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真実と夏休み編
恋の境界線
しおりを挟む車が発信して数分経ち、いきなり隣に座っている湊斗さんに質問された。
「蘭君~!1つ質問良い?!」
「、、、、何ですか?」
「あのね、、、、何でゆいゆいに告白したの??」
「、、、、ぇ?何で結に告白したか、ですか、、、、」
そう質問されて少し戸惑ってしまって硬直してしまった。
「そっ、蘭君はゆいゆいに告白した理由って、好きって言う理由だけなのかなぁ、って俺思って!」
「、、、、」
「湊斗~、蘭夜に変な事聞くな~」
「そうっすよ、変な事聞かないであげて下さいよ」
「いきなり、そんな事聞かれたらビックリしますよ」
「だよね~笑、蘭君、今言った事、忘れて!」
「いえ、上手く言葉に出来るか分かりませんが言えます」
そう、言うと湊斗さんの顔はしょんぼり顔からキラキラした顔に変わった。俺は頭の中で整理しながら話す。
「、、、、最初は、その告白するのは当分先にして結に恋愛的に好きなんだって意識して貰ったから、告白しようと思ってたんです」
「やって結は俺の事、家族としてしか見てないし、それに俺自身ずっと好きな人やったけど家族としての気持ちの方が強くてそれで、うん、変化が怖かったんかもしれへんな」
「変化?」
「はい、家族、それも兄弟から恋人って違う関係性になるって言うのが怖かった。もし、別れたら、また」
「、、、、家族に戻れるか分からない?」
「はい、付き合い続けたら良いって話です、でも、俺以上に良い人が居たりするかもしれない、それに俺の気持ちの変化があって結を捨ててしまうかもしれない」
「そんな最低な事をしてしまうかもしれないって言う恐怖で、告白に躊躇してしまったんや」
そう聞こえる音量で話す俺。そう人間の気持ちなんて変わったりするかもしれない。もし、結を捨てて傷付けてしまったら、俺は死んでしまいたいと思う。すると、湊斗さんが俺の肩をポンッと優しく叩いて、
「もしそんな事をしたら、俺がぶん殴ってあげる。それに、俺が知ってる蘭君はゆいゆいにそんな最低な行為はしないと断言出来るよ?」
「そうそう!蘭夜君はクールでツンデレだけど結人君にはとっても優しい事知ってる!」
「まぁ?お前も可愛い弟みたいなもんだ。昔から見てきてて分かってる」
「だそうだよ?みんな、蘭夜が優しい子だって知ってるよ笑」
そう柔らかい口調で喋る4人にちょと嬉しいな、何て思いながらも話し続ける。
「でも、そんな俺が告白したのは、、、、俺、見えたんです」
「見えた?何が?」
悠司さんの疑問は他3人も同意する様に頷いた。
「結の照れて笑った顔を見た時、、、、20代ぐらいの俺と優しく微笑む結と手を繋いで歩いて景色や、可愛い子供達と笑い合っている景色が、見えたんです」
「「「「、、、、、、、、」」」」
「その時、気づいちゃったんです。あぁ、俺、結との今も大事にしたいけど、結との未来も歩みたいんだって、結とならどんな困難も乗り越えられるんだって、分かってしまいました。だから、」
「そっか、蘭君は、、未来が見えた。いや、無意識に見ようと意識出来たんだね」
そう湊斗さんに言われて俺は一瞬、何を言っているのか分からなくて硬直してしまったが、すぐに聞く。
「ぇ?無意識に意識出来た?」
「うん、恋の境界線って、俺は考えてるんだけど、好きな人との今を大事にしたいのが恋、好きな人との未来を見ようと無意識状態で意識するのが愛なんだよ。もし、未来を見ようと意識した時、それが告白のタイミングって俺は思う」
「今を大事にしたいのが恋、未来を見ようと無意識で意識するのが愛、、、、何か納得出来るかもです。でも、はい、多分、それやと思います」
「そっか!なら、良かった!それに、蘭君多分蘭君はこれからも、うん大丈夫だよ、あんな笑顔をゆいゆいに向けれるんだから」
「笑顔、、、、って好きな人に対するやつやろ?」
俺がそう聞くと、湊斗さんは頭を振り、否定して俺の心の臓が刺さるの様な言葉を言った。
「ううん、違う。あの笑顔は好きな人とかじゃない。家族に向ける笑顔、それで大切に思ってるって分かる笑顔」
「それで俺、分かっちゃったんだよね。蘭君は時と場合によりゆいゆいの事を恋愛的に好きの態度と家族として好きの態度を無意識に使い分けてる。それって超凄い事、好きな人だけどこーゆう時は好きな人じゃなくて家族としての態度を取る」
「あぁ、そーゆう事か、蘭夜は家族としても好きな人としても結人を大切に思っていて、どちらの気持ちも均等だけど、時と場合によりどちらかの気持ちが大きくなってそれが態度に出る、って事?」
「部長、大正解」
「、、、、」
そう湊斗さんに言われて一瞬混乱したが、すぐに納得出来てしまった。何故なら、言われた事は良く周りから言われた事があるからだ。例えば「蘭夜君、弟君が近くに居ると何か笑顔が増えてる、と言うか殆ど笑顔」とか「弟君が好き過ぎて、付き合うには弟君倒さないといけなけど、多分その前に蘭夜君に倒される」みたいな事言ってて、それぐらい結の前では結構態度に出てるんだって、自覚はしていた。
「、、、、そりゃあ、結の事大好きやもん。それが態度に出て何が悪いん?それに結の事大切に思ってるって周りに知られる程、外堀を埋めるのは早くなるから俺は助かるんやけどな」
「蘭夜君って本当に結人君の事好きだよね。たまに狂気が伺える」
「恵、気にしたら負け。アイツ昔からあぁだったぞ。俺はもう諦めた」
「フハッ そーゆうところ本当に蘭君だね!まぁ、俺はそんなところが大好きだけど!、ぁ、部長、そこ曲がって下さい!」
「はいはい、了解」
「(湊斗さんにそう言われるのは色々癪だけど、でも納得出来る答えを貰えてちょっと感謝はしてます。まぁ、言葉には出さないけど)」
何て思いながら車から降りて、4人と共にパン屋さんに入る。俺の気持ちはずっと変わらへんし、多分この先この気持ちを無くしたくはないって思える。俺は結を大切にし続けるんや。
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蘭達が別荘からパン屋さんに行ってから十数分が経ち、こちらはババ抜きただいま9回戦が終わり、10回戦を行う事になりました。すると、透さんが参加したいと言ってくれました。因みに、凛花姉さんは眠いと言う理由で、現在爆睡中です。そこで事件が、
「、、、、透さんってゲーム強いですよね」
「そう?まぁ、こーゆうトランプゲームは得意かもね」
「逆に結人も強いね」
「それなりに出来るだけですよ」
「あの2人マジ強者なんだけど、何俺ら3回負けてね??」
「賢治、3回とも最初に負けたもんね」
「いつもそれなりに勝ってきた賢治がね。まぁ、俺と菜月も人の事言えないけどな」
「透、あれマジの顔してるわ」
「ぇ、そうなんですか?透さん、意外こーゆうのって手抜きそうだと思ってたんですけど」
「ぁ、真斗、前湊斗さんが言ってたじゃん、「透はゲーム強い子には無意識には力使ってるから」って言ってたじゃん」
「そうだった、尚也。ありがとう」
何て言う会話が聞こえてきてちょと、嬉しいなぁ、何て思いながらもう1回戦やろうとトランプを纏めていたら、透さんに質問をされた。
「結人、質問良い?」
「?はい、どうぞ。答えれる質問なら」
「そのさ、俺今日の結人しか知らないからズバッと言えるんだけど、何で蘭夜からの告白の返事しないの?」
「、、、、、、、、ぇ?」
その質問にその場の空気が固まり、俺はビックリで硬直してしまった。だが、いち早く元に戻って、聞き返した。
「何で告白の返事をしないか、ですか?」
「うん、今日1日を見て蘭夜の事好きなのに、何で返事しないのかなぁ~、って」
「、、、、気付いてたんですか??」
「うん、蘭夜に対する態度とか、あとは空気感的に?」
「その、蘭夜が言ってるかどうかは知らないんですけど、その蘭夜は俺が蘭夜の事恋愛的に好きだって知らなくて」
「それで、恋愛的に好きにさせたり、恋愛的に意識させるまでは告白の返事は要らないって」
「結人本人に言ってるんですよ。だから、多分今言っても僕らの予想だと、」
「「ホンマに俺の愛と言う愛を捧ぐまでは告白の返事は受けとらへん、それに俺のアプローチはまだまだ続くからな」、とか言いますよ。長年の付き合いでこれぐらいは分かります」
そうテンポ良く喋る3人にちょと面白いな、何て思いながら、透さんの方を見る。
「マジかぁ、蘭夜、結人にそんな事言ったんだ。だけど本当は結人も蘭夜の事が?」
「小学生ぐらいからずっと大好きですよ。恋愛的に」
「そうだよなぁ、、、、、、、、あのさ、もう1つ質問良い?」
「はい、どうぞ」
「これは本当に俺の予想、違ったらごめん」
「もしかして、結人って告白の返事、本当はしたくないとか、ないよね?」
「、、、、ぇ、ドキッ」
そう真剣で鋭い目付きで俺を見て言う言葉で確信を突かれてしまった。と、言うより図星だったのかもしれない。
何でって?それは、蘭と居るのは好きだし楽しい、だけどもし返事をして付き合ったら、とかそれよりも後の事を考えると、
「、、、、今の関係性を壊したくないんです」
「壊したくない?、今の、蘭と結の」
「、、、、家族としての??」
「、、、、うん」
尚也先輩の質問にコクッ頷く。
「多分、怖いんだと思うんです。もし付き合っても別れたら、家族としての関係にちゃんと戻れるのか、って言う不安があるんです」
「一度違う関係になって仕舞えば、元の関係に完全に戻すなんて無理なんです。だから」
「、、、、結人は今を大事にしたい。家族としての時間を大切したいって事か」
透さんにそう言われて俺は「はい」と小声で返事をした。するとすかさず、透さんが、
「、、結人はまだ見えてないんだな、未来が」
「未来?」
「あぁ、蘭夜と一緒になってる、まぁ付き合ってる、結婚してるって言う未来の景色が見えてないんだよ」
そう言われて俺は想像してみた、蘭と付き合ってる事とか、結婚してる景色を想像してみた。
「ぁ、と言ってもそれは意識的に想像してるから、ダメ。俺が言いたいのは、無意識に未来を見ようと意識しないといけない」
「「「「「「「無意識に未来を見ようと意識する??」」」」」」」
「そう、これは俺の考えなんだけど、これは恋の境界線戦って思ってる。好きな人との今、その関係を大事にしたいのが恋、好きな人との未来、次の関係を見ようと無意識状態で意識するのが愛、って俺は思ってる」
「だから、もし、結人が無意識のうちに蘭夜との未来を意識して見れたらそれは多分、うん完全に受け入れた合図で、告白の返事をするタイミングかもな」ナデナデ
そう言って俺の頭を撫でて立ち上がってキッチンの方に向かった透さん。俺は、言われた事を考えながら、硬直してしまった。
「恋の境界線、、、、そっか、そうなんだ」
「透、良い事言うわ。確かに今まで付き合った人、無意識に未来を見えなかったわ。だから、別れたのか」
「麻穂さん、無意識に爆弾発言しないで下さい」
「て事は、蘭夜は見えたのかな、未来」
「見えたんじゃないですか?ほら、蘭君先輩って結の事大好きでしたけど、ちょと一線引いてた部分ありますし」
「晴樹、言う時は本当に言うよな、俺ちょと感激するわ」
「多分僕以上に晴樹って毒舌なんだろうけどね」
何て会話を聞きながら、俺は想像した。まだ見えてない無意識のうちに未来を見ようと意識して見えたのなら、俺は告白の返事をしようと本当の意味で決意するのか。そう思っていたら、ある答えに行き着いた。
「そっか、蘭はどんな関係性になっても、俺と乗り越えれるって確信を得れたんだ」
「、、、、どゆこと?」
「ちゃんと説明出来るか、分かんないけど、その蘭はあんな性格だけど人一倍物事考えて行動して結構ビビりな部分あるんだ。だから、多分蘭は俺と同じで最初は今の関係性を壊したくないって思ってたんだと思う」
「だけど、未来を見ようと無意識で意識して見た未来と俺に告白した2つで多分、多分だけど、俺とどんな未来になっても歩めるって分かったんじゃないかな」
「そっか、真斗、蘭夜が告白したって言った時はビックリしたけど、でも納得もしたよな?どんな関係性になっても乗り越えれる自信と確信を持った目をしてたから」
「あぁ、尚、蘭の恋バナ聞かされてたから、告白したって言われた時、何か母親目線で感動しちゃったけどな」
「ぇ、分かる。僕らも告白されたって結人から聞かされた時は、ちょとイラって来ましたもん。何、人の幼馴染に告白してんじゃ、って」
「まぁ、相手産まれた時からの付き合いの家族何ですけどね」
「俺ら到底蘭夜君に勝てれないんですけどね」
「、、、、結人、そう思える事、意識出来る事は良い事だよ。多分、結人にも見えるよ、蘭夜と過ごす未来が、蘭夜と乗り換える未来がね」
「、、、、、、、、はい」
そう俺は返事して笑った。多分、ちょと気持ちが落ち着いた。告白の返事って言う事を考えてたら、いつ告白すれば良いんだ、このタイミングか!?とか思ってるより、未来が見えた時にその時に考えれば良いんだって思わされた。だから、今日は、いやまだ少しは告白の返事はしなくて良いよね?
何て思っていたら、沢山のパンが入った袋を持って帰って来た蘭達が別荘の中に入って来た。俺はそれを笑顔で蘭達に話しかける。因みに凛花姉さんは寝ぼけながらも悠司さんの迎えを喜んでました。
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