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俺言いたい事と思った事は口にするタイプの人ですので、、、、2
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佐藤さんに連れられて、着いた所にはフユさん父の他に、
「楓斗さん、秋人さん、それに夏人さんも、」
既に他の兄弟も居た。
「兄様達も父さんに呼ばれたんだ」
「あぁ、、父さん。なんで呼んだんだ?」
「いや、それが俺じゃなくてな。圭子の奴が此処に集めろと言って来てな」
「「「「「!、」」」」」
フユさん父の言葉に俺を含めた5人が一気に警戒体制を取る。
俺でも分かる、嫌な予感満載な事ぐらい。俺はポケットからスマホを取り出してある人物にL○NEでメッセージを送る。
「あの人何するつもりなんだ、、ハァ」
「秋人兄さん、そんなに落ち込まないで。兄さんが悪い訳でもないし」
「そうだな。一々あの人の言動で疲れていたら、生きてけないな」
「フユさん、俺そこまでではないと思うけどなぁ」
「いや、朔君。冬人兄様の言ってる事は合ってるよ。あの人を舐めちゃダメだ」
夏人さんの言葉に頷く楓斗さんと秋人さん。それにフユさん父に佐藤さんまで、、、、どんだけあの人要注意人物なんだよ、、、、!
そう思って居ると、背後が騒がしくなった。
ザワザワッ ザワザワッ
「あら、全員お揃いね。良くやったわ、佐藤」
俺達の所にヒールをカツカツ響かせて歩いて来て居るのは秋人さんの母親の圭子さんだった。俺達は一瞬嫌な顔をする。
「あら、あの地味なガキも居たのね、まぁ良いわ」
「(居て悪かったな、!!)」
「秋人、貴方はいずれ村瀬家を継ぐのよ。だからもうちょっとしっかりしなさい。それにこんな正当後継者になったのに小説家になったり、養子のくせにしゃしゃって居る奴や、医者になったからってカッコ付けてる奴なんかと仲良くしないの。品が下がってしまうわ」
「αなのに出来が悪くて秋人みたいにもうちょっとねぇ、、それに貴方、まだあのダメΩの嫁と婚姻続けてる何て世間に知らせたら村瀬家の恥よ。私と言う立派な妻が居るのだからさっさと切り捨てなさい。あんな使用人にしか好かれない様な地味で家柄しか取り柄のないやつより何で私が慕われないのよ!私は村瀬家の女主人なのよ!」
「(ブチッ )」
玲子さん、いやこのおばさんの言葉に俺は堪忍袋の尾が切れた。
ほぉ、俺の前で良くそれを言ったな、いや言えたなぁ。
そう思いながら、メガネを外して一歩前に進む。
「朔羅、?」
「ちょっと、言いたい事言って来るよ」
「「「「???」」」」
「圭子、良い加減n 」
「何よ!私の事なんて全く見ようともしないアンタに何k 「おい、良い加減にしろよ、おばさん」、、、、は?」
「ぁ、それともババアさんって、呼んだ方が宜しかったでしょうかね?」
「なッ!何よ!急に!!」
「ババアさんが行きがってんなよ?何が後継なんだからもうちょっとしっかりしろ、とか他の兄弟と仲良くなんてするな?だ?お前に何の権利があって言ってんのか分かんねーけどな、兄弟の事情にお前がしゃしゃり出んなよ」
「それと、頭の出来が悪いんだからとか言ってるけどこの3人はお前みたいな一流大学も出てないババアさんよりも素晴らしい人間性持ってんだよ、そこんとこ理解しろや」
「ッ、何より、さっきからババアさんって、アンタはガキじゃない!」
「えぇ、俺はまだまだ若々しい15歳ですからね。おばさんみたいな50過ぎて所構わず人の悪口を言って常識のかけらもない様な人をババアさんって言ってるだけなので、勘違いしないで下さい」
「それと、村瀬父!大事な息子と番であるコイツじゃない奥さんが貶されてんのに何で何も言わないんだよ!愛してんだろ?大事に思ってんだろ?!ならな、大事に思って愛してる人を貶されたら誰だろうと怒るのが愛だろうが!こんなババアさんに遠慮なんてすんなよ!」
「大事で愛してる人を貶す奴に慈悲なんて存在しないんだよ!」
「ッ、、、そうだ。そうだよな、、、何故俺は忘れてたんだろう。すまない」
「それとババアさんにも言うけどな、アンタがフユさんと夏人さんのお母様恨んでんのお門違いだからな?何が自分は慕われなくて何であんな奴が慕われるんだ、おかしい?、お前の頭の方がおかしいわ」
「自分の立場使って使用人たちこき使ってる様なクソババアよりも誰に対しても優しく気遣いが出来て凛としていてその立場に驕らない様な四季さんだから慕われたんだよ。お前は努力も何にもしなくてその地位に胡座食ってたただの大馬鹿野郎だって事忘れんなよ?」
「それで?気に食わないからってその子供であるフユさんと夏人さん、それに養子である楓斗さんの3人を虐げるとか頭どんだけ終わってんの?αなのにそんなに馬鹿とは思わなかった」
「誰かにあれこれ言う前まずは自分の性格見直すところから始めろよ。そんな事が出来ないから誰にも相手されないんだよ、、、、バーカ」
「ッ、、、アンタ良い加減にしなさいよ!さっきから、好き勝手言いやがって!!」 バチンッ
「「「「朔羅/朔ちゃん/朔/朔君!!」」」」
「アンタに私の何が分かるのよ!嫁いでもっも贅沢しようと思っても義両親に制限されて、産んだ子供は何故か後継候補一位じゃなくて、後から来た嫁は男のΩでソイツは誰からも慕われてて、Ωのくせにマジで生意気で、ソイツが海外に行ってからも私の評価変わらなくて、だから秋人を当主にすれば私は誰からも認められるのよ!あの家を村瀬家を牛耳れるのよ!」
「アンタみたいに世間の何も知らないでぐちぐち言うな!このブス!」
「慕われてないのはお前の人間性の問題だろ?それを人のせいにすんなよ。つうかお前が四季さんを語るなよ?て言うかお前と四季さんを比べるのも烏滸がましい。それとな秋人さんが当主になったからってお前が偉くなる訳じゃねーんだよ。自分の非を認めないどころか、人を卑下する事しか出来ないババアは一生誰からも相手にされねーんだよ、」
「、、、、あと、お前の気持ちなんて一生分かりたくもねーよ!フユさん達の頑張りを存在を貶す様な最低な女になんか興味なんか1ミリも湧かねーよ」
「ッ~~~、クソガキ!また殴られたいのk 」
「はーい、そこまで、、次殴ればこの動画を全SNSにアップしますからね。こちらの有利になる様に編集してから」
「、ッ、誰!?」
「良晴叔父さん、ナイスタイミング」
「それと慰謝料請求はお覚悟での先ほどの暴力と思いますが、まず治療費と腫れ上がった顔を冷やす為の材料費、傷が残った場合には追加で慰謝料、そして暴力、暴言の数々、名誉毀損などで法的処置を取らせていただきますので覚悟なさって下さい」
「な、何を言ってるのよ」
「それと怪我が治る前の仕事の見送りなどのお金も貴方が出して下さいね。あと、これは我が兄からの伝達ですが、貴方を訴えさせていただきますので」
「、、、、は?」
「貴方のご両親が今はお兄さん夫婦が経営していらっしゃる会社と我が社が現在コラボなさっているのはご存知だと思います。来月にコラボとなる商品や詳細が発表されるはずだったのですが、貴方が今月の初めにSNSで投稿なされた写真に、、、、『兄の会社が有名会社とコラボ!この商品とか可愛い!あと、この紙なんだろ?』と言ってポストされて一緒に投稿されたのが我が社のコラボ商品と詳細が載った紙でした。まだコラボ自体を発表する前だった事もありすぐにその投稿は瞬く間に拡散されたましたよ」
「よって、我が社は貴方に情報漏洩及び機密事項漏洩で不正競争防止法で訴えさせて貰います。そして契約違反と言う事は契約不履行ですのでその分の慰謝料も払って下さいね」
「意味分かんない!私は悪くないわ!意味不明な事言わないでよ!」
「意味不明な事を言ってるのはアンタだろ?ババア、もう少し頭を使えよ?α何だろ??」
「終わった。終わったわ、私」
「「、、、、はい、と言う事で今での茶番はお楽しみいただけましたかね?」」
「俺達の演技楽しめましか?後日のこの動画は社長の判断で出るか出ないかは分かりませんがご協力ありがとうございました!」
「それと今撮った動画は消してくれると助かります。消さなければ法的措置取りますので、!」
「では!、、、それと、村瀬社長、事態収縮の為に我が社の社員を使ってください」
「分かりました。佐藤、圭子を控え室に連れて行ってくれ。頭を冷やさせたい」
「承知しました。奥方様、こちらに」
「触らないで!私はアンタよりも立場が上なのよ!」
「圭子、良い加減にしろ。お前にはほとほと失望した。これ以上秋人達を傷付けたら容赦しないからな」
「ッ~~、何なのよ!!本当に!!秋人!誰のおかげで社長になれたと思ってるのよ!助けなさいよ!」
「ッ、、、、」
「そんなの秋人さんの努力と精神力なんだよ。決してアンタみたいなババアさんのおかげじゃねーんだよ。頑張って頑張って辛くても悲しくても今の地位と力を得たんだよ!お前の様な自分の欲の事しか考えてない奴のおかげじゃねーんだよ。お前も秋人さん達みたいに努力してから人に文句を言ってみろよ、、、、バーカ笑」
「ッ~~~、覚えてなさいよ!ガキ!」
「ごめんなさ~い笑、アンタみたいなババアさんの事一々覚えとく程暇じゃないんで、俺笑笑」
「さっさと、消えろ」
俺は笑顔でそう言った。悔しそうな顔をしながら佐藤さんに連れて行かれるババアさんの顔を見るのはとても面白かった。
「スッキリした、、、、ぁ、」 ギギギギギッ
落ち着いて自分の言葉を思い返して、俺は後ろに振り返ると、驚いた表情をして立って居るフユさん達4人が居た。俺は冷や汗をダラダラ垂らしながら目を逸らす。
「俺、朔ちゃんがあんなに怒った姿久しぶりに見た気がする」
「普段からしっかりしてるし穏やかな所はあるけどこうやって怒った姿見ると驚くかも」
「朔羅は普段は抑えてたんだな。ちょっと意外な気がするな」
「うぅ、しょうがねーじゃん。許せなかったんだから、、、、」
「朔、」
「ん?何?秋人さん」
「ありがとう、」
「、、、、え?」
秋人さんの言葉に俺はビックリしてしまう。フユさん達3人も驚いた顔をして秋人さんの方を見て居る。
「俺の代わりにあの人を怒ってくれて、心から叱ってくれてありがとう。昔から、あの人に勇気が出なかった、、だから本当にありがとう」
「いやいや、思った事言っただけですし、あの人みたいな人にフユさん達を侮辱して欲しくなかったし、努力をして来た何それを否定されるのが嫌だったから」
「「「「朔羅/朔ちゃん/朔/朔君、、、、」」」」
自分の事しか考えずにフユさん達を知ろうとも見ようともしない様な人にあんな事言って欲しくもなかったから、、、、!
すると、騒ぎが落ち着かせていたフユさん父が俺達の所へと来た。
「冬人、それに楓斗ちょっと良いか」
「良いよ~、父さん!ね?兄さん」
「あぁ、朔羅。安全な所に居るんだぞ、あと手当もして貰うように」
「分かってるよ!」
それから、俺は秋人さんと夏人さんに打たれた所の手当てをして貰って少し静かな所で休憩する事にした。
「改めて言うけど、本当さっきの事ありがとね。俺達が長年言いたかった事を言ってくれて」
「本当にそうだな。圧に負けてあんな心弱い人に負けていた自分が恥ずかしいよ、ありがとう」
「本当に感謝される様な事してないですから。それに、、四季さんの為にお医者さんになった夏人さんの頑張り、努力を、社員さんや家族の為に日々頑張って居る冬人さんの気持ちを蔑ろにされてるのがどうしても許せなかったから、、、、」
「「、、、、」」
俺は少し照れながらもそう言う。あぁ、何か今日はめっちゃ色々ぶっちゃけてる様な気がする。
そう思って居ると、秋人さんと夏人さんが俺の目の前に立った。
ん?なんだ?、、、ぃ、嫌な予感が、
「朔君、昼間にも言ったけど、俺は朔君の事が好きだよ」
「ヒョエ」
「揶揄ってるとか、冗談じゃないから。さっき病院で会った時俺の頑張りを褒めてくれた事や俺の為に怒ってくれた事、それは今日もだけど、、、それがたまらなく嬉しくて心が温かくなった。冬人兄様の恋人だって分かってるのに、君を想う気持ちが止まらなかった。それでさっき君が俺の為に怒ってくれた時、分かったんだ。俺は君を幸せにしたい、一緒に人生を歩みたいって、だから聞いてくれる、、、、」
「朔君、君の事を愛している。俺と付き合って下さい」
「、、オット、、、」
「なら、俺も言わせて貰うか。俺も朔、君の事が好きだ」
「oh no」
「撮影現場で会った時、俺の趣味を面白がらずに褒めてくれて俺の為に心から怒ってくれて今日だって俺が長年言いたかった事を言ってくれて、、、、それが胸がいっぱいになって温かくなった。多分会った日に君を好きになっていたと想う。だけど冬人の恋人だって知った時、諦めないと思ってた。でも、それは無理だ、、君とだった一度きりの人生を歩みたい、君を幸せにしたいと、、だから、」
「朔、君を心から愛してる。俺の恋人に欲しい、」
「、、、、あっふ」
いきなり2人に告白をされて俺は驚き過ぎて色々言葉を失ってしまう。
「、、、、秋人兄さんと夏君の告白現場を見るとは、ヤババ」
「、、、、、、、、」
「冬人兄さん、大丈夫?」
「、、、、あぁ」
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「ってな感じで、楓斗さんから四季さん、フユさんのお母さんが書いた日記を貰ったって感じ」
「そうか、、」
「ぁ、まだ6巻?6つ目しか読んでないからね!」
「分かっている」
「本当か?」
ホテルから少し離れた所にあるボート(ちゃんとした初デートで行った場所と同じ)を湖の中央に置いて、俺とフユさんはそんな会話をする。
いきなり行きたいと言われて来たんだよなぁ。つか、なんかフユさんが変、?
「ぁ、つうか、フユさんさ、次の仕事ちゃんと準備してる?三村さんの事だから急かしてくると思うぞ」
「している。俺がヘマはしないからな」
「それは知ってっけどさぁ」
「朔羅」
「ん?、何?」
「お前は、、俺と関わらない方が良いのかもしれない」
フユさんの言葉に俺は思考停止する。
「、、、、、、、、な、何言ってんの?、た、確かに今日だって巻き込まれてるって感じだし、被害被ってるしな」
「ぁ、そうだ。来週新しい服買うので手を打つわ、俺」
「雅之の所に戻るでも良いし、一人暮らしでも良い、どちらにせよだ、俺が費用を出すから安心しろ」
「そんなの要らない。俺が出て行く理由ないだろ、、、、」
「ぁ、もしかして俺が秋人さんや夏人さん、楓斗さんと一緒になるのが嫌だった?でも手当てとか好きな本の話とかで必然的になるだけだし、秋人さんと夏人さんとの出会いは俺が図った事でもなくて偶然だし、、、その会った事報告しなかったの怒ってる?」
「いや、怒ってない」
「だったら何なのさ!今日のフユさんちょっとおかしいよ!?」
ぁ、もしかして俺フユさんに何か迷惑な事した??
「、、、、俺はお前を朔羅を傷付けたくないんだ。俺は今まで周りが良ければ関係を壊さない様に自分が我慢して生きていけば良いと思っていた。実際それがあっていた。だが、朔羅と会ってからその考えが変わっていった」
「、、、、」
「お前がこれから家族と関わる事は言いたくはないがあり得る。特に兄弟達はお前に好意を向けて居る。俺からお前を奪おうとも考えている。、、それに家族はお前の知らない俺を知っていて、もし過去を知ったらお前は俺から離れて行くんじゃないかと、居なくなるんじゃないかと考える事がある。そんな事をさせない為なら俺はどんな事でもする。だが、そんな事をすれば嫌われてしまう。疎まれて蔑まれて居なくなられるぐらいなら今離れた方が良い。俺が1番怖いのは朔羅を失い傷付ける事だ」
「いや、前にも言ったけど傷ついた事とかないし」
「俺と出会った事で今日、玲子さんに叩かれて怪我をしたじゃないか」
「ッ、それは俺がやった事だし、」
「俺と付き合って居る事でお前の家族にも迷惑がかかる事だってある。それが俺は嫌だ、、、、お前に嫌われたくない。そうなるなら、他の兄弟と付き合った方が、「それ以上言ったら怒るよ!」、、、、」
俺が言った瞬間、フユさんは黙った。
フユさんもしかして今日ずっとそんな事考えてたのだろうか、、、、いや、俺の知らない所でずっと?誕生日の時も俺の知らない所で悩んで苦しんで、、俺はフユさんが知らない所で誰かの言葉で俺の事で悩んでいるのだとしたら俺はそれが凄く嫌だ。だって、だって、、、、それは俺の事を信用してないじゃん、、、、
俺は今思ってる事を言いたい事を口にしようと口を開く。
「フユさん、俺、フユさんの事、好きだよ、、いや愛してる」
「!」
「言っとくけど、俺は俺はフユさんの過去全然知りたい派だし寧ろ恋人の過去は何でも知りたいし、どんな過去であろうとも俺は受け入れる、、、、!だって好きな人の過去だから!俺は明確な理由がないならフユさんの前から居なくなる事はないし、フユさんに傷付けられたって思った事は一度もない!」
「、朔羅」
「それに、何処の誰の言葉でそんな発想なったかは知らないけどさ、俺は楓斗さん達と付き合うとかない!確かに好きとか付き合って欲しいって言われてるよ!?その気持ちは嬉しいしそな気持ちは受け取る。でもさ俺が今付き合ってんのも、俺がこれからの人生を歩んで共にしたいのも、俺が心から愛してやまないのも世界でたった1人、村瀬冬人、アンタなんだよ!」
「他の人間の言葉じゃなくて愛している恋人の言葉を信じろ!俺はアンタとの未来と今を歩みたいんだよ!」
「!、」
俺はそうフユさんにぶつける様に言う。
フユさんは俺の言葉を聞くと優しく微笑んだ。立ち上がったかと思ったら、俺を抱きしめる。何も言わずに、、、、
「おい、何か話せよ」
「、、、、」
「気まずいんだけど、話せっての」
「、、、、」
何分、何十分経ったか分からないが、フユさんは俺を抱きしめ続ける。久しぶりの抱擁は優しくだけど強くて、それでいてとても暖かかった。
俺のかフユさんのか分からないけどドクドクと鼓動が聞こえる。フユさんの顔は見えないけど、多分笑っていると分かる。
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「ちょッ、まだ濡れてるから、フユs 」チュッ
「、好きだ」
「/////」
チュッ
「好きだ、朔羅」
フユさんは優しくだけどしっかりと俺にキスをする。その度にトロけそうになってしまう。
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「兄さん達もう帰るの?早くない?」
「俺達は暇じゃないんでな」
「何それ、俺達が暇みたいな言い方」
「フユさんは半分ぐらいは暇だろ」
次の日、俺達はホテルの入り口で楓斗さん達にお見送りをして貰う。
フユさん、昨日とは違って元に戻ってる。
『フユさん、俺、フユさんの事、好きだよ、、いや愛してる』
///////// いやぁ、アレは頑張ったと言いますか。思った事を昨日は言ってしまう日と言いますか。
でも、言った事でフユさんが安心したんだったら良かった。まぁ、その分バッチリ抱かれたのは言うまでもないが、、、、
「ぁ、そうだ。冬人、言っておくが俺、朔に告白したから、ライバルだな」
「おっと、?」
「俺も朔君に告白したら冬人兄様達とライバルだね、覚悟してね」
「おっととっ?」
「ほぉ、一気に2人か。良いだろう、恋人である俺にかかろうなんて一億万年早い事を分からせてやろう」
「楓斗さん、俺って村瀬家を引き寄せるフェロモンとか出てるんですかね?」
「出てるんじゃない?父さんからも好かれてるし、、一回検査してみたら?これ論文とかにも出来そう」
突然の秋人さん、夏人さんがフユさんにライバル宣言したのは驚いたし、もうなんか俺自身に原因があるんじゃないかと俺自身を疑ってしまう。
「て言うか、楓斗さんはあっち側行かなくて良いんですか?」
「行かないよ。だって、好きな人達の戯れなんてこの上無く愛おしくて興奮するじゃん。それに好きな人の隣に入れるこの時間もヤバいしね♡」
拝啓、天国のママ、パパ、咲夜兄さん、雅陽姉さん夫婦、雅之兄さん夫婦。今1番ヤバい人間は俺の隣に居るこの男だと思う。
Ωの本当のとかじゃない。人間としての本能がそう言ってる。
俺はヤバい人間を目覚めさせたかもしれないと今更後悔してしまう。
「朔ちゃん、今度冬人兄さんの隠し写真とか動画送って来てくれない?」
「何公共の面前で俺に密偵働かせようとしてんですか、アンタは」
「楓斗さん、秋人さん、それに夏人さんも、」
既に他の兄弟も居た。
「兄様達も父さんに呼ばれたんだ」
「あぁ、、父さん。なんで呼んだんだ?」
「いや、それが俺じゃなくてな。圭子の奴が此処に集めろと言って来てな」
「「「「「!、」」」」」
フユさん父の言葉に俺を含めた5人が一気に警戒体制を取る。
俺でも分かる、嫌な予感満載な事ぐらい。俺はポケットからスマホを取り出してある人物にL○NEでメッセージを送る。
「あの人何するつもりなんだ、、ハァ」
「秋人兄さん、そんなに落ち込まないで。兄さんが悪い訳でもないし」
「そうだな。一々あの人の言動で疲れていたら、生きてけないな」
「フユさん、俺そこまでではないと思うけどなぁ」
「いや、朔君。冬人兄様の言ってる事は合ってるよ。あの人を舐めちゃダメだ」
夏人さんの言葉に頷く楓斗さんと秋人さん。それにフユさん父に佐藤さんまで、、、、どんだけあの人要注意人物なんだよ、、、、!
そう思って居ると、背後が騒がしくなった。
ザワザワッ ザワザワッ
「あら、全員お揃いね。良くやったわ、佐藤」
俺達の所にヒールをカツカツ響かせて歩いて来て居るのは秋人さんの母親の圭子さんだった。俺達は一瞬嫌な顔をする。
「あら、あの地味なガキも居たのね、まぁ良いわ」
「(居て悪かったな、!!)」
「秋人、貴方はいずれ村瀬家を継ぐのよ。だからもうちょっとしっかりしなさい。それにこんな正当後継者になったのに小説家になったり、養子のくせにしゃしゃって居る奴や、医者になったからってカッコ付けてる奴なんかと仲良くしないの。品が下がってしまうわ」
「αなのに出来が悪くて秋人みたいにもうちょっとねぇ、、それに貴方、まだあのダメΩの嫁と婚姻続けてる何て世間に知らせたら村瀬家の恥よ。私と言う立派な妻が居るのだからさっさと切り捨てなさい。あんな使用人にしか好かれない様な地味で家柄しか取り柄のないやつより何で私が慕われないのよ!私は村瀬家の女主人なのよ!」
「(ブチッ )」
玲子さん、いやこのおばさんの言葉に俺は堪忍袋の尾が切れた。
ほぉ、俺の前で良くそれを言ったな、いや言えたなぁ。
そう思いながら、メガネを外して一歩前に進む。
「朔羅、?」
「ちょっと、言いたい事言って来るよ」
「「「「???」」」」
「圭子、良い加減n 」
「何よ!私の事なんて全く見ようともしないアンタに何k 「おい、良い加減にしろよ、おばさん」、、、、は?」
「ぁ、それともババアさんって、呼んだ方が宜しかったでしょうかね?」
「なッ!何よ!急に!!」
「ババアさんが行きがってんなよ?何が後継なんだからもうちょっとしっかりしろ、とか他の兄弟と仲良くなんてするな?だ?お前に何の権利があって言ってんのか分かんねーけどな、兄弟の事情にお前がしゃしゃり出んなよ」
「それと、頭の出来が悪いんだからとか言ってるけどこの3人はお前みたいな一流大学も出てないババアさんよりも素晴らしい人間性持ってんだよ、そこんとこ理解しろや」
「ッ、何より、さっきからババアさんって、アンタはガキじゃない!」
「えぇ、俺はまだまだ若々しい15歳ですからね。おばさんみたいな50過ぎて所構わず人の悪口を言って常識のかけらもない様な人をババアさんって言ってるだけなので、勘違いしないで下さい」
「それと、村瀬父!大事な息子と番であるコイツじゃない奥さんが貶されてんのに何で何も言わないんだよ!愛してんだろ?大事に思ってんだろ?!ならな、大事に思って愛してる人を貶されたら誰だろうと怒るのが愛だろうが!こんなババアさんに遠慮なんてすんなよ!」
「大事で愛してる人を貶す奴に慈悲なんて存在しないんだよ!」
「ッ、、、そうだ。そうだよな、、、何故俺は忘れてたんだろう。すまない」
「それとババアさんにも言うけどな、アンタがフユさんと夏人さんのお母様恨んでんのお門違いだからな?何が自分は慕われなくて何であんな奴が慕われるんだ、おかしい?、お前の頭の方がおかしいわ」
「自分の立場使って使用人たちこき使ってる様なクソババアよりも誰に対しても優しく気遣いが出来て凛としていてその立場に驕らない様な四季さんだから慕われたんだよ。お前は努力も何にもしなくてその地位に胡座食ってたただの大馬鹿野郎だって事忘れんなよ?」
「それで?気に食わないからってその子供であるフユさんと夏人さん、それに養子である楓斗さんの3人を虐げるとか頭どんだけ終わってんの?αなのにそんなに馬鹿とは思わなかった」
「誰かにあれこれ言う前まずは自分の性格見直すところから始めろよ。そんな事が出来ないから誰にも相手されないんだよ、、、、バーカ」
「ッ、、、アンタ良い加減にしなさいよ!さっきから、好き勝手言いやがって!!」 バチンッ
「「「「朔羅/朔ちゃん/朔/朔君!!」」」」
「アンタに私の何が分かるのよ!嫁いでもっも贅沢しようと思っても義両親に制限されて、産んだ子供は何故か後継候補一位じゃなくて、後から来た嫁は男のΩでソイツは誰からも慕われてて、Ωのくせにマジで生意気で、ソイツが海外に行ってからも私の評価変わらなくて、だから秋人を当主にすれば私は誰からも認められるのよ!あの家を村瀬家を牛耳れるのよ!」
「アンタみたいに世間の何も知らないでぐちぐち言うな!このブス!」
「慕われてないのはお前の人間性の問題だろ?それを人のせいにすんなよ。つうかお前が四季さんを語るなよ?て言うかお前と四季さんを比べるのも烏滸がましい。それとな秋人さんが当主になったからってお前が偉くなる訳じゃねーんだよ。自分の非を認めないどころか、人を卑下する事しか出来ないババアは一生誰からも相手にされねーんだよ、」
「、、、、あと、お前の気持ちなんて一生分かりたくもねーよ!フユさん達の頑張りを存在を貶す様な最低な女になんか興味なんか1ミリも湧かねーよ」
「ッ~~~、クソガキ!また殴られたいのk 」
「はーい、そこまで、、次殴ればこの動画を全SNSにアップしますからね。こちらの有利になる様に編集してから」
「、ッ、誰!?」
「良晴叔父さん、ナイスタイミング」
「それと慰謝料請求はお覚悟での先ほどの暴力と思いますが、まず治療費と腫れ上がった顔を冷やす為の材料費、傷が残った場合には追加で慰謝料、そして暴力、暴言の数々、名誉毀損などで法的処置を取らせていただきますので覚悟なさって下さい」
「な、何を言ってるのよ」
「それと怪我が治る前の仕事の見送りなどのお金も貴方が出して下さいね。あと、これは我が兄からの伝達ですが、貴方を訴えさせていただきますので」
「、、、、は?」
「貴方のご両親が今はお兄さん夫婦が経営していらっしゃる会社と我が社が現在コラボなさっているのはご存知だと思います。来月にコラボとなる商品や詳細が発表されるはずだったのですが、貴方が今月の初めにSNSで投稿なされた写真に、、、、『兄の会社が有名会社とコラボ!この商品とか可愛い!あと、この紙なんだろ?』と言ってポストされて一緒に投稿されたのが我が社のコラボ商品と詳細が載った紙でした。まだコラボ自体を発表する前だった事もありすぐにその投稿は瞬く間に拡散されたましたよ」
「よって、我が社は貴方に情報漏洩及び機密事項漏洩で不正競争防止法で訴えさせて貰います。そして契約違反と言う事は契約不履行ですのでその分の慰謝料も払って下さいね」
「意味分かんない!私は悪くないわ!意味不明な事言わないでよ!」
「意味不明な事を言ってるのはアンタだろ?ババア、もう少し頭を使えよ?α何だろ??」
「終わった。終わったわ、私」
「「、、、、はい、と言う事で今での茶番はお楽しみいただけましたかね?」」
「俺達の演技楽しめましか?後日のこの動画は社長の判断で出るか出ないかは分かりませんがご協力ありがとうございました!」
「それと今撮った動画は消してくれると助かります。消さなければ法的措置取りますので、!」
「では!、、、それと、村瀬社長、事態収縮の為に我が社の社員を使ってください」
「分かりました。佐藤、圭子を控え室に連れて行ってくれ。頭を冷やさせたい」
「承知しました。奥方様、こちらに」
「触らないで!私はアンタよりも立場が上なのよ!」
「圭子、良い加減にしろ。お前にはほとほと失望した。これ以上秋人達を傷付けたら容赦しないからな」
「ッ~~、何なのよ!!本当に!!秋人!誰のおかげで社長になれたと思ってるのよ!助けなさいよ!」
「ッ、、、、」
「そんなの秋人さんの努力と精神力なんだよ。決してアンタみたいなババアさんのおかげじゃねーんだよ。頑張って頑張って辛くても悲しくても今の地位と力を得たんだよ!お前の様な自分の欲の事しか考えてない奴のおかげじゃねーんだよ。お前も秋人さん達みたいに努力してから人に文句を言ってみろよ、、、、バーカ笑」
「ッ~~~、覚えてなさいよ!ガキ!」
「ごめんなさ~い笑、アンタみたいなババアさんの事一々覚えとく程暇じゃないんで、俺笑笑」
「さっさと、消えろ」
俺は笑顔でそう言った。悔しそうな顔をしながら佐藤さんに連れて行かれるババアさんの顔を見るのはとても面白かった。
「スッキリした、、、、ぁ、」 ギギギギギッ
落ち着いて自分の言葉を思い返して、俺は後ろに振り返ると、驚いた表情をして立って居るフユさん達4人が居た。俺は冷や汗をダラダラ垂らしながら目を逸らす。
「俺、朔ちゃんがあんなに怒った姿久しぶりに見た気がする」
「普段からしっかりしてるし穏やかな所はあるけどこうやって怒った姿見ると驚くかも」
「朔羅は普段は抑えてたんだな。ちょっと意外な気がするな」
「うぅ、しょうがねーじゃん。許せなかったんだから、、、、」
「朔、」
「ん?何?秋人さん」
「ありがとう、」
「、、、、え?」
秋人さんの言葉に俺はビックリしてしまう。フユさん達3人も驚いた顔をして秋人さんの方を見て居る。
「俺の代わりにあの人を怒ってくれて、心から叱ってくれてありがとう。昔から、あの人に勇気が出なかった、、だから本当にありがとう」
「いやいや、思った事言っただけですし、あの人みたいな人にフユさん達を侮辱して欲しくなかったし、努力をして来た何それを否定されるのが嫌だったから」
「「「「朔羅/朔ちゃん/朔/朔君、、、、」」」」
自分の事しか考えずにフユさん達を知ろうとも見ようともしない様な人にあんな事言って欲しくもなかったから、、、、!
すると、騒ぎが落ち着かせていたフユさん父が俺達の所へと来た。
「冬人、それに楓斗ちょっと良いか」
「良いよ~、父さん!ね?兄さん」
「あぁ、朔羅。安全な所に居るんだぞ、あと手当もして貰うように」
「分かってるよ!」
それから、俺は秋人さんと夏人さんに打たれた所の手当てをして貰って少し静かな所で休憩する事にした。
「改めて言うけど、本当さっきの事ありがとね。俺達が長年言いたかった事を言ってくれて」
「本当にそうだな。圧に負けてあんな心弱い人に負けていた自分が恥ずかしいよ、ありがとう」
「本当に感謝される様な事してないですから。それに、、四季さんの為にお医者さんになった夏人さんの頑張り、努力を、社員さんや家族の為に日々頑張って居る冬人さんの気持ちを蔑ろにされてるのがどうしても許せなかったから、、、、」
「「、、、、」」
俺は少し照れながらもそう言う。あぁ、何か今日はめっちゃ色々ぶっちゃけてる様な気がする。
そう思って居ると、秋人さんと夏人さんが俺の目の前に立った。
ん?なんだ?、、、ぃ、嫌な予感が、
「朔君、昼間にも言ったけど、俺は朔君の事が好きだよ」
「ヒョエ」
「揶揄ってるとか、冗談じゃないから。さっき病院で会った時俺の頑張りを褒めてくれた事や俺の為に怒ってくれた事、それは今日もだけど、、、それがたまらなく嬉しくて心が温かくなった。冬人兄様の恋人だって分かってるのに、君を想う気持ちが止まらなかった。それでさっき君が俺の為に怒ってくれた時、分かったんだ。俺は君を幸せにしたい、一緒に人生を歩みたいって、だから聞いてくれる、、、、」
「朔君、君の事を愛している。俺と付き合って下さい」
「、、オット、、、」
「なら、俺も言わせて貰うか。俺も朔、君の事が好きだ」
「oh no」
「撮影現場で会った時、俺の趣味を面白がらずに褒めてくれて俺の為に心から怒ってくれて今日だって俺が長年言いたかった事を言ってくれて、、、、それが胸がいっぱいになって温かくなった。多分会った日に君を好きになっていたと想う。だけど冬人の恋人だって知った時、諦めないと思ってた。でも、それは無理だ、、君とだった一度きりの人生を歩みたい、君を幸せにしたいと、、だから、」
「朔、君を心から愛してる。俺の恋人に欲しい、」
「、、、、あっふ」
いきなり2人に告白をされて俺は驚き過ぎて色々言葉を失ってしまう。
「、、、、秋人兄さんと夏君の告白現場を見るとは、ヤババ」
「、、、、、、、、」
「冬人兄さん、大丈夫?」
「、、、、あぁ」
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「ってな感じで、楓斗さんから四季さん、フユさんのお母さんが書いた日記を貰ったって感じ」
「そうか、、」
「ぁ、まだ6巻?6つ目しか読んでないからね!」
「分かっている」
「本当か?」
ホテルから少し離れた所にあるボート(ちゃんとした初デートで行った場所と同じ)を湖の中央に置いて、俺とフユさんはそんな会話をする。
いきなり行きたいと言われて来たんだよなぁ。つか、なんかフユさんが変、?
「ぁ、つうか、フユさんさ、次の仕事ちゃんと準備してる?三村さんの事だから急かしてくると思うぞ」
「している。俺がヘマはしないからな」
「それは知ってっけどさぁ」
「朔羅」
「ん?、何?」
「お前は、、俺と関わらない方が良いのかもしれない」
フユさんの言葉に俺は思考停止する。
「、、、、、、、、な、何言ってんの?、た、確かに今日だって巻き込まれてるって感じだし、被害被ってるしな」
「ぁ、そうだ。来週新しい服買うので手を打つわ、俺」
「雅之の所に戻るでも良いし、一人暮らしでも良い、どちらにせよだ、俺が費用を出すから安心しろ」
「そんなの要らない。俺が出て行く理由ないだろ、、、、」
「ぁ、もしかして俺が秋人さんや夏人さん、楓斗さんと一緒になるのが嫌だった?でも手当てとか好きな本の話とかで必然的になるだけだし、秋人さんと夏人さんとの出会いは俺が図った事でもなくて偶然だし、、、その会った事報告しなかったの怒ってる?」
「いや、怒ってない」
「だったら何なのさ!今日のフユさんちょっとおかしいよ!?」
ぁ、もしかして俺フユさんに何か迷惑な事した??
「、、、、俺はお前を朔羅を傷付けたくないんだ。俺は今まで周りが良ければ関係を壊さない様に自分が我慢して生きていけば良いと思っていた。実際それがあっていた。だが、朔羅と会ってからその考えが変わっていった」
「、、、、」
「お前がこれから家族と関わる事は言いたくはないがあり得る。特に兄弟達はお前に好意を向けて居る。俺からお前を奪おうとも考えている。、、それに家族はお前の知らない俺を知っていて、もし過去を知ったらお前は俺から離れて行くんじゃないかと、居なくなるんじゃないかと考える事がある。そんな事をさせない為なら俺はどんな事でもする。だが、そんな事をすれば嫌われてしまう。疎まれて蔑まれて居なくなられるぐらいなら今離れた方が良い。俺が1番怖いのは朔羅を失い傷付ける事だ」
「いや、前にも言ったけど傷ついた事とかないし」
「俺と出会った事で今日、玲子さんに叩かれて怪我をしたじゃないか」
「ッ、それは俺がやった事だし、」
「俺と付き合って居る事でお前の家族にも迷惑がかかる事だってある。それが俺は嫌だ、、、、お前に嫌われたくない。そうなるなら、他の兄弟と付き合った方が、「それ以上言ったら怒るよ!」、、、、」
俺が言った瞬間、フユさんは黙った。
フユさんもしかして今日ずっとそんな事考えてたのだろうか、、、、いや、俺の知らない所でずっと?誕生日の時も俺の知らない所で悩んで苦しんで、、俺はフユさんが知らない所で誰かの言葉で俺の事で悩んでいるのだとしたら俺はそれが凄く嫌だ。だって、だって、、、、それは俺の事を信用してないじゃん、、、、
俺は今思ってる事を言いたい事を口にしようと口を開く。
「フユさん、俺、フユさんの事、好きだよ、、いや愛してる」
「!」
「言っとくけど、俺は俺はフユさんの過去全然知りたい派だし寧ろ恋人の過去は何でも知りたいし、どんな過去であろうとも俺は受け入れる、、、、!だって好きな人の過去だから!俺は明確な理由がないならフユさんの前から居なくなる事はないし、フユさんに傷付けられたって思った事は一度もない!」
「、朔羅」
「それに、何処の誰の言葉でそんな発想なったかは知らないけどさ、俺は楓斗さん達と付き合うとかない!確かに好きとか付き合って欲しいって言われてるよ!?その気持ちは嬉しいしそな気持ちは受け取る。でもさ俺が今付き合ってんのも、俺がこれからの人生を歩んで共にしたいのも、俺が心から愛してやまないのも世界でたった1人、村瀬冬人、アンタなんだよ!」
「他の人間の言葉じゃなくて愛している恋人の言葉を信じろ!俺はアンタとの未来と今を歩みたいんだよ!」
「!、」
俺はそうフユさんにぶつける様に言う。
フユさんは俺の言葉を聞くと優しく微笑んだ。立ち上がったかと思ったら、俺を抱きしめる。何も言わずに、、、、
「おい、何か話せよ」
「、、、、」
「気まずいんだけど、話せっての」
「、、、、」
何分、何十分経ったか分からないが、フユさんは俺を抱きしめ続ける。久しぶりの抱擁は優しくだけど強くて、それでいてとても暖かかった。
俺のかフユさんのか分からないけどドクドクと鼓動が聞こえる。フユさんの顔は見えないけど、多分笑っていると分かる。
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「ちょッ、まだ濡れてるから、フユs 」チュッ
「、好きだ」
「/////」
チュッ
「好きだ、朔羅」
フユさんは優しくだけどしっかりと俺にキスをする。その度にトロけそうになってしまう。
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「兄さん達もう帰るの?早くない?」
「俺達は暇じゃないんでな」
「何それ、俺達が暇みたいな言い方」
「フユさんは半分ぐらいは暇だろ」
次の日、俺達はホテルの入り口で楓斗さん達にお見送りをして貰う。
フユさん、昨日とは違って元に戻ってる。
『フユさん、俺、フユさんの事、好きだよ、、いや愛してる』
///////// いやぁ、アレは頑張ったと言いますか。思った事を昨日は言ってしまう日と言いますか。
でも、言った事でフユさんが安心したんだったら良かった。まぁ、その分バッチリ抱かれたのは言うまでもないが、、、、
「ぁ、そうだ。冬人、言っておくが俺、朔に告白したから、ライバルだな」
「おっと、?」
「俺も朔君に告白したら冬人兄様達とライバルだね、覚悟してね」
「おっととっ?」
「ほぉ、一気に2人か。良いだろう、恋人である俺にかかろうなんて一億万年早い事を分からせてやろう」
「楓斗さん、俺って村瀬家を引き寄せるフェロモンとか出てるんですかね?」
「出てるんじゃない?父さんからも好かれてるし、、一回検査してみたら?これ論文とかにも出来そう」
突然の秋人さん、夏人さんがフユさんにライバル宣言したのは驚いたし、もうなんか俺自身に原因があるんじゃないかと俺自身を疑ってしまう。
「て言うか、楓斗さんはあっち側行かなくて良いんですか?」
「行かないよ。だって、好きな人達の戯れなんてこの上無く愛おしくて興奮するじゃん。それに好きな人の隣に入れるこの時間もヤバいしね♡」
拝啓、天国のママ、パパ、咲夜兄さん、雅陽姉さん夫婦、雅之兄さん夫婦。今1番ヤバい人間は俺の隣に居るこの男だと思う。
Ωの本当のとかじゃない。人間としての本能がそう言ってる。
俺はヤバい人間を目覚めさせたかもしれないと今更後悔してしまう。
「朔ちゃん、今度冬人兄さんの隠し写真とか動画送って来てくれない?」
「何公共の面前で俺に密偵働かせようとしてんですか、アンタは」
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