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してやられた感がある、、、、、、、、だけど、これが良かったと思えるな。
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「んんッ、、、寝過ぎた」
目を開けるとゆっくりと起き上がると、既に外は夕陽が落ち暗くなっていた。
俺はキッチンに行って冷たいペットボトルを冷蔵庫から取り出してコップに移し、飲む。
「ゴクゴクッ、、、ぁ、あと10分で抑制剤の効果切れる、、」
寝ぼけながら、時計を見て抑制剤の入った薬箱を取ろうと歩き出そうとした途端に玄関のチャイムが鳴った。
俺はそれに足を止める。
「あれ?、、誰だろ?、、楓斗さん達じゃないよね?」
俺は発情期のせいで上手く回らない頭を回転させながら考えて、スマホを取り出すと、メッセージが届いていた。
それを確認すると、、、、
[早く仕事終わるから、今日帰るね!]
と言う内容だった。
「じゃあ、楓斗さん達か」
俺はそう呟いて、何も疑わずに玄関に向かい玄関の鍵を開けでドアを開ける。
そこに居たのは楓斗さん達、、、、
「朔羅久しぶりだな」
じゃなかった。
「、、、、ぇ、フユ、さん?、ぇ?は?、ぇ、何で?」
目の前に突然現れたフユさんを目にして俺は酷く動揺してしまう。俺は勢い良くドアを閉めようとするがそれよりも早くにドアを掴んで家の中に入ってくるフユさん。
「元気そうとはいかないが、会えて良かった」
「待て待て、何でいんだよ!何で知ってんだよ!つうか!ここ撮られたりしたらどうすんだよ!それに黒田香純はどうすんだよ!勘違いされんぞ!!」
「此処を知ってるのは楓斗達に聞いた。撮られる心配はない。あと、香純さんとは何もない。ただの従姉弟だ」
「は?、ぇ?、従姉弟??」
「雪人さんのお姉さんで既に恋人持ちだ。今回の事に協力してくれたんだよ」
「何、それ、、、、ッ、じゃなくて、俺とアンタもう別れてんだら!今更なんだよ!」
俺はフユさんの返答に驚いてばかり、だけどちゃんと言わないとと思いながらふらつく体で反論する。
「俺は別れたつもりはない。もし別れているんだったら、もう一回言う。
朔羅、俺ともう一度恋人になってくれ」
「///// ば、馬鹿言うなよ!、、そんな言葉信用ならねーし、従姉弟だろうが、自分を売ったアンタ信用なんてならん!」
「だったら、朔羅はどうなんだ。あの記者に自分を売ったんだろ?俺達にもう関わるなって持ちかけて」
「ッ、、、だって、それは、アンタを守りたかったから」
「それをされて俺が嬉しいと思うか?納得すると思うか?、、大体な俺が守って欲しいって言ったか?俺のせいで、俺の為に朔羅が傷付くなんて考えたくない」
「しょうがねーじゃん。フユさんの才能は勿論フユさん自身が凄いんだぞ。それを潰さない為にも俺が犠牲になれば、」
「馬鹿だな、本当」
「なんだよ、」
俺がそう言った瞬間、俺を力強く抱きしめるフユさん。フユさんの匂いが鼻腔をとって脳を刺激する。あぁ、久しぶりのフユさんの匂いだ。
「馬鹿だ。朔羅が俺の才能を俺自身を大切に想う様に俺にとって橋本朔羅だけが全てなんだよ」
「!、」
「お前と出会って俺は変わった。お前が俺を変えんだよ。見る景色が増えて知ろうと思う事が楽しくて、お前と居る1分1秒が俺にとっては色鮮やかな世界なんだ。お前が居ないと俺はダメだ。お前が俺の世界の全てなんだよ」
「朔羅、前に言っただろ?俺と人生を共にしたいって、俺と未来と今を歩みたいって、、、、今その気持ちは変わったか?それにこんな事も言っただろ?他の人の言葉じゃなくて愛している恋人の言葉を信じろ!、って、だから、前に俺が言った事を言うな」
「それが好きなんだ。誰に何を言われようと、今もこれからも俺が好きなのは、橋本朔羅が好きだ。
俺の物になって欲しい、俺のそばにいて欲しい、今そう思って居るのは朔羅だけだ。
俺が好きになったのは俺の事をちゃんと見てくれる橋本朔羅、君なんだよ」
「/////////」
「俺が人生を賭けて幸せにしたいのも、人生を共にしたいのも、隣で笑い合って歳を取るのも、家族になりたいのも、色々な経験したいのも、、愛したいのも全部朔羅なんだよ。君と幸せになって俺と一緒に生きて欲しい」
「俺はもうお前以外を好きになる事はない。お前が俺の事嫌いになって不幸だと失敗になったんだったら考える。だけど嫌いに不幸に、失敗じゃないんだったら、俺からもう二度と離れないでくれ。お願いだ」
フユさんの一言一言が俺の心に染み込む様に突き刺さる。あぁ、自分の言葉でこうなるとか、馬鹿みたい、でも間違ってない。嫌いになれる訳ねーじゃん、寧ろ好きが大きくなってるわ、、、、あぁ、もう良いや。
俺と幸せになるのが幸せなるんだったら、とことん幸せになってやる、、、、!
「俺、だって、アンタと出会ってから知らない感情が出てきて、変わった。アンタと出会って毎日が初めての経験で、初恋もキスも行為も全部全部アンタが初めてで、アンタの事なんて嫌いになる暇がなくて、、、アンタの事が好きになる一方で、、アンタのせいで、、村瀬冬人がそばに居ねーと、俺、ダメになっちゃったじゃねーか、、ポロポロッ ポロポロッ (泣き)」
「俺も、朔羅が居なきゃダメダメだ」
「なぁ、聞いてくれるか?俺の気持ち」
「あぁ聞かせてくれ」
「愚痴とか喧嘩とかするかもしれない。でも、アンタと未来と今を歩みたいって思う気持ちがあって、アンタを見ると心があったかくなって離れたくないって気持ちになって、アンタと人生を歩みたいって思って、、、、だから、アンタの恋人に物に戻っても良い?」
「あぁ、当たり前だろ。断る理由がないくらいだ」 チュッ
フユさんはそう言って俺にキスをした。久しぶりのキスは濃厚で優しくてそれでいて幸せになる感覚だった。
「、、、、なぁ、朔羅、今発情期なんだよな?」
「そうだけど、ぁ、そろそろ薬の効果切れる」
「だったら、今言う。朔羅、俺の番になってくれ」
「ぇ、、、、、、、、!、/////////、、マジ?」
「大マジだ。もう手放したくないからな。ダメか?」
「ダメじゃない。寧ろ、嬉しいし」
「だったら、、行こう」
フユさんはそう言って、俺を抱き上げて部屋に上がりベッドに寝かせる。
「朔羅、今日は寝かさないからな」
「、、覚悟の上だ」
「ふぁッ、、、んッ、、ひぅッ」
「朔羅の匂い、、甘いなぁ、、やっぱり、」
「ぁッ、、ひぁッ、、、あぅッ」
「声、我慢しなくて、良いからな。朔羅」
「ひゃっ、、、ぁッ、、、はぅッ、、んッ」
「噛むぞ、、朔羅」
ガリッ
「ぁッ、、、、、、、、」
噛まれた時脳内に強い幸福感で絶頂してしまった。
「朔羅、愛してる」
「んんッ、、、、、、ふぁぁぁ」
次の日、目を覚まして隣を見るとフユさんが眠っていた。それで頸を触ると噛み跡がちゃんとあった。それで番になったんだと分かって心が温かくなった。
「、、えへへ、本当に、番になった」
俺は嬉しくなってつい笑みが浮かび、フユさんの手のひらに手を置くと、握られた。俺はビックリしてしまう。
「!!?!?」
「おはよう、朔羅」
「起きてたのかよ!」
「あぁ、、もう体の方は大丈夫か?辛いのはないか」
「大丈夫、、終わった後に薬飲んだし」
フユさんは起き上がって俺の体の心配をしながらも俺の頭を撫でる。
「て言うか、大丈夫な訳?文秋出たし、また撮られるかも、」
「その反応はやっぱり、テレビやスマホ見てなかったか、、大丈夫だ。全部万事解決だ」
「????」
フユさんの言葉に困惑してハテナを頭の上に浮かべていると、スマホを取り出してある少し時間を飛ばした動画を俺に見せ始めた。
○
○
○
○
○
○
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○
○
○
○
○
○
○
○
『この度は村瀬家と橋本家の総合会社設立発表記者会見に来ていただきありがとうございます。質問は今から受け付けます』
『はい、テレビジャパンの香坂です。先日週刊文秋で出版された村瀬先生の記事は実は従姉弟だったとは驚きです』
『はい、父親の姉の子なんです。小説家の穂村雪人の姉でもあります』
『では、その前に出された【空色パレット】の最年少メンバー橋本朔羅さんとのご関係はどうなんでしょうか?嘘なのか記事通りなのか、ご説明お願いします』
『嘘とは言えませんね。記事の内容の半分は合ってはいます。関係を詳しく言うのであれば俺ではなく、、』
『此処からは俺達、橋本琴世、橋本良晴から説明させて下さい。第一に、此処で初出しではありますが、我が社のタレントである橋本朔羅、俺とこちらに居る弟の甥に当たります』
『1番上、既に亡くなっている兄の子に当たります』
ザワザワ ザワザワッ
『『『『『『『!!!!!!』』』』』』』
『と言う事は橋本朔羅さんは現橋本グループの会長のお孫さんに当たると言うことでもあるのですか?』
『その通りです。隠していた事に関しては俺達の身内だからと言う目で見られる事などを心配して隠しました』
『それも本人は了承の上での事ですし、本人の実力で此処まで芸能界をのし上がって来ました』
『では、村瀬冬人さんとのご関係はどの様な、?』
『此処から、朔羅とこちらに居る、村瀬先生は勿論村瀬家との関係を説明させていただきます』
『2人の関係は一言で言えば恋人関係なのですが、深く言えば、産まれながらの婚約者、許嫁になります』
『『『『『『『ぇ!!?!?』』』』』』』
「はい!!?!?許嫁!?」
『それはどう言う事でしょうか。産まれながらとはどう言う事で?何故その様な!?』』
『それは私が説明します。元々朔羅さんとこちらに居るお三方のご両親とは私と小中高大の同級生になります。中学時代に私と彼の父親とある約束をしました。それがもし子供同士内でαとΩが産まれたら許嫁にしようと、』
『と言う事はご両親が勝手に決めた事と言う事でしょうか?、それはお2人は知っているのでしょうか?』
『まぁ、そう言う事になりますね。あの子達がこれを知ったのは昨年末です。それで付き合ったのはあの子達が決めた事、、我々が知らない所で交際してましたし、それに我々が干渉した事もなく、彼らが恋をして付き合った事には変わりません、、』
『ですが、それが本当かと言う証拠があるのでしようか!』
『そうですよ!言葉だけでは信用なりませんよ!』
『えぇ、その時、面白半分で書いた誓約書が此処に、、『事前に書いたのもと言えばどうにでもなりまs 』筆跡観点でもなんでもしても良いですが、死人の筆跡鑑定出来ます?』
『その際には父が書いた手紙を提出させていただきますよ。これで証拠はありますし、』
『ッ、、、』
『それに、この時に撮った写真もあります。加工というのであれば勝手に調べて良いですが、、加工していると言う証拠があると言うのであればの話ですが』
『!、』
『それと、純粋に付き合って良く調べる事もなく有る事無い事を記事にしてそれで1人の人間が心を病む事だってあるんですよ。それを理解しての質問だと思います。あの2人が付き合っている事は本当でも息子が人様を脅し傷付けるなんて好いた人間するとは思いません。息子達は立場とバース性を使って関係を迫ったり無理矢理なんてありもしない事を書かないでもらいたい。そもそも、それをしていると言う証拠がちゃんとあるのであれば良いですが、、』
『いや、でも、所詮αだからその地位を使って脅したりする可能性だってあるはず!』
『歳が離れているから、未成年だから、αとΩだからと言う理由で恋をしてはいけないとはないです。お互いに純粋に恋をしている。それを変な想像で記事にした所ですぐに誤解なんて解ける。俺は冬人が選んだ人なら応援しますし、批判するのであればまずは2人の事を良く知ってから言っていただきたい』
『そもそもの話、Ωだから、αだからと言う偏見は今の時代古いどころかダサい。αだからこうするとか、Ωだから屈するとかないんですよ。俺は朔羅と村瀬先生が決めた事なら応援しますし、、人様の恋路を邪魔する権利が貴方達記者にあると言えるのですか?』
『『『『『『『ッ、、、、』』』』』』』
その場に居る記者が息を呑み静かになる。それを見て淡々と離し続ける夏人さん。
『俺達の個人情報+有る事無い事書かれるって結構メンタル来ますよ。それ実際にやられた事ないのに、やられたらいやなはずなのになんで出来るんですか?一般人の俺でも分かるのに良くやりますよね』
『此処で宣言させていただきます。今後、我が社のタレントへのありもしないデマを記事にした場合訴訟を起こさせていただきます。そして盗撮盗聴等した場合も訴える所存です』
『こちらも、それなりの対応をさせていただくと同時に、村瀬冬人、並びに橋本朔羅の正式な交際と婚約を発表させていただきます』
『これにて、橋本家と村瀬家の総合会社設立記念記者会見を終わります。では、』
そう良晴叔父さんが言終わると動画が終わって、俺はビックリし過ぎて硬直する。だって、
「俺のパパとママ、フユさんのお父さんと友達だったの!!?」
「まずそこに驚くのが朔羅クォリティだな。流石、、、、俺も聞いた時はビックリした。父さんの友達に亡くなっている方が居るとは聞いた事はあったけどまさか朔羅の両親だとは知らなかったよ」
「俺もパパ達の交友関係、叔父さん達やおじいちゃん達から聞いた事なかった。多分これ兄さん達知ってたパターンだ」
「確かに、お義兄さんと兄さん、それに橋本社長が同級生だったり、夏人と副社長である良晴が同級生だったり世間は狭いな」
「狭過ぎて、ちょっと怖いわ、、、、!だってその中にはフユさんと、雅之兄さんが、、!、、、、あれ、雅之兄さん、?あれ」
俺はある事に気付いてまたその場で固まる。まさか、いやいや、まさか、、、、!まさかないよね?嫌な予感MAXなんだけど、、
「?、どうした?朔羅、雅之に気になる事でもあるのか?」
「ぁ、いや、そのさ、、、、あの会見、雅之兄さんも居たって事は当然、俺とフユさんが付き合ってる事も、既に知ってると言う事?」
「、、、、ぁー、忘れてた。、、、そのな、雅之、俺と朔羅が付き合ってる事結構前から知ってるぞ」
「、、、、、、、、、、、、え?シッテル?、知ってる?、はい?」
「、、、、はいィ!!?何で!?いつから!?前ってどの前!?」
「落ち着け。お盆だ、雅之達が泊まった日の夜に気付いてると言われてな」
「序盤じゃねーか!嘘だろ!?俺の隠してたの殆ど無駄じゃねーか!」
「まぁまぁ、寧ろラッキーだったと思えば、」
「それはお前だからだろ、、、、はぁ、朝からめっちゃ叫んだ」
俺はそう言いながらペットボトルの水を飲む。いつも通りのフユさんとの雰囲気に心が休まるし、落ち着く。
やっぱり、フユさんが居ないとダメなのかもな、俺。
「そうだ、朔羅。仕事の事、どうするんだ」
「!、ぁ、そうだった。仕事辞めるのを辞めるって言うのと迷惑かけた事謝らなきゃ、!」
「俺も報告ついでに着いて行ってやる。その前に、片付けをするか?」
「、、、、フユさん、手伝えよ」
「あぁ、勿論だ」
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「「「「「朔~!!!!!!」」」」」ムギュッッッッッ‼︎
「わッ、、、、!」
事務所のダンスレッスンの一室に入った瞬間、玲央達に力強く抱き締められてよろけてしまう俺。
「み、みんな、心配かけてごめん」
「心配とかのレベルじゃねーからな!!仕事休むは連絡取れねーわ!W記事で驚くは!」
「僕達がどんだけ焦って心配したか!村瀬大先生が朔を裏切った!?とか思ったんだからね!」
「前に言っただろ!何があっても俺達に相談しろって、俺達はメンバーで家族なんだからな」
「俺と碧、泣いたんだぞ!碧何て普段食べない激辛料理食べてぶっ倒れたんだから!」
「そうだよ!律何て、普段飲み慣れてないワイン一本飲んで二日酔い真っ只中なんだからね!」
「ごめん一度に言われても俺聖徳太子じゃないから聞き取れない!!」
一度に俺に文句と言う名の「俺達寂しかったんだからな」攻撃を仕掛けてくる5人に俺はそうツッコむ。
それも至近距離で叫ばれてんだから耳ぶっ壊れるぞ、俺の。
「心配してくれたのはありがとう!驚かせてごめん!相談はちゃんとする!今回はごめん!」
「それと律さん碧さんコンビに関しては自業自得としか言えねーから!それ時関わりな!!」
「「「「「流石朔、ナイスツッコミ!!」」」」」
「朔のツッコミはいつ見ても鋭く冴えてるな」
「アンタは感心しなくて良いんだよ、アホ」
それから少しみんなが落ち着いた頃、、、、
「それで朔と村瀬大先生が婚約者、許嫁とかビックリ案件なんだけど!マジ?!」
「、、、、詳しく説明すると、、、、
そう言う感じ?何か今回の騒動を抑える為の会見で許嫁とか婚約者みたいな話は本当らしくて、、って感じ」
「「「「「俺達/僕達の分からない世界だわ」」」」」
「でも、仲直り&復縁して良かった。今の朔幸せそうって言うか、あれ?、、」
マコさんが少し黙ってから俺の首元に視線を向けて何か分かったのか、深刻そうな表情でまた話す。
「、、、もしかして朔違ったからごめん、もしかして村瀬さんと番った?」
「!、良く分かったね、マコさん」
「まぁ、雰囲気が少し変わったからじゃないか。俺の匂いを前よりもっと付いてるし」
「そう言うもん?」
「「大ニュースじゃん!!」」
そう律碧コンビが大きな声で叫ぶ。その目は興奮と驚きを含んでいて少し笑える。他3人も驚いた表情をしていた。
「嘘!マジ?!ビックリなんだけど!」
「いつ!?と言うかおめでとう!」
「ありがとう、玲央、糸」
「朔も番ったのか。村瀬さん、番ったと言う事はちゃんと責任は勿論の事幸せにしてあげて欲しい」
「重々承知している、真琴。パンクするぐらいに幸せ尽くしてやる」
「俺達の可愛い末っ子にも等々番出来たよ、碧。俺また泣きそう」
「俺もだよ、律。良い事なんだろうけど、小さい頃から知ってるから余計にちょっと辛い」
「嬉しいけどそう言う反応されるとどう言う反応すれば良いか分かんねーよ、アホ年長」
「番になったからと言ってもチョーカーはちゃんと付けておけよ。もしもの時があったら困るからな」
「はーい、マコさん、、って、そうじゃん!俺、フユさんから貰ったチョーカー、フユさんの家に置いて来ちゃった」
「大丈夫だ。ちゃんと保管してある。それに新しいのも買おうか。番記念に」
「、、、おう。買ってや」
なんて会話をしていると部屋の扉が開いて入って来たのは、、、、
「成太君!望君!」
「「朔/朔君」」
「あの、えっと、迷惑かけてごめんなさい!それと、そのお仕事復帰しても良いですか?」
「良いに決まってるでしょ。朔君、戻って来てくれてありがとう。お帰りなさい」
「朔が決めた事に反対なんてする訳ないだろ。お帰り、心配したんだぞ」
「ごめんなさい、そしてありがとう」
俺そう言って2人に抱き締めてもらう。子供っぽいかもしれんが、今日だけは許せ!俺まだ15歳だし!!
「村瀬さん、朔と復縁したとしても今後朔を傷付ける様な事は決してしないで下さい。そして、絶対に幸せにして下さい」
「俺からも、朔は抱え込みやすく誰にも相談しません。だから、それを村瀬さんなら出来ると信じて幸せになって下さい」
「はい、人生を賭けて朔羅を愛して幸せにしますよ」
「!、/////////」
フユさんの言葉に少し照れてしまう。何か、交際認められてたはずなのに2度目の交際でここまで重くなるとは思わんかった、、、、
マコさん達も微笑んで俺を見ているし、、、、!
「それにしても社長達があそこまでするの僕ちょっとビックリしちゃった」
「確かに、家の力使ってるって感じしましたね。成太さん」
「それが叔父な朔って本当に凄いんだな、って思いました」
「何で感想口調なのさ、玲央。でも、本当に大切なんだって伝わったけどね」
「俺、社長怒らせない様にしようって改めて思ったな」
「まず怒らせる様な事すんなよ、律」
「ぁー、確かに普段穏やか人怒られると怖いって本に書いてあるしなぁ」
「そんな本どこに書いてるあるんだ、碧。、、、、まぁ、気持ちは分からん事はないが」
「それどう言う事?望君?????」
「いえ、違うんです、成太さん」
「何が違うのかな??」
「普段真面目な人程こう言うところでやらかすから面白いんだよな、分かる?朔」
「分かるよ、マコさん」
「分かるのか?朔羅」
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「フユさん帰ったら何食べたい?」
「、、朔羅の作った物なら何でも美味しいが、そうだな、ハンバーグが食べたい」
「了解、帰りにスーパー寄ろうな」
「そうだな」
事務所の廊下を歩きながらそんな会話をしていると前から、見慣れた人がこちらに向かって歩いて来た。
「朔、久しぶり。元気だった?」
「氷織、!うん、元気だったよ、久しぶり」
氷織だった。いつものにこやかフェイスを俺に向けながら俺の近くに寄る。
そういや、フユさんと会った事あったけ?
「ぁ、フユさん、こちら、「それと久しぶり冬人君」、、、、ぇ?」
「久しぶりだな、氷織、」
「???」
拝啓、天国のママ、パパ、咲夜兄さん、雅陽姉さん、雅之兄さん。俺はフユさんと無事関係修復して復縁し、番関係にもなって全ての問題が終わったと思ったら、また1つ問題が俺に降りかかって来そうです。
トホホッ
目を開けるとゆっくりと起き上がると、既に外は夕陽が落ち暗くなっていた。
俺はキッチンに行って冷たいペットボトルを冷蔵庫から取り出してコップに移し、飲む。
「ゴクゴクッ、、、ぁ、あと10分で抑制剤の効果切れる、、」
寝ぼけながら、時計を見て抑制剤の入った薬箱を取ろうと歩き出そうとした途端に玄関のチャイムが鳴った。
俺はそれに足を止める。
「あれ?、、誰だろ?、、楓斗さん達じゃないよね?」
俺は発情期のせいで上手く回らない頭を回転させながら考えて、スマホを取り出すと、メッセージが届いていた。
それを確認すると、、、、
[早く仕事終わるから、今日帰るね!]
と言う内容だった。
「じゃあ、楓斗さん達か」
俺はそう呟いて、何も疑わずに玄関に向かい玄関の鍵を開けでドアを開ける。
そこに居たのは楓斗さん達、、、、
「朔羅久しぶりだな」
じゃなかった。
「、、、、ぇ、フユ、さん?、ぇ?は?、ぇ、何で?」
目の前に突然現れたフユさんを目にして俺は酷く動揺してしまう。俺は勢い良くドアを閉めようとするがそれよりも早くにドアを掴んで家の中に入ってくるフユさん。
「元気そうとはいかないが、会えて良かった」
「待て待て、何でいんだよ!何で知ってんだよ!つうか!ここ撮られたりしたらどうすんだよ!それに黒田香純はどうすんだよ!勘違いされんぞ!!」
「此処を知ってるのは楓斗達に聞いた。撮られる心配はない。あと、香純さんとは何もない。ただの従姉弟だ」
「は?、ぇ?、従姉弟??」
「雪人さんのお姉さんで既に恋人持ちだ。今回の事に協力してくれたんだよ」
「何、それ、、、、ッ、じゃなくて、俺とアンタもう別れてんだら!今更なんだよ!」
俺はフユさんの返答に驚いてばかり、だけどちゃんと言わないとと思いながらふらつく体で反論する。
「俺は別れたつもりはない。もし別れているんだったら、もう一回言う。
朔羅、俺ともう一度恋人になってくれ」
「///// ば、馬鹿言うなよ!、、そんな言葉信用ならねーし、従姉弟だろうが、自分を売ったアンタ信用なんてならん!」
「だったら、朔羅はどうなんだ。あの記者に自分を売ったんだろ?俺達にもう関わるなって持ちかけて」
「ッ、、、だって、それは、アンタを守りたかったから」
「それをされて俺が嬉しいと思うか?納得すると思うか?、、大体な俺が守って欲しいって言ったか?俺のせいで、俺の為に朔羅が傷付くなんて考えたくない」
「しょうがねーじゃん。フユさんの才能は勿論フユさん自身が凄いんだぞ。それを潰さない為にも俺が犠牲になれば、」
「馬鹿だな、本当」
「なんだよ、」
俺がそう言った瞬間、俺を力強く抱きしめるフユさん。フユさんの匂いが鼻腔をとって脳を刺激する。あぁ、久しぶりのフユさんの匂いだ。
「馬鹿だ。朔羅が俺の才能を俺自身を大切に想う様に俺にとって橋本朔羅だけが全てなんだよ」
「!、」
「お前と出会って俺は変わった。お前が俺を変えんだよ。見る景色が増えて知ろうと思う事が楽しくて、お前と居る1分1秒が俺にとっては色鮮やかな世界なんだ。お前が居ないと俺はダメだ。お前が俺の世界の全てなんだよ」
「朔羅、前に言っただろ?俺と人生を共にしたいって、俺と未来と今を歩みたいって、、、、今その気持ちは変わったか?それにこんな事も言っただろ?他の人の言葉じゃなくて愛している恋人の言葉を信じろ!、って、だから、前に俺が言った事を言うな」
「それが好きなんだ。誰に何を言われようと、今もこれからも俺が好きなのは、橋本朔羅が好きだ。
俺の物になって欲しい、俺のそばにいて欲しい、今そう思って居るのは朔羅だけだ。
俺が好きになったのは俺の事をちゃんと見てくれる橋本朔羅、君なんだよ」
「/////////」
「俺が人生を賭けて幸せにしたいのも、人生を共にしたいのも、隣で笑い合って歳を取るのも、家族になりたいのも、色々な経験したいのも、、愛したいのも全部朔羅なんだよ。君と幸せになって俺と一緒に生きて欲しい」
「俺はもうお前以外を好きになる事はない。お前が俺の事嫌いになって不幸だと失敗になったんだったら考える。だけど嫌いに不幸に、失敗じゃないんだったら、俺からもう二度と離れないでくれ。お願いだ」
フユさんの一言一言が俺の心に染み込む様に突き刺さる。あぁ、自分の言葉でこうなるとか、馬鹿みたい、でも間違ってない。嫌いになれる訳ねーじゃん、寧ろ好きが大きくなってるわ、、、、あぁ、もう良いや。
俺と幸せになるのが幸せなるんだったら、とことん幸せになってやる、、、、!
「俺、だって、アンタと出会ってから知らない感情が出てきて、変わった。アンタと出会って毎日が初めての経験で、初恋もキスも行為も全部全部アンタが初めてで、アンタの事なんて嫌いになる暇がなくて、、、アンタの事が好きになる一方で、、アンタのせいで、、村瀬冬人がそばに居ねーと、俺、ダメになっちゃったじゃねーか、、ポロポロッ ポロポロッ (泣き)」
「俺も、朔羅が居なきゃダメダメだ」
「なぁ、聞いてくれるか?俺の気持ち」
「あぁ聞かせてくれ」
「愚痴とか喧嘩とかするかもしれない。でも、アンタと未来と今を歩みたいって思う気持ちがあって、アンタを見ると心があったかくなって離れたくないって気持ちになって、アンタと人生を歩みたいって思って、、、、だから、アンタの恋人に物に戻っても良い?」
「あぁ、当たり前だろ。断る理由がないくらいだ」 チュッ
フユさんはそう言って俺にキスをした。久しぶりのキスは濃厚で優しくてそれでいて幸せになる感覚だった。
「、、、、なぁ、朔羅、今発情期なんだよな?」
「そうだけど、ぁ、そろそろ薬の効果切れる」
「だったら、今言う。朔羅、俺の番になってくれ」
「ぇ、、、、、、、、!、/////////、、マジ?」
「大マジだ。もう手放したくないからな。ダメか?」
「ダメじゃない。寧ろ、嬉しいし」
「だったら、、行こう」
フユさんはそう言って、俺を抱き上げて部屋に上がりベッドに寝かせる。
「朔羅、今日は寝かさないからな」
「、、覚悟の上だ」
「ふぁッ、、、んッ、、ひぅッ」
「朔羅の匂い、、甘いなぁ、、やっぱり、」
「ぁッ、、ひぁッ、、、あぅッ」
「声、我慢しなくて、良いからな。朔羅」
「ひゃっ、、、ぁッ、、、はぅッ、、んッ」
「噛むぞ、、朔羅」
ガリッ
「ぁッ、、、、、、、、」
噛まれた時脳内に強い幸福感で絶頂してしまった。
「朔羅、愛してる」
「んんッ、、、、、、ふぁぁぁ」
次の日、目を覚まして隣を見るとフユさんが眠っていた。それで頸を触ると噛み跡がちゃんとあった。それで番になったんだと分かって心が温かくなった。
「、、えへへ、本当に、番になった」
俺は嬉しくなってつい笑みが浮かび、フユさんの手のひらに手を置くと、握られた。俺はビックリしてしまう。
「!!?!?」
「おはよう、朔羅」
「起きてたのかよ!」
「あぁ、、もう体の方は大丈夫か?辛いのはないか」
「大丈夫、、終わった後に薬飲んだし」
フユさんは起き上がって俺の体の心配をしながらも俺の頭を撫でる。
「て言うか、大丈夫な訳?文秋出たし、また撮られるかも、」
「その反応はやっぱり、テレビやスマホ見てなかったか、、大丈夫だ。全部万事解決だ」
「????」
フユさんの言葉に困惑してハテナを頭の上に浮かべていると、スマホを取り出してある少し時間を飛ばした動画を俺に見せ始めた。
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『この度は村瀬家と橋本家の総合会社設立発表記者会見に来ていただきありがとうございます。質問は今から受け付けます』
『はい、テレビジャパンの香坂です。先日週刊文秋で出版された村瀬先生の記事は実は従姉弟だったとは驚きです』
『はい、父親の姉の子なんです。小説家の穂村雪人の姉でもあります』
『では、その前に出された【空色パレット】の最年少メンバー橋本朔羅さんとのご関係はどうなんでしょうか?嘘なのか記事通りなのか、ご説明お願いします』
『嘘とは言えませんね。記事の内容の半分は合ってはいます。関係を詳しく言うのであれば俺ではなく、、』
『此処からは俺達、橋本琴世、橋本良晴から説明させて下さい。第一に、此処で初出しではありますが、我が社のタレントである橋本朔羅、俺とこちらに居る弟の甥に当たります』
『1番上、既に亡くなっている兄の子に当たります』
ザワザワ ザワザワッ
『『『『『『『!!!!!!』』』』』』』
『と言う事は橋本朔羅さんは現橋本グループの会長のお孫さんに当たると言うことでもあるのですか?』
『その通りです。隠していた事に関しては俺達の身内だからと言う目で見られる事などを心配して隠しました』
『それも本人は了承の上での事ですし、本人の実力で此処まで芸能界をのし上がって来ました』
『では、村瀬冬人さんとのご関係はどの様な、?』
『此処から、朔羅とこちらに居る、村瀬先生は勿論村瀬家との関係を説明させていただきます』
『2人の関係は一言で言えば恋人関係なのですが、深く言えば、産まれながらの婚約者、許嫁になります』
『『『『『『『ぇ!!?!?』』』』』』』
「はい!!?!?許嫁!?」
『それはどう言う事でしょうか。産まれながらとはどう言う事で?何故その様な!?』』
『それは私が説明します。元々朔羅さんとこちらに居るお三方のご両親とは私と小中高大の同級生になります。中学時代に私と彼の父親とある約束をしました。それがもし子供同士内でαとΩが産まれたら許嫁にしようと、』
『と言う事はご両親が勝手に決めた事と言う事でしょうか?、それはお2人は知っているのでしょうか?』
『まぁ、そう言う事になりますね。あの子達がこれを知ったのは昨年末です。それで付き合ったのはあの子達が決めた事、、我々が知らない所で交際してましたし、それに我々が干渉した事もなく、彼らが恋をして付き合った事には変わりません、、』
『ですが、それが本当かと言う証拠があるのでしようか!』
『そうですよ!言葉だけでは信用なりませんよ!』
『えぇ、その時、面白半分で書いた誓約書が此処に、、『事前に書いたのもと言えばどうにでもなりまs 』筆跡観点でもなんでもしても良いですが、死人の筆跡鑑定出来ます?』
『その際には父が書いた手紙を提出させていただきますよ。これで証拠はありますし、』
『ッ、、、』
『それに、この時に撮った写真もあります。加工というのであれば勝手に調べて良いですが、、加工していると言う証拠があると言うのであればの話ですが』
『!、』
『それと、純粋に付き合って良く調べる事もなく有る事無い事を記事にしてそれで1人の人間が心を病む事だってあるんですよ。それを理解しての質問だと思います。あの2人が付き合っている事は本当でも息子が人様を脅し傷付けるなんて好いた人間するとは思いません。息子達は立場とバース性を使って関係を迫ったり無理矢理なんてありもしない事を書かないでもらいたい。そもそも、それをしていると言う証拠がちゃんとあるのであれば良いですが、、』
『いや、でも、所詮αだからその地位を使って脅したりする可能性だってあるはず!』
『歳が離れているから、未成年だから、αとΩだからと言う理由で恋をしてはいけないとはないです。お互いに純粋に恋をしている。それを変な想像で記事にした所ですぐに誤解なんて解ける。俺は冬人が選んだ人なら応援しますし、批判するのであればまずは2人の事を良く知ってから言っていただきたい』
『そもそもの話、Ωだから、αだからと言う偏見は今の時代古いどころかダサい。αだからこうするとか、Ωだから屈するとかないんですよ。俺は朔羅と村瀬先生が決めた事なら応援しますし、、人様の恋路を邪魔する権利が貴方達記者にあると言えるのですか?』
『『『『『『『ッ、、、、』』』』』』』
その場に居る記者が息を呑み静かになる。それを見て淡々と離し続ける夏人さん。
『俺達の個人情報+有る事無い事書かれるって結構メンタル来ますよ。それ実際にやられた事ないのに、やられたらいやなはずなのになんで出来るんですか?一般人の俺でも分かるのに良くやりますよね』
『此処で宣言させていただきます。今後、我が社のタレントへのありもしないデマを記事にした場合訴訟を起こさせていただきます。そして盗撮盗聴等した場合も訴える所存です』
『こちらも、それなりの対応をさせていただくと同時に、村瀬冬人、並びに橋本朔羅の正式な交際と婚約を発表させていただきます』
『これにて、橋本家と村瀬家の総合会社設立記念記者会見を終わります。では、』
そう良晴叔父さんが言終わると動画が終わって、俺はビックリし過ぎて硬直する。だって、
「俺のパパとママ、フユさんのお父さんと友達だったの!!?」
「まずそこに驚くのが朔羅クォリティだな。流石、、、、俺も聞いた時はビックリした。父さんの友達に亡くなっている方が居るとは聞いた事はあったけどまさか朔羅の両親だとは知らなかったよ」
「俺もパパ達の交友関係、叔父さん達やおじいちゃん達から聞いた事なかった。多分これ兄さん達知ってたパターンだ」
「確かに、お義兄さんと兄さん、それに橋本社長が同級生だったり、夏人と副社長である良晴が同級生だったり世間は狭いな」
「狭過ぎて、ちょっと怖いわ、、、、!だってその中にはフユさんと、雅之兄さんが、、!、、、、あれ、雅之兄さん、?あれ」
俺はある事に気付いてまたその場で固まる。まさか、いやいや、まさか、、、、!まさかないよね?嫌な予感MAXなんだけど、、
「?、どうした?朔羅、雅之に気になる事でもあるのか?」
「ぁ、いや、そのさ、、、、あの会見、雅之兄さんも居たって事は当然、俺とフユさんが付き合ってる事も、既に知ってると言う事?」
「、、、、ぁー、忘れてた。、、、そのな、雅之、俺と朔羅が付き合ってる事結構前から知ってるぞ」
「、、、、、、、、、、、、え?シッテル?、知ってる?、はい?」
「、、、、はいィ!!?何で!?いつから!?前ってどの前!?」
「落ち着け。お盆だ、雅之達が泊まった日の夜に気付いてると言われてな」
「序盤じゃねーか!嘘だろ!?俺の隠してたの殆ど無駄じゃねーか!」
「まぁまぁ、寧ろラッキーだったと思えば、」
「それはお前だからだろ、、、、はぁ、朝からめっちゃ叫んだ」
俺はそう言いながらペットボトルの水を飲む。いつも通りのフユさんとの雰囲気に心が休まるし、落ち着く。
やっぱり、フユさんが居ないとダメなのかもな、俺。
「そうだ、朔羅。仕事の事、どうするんだ」
「!、ぁ、そうだった。仕事辞めるのを辞めるって言うのと迷惑かけた事謝らなきゃ、!」
「俺も報告ついでに着いて行ってやる。その前に、片付けをするか?」
「、、、、フユさん、手伝えよ」
「あぁ、勿論だ」
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「「「「「朔~!!!!!!」」」」」ムギュッッッッッ‼︎
「わッ、、、、!」
事務所のダンスレッスンの一室に入った瞬間、玲央達に力強く抱き締められてよろけてしまう俺。
「み、みんな、心配かけてごめん」
「心配とかのレベルじゃねーからな!!仕事休むは連絡取れねーわ!W記事で驚くは!」
「僕達がどんだけ焦って心配したか!村瀬大先生が朔を裏切った!?とか思ったんだからね!」
「前に言っただろ!何があっても俺達に相談しろって、俺達はメンバーで家族なんだからな」
「俺と碧、泣いたんだぞ!碧何て普段食べない激辛料理食べてぶっ倒れたんだから!」
「そうだよ!律何て、普段飲み慣れてないワイン一本飲んで二日酔い真っ只中なんだからね!」
「ごめん一度に言われても俺聖徳太子じゃないから聞き取れない!!」
一度に俺に文句と言う名の「俺達寂しかったんだからな」攻撃を仕掛けてくる5人に俺はそうツッコむ。
それも至近距離で叫ばれてんだから耳ぶっ壊れるぞ、俺の。
「心配してくれたのはありがとう!驚かせてごめん!相談はちゃんとする!今回はごめん!」
「それと律さん碧さんコンビに関しては自業自得としか言えねーから!それ時関わりな!!」
「「「「「流石朔、ナイスツッコミ!!」」」」」
「朔のツッコミはいつ見ても鋭く冴えてるな」
「アンタは感心しなくて良いんだよ、アホ」
それから少しみんなが落ち着いた頃、、、、
「それで朔と村瀬大先生が婚約者、許嫁とかビックリ案件なんだけど!マジ?!」
「、、、、詳しく説明すると、、、、
そう言う感じ?何か今回の騒動を抑える為の会見で許嫁とか婚約者みたいな話は本当らしくて、、って感じ」
「「「「「俺達/僕達の分からない世界だわ」」」」」
「でも、仲直り&復縁して良かった。今の朔幸せそうって言うか、あれ?、、」
マコさんが少し黙ってから俺の首元に視線を向けて何か分かったのか、深刻そうな表情でまた話す。
「、、、もしかして朔違ったからごめん、もしかして村瀬さんと番った?」
「!、良く分かったね、マコさん」
「まぁ、雰囲気が少し変わったからじゃないか。俺の匂いを前よりもっと付いてるし」
「そう言うもん?」
「「大ニュースじゃん!!」」
そう律碧コンビが大きな声で叫ぶ。その目は興奮と驚きを含んでいて少し笑える。他3人も驚いた表情をしていた。
「嘘!マジ?!ビックリなんだけど!」
「いつ!?と言うかおめでとう!」
「ありがとう、玲央、糸」
「朔も番ったのか。村瀬さん、番ったと言う事はちゃんと責任は勿論の事幸せにしてあげて欲しい」
「重々承知している、真琴。パンクするぐらいに幸せ尽くしてやる」
「俺達の可愛い末っ子にも等々番出来たよ、碧。俺また泣きそう」
「俺もだよ、律。良い事なんだろうけど、小さい頃から知ってるから余計にちょっと辛い」
「嬉しいけどそう言う反応されるとどう言う反応すれば良いか分かんねーよ、アホ年長」
「番になったからと言ってもチョーカーはちゃんと付けておけよ。もしもの時があったら困るからな」
「はーい、マコさん、、って、そうじゃん!俺、フユさんから貰ったチョーカー、フユさんの家に置いて来ちゃった」
「大丈夫だ。ちゃんと保管してある。それに新しいのも買おうか。番記念に」
「、、、おう。買ってや」
なんて会話をしていると部屋の扉が開いて入って来たのは、、、、
「成太君!望君!」
「「朔/朔君」」
「あの、えっと、迷惑かけてごめんなさい!それと、そのお仕事復帰しても良いですか?」
「良いに決まってるでしょ。朔君、戻って来てくれてありがとう。お帰りなさい」
「朔が決めた事に反対なんてする訳ないだろ。お帰り、心配したんだぞ」
「ごめんなさい、そしてありがとう」
俺そう言って2人に抱き締めてもらう。子供っぽいかもしれんが、今日だけは許せ!俺まだ15歳だし!!
「村瀬さん、朔と復縁したとしても今後朔を傷付ける様な事は決してしないで下さい。そして、絶対に幸せにして下さい」
「俺からも、朔は抱え込みやすく誰にも相談しません。だから、それを村瀬さんなら出来ると信じて幸せになって下さい」
「はい、人生を賭けて朔羅を愛して幸せにしますよ」
「!、/////////」
フユさんの言葉に少し照れてしまう。何か、交際認められてたはずなのに2度目の交際でここまで重くなるとは思わんかった、、、、
マコさん達も微笑んで俺を見ているし、、、、!
「それにしても社長達があそこまでするの僕ちょっとビックリしちゃった」
「確かに、家の力使ってるって感じしましたね。成太さん」
「それが叔父な朔って本当に凄いんだな、って思いました」
「何で感想口調なのさ、玲央。でも、本当に大切なんだって伝わったけどね」
「俺、社長怒らせない様にしようって改めて思ったな」
「まず怒らせる様な事すんなよ、律」
「ぁー、確かに普段穏やか人怒られると怖いって本に書いてあるしなぁ」
「そんな本どこに書いてるあるんだ、碧。、、、、まぁ、気持ちは分からん事はないが」
「それどう言う事?望君?????」
「いえ、違うんです、成太さん」
「何が違うのかな??」
「普段真面目な人程こう言うところでやらかすから面白いんだよな、分かる?朔」
「分かるよ、マコさん」
「分かるのか?朔羅」
・
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「フユさん帰ったら何食べたい?」
「、、朔羅の作った物なら何でも美味しいが、そうだな、ハンバーグが食べたい」
「了解、帰りにスーパー寄ろうな」
「そうだな」
事務所の廊下を歩きながらそんな会話をしていると前から、見慣れた人がこちらに向かって歩いて来た。
「朔、久しぶり。元気だった?」
「氷織、!うん、元気だったよ、久しぶり」
氷織だった。いつものにこやかフェイスを俺に向けながら俺の近くに寄る。
そういや、フユさんと会った事あったけ?
「ぁ、フユさん、こちら、「それと久しぶり冬人君」、、、、ぇ?」
「久しぶりだな、氷織、」
「???」
拝啓、天国のママ、パパ、咲夜兄さん、雅陽姉さん、雅之兄さん。俺はフユさんと無事関係修復して復縁し、番関係にもなって全ての問題が終わったと思ったら、また1つ問題が俺に降りかかって来そうです。
トホホッ
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