありがとう、幸太君」

「いや、全然。地面気を付けないとな。先日から雨続いてたから、地面がぬかるんでるんだ」

「気を付けます。って、フラグってる気がするんだけど」

「、、、、これ以上は話題に出さない様にしないとな」

そう話しながら俺達はまた歩き始める。
この山はそれなりに整備されていて山道も整ってるけど、完全にって言う訳でもない。いざ山道で転げ落ちたり、滑り落ちるかなんて分からない。


そして、宝探しゲーム前半戦が終わり、俺と幸太君と少し離れた所に居る数名のスタッフさん達と共に元の場所に戻る道中(カメラの撮影なし)幸太君に話しかけられた。

「あのさ、、朔はさ、朔が連れて来た小説家の村瀬冬人むらせふゆとと付き合ってんの?」

「!、、ぇ、、な、何でそう思ったの??」

「否定しないって事は、合ってるって事か」

「ぁ、、違ッ、、えっと、 「誤魔化さなくて良い」、、、、何処で気付いたのさ」

幸太君こー言う所鋭い!流石あの七瀬ななせひじりを束ねる最年長!!じゃなくて、まさか気付かれるとは思わんかった!!いや、バレるとはいつかは思ったけど!!

俺は足取りが少し重くなりながらも歩き続けて幸太君に聞く。

「最初は噂、、、、朔と村瀬冬人が、、村瀬さんが同棲してるとか、体の関係にあるとか聞いた時」

「待って、噂そこまでなってんの??、、、、(あながち間違ってねーのが怖い)」

「そう。で、最初は噂程度で違うのかなぁ。とか思った。だけど確信に変わったのは昨日連れて来て恋人じゃないとおかしい距離感と話し方だったから」

「、、、、うわぁぁ、恥ずかしい。それでバレんの」

「安心しろ。今の所、俺以外のメンバーは気付いてない。特に馬鹿の七瀬はな」

「大丈夫、七瀬にバレる気がないから、俺」

謎の自信がありながら言うけど、実際あの人自分の事と好きな人関係なら勘が鋭いけど他の人だとアホほど鈍感でお馬鹿になるタイプの人だから、珍しい。
、、、、未だに、玲央れおと聖が付き合ってるの気付いてないんだっけ、?確か、、、、

なんて話ていたら、集合場所に着き、既に他の2チームは揃っていた。何故かその場には正座している七瀬の姿が、、、、大体予想はつくが、

「ただいま~、、、って何?また、瑞貴みずきに何かしようとしたの?」

「朔正解。七っさんが、俺にキスしようとして来て、マコさんが怒ってくれた」

「戻ってすぐに瑞貴君にキスしようとしたから、俺もいともビックリだよ」

「あの時だけは僕、この人本当にマコさんの次の芸歴なのか疑わしくなったきたよね」

「、、、、七瀬、お前は本当にガキだな。アホなのか?いや馬鹿なのか?、なぁ?」

「ごめんなさい。なんか楽しくなって来たのと会えた嬉しさで、やっちゃった」

「「「「やっちゃった、じゃないんだよ」」」」

俺、マコさん、糸、凪の4人でそうツッコむ。さらに肩身が狭くなったのか、縮こまる七瀬。特にマコさんに関しては流太りゅうた君で経験してるから分かるんだろうなぁ。、、、、そこニヤニヤしない!

なんて思いながら前半戦の結果の撮影を撮ることになった。

「、、、、と言う事で前半戦で1番数が多かったのは俺と瑞貴のチームで、10個でポイントは65ポイント」

「2番目が俺、糸、凪のチームで7個で40ポイント」

「それで、俺と朔のチームで4個て20ポイント、、、朔、ほんとごめんな」

「謝らなくて良いですよ。後半戦で巻き返しましょう」

何て更に項垂れちゃった幸太君の肩を掴んで励ます。本当にこー言う所でネガティブになちゃうんだから、幸太君は、、、、笑
上とは45ポイント差だけど絶対に勝ってやる!!こー言う勝負で最下位は1番嫌だし!

そして後半戦まで撮影は終わり、気付いたらあと30分でお昼の時間だと気づく俺達。確かにゲームを始めたのが9時半だから当たり前か、、、、

お昼ご飯組が料理を始めて俺は少し休憩をしようと、自分の部屋に入った瞬間、、、、

グイッ ドンッ

チュッ

「!?、、、」

部屋に入った瞬間に誰かに手首を掴まれて引っ張られたと思ったら壁に押し付けられてキスをされた。ビックリしながらも目を開けるとそこにはやっぱり、、、、

「んッ、、んんッ~ー!(フユさんオメーか!やっぱり!何急にやってんだよ!!)」

「、、、、」 ペロッ

「ぁッ  (ヌルッ  (おい!舌入れんな!つか人の話し聞けー!(聞こえない))」

俺の抗議(脳内の叫び)は聞き入れられず挙げ句の果てに人様の唇舐めやがり口の中に舌を入れ、弄り回すと言う所業をするコイツを許して良いものかと同時にコイツにキスされるの別に嫌じゃないと言うか恥ずかしいだけだけど言ったからコイツ図になるしと言う気持ちで俺は心の中で葛藤する。

って何、俺自分の心境を頭ん中で解説してんじゃ!!気持ち悪ッッ!!!!!!

頭の中混乱している俺に気にせず、濃厚なキスを続け数分後、やっと口を離したフユさん。

「プハッ、、、ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、、フユ、さん。本当、急にキスするとか、、ど、どうしたのさ ////」

「、、、、今日も昨日も男それもαとの接触が多い。コレでも少し我慢したんだからな。コレぐらいで済んで良かったと思って欲しい」

「、、、はぁ?、、、ぁ、そっか。幸太君も七瀬もαだもんな。それにフユさんにとっちゃあ、初対面、、、、嫉妬したんだ」

「当たり前だろ。全α (流太、聖、正久まさひさ清正きよまさを除く)はお前を狙う男だと思ってるからな」

「何ちゅー解釈してるんだよ!!もっと視野広めろよ!幸太君も七瀬も好きな人、番持ちだし!俺結構そー言う危機管理能力は高い方だし!!自分の体は自分で守れるし!」

「、、、、誘拐されたのにか??」

「、、、、今の発言は取り消す」

くそっ、大きいカウンター食らっちゃった!!それも冗談とかそう言う感じで言うんじゃなくて真っ直ぐの言葉で言われるのが結構心に来る!!それ言われたら何も言えないじゃん!!馬鹿フユ!

そう思っていると、突然俺の頭を撫でて来たフユさん。

「、、、、だから、お前は、朔羅さくらは俺が守る。お前は俺に守られとけば良いんだよ。いや、守らせて欲しい、が正解か?」 ナデナデ

「!、、、、それだけは嫌だ」

「え?」

「俺も、俺もアンタを、フユさんを守りたい!、、、俺だってフユさんの恋人なんだし、、、、///////////」

「!、、、、、、、、フハッ、、そうか。頼もしいな、朔羅」

「もうちょっと照れてよ。フユさんも、俺だけが恥ずかしがってるみたいじゃん」

「照れてるよ。だけどそれ以上にお前の可愛い姿を見ると俺は嬉しくなる」

「////////////// もう、今日はフユさん俺の顔見るの関し!!」

「何故だ!?」

「分かるまで言わない!」

何のことか理解してないフユさんを置いて俺は部屋を出て1階に戻り、昼ご飯組が居るキッチンに向かう。

ホントホント、あの男はそう言えば良いと思ってるんかね!?それで俺が喜ぶと思ってんのかって話!

「、、ぁ、朔丁度良かった。昼ご飯手伝、って、、、顔赤くないか?朔」

「ぁ、ホントだ。真っ赤か」

「ふへ?、、、、違う、コレは断じて違うから!!」

「「何が!?」」

俺は何故かマコさんと瑞貴の2人に誤魔化してしまった。うぅ、まさか顔赤いままとは、、、、フユさんめ~!
次は絶対俺がフユさんを照れさせてやる!!!!!!




























「朔ってマジで神だね」

「幸太君、後半戦始まってから何十回言いました??」

「だって、朔が開けたの全部当たりなんだもん。俺なんて開けた4個ハズレだったし、」

「、、、、ここまで来たら運に嫌われているとしか」

後半戦が始まって終盤にかかり、幸太君に褒められる俺。

確かに後半戦始まってから俺1人で16個も当たりゲットしたけど、宝箱探し当てたのは幸太君のおかげだし!そこはちゃんと評価出来るし!!

何て思う。

「よし、あと20分ぐらいでゲーム終わるしここは二手に分かれて探そう」

「そうだな。見つけたらすぐに連絡するから、」

「了解です!、スタッフさん達は幸太君の方着いて行って下さい。撮り甲斐あるの幸太君だし」

「朔~?それどう言う意味かな~?」

「そのままの意味だぞ」

何て俺と幸太君は会話をする。

この人実はグループの中では七瀬の次にいじられキャラなんだよね。七瀬が濃すぎるけど、、、、それと同等で聖ね。アイツも結構いじられる。

何て思いながら俺はカメラを持ちながら1人行動を始める。

「こう言うゲームって大抵はこう言う木の影とか、土の下って言われるけど、うちのスタッフの場合、、、、有った」

何て独り言を言いながら、木の葉をかき分けると小さい宝箱を発見し、開けると小さい小物が入っている。それを取ってカバンに入れる。

「分かりやすいのか難しいのか分かんねーな。コレ、、、、」

話をかけ分けたりしながら探す。結構体力使うから、疲れるし荷物もあるから大変だなぁ。あぁ、もう、少し休憩しようかなぁ。

「ぁ、、この岩結構良いかも」

俺は良い感じの岩に座り、少し休憩をする。

別にもうゲームしないってわけじゃないからな!!ちゃんと休憩しないとダメだし!!

5分程度休憩をし、再び行動をしようと立ち上がって足を踏み込んだ瞬間、、、、

ズルッ  グキッ
「へ?、、、わぁぁぁッッッ 」

とてもぬかるんでいた地面だったせいで、俺はその場から滑り落ちてしまった。何かに捕まろうと、枝を掴んだが、折れてしまい、絶望してしまう。
すると、、

ドンッ
「ぅッ、、、、、、、、」 バタッ

大きな木に背中を強く当てたせいで意識を失ってしまった。























ポタッ ポタッ ポタッ ポタッ

「、、、んんッ、、、ん?」

次に目を覚ました時、肌に冷たい水が落ちる感覚を感じた。俺は目を覚まして意識をしっかりさせる。小雨が降っていた。

そうだ、俺山道から落ちてそれで意識失って、、、、って、

「ヤバッ、今何時!?」

辺りが薄暗くなっている事に気付いて、俺はすぐにスマホを取り出して時刻を確認する。

「17時!?ヤバいじゃん!俺1時間半以上意識失ってた!」

俺は急いで立ち上がってみんなの元に向かおうとしたが、、

「ッ、、痛ッ、、、、何で、?、、、ぁ」

足首が痛く、歩けない程の痛みで座り込んでしまった。

多分、滑り落ちる時に足首捻ったんだ。どうしよう、これじゃあ皆んなのところ、戻れない。そうだ、電話!

「って、、、圏外!嘘、、此処からだと繋がらないの!?」

俺は完全に絶望状態になってしまった。雨に濡れて寒さを感じながら、蹲っていると、、、、

「朔~!!返事しろ~!」

「朔~!!大丈夫かぁ~!?」

「朔~!、何処だ~!??」

「!、、この声は、マコさん、糸、それにまー君」

遠くからだけど確実に聞き取れた大事な人達の声に耳が反応する。俺は全身全力で大声を出す。

「此処だよ~!!」

シーンッ

「、、聞こえなかった、?」

何の反応もなくて少し悲しくなってしまう。もしかしてだけど、雨の音とか地形で声が聞き取れないとか!?

うぅぅ、雨は少し止んだから良いものの、どうすれば、、、、!

「、ハァ、もし見つからなかったらどうしよう」
「つうか、チョーカーも濡れてるし、最悪、、、、、、、、ん?チョーカー?、、、、あ!」

俺はチョーカーの存在を思い出した。素早くチョーカーを外す。

そろそろフユさんから貰った抑制剤の効果は切れる。あれはα用の抑制剤だからΩが飲めば通常の半分の時間しか効果が持続しない。だから18時間の半分は9時間。だからそろそろ切れるはず、、、、

「俺の予感があってれば、いける。いや、あってて欲しい」

俺はそう思いながら、体育座りをして助けを待つ。無闇矢鱈に動いて足首を悪化させたらまたみんなに怒られるし、フユさんに心配かけちゃうし、、、、!


あれから、10分中々、助けは来なくてまた睡魔に襲われてしまう俺。

「ふぁぁぁ、、、このまま寝ちゃうぞ、馬鹿フユ」

「誰が馬鹿フユだ」

「アンタだよ。年中変態野郎の、、、、、、、、?、ぇ、?、、、、うわぁぁ!フユさん!?」

俺の独り言に返事をされたが気にせず、少しして違和感を感じて頭を上げるとそこにはフユさんがいて俺は声を上げて驚く。

「そこまで驚くか?お前は俺が来る事分かってただろ?」

「、、、、そりゃあね」

そう俺が何故チョーカーを外したかと言うと、、大前提としてチョーカーはΩの頸からフェロモン出すのを抑える役割がある。抑制剤を飲んでいても多少のフェロモンが出る人がいるからだ。なので普段からチョーカー付けるか、抑制剤を飲むかの2択で生活をしている人が多い。
そして俺がチョーカーを外したのは、抑制剤の効果が切れる事を分かっていたから。フユさんが1番俺のフェロモンを嗅ぎ慣れているし多分すぐに感知するから、、、、だからチョーカーを外したって訳。

まぁ、これは全てフユさんが俺に対する変態行動がなければ出来なかった事なんだけどな。何であんなのが今役に立つとは思わねーよ。

「匂い感知してすぐに来たかったが安全の為にな。と言うか朔羅は普通に元の場所に行けると思うが、」

「、、ぁ、それがその足首痛めちゃって歩けなくて」

「また怪我したのか。お前は、、」

「好きで怪我してる訳じゃないからね。俺」

「、、、、分かった。朔羅立ち上がれるか?」

「?、うん、出来るけど、、、、はい、、って、わッ 」

ヒョイッ

俺が立ち上がった瞬間、フユさんが軽々とお姫様抱っこをした。

コイツ恥じらいなくやりやがった!!嘘だろ!?俺だったら恥ずか死ぬぞ!!?

「ちょッ、、フユさん、」

「ジッとしてろ。落としたくない、」

「、、、、分かったよ、、」

真剣な眼差しで言われて俺は従うしかなかった。

此奴、卑怯だ。真面目な顔すれば良いと思いやがってる。そうなんだけどさ!!

そしてフユさんは俺を運んですぐに集合場所に連れて行ってくれた。と言っても、みんなに見えるか見えないかなギリギリの場所で降ろしてくれた。ここは配慮してくれたのかな。

「皆んな、心配してるぞ」

「分かってる。でもフユさんも心配してくれたでしょ?」

「当たり前だ。お前が俺から居なくなるなんて、、、、考えたくもない」

「、、、、、、、、笑、、、、フユさん、ちょっと耳貸して、」

「?、何だ?」

「、、、、フユさんはカッコいいよ、、大好き。助けてくれてありがとう 」チュッ

俺はフユさんの耳元でフユさん以外に聞こえない声量で言ってからのフユさんのほっぺにキスをする。

よしッ、やったぞ!これで顔を赤くしなかったからフユさんはヤバい男認定で良いよね!!?いい筈だよね!?

そう思いながらフユさんの顔を覗き込む。

「フユさん、どうd 」

「/////、、、お前は本当に、、」

「!/////////  ハハッ、勝った!!!!!」

「何にだ?」

俺はフユさんの真っ赤な顔を見れて嬉しくなった。怪我したのが良かったのかな、、、、いや、これ言葉にしたら絶対にフユさんに怒られる。いやフユさん以外にも怒られる未来しか無い。
でも、フユさんの真っ赤な顔見れて良かった。

次はどんな顔見ようかな、、、、



























































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