席替えから始まる学園天国

蒼 空馬

文字の大きさ
42 / 118
ミツハナ脱退編

お流れ

しおりを挟む
※プールでのマナー違反行為はやめましょう。以下、あくまでも小説内の行為です。

 帆乃花ちゃんが浮き輪の中、俺は浮き輪につかまり、流れに任せてぷかぷかと浮かぶ。
 たわいのない話をしながら流水プールを一周回って気づいたことは、暗く死角になる場所には警備スタッフがいないこと、そしてそこではカップルが何やらあやしい行動をしていることだ。

「ねえシュウゴくん。次は浮き輪なしで一周しようよ」
「ん? そうだね」
 
 浮き輪につかまっているだけだと帆乃花ちゃんに触れられない。浮き輪なしの方が身体に触れられるチャンスがあるだろう。
 
 浮き輪をプールサイドにおき再び水に入る。流れはゆるい。足をトントンとし前に進む。
 
 暗い場所に着くと二十歳くらいの一組のカップルが流れに留まり熱いキスをしていた。水面の中はどうなっているかわからないが、キスの合間からもれる吐息、女の表情からしてあやしい。
 
 俺も帆乃花ちゃんとアレしたいぞ。
 
 帆乃花ちゃんの反応を見ようと、軽く後ろから抱きついてみる。

「もうダメ」
 
 このダメは『ノー』というダメではないだろう。
 背後から左手を帆乃花ちゃんの腰に回し、右手は帆乃花ちゃんの柔らかい胸を水着越しにつかんだ。
 加えて下半身を帆乃花ちゃんのお尻に押し付けると、割れ目がはっきりと感じられた。。
 
 帆乃花ちゃんは俺の腕をすり抜けクルッとこっちを向き俺の首に腕を回してきた。
 
「ふふっ。私とキスしたい? それとも……」
 
 最後までしたいです。

 もう一度ギュッと帆乃花ちゃんを抱きしめ、キスをする。
 帆乃花ちゃんが脚を浮かせ俺の腰に巻きついてきた。キスをしたまま駅弁スタイルで流れていく。

「シュウゴくん、大きくなってるよ」
 
 この体勢にしたのは帆乃花ちゃんでしょ。

「帆乃花ちゃんに入れたい……」
「私もシュウゴくんに……」
 
 その時だ。

「このクソガキ!」
 
 後ろでイチャイチャしていたカップルの男が大声を出した。
 
 黒い影がヌーッと俺たちに近づいてきたと思ったら、目の前で男児が顔を出した。小学校の高学年くらいだろうか。
 
 男児が再び水に潜ったと思ったら、帆乃花ちゃんの悲鳴が聞こえた。

「きゃ!」
「どうした?」
「お尻触られた」
 
 あのガキか!?
 男児はスーッと水面を泳ぎ前の女子二人組を触る。

「やだ、胸触られた!」
「ちょっとスタッフさん!」
 
 二人組が大声で警備スタッフを呼ぶ。
 
 ああ、スタッフが来てしまう。帆乃花ちゃんにくっつくのはおしまいにしておこう。
 俺は帆乃花ちゃんの隣の位置で、手を握った。

「ふふっ。久しぶりに手をつなぐのも良いね」
 
 そうなんだけど、もっと帆乃花ちゃんとエッチなことしたかったよ。

「ねえ、シュウゴくん。暗闇でイチャイチャするのってドキドキするね。今度、学校に忍び込んでしちゃう?」
 
 それ最高のシチュエーションです!

「やだー、そんな顔して。するのはキスまでだよ」
 
 はあー、やっぱりですよね。

「暗闇じゃないけど、夕焼けが差し込む教室でキスとか、保健室のベッドでキスとか、図書室の本棚の陰でキスとか良いな。二学期はどれか実現させようね」
 
 そう言い、帆乃花ちゃんは俺の頬にキスをした。
 
 も、もう我慢ならん。
 
 俺はあたりを見回した。ライトアップされている分、逆に暗い場所も多い。
 
 おおっ、あそこにちょうど良い物陰が。

「帆乃花ちゃん。暗闇でドキドキイチャイチャ、もう一度だけ」
「えー、もうしょうがないな」
 
 帆乃花ちゃんの手を引っ張り建物と建物の間のくぼみに入る。ここなら邪魔は入らないだろう。
 帆乃花ちゃんを壁に押し付け舌を絡める。
 さすがにここで水着を脱がすわけにはいかないため、帆乃花ちゃんを壁に手をつかせ、背後から水着に手を入れ胸を触った。
 水着がきついためか、帆乃花ちゃんのせっかくの柔らかい胸も揉みにくい。下はというと、湿っているが、それはプールの水気だろう。
 指を割れ目に入れると帆乃花ちゃんが可愛いボイスで声をもらした。

「あん」
 
 そのまま、指を動かしクチュクチュと音をならせる。

「んん……ねえシュウゴくん。あの部屋…… あけみっちのマンションみたいになってたらどうする……?」
 
 な、なに!? そりゃいかん! 友巴ちゃんが危ない!

「もう戻ろうか」
「そうだね。続きはまた今度しよ」
 
 めちゃくちゃ残念だが、ヒデキが友巴ちゃんに手を出すことはぜったい許さん!

 俺はがっくり肩を落としつつも急足で戻った。帆乃花ちゃんの手をぎゅっと握りながら。

 貸切ルームに近づくにつれ、ヒデキと藤木さんの声が聞こえてくる。
 
 扉を開けると、ヒデキと藤木さんがデュエット曲を歌っていた。
 
 この部屋、カラオケまであったんか。

「シュウゴ。ホノカの手引っ張って建物の陰に連れて行ったでしょ」
 
 なに? ここは監視カメラ映像が見られるのか?

「いやそんなことは……」
「ここのバルコニーから丸見えだったよ。ちょっとしたら残念そうな顔をしてこっちに向かってきたけど」
 
 おいおい、サッチのやつ、バルコニーでそこまで見ていたのか。

「ねー。トモハも見たよね」

 友巴ちゃんも見ていたのか……。
 
 結局、その後は全員でカラオケをしながら夕ご飯を食べ、バルコニーから遊園地の打ち上げ花火を見てこの日は終了、そして俺の高二の夏休みも終了したのだ。

 そして二学期。いつもの四人、ヒデキ、藤木さんにあけみっちも加えた七人の関係が大きく動き出す……。

「ねえみんな。あけみっちが、もしかすると学校休むかもって」

 え!? そうなの?

 サッチが新学期早々、驚きのニュースを持ってきた。

 体調でも悪いのか?

「まだ先のことらしいし、休まないかもしれないけど、わかるのは合宿から五週間から六週間後くらいだって」
「サッチ。合宿からってどういう意味なの?」

 帆乃花ちゃんが訝しがる。

「んー、よくわからない。でも合宿から五週間から六週間後ってもうすぐだよね」
 
 俺にはよくわかる。合宿後、すっかり忘れていた女王様の命令が記憶に蘇る。
 
 ガラガラ

「みんな、おはよー。夏休みは楽しい思い出できたかな?」

 その女王様が元気に入ってきた。

「あけみっち、体調は悪くなさそうだね。良かった」

 帆乃花ちゃんが隣でつぶやく。

「ん? シュウゴくんの方が顔色悪いみたいだけど大丈夫?」
「んん。大丈夫と言ったら大丈夫だし、ダメと言ったらダメかも……」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

妹の仇 兄の復讐

MisakiNonagase
青春
神奈川県の海に近い住宅街。夏の終わりが、夕焼けに溶けていく季節だった。 僕、孝之は高校三年生、十七歳。妹の茜は十五歳、高校一年生。父と母との四人暮らし。ごく普通の家庭で、僕と茜は、ブラコンやシスコンと騒がれるほどではないが、それなりに仲の良い兄妹だった。茜は少し内気で、真面目な顔をしているが、家族の前ではよく笑う。特に、幼馴染で僕の交際相手でもある佑香が来ると、姉のように慕って明るくなる。 その平穏が、ほんの些細な噂によって、静かに、しかし深く切り裂かれようとは、その時はまだ知らなかった。

小学生をもう一度

廣瀬純七
青春
大学生の松岡翔太が小学生の女の子の松岡翔子になって二度目の人生を始める話

ビキニに恋した男

廣瀬純七
SF
ビキニを着たい男がビキニが似合う女性の体になる話

プール終わり、自分のバッグにクラスメイトのパンツが入っていたらどうする?

九拾七
青春
プールの授業が午前中のときは水着を着こんでいく。 で、パンツを持っていくのを忘れる。 というのはよくある笑い話。

セーラー服美人女子高生 ライバル同士の一騎討ち

ヒロワークス
ライト文芸
女子高の2年生まで校内一の美女でスポーツも万能だった立花美帆。しかし、3年生になってすぐ、同じ学年に、美帆と並ぶほどの美女でスポーツも万能な逢沢真凛が転校してきた。 クラスは、隣りだったが、春のスポーツ大会と夏の水泳大会でライバル関係が芽生える。 それに加えて、美帆と真凛は、隣りの男子校の俊介に恋をし、どちらが俊介と付き合えるかを競う恋敵でもあった。 そして、秋の体育祭では、美帆と真凛が走り高跳びや100メートル走、騎馬戦で対決! その結果、放課後の体育館で一騎討ちをすることに。

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

処理中です...