純粋な初恋(シリーズあり)

橋本衣

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俺も俺だけどアンタもギリギリだと思うんだけどな!!

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「、、、、よし、10枚トーン張り、ベタ塗り終わりました」

「「もう!!?」」

「はい、慣れると結構簡単ですよね、これ」

「それ俺以外の漫画家に言ったらぶっ飛ばされる案件だからね、さく君」

「器用だと知ってはいたけど此処までとは、、朔君漫画家になれそうだね」

「俺あんま絵上手くないですよ?」

「「嘘付け!」」

何故か2人にツッコまれてしまった。楽屋での出来事から約1週間後、俺は野村のむらさんと織斗おりと君と共に漫画のお手伝いをしている。

「それで、2人の方は進んでるんですか?」

「まぁね、小説を漫画にするのは結構大変。村瀬むらせ先生のは元から設定が出来てプロットも出来てる状態で考えたのを漫画にするのだからね」

「小説に沿って漫画を描くのってこんなに大変なんだと実感しました。俺は凄い秘境に進んでるんだと理解しました」

「何で、織斗君はそんな敬語口調なのさ。まぁでも、話自体は面白いし、野村さんは実力もあるから良いと俺は思うよ」

「「朔君、、、、好き」」

「何でやねん」

「と言うか、村瀬先生と言えば元気?今俺出禁食らってるし、」

「ぁー元気ですよ。今は小説の方が忙しいみたいで、」

あの時から俺はフユさんとちゃんとした話をしたりはしていない。
送り迎えは時間がある時は必ずしているけど話はない。
俺の言葉気にしたのかな、あのフユさんが、、、、まぁあの人以外と繊細だしな。

「そっかぁ、、、じゃ、朔君続きこれお願いね、!」

「ぁ、はい、分かりました。了解です」

「じゃ、織君は俺と第3話の話しね。アレちょっとどう言う風なのか聞きたいからさ」

「アレは悪気はないんです!俺の編集がやれって!野村先生なら出来るって!」

「、、、、ちょっと正座しようか、織君」

「ぁ、墓穴掘っちゃった!!」

「、、、、意外とお馬鹿なんだよね、織斗君って」

何か必死な弁明をしている織斗君と笑顔だけど目が笑ってない野村さんの光景は意外と面白い。まぁ、大変だもんね、ちゃんとあった描写を描かないと大変だもんな。

俺は黙々としたりしながら、時間がある時は漫画のポーズをお手伝いをしたりする。


「、、、、セーラー服似合うね、朔君」

「そっちも似合うね、執事服」

「「、、、、と言うか何で有るの??」」

俺は冬用セーラー服の上にカーディガンを着て、タイツを履いて、織斗君は執事服を着ていた。と言うかどう言う小説なんだよ、これ、、、、

「いざとなったら使う機会あると思って!!」

「、、やっぱり、作家って馬鹿の集まりなんじゃ、、、!」

「俺もその枠に入れないで!!」

「織君はその筆頭だと思うスけどね、俺は」

「、、、、俺さ毎回女装する時思う事があるんだよね」

「何?」

「羞恥心そのものがとっくのうちにないし、寧ろ元々無いんじゃないかって、気付いたんだよね」

「「、、、、朔君」」

「まぁ小さい頃から女装してると、恥ずかしさよりも女装のレパートリーが増えていく事の方に考えが回るよね」

俺は哀愁を漂わせながら、椅子に座る。制服女装なんて何千回やったと思ったんだよ。ハハッ、、、、

慣れって怖いって言うけど、慣れ過ぎると麻痺るし、仕事で女装って言われても「ぁーそっか。何?制服?それともコスプレ系?」何て言ったりもしてるしなぁ、、、、ハァ

「まっ、分かるよ。俺も漫画見てる時に同じ様な展開に慣れすぎて次の展開読めたりもしたりしたっスから」

「そうそう、それに慣れるぐらい女装が似合う美少年って事だし、誇っても良いと思うな!俺!」

「、、、、慰めないで、哀れになるから」

俺はそう言って体育座りをする。






















「俺トイレ行ってきます」

「オッケー、じゃあそろそろ休憩にしよっか~」

「そうですね~」

俺はトイレに廊下に出てトイレを済ませて2人の所に戻ろうとしたらスマホが鳴った。それに出ると、

「もしもs 『朔君聞いて!あの馬鹿先生、まぁた資料買って来いって言ってきたのよ!』、、、、お疲れ様です、三村みむらさん」

電話越しの三村さんの嘆きに俺は同情をする。

『本当にあの悪いくせにはほとほと呆れるわ、私』

「あはは、、、、、、、、ぁ、そう言えば、三村さんって野村さんの担当編集でもあるんですよね?確か」

『?、えぇ、あの馬鹿先生と一緒に仕事してるからね。あの子が学生の頃からの担当よ』

「じゃあ、知ってるのかな。あの、野村さんって番居るって聞いたんですけど」

『ハァ?それ誰が言ってたのよ。、、合ってはいるけど正確には““ね。もう居ない、あの子がまだ高校生の時に事故で亡くしてるの』

「、、、、ぇ」

『その噂と言うか話した奴、悪趣味ね。真紘ましろは結構傷が深いから、とりあえず朔君、誰から聞いたかは知らないけどそれを真紘自身には聞かないであげてね。それと、あの子にはもう1つね、、、、、、、、
















って事だから、あの子が言うまでは聞かないであげてね』

「、、はい、分かりました。失礼します」 ピッ

俺はそう言って電話を切る。

「ヤバい事聞いちゃったかもだな」

俺は暗い雰囲気を築かれない様に明るく部屋に戻る。
野村さんには気付かれたらダメだ。




「そう言えばさ、織君がこの前出てたドラマの役良かったっスよね!」

「ぁー、分かります。ハッキリと気持ちを伝える役で結果付き合えたから良かった~って思った」

「2人にそう言われると嬉しいですよ~。だけど少し恥ずかしい」

それからお菓子をつまみながら野村さんがそんな話をし始めた。自分のドラマを仲の良い人に見られると恥ずかしい気持ちは結構分かる。

俺の場合過去作品をあの馬鹿フユに見られたのは今でも許してない。

「でも俺あの役結構お気に入りって言うか、ハッキリと気持ちを伝えるって俺は嬉しいし」

「ぁー、分かる。俺もハッキリ言って欲しいタイプだし」

「そうなんですか?、、、、でも恥ずかしくないですか、いざハッキリ言うってなると」

「朔君その考えダメだよ。行動だけだと伝わり切らないし、想ってるとしても相手に言葉として伝えないとダメだね」

「そうスね。朔君、、ハッキリ伝えないとさ不安になる人は多いよスよ。あとは普通に好きな人とか付き合ってる人が自分を些細な事でも拒否ったら辛いスね」

「野村先生、それマジ共感。朔君も村瀬先生に無意識にやってたりしてたりしない?」

「、、、、そー言うもんなの?、フユさんにしてんのかなぁ」

「してたらマジ気を付けるスよ。不安になって俺の事好きじゃないんじゃないかって心配になるし、最悪、、、」

「「嫌いになる可能性大」」

「!、、そこまで、、」

2人の言葉に俺は唾液を飲み込む。
確かに俺は言葉で気持ちを伝えるなんて恥ずかし過ぎてやれなくて、伝えるなんて数少ないし、、、、もしそれでフユさんが不安になってたら?俺は、、フユさんに拒否されたら嫌だ。

ぁ、、、そっか。俺もフユさんをある意味拒否ってたんだ。フユさんの気持ち無視して自分が嫌だったから、フユさんの気持ち考えなくてつい、行ってしまった。

俺最低じゃん。考えなしに否定されるのは嫌だしフユさんは本気で俺を心配して、、、不安になるのなんて当たり前じゃんか。
あぁ、俺本物の馬鹿だわ、、、、フユさんに謝らなきゃ、、、だよな。
























「じゃ、今日はお世話になりました~」

「織君またね~」

「また学校で、織斗君」

俺と野村さんは織斗君を見送る。外はもう暗くなっていて既に21時を過ぎている。俺は帰ろうか迷ってしまう。

「朔君どうする?帰る?」

「ぁ、、、うーん(何だろ、謝りたいけど何かなんて言えば良いか分かんない)」

「、、、、良かったら泊まる?」

「!、良いんですか!?」

「良いよ、部屋もあるし、、と言っても此処じゃなくて実家ね、生活用品殆どないから。あと今は親居ないし」

「はい、お邪魔します」

俺は快く受け入れてくれた野村さんのご実家にお邪魔することにした。
とっても広くて多分金持ちだとその時気付いた。うん、こりゃあ金持ちだ。

「そう言えば、野村さんのご両親ってお仕事何を?」

「俺と同じ作家。結構有名らしいよ、、、」

「へぇー、、、(金持ちで納得納得)」

「なんだよ、その反応。とりあえず、先に風呂入れば?」

「はい、じゃお先に失礼しまーす!」

俺はそう言って、お風呂に入る。檜?風呂なのか綺麗であったかくて落ち着く。流石と言うか、、金持ちってそう言うもんなのだろうか、、、、?
俺はそう思いながら湯船に全身を浸からせる。


「布団敷いておくk、」

プルルルルッ プルルルルッ

「ん?、朔君のか、、って、、、、、良いか」

ピッ

「もしもし、」

『誰だ?朔羅さくらじゃないな』

「俺スよ、貴方の愛しの相棒、野村真紘のむらまひろです」

『野村か、、何故お前が朔羅のスマホに出る』

「何故って、朔君今日はうちに泊まるんスから」

『認めない、迎えに行く』

「もう本当すぐにそうやって突っ走る。まぁそこが村瀬先生スけどね」

『朔羅に何かしたら許さないからな』

「あー、怖い。まっ、お迎え待ってます。俺の実家知ってるスよね、、一応は」

















野村の実家に車を走らせて玄関で野村が対応する。

「朔羅は何処だ」

「まだお風呂スよ。どうぞ上がって下さい」
「応接間にどうぞっス」

「まさかお前の実家に来るとはな」

「ですね~、嬉しい限りっス」

応接間に入り、立ったまま朔羅を待つ。少しイライラしてきた。

「お茶淹れるすね。ぁ、それともお酒の方が良い感じスか?」

「どちらも要らん、朔羅が上がり次第すぐに出る予定だ」

「ホント、村瀬先生は俺に変に当たり強いっスよね~、相棒なのに」

「ただの仕事仲間だ。理解が一致してるだけのな」

「酷いスね~、、俺親の影響や恋人の影響で昔から小説読んで来てたんスよ。最初は自分の妄想を書き記したのを本にしたのって思ったけど面白くて、特に村瀬先生の新人作、高1の時に出した小説には衝撃受けて」
「あぁ、俺はこの人の小説を漫画にしたいって思ったんスよ。まさか、BL漫画で実現するとは思わなかったスけどね」

俺ペラペラと俺の聞いてない事を言いながらお茶を入れる野村。
やっぱりコイツの考えている事は分かりにくい。

「そうか、それが俺に何の関係がある。お前が好きなのは朔羅だろうが」

「何か勘違いしてません?、俺が好きなのは、、、、」 ドンッ
「アンタですよ、村瀬先生」

俺に壁ドンをし、気付いたら天井が見える形になった。

「、、、、朔羅に近づいた目的はなんだ?」

「アンタが好きになった人が何処までの人間なのかを知りたくなったんスよ」
「アンタが朔羅の事好きだって事は十分知ってますよ、、、それよりも先にアンタを抱かせてくれませんかね?」
「好きになるのはその後でも出来るスからね」

「馬鹿な事を言うな」

馬鹿な事言って思い、俺は野村の肩を強く押す。が、それがビクともしない。

「馬鹿な事なんて言ってないスよ。それに村瀬先生は得意でしょ?無理矢理ヤって好きって幻覚させたんスよね?朔君に」

「!、、、、、」

「ぁ、やっぱり正解だったんスね。まぁ、朔君の村瀬先生への態度見たら何となく分かるんスけもね」
「まぁ、これは普段朔君がされてる立場を味わえると思って、、ね?」

俺は抵抗もせずに、受け入れようとした瞬間、、、、

バンッ

「何もかも違うわ!アホα野村!!」




















「ふぅ~、上がった、上がった~」

お風呂を上がって髪をタオルで拭きながら、応接間に戻ろうと歩く。

「、、、、とりあえず、今の俺への問題はフユさんの対処と、野村さんの過去と現在の秘密、、だよなぁ」

俺はそう小さく呟きながら応接間の襖を開けようとした瞬間、中から声が聞こえて来た。


「、、、、朔羅に近づいた目的はなんだ?」

「、、、、!フユさん、何で此処に、??」

「アンタが好きになった人が何処までの人間なのかを知りたくなったんスよ」
「アンタが朔羅の事好きだって事は十分知ってますよ、、、それよりも先にアンタを抱かせてくれませんかね?」
「好きになるのはその後でも出来るスからね」

「馬鹿な事を言うな」

抱く?、フユさんを!?いや、何でそう言う思考回路に!?いや、抱く事は出来るのか野村さんは、、、、と言うかどう言う状況!!?

「馬鹿な事なんて言ってないスよ。それに村瀬先生は得意でしょ?無理矢理ヤって好きって幻覚させたんスよね?朔君に」

「!、、、、、」

!!?!?、何それ、違うわ!どう考えてそう思ったんだよ、、、、!!つか、フユさん言い返せよ!!!
つうかこの性格の悪さは、そして圧力の高い声色、、、、
やっぱり、あの事は本当だったんだ。


『、、、、実は、真紘Ωでもあるんだけど、その、、、後天的に、、

「ぁ、やっぱり正解だったんスね。まぁ、朔君の村瀬先生への態度見たら何となく分かるんスけもね」
「まぁ、これは普段朔君がされてる立場を味わえると思って、、ね?」

バンッ

「何もかも違うわ!アホα野村!!」

、、αにもなったのよ』

俺は勢い良く襖を開ける。

「マジ違うし、何を考えてそう思ったか知らなi、、、、何してんのだ!?アンタら!!?」

部屋に入った瞬間視界に入ったのは押し倒されているフユさんとフユさんのズボンを脱がそうとしているアホ野村の姿だった。

「何って、、食べようと?」

「卑猥に聞こえるわ!アホ!!」

「ねぇ、朔君、村瀬先生さ、俺にくれない?」

「、、、、はぁ?」

「朔君いつも村瀬先生のやる事に文句言ってたりしてるじゃん?それに俺、朔君よりこの人の事良く知ってるし上手く行くのは当たり前だし」

「は、ぇ、は?」

「朔君は村瀬先生の事嫌いなんだろ??それだったら俺が引き取るし気軽に別れられるじゃん。朔君はお仕事に集中すれば良いだけ」

ハァ?何言ってんの?俺嫌いとか言った事ないし、別れる何て気軽に決めれる事じゃねーし、つうかフユさんアンタは何で何も言い返さねーの!!?
俺を無視してフユさんにキスをしようとする野村さんの姿を見て俺は怒り奮闘した。

「ダメだっての!!」 バッ
「野村さんにも誰にも頼まれたって渡せねーし、お金を積まれたって渡す気もない!別れる気なんて尚更ない!!フユさんは俺の物で、俺はフユさんのモンなの!!俺以外の奴がフユさんを幸せになんてしちゃダメだし、世界中でただ1人俺が村瀬冬人むらせふゆとを愛さんだよ!!」
「この人を奪いたければ俺を倒してからにしてこい!それと勝手に人の恋に口出ししてくんな!つうか人の恋人に手を出すのダメとかの常識知らねーのかよ!馬鹿なんじゃねーの!?この変態漫画家!!、、、、ハァ、ハァ、ハァ、ハァ」

「!、、」

「、、、分かったか!」

俺は咄嗟にフユさんを抱き上げて、自分のそばに置いてそう言ったが、冷静になると色々酷い事言ったと気付いちゃった。

「ぁ、言い過ぎたかも、野村さん、あの、えっと、」

「野村、そう言う事だ。分かったなら考え直せ、、、朔羅帰るぞ」 ガシッ

「ぇ?、ちょッ、、フユさん!?(復活してない!?)」

いつの間にか復活したフユさんに手首を掴まれて俺は家へと帰る。つうか俺今着てるの野村家の物なんだど???



















ガチャッ

「つうか、俺に散々危機管理とか言ってるフユさんの方こそ危機管理能力どうかと思うんだからな。俺が止めなかったらあのまま続けてたと思うんだk 」 ギュッ

俺が振り返って最後まで言う前にフユさんに抱き締められた。まさかの事過ぎて一瞬キョトンとなってしまう。

「ちょッ、フユさん、離せって」

「好きだ、」

「!、何、」

「好きだ、」

「ぁー、もう分かったから、!」

「、、、、朔羅の必死な姿を初めて見たかもしれない」

「んだよそれ、俺だっていつも必死だわ、、、、」

あれ?、つうか普通に話せてる、なら今は絶好のチャンスなんじゃね??

俺は意気込んで一息ついてからフユさんの顔を見上げる。

「、、、、あのさ、そのフユさん俺この前は言い過ぎた。ごめん、なさい、、フユさんは俺の事想って言ってくれたのに自分よがりだった。俺の事本気で心配してるのに、気持ち考えないであんな事言って、」

「、、俺も朔羅を守りたいって気持ちを意識してお前の気持ち大事に出来なかった。お互い様だ、、」

「ぁ、それとその、あー言われたら嫌とかじゃなくてうるさいな、って想っただけだからな」

「分かってるよ、、、、なぁ、朔羅」

「ん?何?」

「俺の事どう思ってる?」

「ハァ?どう思ってるって、、何言っt 」

ぁ、

『行動だけだと伝わり切らないし、想ってるとしても相手に言葉として伝えないとダメだね』

「ハッキリ伝えないとさ不安になる人は多いよスよ。あとは普通に好きな人とか付き合ってる人が自分を些細な事でも拒否ったら辛いスね』

ッ、、言わないと、此処で言わないと後悔するかも、、、、フユさんには嫌われたくないし、、、
フユさんを不安になんてさせたくない、、、、!

「ッ~~~、、、す」

「す?」

「す、好きだよ!大好き!付き合えて良かったって思ってるし、これからもよろしくって感じだし、、、/////////// その、ぁ、、愛、、愛s、、//////////////プシュゥゥゥゥゥゥ、、うぅ、無理です、キャパオーバーですぅぅぅぅ」

俺は顔を沸騰させながらその場に座り込む。今世紀1番頑張ったかもしれへん←何故関西弁??

すると、フユさんは暫くの沈黙の後、しゃがみ込んで俺のおでこにおでこをくっ付けた。

「朔羅にしては良く言った。俺も愛してる」 チュッ

「んッ、、、///////」

俺の唇にキスをしたフユさん。何度も何度も違う角度でキスをする。そのキスは優しくてだけど激しい。そして俺の方に顔を埋めて匂いを嗅ぎ始める。なんか生々しい、、、、

「決めた、朔羅。お前がどんだけ嫌がろうとも、お前を手放さないつもりだ、それに俺の事嫌いになったら多分俺は壊れる」

「フユさん、?」

「お前が逃げようとした俺は、多分お前をアイツの様に監禁するかもしれない」

「ッ、、、、、、、、ハァ、フユさん、顔上げて俺の方見て、」

「?、何d ングッ 」チュッ

「チュッーーーーーーーーーー、、、、プハッ」
「良い、フユさん。俺がフユさんを嫌いになる事は多分これからもない!と言うか嫌いになんてなる訳ないじゃん!好きなんだから!フユさんに最初抱かれたのだって嫌じゃないし今は寧ろ嬉しかった、、、、し!!暗い事より楽しい事考えろ、、、、!俺はお前と幸せな未来を見たいっての!」

「、、、、朔羅」
「やっぱり、お前はお子様だな」

「何だよそr ングッ 」チュッ

「、、、、それが俺はたまらなく愛おしい」

「///////// ば、馬鹿なんじゃねーの」

「あぁ、そうかもな」 ガバッ

「?、ちょッ、フユさん?何してんの?ぇ、何処に運んで???」

「出来なかった分をヤろうな」

「、、、、ぴぇ」

何か俺変な方向に自ら方向転換した感じ?、、、、でも後悔はしてへんで!!
暗いフユさんなんてフユさんじゃないし!!!!!!


















「スーッ スーッ」

ナデナデ

毛布を肩までかけてすやすや寝ている朔羅の頭を撫でる。

『良い、フユさん。俺がフユさんを嫌いになる事は多分これからもない!と言うか嫌いになんてなる訳ないじゃん!好きなんだから!フユさんに最初抱かれたのだって嫌じゃないし今は寧ろ嬉しかった、、、、し!!暗い事より楽しい事考えろ、、、、!俺はお前と幸せな未来を見たいっての!』

普段俺に伝える気持ちの言葉数が少ない朔羅。だけど、俺がネガティブな事を言ったり、不意に俺が言って欲しい事を恥ずかしげもなく言える所は本当に素敵だし、たまらなく愛おしくて好きだ。

朔羅がちゃんと俺の事を想っていて俺のした事が嫌じゃなかった。それを実感出来て、それで居て、、、、本当に朔羅に出会えて良かった。

「愛してるよ、朔羅」
















「ただいま~」

「お帰り、朔羅」

「お帰りなさーい、朔君」

あれから数日、フユさんと野村さんはいつも通りに戻った。いつもの様にこの家に来て打ち合わせをしてる姿を見る。特にフユさんはなんか憑き物が落ちたかの様に俺への執着心がもっと増えた気がする。

「フユさん、明日の仕事少し早く局に入る事になったから、送らなくても良いからね」

「いや、時間はあるし危ないかもしれないからな」

「村瀬先生は本当に朔君に過保護だね~」

「本当ですよ、、、、」

いつも通りに戻ったのは良いしただ1つ気になっているのは、フユさんが野村さんがαでもある事を知っていたかだ。

何か気まずさと聞いても良いのか分からない雰囲気で聞かずじまいだったが、いつかは聞きたいな。


拝啓、天国のママ、パパ、咲夜さきや兄さん、雅陽みやび姉さん夫婦雅之まさゆき兄さん夫婦。俺とフユさんのすれ違い?は無事解決しました。まぁ、でも、

「朔羅、、腰また細くなったんじゃないか?、、まぁでもエロいから良いが」 ギュッ

とりあえず、この変態馬鹿小説家は殴っても良いと思います。

「はっ倒すぞ、馬鹿フユ」

「その前に抱いてやる、朔羅」































































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