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ミツハナ脱退編
キス指南編
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翌日、ココアに行く前に職員室に向かった。
「角倉先生、ちょっと相談があるんですけど」
他の先生の前ではあけみっちとは呼べない。
「ん? ここで話せない内容なら音楽室に行く?」
「はい……」
がらんとした音楽室。グランドピアノが端に置いてあるだけで、あとはほぼ床だ。
あけみっちはピアノの椅子に座り、俺はパイプ椅子に座った。
「で、相談って?」
あけみっちは短いタイトスカートで脚を組み、ニコリとする。
俺でなければトロけてしまうムッチリ太ももとエンジェルスマイルだ。上と下のギャップが激しい。
「あけみっちにしか相談できない内容で……」
「私にしか? ふふっ、勉強のことかしら?」
「いや、そうじゃなくて……」
「じゃあ、進路のこと?」
「それでもなくて」
「ふふふっ。わかってるわよ。男と女のことでしょ」
俺はコクっと頷いた。
最初からわかっていて、わざとはぐらかせていたな。
「その……、女子を喜ばせるキスってどんなものかって……。あけみっち以外に教えてもらえる人がいないから……」
本当はキスよりも先のことも聞きたいんだけど。
「いいわよ」
あっさり答えるあけみっち。
「こっちにきて座って」
あけみっちは立ち上がり、自分の座っていた椅子を俺に譲った。
俺は、ピアノ横のその椅子に座った。
「いい? ひとえに女を喜ばせるキスと言っても、私が好きなキスと高校生が好きなキスは違うし、高校生でもそれぞれ好きなキスは違う。だから、相手の反応をみて最高のキスを見つける必要があるの。私が教えてあげるというよりも、ヒントをあげるわね」
「ヒント?」
「そう。まずは、女子共通のことね」
「はい」
「あたりまでだけど、口臭に気をつけること。それに唇がカサカサなのはダメ。唇は清潔にね。あとは、嫌がるそぶりをしたらすぐ止めること。中にはディープキスが嫌な人もいるからね」
うーん、今までご飯の後、歯磨きをしてからキスしていたかと言うとしていない。唇のケアもしたことがない。
まあ、だが友巴ちゃんや帆乃花ちゃんとはディープキスを何度もしているが、嫌がるそぶりはしていないからそれは大丈夫だろう。
「嫌なことを嫌と言えない人もいるから、それとなく確認しないとダメよ」
「そ、そうなんだ」
二人の本音はどうなんだろうか?
「ここからは、キスのテクニックね。さっきも言ったけど、その人に合わせたキスをすること。目をつぶって」
「え? 俺が?」
あけみっちがニコリとしてうなずく。俺は言われるがままに目を閉じた。
「目は閉じたままね」
左頬に手のひらが触れてきた。
その瞬間、ゾワッと毛が逆立つ。
そして俺の唇に軽くあけみっちのぷっくりした唇が軽く触れてきた。
これまであけみっちとのキスは、結構激しいものだったから、新鮮だった。
いったん唇が離れ、再び軽く触れてきた。
今度は、右頬にも手が添えられる。
加えて、唇同士が軽くふれた後、あけみっちは唇をふわりと押し付けてきた。
視覚が閉ざされているため、唇の感触に神経がいくが、それ以上に手が添えられた頬の感触が顔の血をのぼらせる。女子が、よく言うときめくとはこのことだろうか。
「シュウゴくんのことが好き」
耳元であけみっちがささやく。再びゾワッと全身の毛が逆立つ。
「いい? キスは唇を重ねるだけじゃないの。相手の心をとろけさせることが大事よ。唇を少しひらいて」
俺は、口を軽めにひらいた。
「まだ目を開けたらダメよ」
あけみっちの口が俺の口を軽く包む。そして、舌先を軽く入れ、俺の舌に絡ませてきた。
俺も呼応し、舌を動かす。次第に唾液の音が耳に入り興奮してくる。
「どう? 君、少し目がとろんとしてるわよ」
俺はいったん目を開け、あけみっちを見た。
確かに、あけみっちともっともっとキスをしたいという気持ちになっている。
それどころか、あけみっちの薄いピンクの唇がアソコに見えてきてそれ以上のことも……。
「ふふっ、じゃあまた目を閉じて」
「え? また?」
「そう。まだ序の口よ」
まだ序の口なんだ。
俺は躊躇することなく再び目を閉じた。
すると今度は、手のひらが両耳に当てられた。周りの音が消え、俺の視覚と聴覚が同時に無になる。
いつもと異なる状況に頭が追いつかないうちに、唇に唇が触れる感触がした。
不思議とさっきよりも唇の感覚が敏感になっている。
「あ……」
思わず声を漏らしてしまった。
あけみっちが舌を少し入れてきた。そして引っ込めては入れてを繰り返す。
あけみっちは、俺の耳に当てていた手をどけ、耳元でささやく。
「ふふっ。ある程度経験のある女子はね……舌の出し入れが、男子のアソコが入ってくることを想像しちゃうの。特に視覚、聴覚が奪われた時はね。今度は、君が私の視覚と聴覚を奪う番」
俺はあけみっちの両耳を塞ぎ、顔を傾け軽くキスをした。
そして、あけみっちの閉じた唇を開けるように舌先を挿入した。
まるであけみっちの秘所を俺のアソコでこじ開けるように。
舌を出し入れさせ、あけみっちの舌に絡ませる。
「んん……はぁ……」
あけみっちが甘い吐息を漏らす。
思わず、あけみっちの胸を鷲掴みしてしまった。
「もう。今日はここまでね。また今度、女子がとろけるキスの仕方教えてあげるわ」
あけみっちが俺の身体を離し、そう言った。
「もうおしまい?」
「キスはね。でもついでに胸の揉み方教えてあげる。君、力任せだから。こっちに来なさい」
す、すみません……。
あけみっちが音楽室奥の準備室に向かった。
「ここなら人に見られないわ」
「角倉先生、ちょっと相談があるんですけど」
他の先生の前ではあけみっちとは呼べない。
「ん? ここで話せない内容なら音楽室に行く?」
「はい……」
がらんとした音楽室。グランドピアノが端に置いてあるだけで、あとはほぼ床だ。
あけみっちはピアノの椅子に座り、俺はパイプ椅子に座った。
「で、相談って?」
あけみっちは短いタイトスカートで脚を組み、ニコリとする。
俺でなければトロけてしまうムッチリ太ももとエンジェルスマイルだ。上と下のギャップが激しい。
「あけみっちにしか相談できない内容で……」
「私にしか? ふふっ、勉強のことかしら?」
「いや、そうじゃなくて……」
「じゃあ、進路のこと?」
「それでもなくて」
「ふふふっ。わかってるわよ。男と女のことでしょ」
俺はコクっと頷いた。
最初からわかっていて、わざとはぐらかせていたな。
「その……、女子を喜ばせるキスってどんなものかって……。あけみっち以外に教えてもらえる人がいないから……」
本当はキスよりも先のことも聞きたいんだけど。
「いいわよ」
あっさり答えるあけみっち。
「こっちにきて座って」
あけみっちは立ち上がり、自分の座っていた椅子を俺に譲った。
俺は、ピアノ横のその椅子に座った。
「いい? ひとえに女を喜ばせるキスと言っても、私が好きなキスと高校生が好きなキスは違うし、高校生でもそれぞれ好きなキスは違う。だから、相手の反応をみて最高のキスを見つける必要があるの。私が教えてあげるというよりも、ヒントをあげるわね」
「ヒント?」
「そう。まずは、女子共通のことね」
「はい」
「あたりまでだけど、口臭に気をつけること。それに唇がカサカサなのはダメ。唇は清潔にね。あとは、嫌がるそぶりをしたらすぐ止めること。中にはディープキスが嫌な人もいるからね」
うーん、今までご飯の後、歯磨きをしてからキスしていたかと言うとしていない。唇のケアもしたことがない。
まあ、だが友巴ちゃんや帆乃花ちゃんとはディープキスを何度もしているが、嫌がるそぶりはしていないからそれは大丈夫だろう。
「嫌なことを嫌と言えない人もいるから、それとなく確認しないとダメよ」
「そ、そうなんだ」
二人の本音はどうなんだろうか?
「ここからは、キスのテクニックね。さっきも言ったけど、その人に合わせたキスをすること。目をつぶって」
「え? 俺が?」
あけみっちがニコリとしてうなずく。俺は言われるがままに目を閉じた。
「目は閉じたままね」
左頬に手のひらが触れてきた。
その瞬間、ゾワッと毛が逆立つ。
そして俺の唇に軽くあけみっちのぷっくりした唇が軽く触れてきた。
これまであけみっちとのキスは、結構激しいものだったから、新鮮だった。
いったん唇が離れ、再び軽く触れてきた。
今度は、右頬にも手が添えられる。
加えて、唇同士が軽くふれた後、あけみっちは唇をふわりと押し付けてきた。
視覚が閉ざされているため、唇の感触に神経がいくが、それ以上に手が添えられた頬の感触が顔の血をのぼらせる。女子が、よく言うときめくとはこのことだろうか。
「シュウゴくんのことが好き」
耳元であけみっちがささやく。再びゾワッと全身の毛が逆立つ。
「いい? キスは唇を重ねるだけじゃないの。相手の心をとろけさせることが大事よ。唇を少しひらいて」
俺は、口を軽めにひらいた。
「まだ目を開けたらダメよ」
あけみっちの口が俺の口を軽く包む。そして、舌先を軽く入れ、俺の舌に絡ませてきた。
俺も呼応し、舌を動かす。次第に唾液の音が耳に入り興奮してくる。
「どう? 君、少し目がとろんとしてるわよ」
俺はいったん目を開け、あけみっちを見た。
確かに、あけみっちともっともっとキスをしたいという気持ちになっている。
それどころか、あけみっちの薄いピンクの唇がアソコに見えてきてそれ以上のことも……。
「ふふっ、じゃあまた目を閉じて」
「え? また?」
「そう。まだ序の口よ」
まだ序の口なんだ。
俺は躊躇することなく再び目を閉じた。
すると今度は、手のひらが両耳に当てられた。周りの音が消え、俺の視覚と聴覚が同時に無になる。
いつもと異なる状況に頭が追いつかないうちに、唇に唇が触れる感触がした。
不思議とさっきよりも唇の感覚が敏感になっている。
「あ……」
思わず声を漏らしてしまった。
あけみっちが舌を少し入れてきた。そして引っ込めては入れてを繰り返す。
あけみっちは、俺の耳に当てていた手をどけ、耳元でささやく。
「ふふっ。ある程度経験のある女子はね……舌の出し入れが、男子のアソコが入ってくることを想像しちゃうの。特に視覚、聴覚が奪われた時はね。今度は、君が私の視覚と聴覚を奪う番」
俺はあけみっちの両耳を塞ぎ、顔を傾け軽くキスをした。
そして、あけみっちの閉じた唇を開けるように舌先を挿入した。
まるであけみっちの秘所を俺のアソコでこじ開けるように。
舌を出し入れさせ、あけみっちの舌に絡ませる。
「んん……はぁ……」
あけみっちが甘い吐息を漏らす。
思わず、あけみっちの胸を鷲掴みしてしまった。
「もう。今日はここまでね。また今度、女子がとろけるキスの仕方教えてあげるわ」
あけみっちが俺の身体を離し、そう言った。
「もうおしまい?」
「キスはね。でもついでに胸の揉み方教えてあげる。君、力任せだから。こっちに来なさい」
す、すみません……。
あけみっちが音楽室奥の準備室に向かった。
「ここなら人に見られないわ」
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